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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • 誰にだって勝つ権利はある
  • 難しいのはその行程

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

難しいのはその行程

最終更新:2010年10月20日 18:16

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だれでも歓迎! 編集

誰にだって勝つ権利はある/難しいのはその行程 ◆NaLUIfYx.g


「シャナはこ――や!」
「小――さいよ!」
「――かせたらまたケガ人放って――」
「今度は助けて――」
「うるさいうるさいうるさい!」

ずっと、このまま静まり返るであろうこの病院内に、新たな声が聞こえた。
ブルーとイヴは第三者の声により、意識を覚醒、互いの手を握り合う時間は終わりを告げた。
イヴの涙も止まっている。そこでようやく自分の腹の傷に気付いた。
正常な落ち着きを取り戻したのだろうか、ズキズキと痛みだす。
イヴは無言で服の腕部分を破り、臨時の包帯代わりとした。
一方のブルーは上へと注意を払う。
声の質から男と女、位置はこの上の階。
ブルーは二階にいるという事だけで内心焦った。

(まさか……双葉が生きている?)

いや、あれはもう死んだはず……
ブルー自身は確かに殺したと思っている。しかし死んでいると確認を取ったわけでもなく、不安に駆られる。
頭がこんがらがって来る自分を落ち着かせる為、一回深呼吸を取る。
古い空気と不安が吐き出されて、新たな空気と落ち着きが流れ込む。
あれこれ考えてしまっては埒があかない。
今考えるべき事は最悪な展開で、尚且つ今に至るような出来事。

つまり、ブルーは双葉を殺し損ねたのだ。だがあの傷は致命傷ないし重傷、これは間違いない。
そして私と擦れ違うようにして2人組が双葉を見つけ、手当をした。
今言い争ってるのはどちらが双葉の面倒を診て、どちらがここに来るか、だ。

(よく浮かぶものね……)

パッパ浮かぶ自分に感心するブルー。が、どうもそう呑気にしている場合でもない。
ようはここに人が来るのかもしれない。さすがにこの状況を見たら、自分とイヴは殺人者に思われる(尤も実際そう違わないのだが)。
それはマズい。相手によってはすぐに殺しにかかるかもしれない。
そう考えると上で討論をしだしたのは幸いであった。
まぁこれで双葉が死んでいるのならもっとよいが、あまり期待してはいけないだろう。
では今すべき事はなんだ? それはここから脱出、及び敵から逃げる事。
となるとこんな所で油を売っている暇はない。

「逃げるけどいいかしら?」

確認を取りながらも、ブルーは上半身と下半身が真っ二つになっているビュティの近くに歩み寄る。
正直、見たくない。故にブルーは自然と片目を閉じて細目になる。
そして血の池の中に転がり落ちているランドセルを自分の服につかないようにそおっと持ち上げた。

「私はブルーさんに従います……」

と言うイヴの目の前に放り投げる。
同じ要領で傘も。

「ありがとう、じゃあそれ持ってすぐに逃げましょ」

坦々と説明するブルー。
本当はもう少し色々したいのだが今は1秒も時間が惜しい。
イヴはブルーの意図に気付いたのか、傘をビュティのランドセルに入れて、そのままそれを空いている胸にかけた。
簡潔に言うと荷物持ち役となったのだ。まぁ4歳児に持たせるのも酷だが……

「それじゃ行キャッ!?」

ブルーが走り始めようとしたその時であった。
イヴはそのままブルーを両手で持ち上げて颯爽と廊下を走り始めた。
いくら4歳児の体であろうと、実質はイヴより年上、そんな子にお姫様抱っこをされるのはやや恥ずかしいご様子。
ブルーの顔は徐々に赤く変わっていく。
それでもまぁ、ブルーにとっては予想外であったのか、その速さは自分が走るよりも速く、ちょっと得した気分になった。
まぁ乗り心地とかそういった文句は一切なしだ。
これはイヴが思ってくれての行為、大人しくするのが一番だろう。
2人は病院と外を結ぶ扉を通り抜け、再度太陽の日差しを浴びる事となった。
イヴは考えもなくとりあえず病院から離れるように走り去る。
ブルーとて行き先を決めていたわけではない。
今はここから離れるだけ。行き先など四の五、後々決めればよい。
ブルーはチラッと病院の方を見た。
あそこには一人ないし二人死んでいる、出会って一時間足らずで廃病院が曰く付きの廃病院へと変わってしまったのだ。
その原因となったのは自分。一瞬背筋がゾクリとしたが、それを笑みへと変える。

(大丈夫、私ならやれる……絶対にやれるんだから!)

 *  *  *

何分走ったのだろうか?
穏やかに感じる風、木々の間に入り込む陽の光、どれも心地よかった。
そのような感じていると時間の流れというのは忘れてしまう。
相変わらずブルーはイヴに抱き抱えられ、静かにしていた。
後ろから追って来る様子もない。とりあえず逃げ切れた……のだろうか?
と、不意にイヴの動きが止まり、ブルーは現実にへと覚醒される。
降ろされ、再び地面の感触を味わう。
目の前には工場が立ち聳えていた。
ブルーは自分のランドセルから地図を取りだし現在地の確認をとった。

(ふむふむ、西に来たようね)

病院とここの工場は大体一マス程度、つまり約1km。
それならばこんな短時間(実際何分かかったのかブルーにはわからないが)で着くにも納得が出来る。

「ブルーさん、どうしましょう?」

イヴが隣りで聞いて来る。
肩を上下に動かし、呼吸をするにも忙しそうだ。
無理もない。大人の男性なら先程の行程の半分ぐらいで音をあげるだろう。
それゆえに悪い事をしたかな……とブルーは思った。
結論から言うと、この工場には「入りたい」だ。
やはり疲労感もあるし、休憩をとるにしても室内の方が幾分マシである。
何よりイヴの服や髪にこびりついている血をなんとかしたかった。
問題は一つ、『中に人がいるかどうか』
この殺し合いに乗っている人は最悪であるし、例え乗っていなくてもイヴの格好を見てどう思うか……
言い訳はできる、バレないような演技も自信がある。
後は自分らの運とミスらないか、だけ。

(こんな所でうじうじしても仕方ないわね……)「行きましょ、でも気をつけながらね」

今更悩んでも仕方ない。もう前に進むしか道はない。
一応イヴに注意を促して、2人は工場の中へと入って行った。

 *  *  *


「結局見つかりませんでしたね……」

フェイトは落ち込んでいる光子郎を慰めるかのように喋り、パンを一かじり。

「ん、そうですね……」

素っ気ない返事をし、余計に落ち込む光子郎。
結論から言うと、それといった成果はなかった。
2人で工場内を探し回ったがこの島から脱出出来るであろう鍵となる物は見つからなかった。
その間にも時間はお昼を過ぎ、作業に夢中だった光子郎の腹の虫が鳴り始めたのを機に、食事へと移った。
その結果がこれである。
ろくに会話もせず、頭の中で考え事に没頭してる光子郎に、フェイトはちょっとだけ不満であった。

(食事中はのんびりした方がいいのに……)

口には出さない。いや出せなかった。
なんでか? と聞かれたら返答に困るが……
とにかくそのままでいて欲しいと願う自分がいるのもまた事実、寂しくないと言ったら嘘になるが、フェイトは光子郎の顔を見ながら食事を続けた。
一方の光子郎はそんなフェイトの気持ちなど知らず、ひたすら頭の中で理論を展開していった。

(この工場は間違いなくこの島に必要ななんらかのエネルギーの確認をとっている……
 だけどここにある電池はフェイク、偽者であろう)

そうしてパンをかじり、水を喉に流し込む。

(となると本物の電池が何処かにあるはずだ。多分他人に見つかりにくいような場所……。
 だけどそれが果たして何処なのか……)

光子郎はランドセルの中から地図を取り出し、広げた。

(普通に考えたら絶対に見つからないような場所。だけどなぜだろう。
 そんな場所にはない、と思ってしまう。何らかの手段で確実に行けるような場所にあると思えてしまう……)

それは光子郎の持つ違和感。それが何を示すのかは彼にはわからない。

(だとしたら塔……か? いやいや家の中かもしれない。くっ……そう考えると候補が多過ぎる)

改めて建物の多さに光子郎は悩まされた。
そりゃあ相手だってそう簡単にわかるような場所には置かないだろう。
わかってはいるが、どうしようもないやるせなさに髪の毛をクシャクシャにした。


―カタッ―

小さい足音がした。
もちろんそんな小さな音など集中してる光子郎には聞こえない。しかし、フェイトは違った。
幸いここは入口からは死角、向こうは気付いていないはず。
フェイトは違った。
幸いここは入口からは死角、向こうは気付いていないはず。
フェイトは余計な音を出さないようにチョンチョンと光子郎の肩をつついた。

「ん? どうモグッ!?」

慌てて口を塞ぐフェイト。しかし、ここには自分らと侵入者だけ。
この空間に光子郎の声が響くのは当然であった。

「誰……?」

自分でもフェイトでもない声が聞こえ、ようやく光子郎は事態を把握した。
相手は女の子……それも相当若い。

「ねぇ……いるよね? ……何で返事してくれないの!?」

その悲痛な叫びに相手を想う気持ちが表れたのか、この場から出てこうとするフェイトを、光子郎は素早くそれを止めた。
「でも……」と言いたげなフェイトを目で「もう少し待とう」と訴える。

(罠であるかもしれない。ここはもう少しだけ様子を見た方がいい)
「もうやだ……怖いよ…………うわぁぁぁぁあああああん!!」
「お願いします……私達はこの殺し合いには乗ってません……」

先程の子が泣き始め、別の声が聞えてきた。
フェイトはその声に悪意がない事を判断、いや判断したかった。
再度光子郎に向かって目で訴える。
さすがにこのような状況になっては、光子郎も諦めがついた。

「僕達も乗っていません。だから落ち着いてください」

二人は入口の方へと向かった。

 *  *  *


光子郎とフェイトが見た二人は、体中血がびったりとついている少女と泣いている幼い子。
そのあまりの光景に一瞬光子郎はたじろいたが、フェイトがうまくカバーしてくれた。
その後光子郎達は中断していた食事を再開して、その間に二人の話を聞き出す事にした。
彼女達はどうやら隣りの廃病院で襲われたらしい。それをなんとかイブって子が命懸けで返り討ちで殺してしまい、そのまま逃げるかのようにここへと辿り着いた、という事になる。

「大変……でしたね」

フェイトが二人に声をかける。どう声をかければいいか解らず、中途半端な内容となってしまったが……
そのままブルーの方へと近寄ろうとするが、全身で怯え、イヴの後ろへと隠れる。
「ハハハ」とフェイトは苦笑いを浮かべた。
どうやら先の件で疑われてしまったらしい。
無理もない。四、五歳ぐらいの少女がこんな所場所に来るのがおかしいのだ。
しかし、このまま見過ごすのもやっぱり出来ない。フェイトにはそれがわかる。

「大丈夫……安心して」

その笑みは素敵だった。
光子郎もイヴもブルーもその天使のような笑みに一瞬心を奪われた。
彼女は再びイヴの背に隠れてるブルーに手を差し延べる。
大丈夫、信じればきっとわかる。覚えてる。最初は――

「ね? ブルーちゃん」

名前を呼ぶんだ、と。

「フェイトさんは……味方?」

微笑んだまま頷く。
それは、フェイトの手が小さい手と握手するのには十分な理由であった。
そしてブルーはそのまま光子郎の方へと向く。

「光子郎さんも……味方?」

それはブルーが歩んだ一歩、その一歩を光子郎はもちろん受け止めた。

「はい、もちろん味方ですよ」



 *  *  *


その後食事を終え、光子郎はイブに髪を洗った方がいいと言った。
奥に洗面所もある事だし、とフェイトが付け加える。
二人に促され「それでは……」と言うイヴと、元気になり「私もー」と言うブルーが奥へと進んで行った。
そして二人の姿が見えなくなった時、光子郎の顔は再び険しくなった。
そんな姿を見てフェイトは不思議に思い、口にする。

「どうしたんですか?」
「あ……いえ、ちょっと腑に落ちない点がありまして……」

光子郎は自分の思いをフェイトに伝える。

「正直僕はあの二人を疑っております」

予想外の言葉、衝撃の言葉にフェイトは開いた口が塞がらない。

「襲われたって言っても怪我してるのはイヴさんだけだし……何してもあの血の付き方がおかしいんです」

光子郎はそう言いながら体で表現する。

「普通に敵を殺しちゃったら……こう、返り血がどうあっても後ろ髪に付くのはおかしいんです……」

言われてみれば……と思うだが、それでもやはり光子郎の考えには疑問をもった。

「でも、だからってそんな嘘をついてると決めるのは……」
「……まぁそうですよね、すみませんこんな事を言ってしまって……」

頭を下げ、謝る光子郎に「いえ、気にしないでください」とフェイトは加えた。


 *  *  *


(フェイトさんは彼女らを信じてる……)

口ではああ言ったが、光子郎はやはり彼女らを疑っていた。
出会った時から持っていた違和感、それがなんとなくだがわかり始めた。
仮に傷がなかったとしても、襲われたら服は必ず汚れるはずだ。しかし、ブルーの子はそういった汚れは見つからなかった。

(だけどこれらはなんとでも言い訳ができる……)

これらは状況証拠、物的証拠ではない以上、光子郎は考える事しか出来ない。
敵はどっちだ? イヴか? それともブルーか? あるいは両方か?
出来る事なら疑いなくなかった。しかし、こういった場所ではちょっとした疑問点も必要以上に大きくなる。
仮に敵であったら、多分直接的には殺さないだろう。それだったら今こうして過ごせるはずがない。
ならば敵は何らかの手段を用いて自分らを殺して来るだろう。
それは防がないと……
その為にはフェイトに彼女らが敵であると認めさせる事だ。

(大丈夫……僕になら出来る)

相手の策略を看破し、それを裏手にとる。
肉体戦はからっきしだが頭脳戦となれば話は別だ。
さぁ……どうやってその正体を暴こうか…


 *  *  *


(やっぱり……光子郎さんは疑っている……)

表情でわかる。納得のいっていない表情だ。
このままではマズい。そうフェイトは思った。

(光子郎さんもちょっと疑ってるだけ……私がなんとかしなきゃ)

フェイトは自分に責任を負わせる。
この状況でブルー達と光子郎の仲を持つのはフェイト以外存在しない。故に責任感を感じてしまう。

(大丈夫……皆仲良くやっていける)

フェイトは考える。どうすれば光子郎の疑いが晴れ、皆仲良くなれるかを……
そしてフェイトには、それに加えもう一つ気にしなくてはならない事が出来た。
それは大切な仲間の存在。
今まで、自分達が本当に殺し合いをしているという実感が沸かなかった。
それは最初に光子郎と出会い、ここでずっと脱出策を練っていたから。
故に気にも止めなかった。皆、自分達と同じようにどうやってここから脱出するのかを考えているばかりだと思っていた。
だってそうでしょ? こんな所でなんで殺し合いをしなければならないの?
その思考は尤もである。普通の人間なら誰だって思ってしまう。
しかし、その思いは昼を過ぎてようやく打ち砕かれる。
彼女達――イヴとブルーに出会い、つい先程襲われた、と。
フェイトの考えは所詮理想論、儚くも一瞬で散ってしまう。
襲った相手はピンク色の髪であったので、少なく共自分の仲間ではない。
そうだ、私達の仲間はこんな殺し合いになんて絶対に乗るもんか。
しかしもう一方は?
殺し合いに乗った人に襲われて、もう……死んでしまったとか……?
思考が一瞬停止する。
自分達はデバイスという道具があったから今までやっていけた。そのデバイスがない今、自分達は普通の一般人とあまり変わらないレベル……
不意に頭の中でなのは達が死ぬ姿を思い描かれる。

ドクン

体が麻痺したかのように動かなくなる。心なしか呼吸も荒くなり、冷や汗をかく。
フェイトは必死に今の思考をゴミ箱の中へと放り投げた。

(大丈夫……皆も私と同じように仲間を作ってる、そうに違いない。)

しかし例えそうであったとしても、皆が生き残ってる確率は時間と共に減っていく。
そんなのは嫌だ。誰一人死んで欲しくない。
今まで一回たりとも考えなかった分、余計に強く思ってしまう。
それでも、それでもだ。
今やらなくてはならない事がある。それ以上にこちらの方が大事である。
光子郎さんも、ブルーちゃんも、イヴさんも、まだ出会って間もないが仲間である。
そりゃあなのは達を見捨てるのか? と聞かれたらそれは違う。しかし、ここで皆の仲が裂かれてしまうのも嫌に決まっている。
ここで自分が頑張らなければならない。自分の我儘なんて言ってはならない。
今フェイトがやらなくてはならない事――それは今の仲間を守り続ける事である。

(ゴメンね……皆……)

彼女は謝る。それしかなのは達へとやれる事が出来なかった。
そしてまた再会したら笑い合おう。これが新しい仲間、友達だと紹介しよう。きっと、出来る。


 *  *  *


(あの子、光子郎が要注意かも)
ブルーはイヴが髪を洗ってる間、状況を整理した。
フェイトに関しては多分大丈夫であろう。イヴと同じように心優しい人間である。
一方の光子郎も優しい人間ではある。人間ではあるのだが……

(頭が切れる人よね……)

ブルーは一瞬だが感じていた。光子郎が自分らに疑いの視線を浴びせていたのを……
となると当然始末しといた方が良いというわけだ。
フェイトという人員を確保したい今、自身らを疑う光子郎はもっとも邪魔な存在。
問題はそれをどうやってフェイトにバレないようにするか、だ。
なに、まだ時間はある。
向こうもそう下手な手は出せないだろう。
それに色々使える道具もあるし、何よりイヴという存在が大きい。
ブルーは考える。どのような作戦でいこうかと……


 *  *  *


さぁ、目標となる旗は置かれた。
一人は特化した『知略』で挑み、一人は特化した『想い』で挑み、一人は『仲間』と『道具』で挑む。
果たして誰が一番最初に辿り着くのだろうか?



【A-3/工場(ファクトリアルタウン)内/1日目/真昼】
【泉光子郎@デジモンアドベンチャー】
[状態]:健康、ブルーとイブを疑っている
[装備]:風の剣@魔法陣グルグル
[道具]:支給品一式(食料少し減)、ジャスタウェイ@銀魂
[思考・状況]
思考:どうしようかな……
第一行動方針:ブルーとイヴの本性を暴き出す
第二行動方針:フェイトをイヴとブルーから守る。
第三行動方針:とりあえず今後の動向について考える
第四行動方針:友人との合流
[備考]:光子郎は工場について以下の仮定を立てました。
1:この工場はなんらかのエネルギーが作動してるかどうかを確認している。
2:そのなんらかのエネルギーはここじゃない場所にある
3:そこは普通にしてたらわからないが、決して見つからないような場所ではない
尚1~3は誰にも話しておりません


【フェイト・T・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはA's】
[状態]:健康、やや不安、なのは達を心配
[装備]:バトルピック@テイルズオブシンフォニア
[道具]:支給品一式、マジックバタフライ@MOTHER2、さとうきびセイバー@ボボボーボ・ボーボボ
[思考・状況]
思考:どうにかしなきゃ……
第一行動方針:光子郎とブルー達を仲良くさせる
第二行動方針:皆と同行
第三行動方針:友人の捜索及び合流

【ブルー@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]:健康、落ち着き、4歳モード、光子郎を要注意人物だと判断
[服装]:白衣
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式(食料少し減)、チョークぎっしりの薬箱、年齢詐称薬(赤×4、青×3)、G・Iカード2枚(『聖水』、『同行』)@H×H、Lのお面@DEATH NOTE、ナース服
[思考]:一難さってまた一難ね……
第一行動方針:光子郎を要注意人物と判断、殺害を計画?
第二行動方針:生き残るためには手段を選ばない。自分の手も要所要所で汚す覚悟
第三行動方針:4歳児の外見を生かし、イヴを利用する。自分の身を守ってもらう。
なお、使える戦闘要員なら増やしてもいいが、足手まといが増えるのは困る。
第四行動方針:イヴには、自分の正体がバレないようにする(=年齢詐称薬の秘匿、説明書の効果時間に基づいた12時間ごとの薬の摂取)
第五行動方針:レッドやグリーン、イエローのことが(第二行動方針に矛盾しない程度に)心配
基本行動方針:バトルロワイアルからの脱出、元の世界への帰還(手段は問わない)
[備考]:ブルーは、ビュティが持っている傘に銃が仕込まれていることを知りました。また、イヴが持っているアタッシュケースが仕込み武器である可能性を強く疑っています。ブルーは、双葉を始末したであろうと思っています。

【イヴ@BLACK CAT】
[状態]:左腹部に銃創(応急処置済み)、全身に中程度の打撲、落ち着き、精神中消費、疲労感中
ビュティの返り血が服や髪に大量に付着、自分を許してくれたブルーに恩義以上のものを感じている。
[装備]:スタンガン@ひぐらしのなく頃に
[道具]:基本支給品一式(食料少し減)、アタッシュ・ウェポン・ケース@BLACK CAT、G・Iカード1枚(『左遷』)@H×H、ビュティの基本支給品一式、神楽の傘(弾切れ)@銀魂、コンマ@ボボボーボ・ボーボボ
[思考] 血、落ちるかな……。
第一行動方針:髪の毛を洗う
第二行動方針:ブルーに服従し、命がけで守る
第三行動方針:一休を見つけたら、懲らしめる
基本行動方針:この殺し合いを止め、脱出する
[備考]:アタッシュ・ウェポン・ケースの『捕獲用ネット』を使おうとして、間違えて『マシンガン』の引き金を引きました。今後、『マシンガン』のスイッチを間違えることはまず無いと思われます。
イヴとビュティ、二つランドセルを持っています。

≪114-1: はやてのごとく!~at the doll's theater~(前編) 時系列順に読む 117:ひとごろし(前編)≫
≪115: 少女が歩けば勇者にぶつかる 投下順に読む 117:ひとごろし(前編)≫
≪068: 疑問の扉、開く鍵 泉光子郎の登場SSを読む 120:これが僕なりの戦い方――泉光子郎の場合≫
≪068: 疑問の扉、開く鍵 フェイトの登場SSを読む 120:これが僕なりの戦い方――泉光子郎の場合≫
≪105: 救いの棟は紅く染まりて ブルーの登場SSを読む 120:これが僕なりの戦い方――泉光子郎の場合≫
≪105: 救いの棟は紅く染まりて イヴの登場SSを読む 120:これが僕なりの戦い方――泉光子郎の場合≫

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