atwiki-logo
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このウィキの更新情報RSS
    • このウィキ新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡(不具合、障害など)
ページ検索 メニュー
ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
ページ検索 メニュー
  • 新規作成
  • 編集する
  • 登録/ログイン
  • 管理メニュー
管理メニュー
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • このウィキの全ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡する(不具合、障害など)
  • atwiki
  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • Swan Song at Dusk (後編)

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

Swan Song at Dusk (後編)

最終更新:2010年03月01日 17:53

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

Swan Song at Dusk (後編) ◆sUD0pkyYlo



「…………チッ。仕方ないか」

キルアは何度目になるか分からぬ舌打ちをする。
死体を担いで、タワーから死角になる位置を通って街の外に出る――これが、案外大変なのだった。
ビルが密集して建っているため、タワーからの死角は多い。
けれど、道路があれば建物も途切れる。建物の高さも一定ではない。
所々に「展望室から丸見えになってしまう」場所が点在し、キルアの行く手を阻む。
建物の中を通り抜けたり、匍匐前進のように身を縮めて進んだり、時に引き返して方向転換したり。
ここまでは展望室から見えない範囲を移動できているとは思うが、しかし予想以上に時間が掛っている。
地図の上では、既にB-6エリアに入っているようだが、街の切れ目はまだ遠い。

「……仕方ないな」

改めて吐き捨てるように呟くと、肩の上の死体を担ぎなおして、キルアはビルの1つに踏み込む。
解体する寸前だったのか、テナントも何も全て出払った、廃ビル同然のビル。
迷いのない足取りでビルの1階ホールに踏み込んだ彼は、そして静かに振り返って言った。

「……出て来いよ。つけて来てるのは分かってるぜ。
 こっちも色々とストレス溜まってるんでね。気晴らしがてら、相手してやるよ」

        *     *     *

「……うふふっ。気付いてたのね」

少年に呼びかけられて一瞬目を丸くしたグレーテルだったが、すぐにいつもの微笑みを取り戻す。
声だけで応えながら、物陰を移動する。
何を思ってなのか、銀髪の少年が自ら入り込んだこのホール、グレーテルが奇襲をかけるには最適の環境だ。
廃ビルらしく、あちこちに搬出を待つ机や椅子が積み上げられている。隠れる障害物は沢山ある。
その上、カーペットも剥がされたこの広間は、声もやたらと反響する。喋り声からは正確な位置を掴み難い。
埃を被ったガラクタの間を音もなく移動しながら、彼女は挑発する。

「素敵ね、お兄さん。ずっと隙を窺ってたんだけど、とうとう撃てなかったわ。でも、もうこれで終わり」
「いいから出て来いよ。無駄なんだから。かくれんぼを楽しむつもりなら、殺気と血の臭いが強すぎるぜ」
「!!」

死体を肩に担いだまま、ホールの中央に立ったまま、銀髪の少年は淡々と呟く。
ガラクタの間を抜けて背後に回り込もうとしていたグレーテルは、その指摘に足を止めるが。

「……ふふふ。やっぱりあなたは私と同じ臭いがするわ。血と臓物の臭い。光より闇に馴染む魂。
 その子もあなたが殺したのでしょう? 私とあなたは、同じものよ」
「フン。そういうお前からは、ドブの臭いがするな。腐った裏路地の臭いだ。一緒にされちゃ、困るぜ」
「ふふふ。私、お兄さんのそういう所、嫌いじゃないわ。
 こんな出会いでなかったら、色々楽しいことも『試して』みたかったのだけど……残念、ね」

ひゅんっ。
楽しそうな言葉と共に、グレーテルは手にしたものを投擲する。
銀髪の少年は咄嗟に純銀のナイフを投げて迎撃するが――それは、グレーテルの狙い通り。
空中で刃物に貫かれたお手製の催涙弾は、泡と悪臭と共に毒ガスを撒き散らす。少年の頭上に降り注ぐ。
ホールは広いし空気の逃げ道がいくつもあるから、せっかくのガスもすぐに拡散してしまうだろう。
それでも咳き込ませ、涙で視界を奪うことくらい出来るはず。不意打ちを喰らわすことができるはず。
そう考え、銃を手に飛び出したグレーテルは……

「――残り1発、ってとこか? 1発なら死体を盾にかわせるから、撃ったらそれで最後だな」
「!?」
「ビンゴか。ホントは、そっちの気配や、見た感じの銃の重さからカマかけただけなんだけどね」

平然と、涙1つ流さずこちらを見据える少年の視線に、動けなくなってしまった。
モロに毒ガスを浴びたはずなのに。少しくらいは隙が出来るはずなのに。
自然体でいながらつけいる隙の見えない少年の構えに、グレーテルは呆然と呟くことしかできない。

「な、なんで……?」
「ん? ああ、さっきのボトルか? なに、物心つく前から『訓練』を受けて来た身だからさ。
 あんな、素人があり合わせのモノで調合したような『弱いガス』じゃあ、オレには効かないよ」

さらっと言う銀髪の少年。半ば金縛りのようになりながらも、グレーテルは必死に考える。
常人相手なら十分効果があるはずの毒ガスのボトルも、通用しない。塩酸のビンも、どれほどの使えるやら。
構えた銃は、見抜かれてしまった通りの残弾数1。
連射できれば勝機も無いでもなかったが、不意打ちに失敗した今、たった1発ではどうしようもない。
となると、残された武器は……。
グレーテルはゆっくりと、自分の右腕に左手を伸ばす。
左肩を前に、銀髪の少年の視線を遮りながら、手当てのために巻きつけられていた金属片を手に取る。

「にしても……素人だな。遊び過ぎだぜ。殺気の感じじゃ、もうちょっと『できる』奴かと思ったんだけどさ」
「あら、私たち、アマチュアじゃないわよ? いっぱい殺して、いっぱいお金も貰っていたんだから」
「じゃあ訂正。オマエのは、そうだな……曲芸犬の芸みたいなもんか。無駄が多すぎる。本物の『プロ』じゃない」
「まあ、酷い人ね。レディを捕まえて『雌犬』だなんて。そんな風に罵られたら、思わず濡れてしまうじゃない」

核鉄を手の中に隠しながら、淫靡な笑みで軽口を叩きながら、グレーテルは機を窺う。
相手の少年は死体を肩に担いだまま、相変わらず動きを見せない。
先ほどと同様、グレーテルが動いたらそれを迎撃する構え。武器は手にしていない。
ゆっくりと相手の周囲を回りながら、グレーテルは言葉を紡ぎ続ける。

「『私たち』は、いっぱいいっぱい殺してきているの。『僕ら』はこんなにも沢山の人を殺してきてる。
 だから、『私たち』はそれだけ命を増やせるの。『僕ら』は永遠さ。そう、永遠に死なない( Never Die )……」
「へぇ――」

命を増やせる。そう言った途端、それまで不機嫌そうだった少年の表情に、変化が生まれた。
嘲るような、馬鹿にしたような、いびつに歪んだ笑み。
同時に、少年の雰囲気が微かに「揺らぐ」。隙のない構えが、ほんの少しだけ崩れる。
その僅かな「揺らぎ」に勝機を見たグレーテルは、そして唐突に、これ見よがしに銃を放り捨てる。
廃病院でシャナと戦った時と同様、パッと見に分かる唯一の武器、それを捨てると同時に、武装錬金を――

「『武装れ』――?!」
「――じゃあさ」

不意を打つべく、サンライトハートを発動させようとして――グレーテルは、息を飲む。
すぐ目の前に、銀髪の少年の顔が迫っていた。恐ろしいほど素早い踏み込みで、距離を詰めていた。
グレーテル自身が言った通り、2人は「似た者同士」なのだ。彼女の作戦も発想も、全て見透かされていたのだ。
先ほど見せた「揺らぎ」が、実はグレーテルの行動を釣るための餌だった――そう気付いた時には、もう遅い。
武装錬金を実体化させるよりも早く、少年の手が。
サディスティックな笑みを浮かべた、少年の手が突き出されて。

「そんだけ『命』があるなら、1つくらい無くなったって大丈夫だよな?」

シュバッ。
目にも止まらぬスピードで引き抜かれた少年の手に、何かが握られている。
ビク、ビクと脈打つ、赤黒い肉の塊。
痛みよりも先に、空虚な喪失感を感じた彼女は、己の胸に手を当てて――
そこに、「何も無い」ことに気付く。服の胸の中央が破けて、空虚な空洞が開いていることに気付く。

   握られていた肉塊は、グレーテルの『命』そのもの。
   今まさに抜き取られた、彼女の、心臓だった。

「……!! か、返し、」

グシャッ。
片手で胸を押さえたまま、もう1方の手を伸ばした彼女の目の前で。
小さな心臓は、無情にも握りつぶされて――彼女はそのまま、倒れ伏した。

        *     *     *

それは結局のところ、「格の違い」、だったのだろう。
伝説の暗殺者一族・ゾルディック一家に生を受け、幼い頃より「エリート教育」を受けてきた天才児キルアと。
不幸の坂を転げ落ち、変態たちに弄ばれ、暗黒の闇を受け入れるしかなかったグレーテルの差。
闇のエリートであるキルアに、所詮は見世物でしかなかったグレーテルが、かなうわけも無かったのだ。

これが、もしも相手が「似たタイプ」でなかったなら、グレーテルにも勝機はあっただろう。
相手が普通の「正義の味方」やそれに類する種類の人間なら、足元を掬うことも出来たかもしれない。
この完敗は、単純な彼我の戦力差に拠るものではなかった。
グレーテルにとって、キルアはある意味、最悪の相性の相手だったのだ。
せめて、もう少し状況なり装備なりが整っていれば、また違っていたのかもしれないが。

「なんだ、やっぱり1つしかないんじゃん。もうちょっと楽しめるかと思ったのにさ」

少女の「心臓を盗む」ために変形させていた手を元に戻しながら、キルアは倒れた少女を鼻先で哂う。
素手で、生きている人間の心臓を盗む――念能力を身につける前から既に覚えていた技だ。
相手との「格の違い」を見抜いて、さてどうやって殺してやろうか、と悩んでいた所に、「命を増やせる」という話。
ひょっとしたらそういう『能力』の持ち主なのかもしれない、と思ってこんな酔狂な殺し方をしてみたが……。

「こいつの死体は……放置しといてもいいか。持ち物も……いらないな」

簡単に少女の死体をあらためたキルアは、カツオの死体だけを担いで再び立ち上がる。
心臓盗み、などという技、死体の状況を見たところで誰にも想像つくまい。
そもそも、こんな廃ビルに好き好んで入ってくる者もいないだろう。
残されていた持ち物も、大して魅力のあるものは無い。弾のほとんど無い銃にも用はない。
キルアが持ったところでナイフを投げた方が速いし、太一に持たせるのは暴発や誤射の方が心配だ。
お手製らしい毒ガスのボトルや塩酸のビンなども、別に必要ない。
そのまま、廃ビルから立ち去ろうとしたキルアは、ふと思い出して首を捻る。

「そういや……最後に使おうとしてた『アレ』は、どこ行ったんだろうな?」

何をやろうとしていたかは分からないが、キルアが心臓を盗む寸前、少女は「何か」をしようとしていた。
その時、手には金属の板のようなものを持っていたようだが……?

「『具現化系能力者』の具現化物、みたいなものかな。……あ、やべ。名前聞いておくの忘れてた。まぁいっか」

勝手に納得したキルアは、そしてそのままビルを出て行く。
少年の足音が遠くに消えても、少女の死体は、ピクリとも動かなかった。
動けるわけが、なかった。


        *     *     *


   ――白い砂浜を、1人で歩いていた。

   純白のスリップ1枚の姿で、白い砂浜を静かに歩く。小さな素足がつけた足跡を、波が洗う。

   血の臭いもドブの臭いも、もうしない。清潔な服から、爽やかな洗剤の香りがほのかに立つ。

   銀髪の少女は、そして青空の下、砂浜に刻まれた別の足跡を見つける。

   自分と同じ歩幅。誰よりもよく知る存在。彼女は顔を上げる。

   彼が、待っていた。

   自分と同じ、純白の下着姿の少年。自分の半身。最愛の存在。

   直感的に状況を把握した彼女は、溜息混じりに、何かを諦めたような口調で呟いた。

   「……兄様も『こっち』に来ていたのね」

   「ボクは失敗しちゃったよ、姉様。もっとうまくやらなきゃね」

   爽やかな風が、2人の間を吹きぬける。青空は遥かに高く。海はどこまでも蒼く。太陽は白く輝いて。

   こんなお天気なら、空を仰いで、海を眺めて眠るのも悪くはない。

   暗黒の闇に生きてきた彼女は、晴天の青の美しさに目を細める。素直に美しいと思える。心から安らぐ。

   「でも――これからはずっと一緒なのね。2人でずっと、この光の中で――」

   「――何を言ってるの、姉様?」

   諦観と、安堵と、歓喜の混じった彼女の言葉を、彼は突然遮る。

   唐突に、空が曇る。恐ろしい速度で真っ黒な雲が湧き上がり、青い空を覆っていく。

   辺りを満たしていた光が消えていく。生まれ故郷のカルパチアの山中を思わせる、分厚く憂鬱な雲。

   急転していく空の下、慌てて周囲を見回す彼女に、彼は微笑みを浮かべたまま、断言する。

   「僕たちは決して死なない。永遠に死なない。 Never Die なんだ。こんな所で終わるわけがない」

   「兄様、何を――」

   彼女は問い質そうとするが、その言葉が最後まで紡がれることはなく。

   これも唐突に、大地が割れる。愛する彼を残し、砂浜に走った大きな地割れが、彼女1人を飲み込む。

   そして堕ちていく先は闇よりなお深い、真の闇の中。血とドブの臭いに満ちた、酷く慣れ親しんだ地獄。

   「殺して殺されてまた殺す、僕らの紡ぐ円環は決して終わらない。終わることができないんだよ――」

   嘲るような、哂うような彼の言葉を浴びながら、少女はそして1人、安らぎの楽園から追放された。


        *     *     *


「…………」

目を覚ました時――世界は血の色に染まっていた。
寝ぼけているかのように、状況が把握できない。
その紅い色が夕日によるものだと理解するのに、数分ほども要した。
自分は気絶していたらしい。そのことに思い至った彼女は、ゆっくりと身を起こす。

「わた、し……なんで……生きて……?」

ゆっくりと自分の胸元を撫でる。
服は破けている。胸の中央部分、肉塊を掴み出された時そのままに、破けている。
けれども――確かに触れて確認したはずの空洞は、もうそこには無い。
肉が塞がっている。傷が癒えている。痕すら残っていない、綺麗な素肌がそこにあった。

「これは……?」
(姉様、だから言ったでしょう? 僕らは決して死なない、 Never Die なんだ、って)
「ああ、そういうこと……。ふふ……ふふふ……!」

耳元で最愛の「兄様」の幻影に囁かれ、グレーテルは微笑みを取り戻す。
自分たちの「信仰」は間違ってなかったのだ――先ほどの敗北の痛みも忘れ、彼女はゆらりと立ち上がる。
彼女の身を包む闇と、血の臭いが、前よりも一層濃いものになる。

それはまさに、闇の与えた奇跡だった。
起きてはいけない奇跡。冥王ジェダの想像すら超えていたであろう、悪夢のような奇跡だった。

心臓を盗まれたグレーテルは、反射的に己の胸の空洞に手を当てて――
そしてたまたまその時その手には、核鉄が握られていて――
その核鉄は『アリス・イン・ワンダーランド』と同じ『LXX』、存在しないはずの同一番号が刻まれた核鉄で――
押し当てられた核鉄は、倒れた拍子に空洞に突き込まれる格好になって――!
それはかつて、津村斗貴子が武藤カズキに行った「ある施術」と同じ効果をもたらしたのだった。
すなわち、喪われた心臓の代理。核鉄と肉体の融合。
人間を辞めるための、第一歩。

「武装、錬金……! うん、やっぱり槍は出てくるわ。今までのように、消すこともできる。
 ということは、あの板は傷の中に入ってしまったのね。傷を塞ぐ不思議な力があったみたいだから……。
 でも、これはかえって好都合かしら。わざわざ手に持たなくても、不意打ちで使えるということだから」

グレーテル自身は、まだ知らない。
己の身に起きたこと、その真の意味を。
自らが心臓の代わりとした核鉄の、真の姿を。真の力を。
果たして、それを彼女が知る時は来てしまうのだろうか?
もしも来てしまえば……それは同時に、大惨事の発生を意味するはずであったが。
未だそれらの可能性を知らぬグレーテルは、それでも哂う。

「うふふ……。なら、もっと殺しましょう。たくさんたくさん、殺しましょう。
 殺して、殺されて、また殺して。永遠に続く円環(リング)を紡ぎましょう。……ねっ、兄様?」

赤く染まった光が、廃ビルに斜めに差し込んでくる。もうしばらくすれば、日が暮れる。
突撃槍の武装錬金、『サンライトハート』。直訳すれば、『陽光の心臓』。
血のように赤い、今日最後の太陽の光に浸かりながら、グレーテルはそして、邪悪に淫靡に、微笑んだ。




【B-7/タワー内1F管理室/1日目/午後】
【八神太一@デジモンアドベンチャー】
[状態]:健康
[装備]:フライパン
[道具]:基本支給品 首輪探知機、包丁、殺虫剤スプレー、着火用ライター、調理用白衣
    水中バギー@ドラえもん、コンチュー丹(10粒)@ドラえもん、調味料各種(胡椒等)
[思考]:キルア、遅いなぁ
第一行動方針:キルアの帰りを待つ
第二行動方針:丈、光四郎、ミミを探す
第三行動方針:キルアに協力し、ゴンを探す。
第四行動方針:キルアを裏切らない範囲でNに協力する。
基本行動方針:丈、光四郎、ミミを探した後、この場からの脱出方法を考える
[備考]:
ニアの本名を把握していません(Nという名しか知りません)。
Nのことを「本当はいい奴だったんだ」と考え信じていますが、Nの仮説の一部を理解できていません。
カツオのことを「のび太」という名前で認識しました。「のび太」がゲームに乗っていると考えています。


【B-7/タワー内展望室/1日目/午後】
【ニア@DEATH NOTE】
[状態]:健康、冷静
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、モンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL、
    眠り火×9@落第忍者乱太郎、タワー内放送用マイク
[思考]:さて、いつまで待ち続けましょうか
第一行動方針:太一には当面、タワー1階に待機させておく。
第二行動方針:キルアの帰りを待つ。
第三行動方針:弥彦、またはキルアたちが首輪を持ってくるのを待って、解析作業
第四行動方針:メロまたは、ジェダの能力を探る上で有用な人物と接触したい
基本行動方針:自分では動かず、タワーを訪れる参加者と接触して情報や協力者を集める
最終行動方針:殺人ゲームを阻止する
[備考]:
盗聴器、監視カメラ等、何らかの監視措置がとられていると考えています。
そのため、対ジェダの戦略や首輪の解析に関する会話は、筆談で交わすよう心掛けています。
ジェダを時間移動能力者でないかと推測しました。
キルアと太一の声・性格を大方理解しました。彼らが首輪探知機を持っていることを知りました。
カツオのことを「のび太」ではないかと誤って推測しています。

[備考]:
タワーのエレベーターは、2機とも緊急停止状態で動きません。


【C-6/街の外/1日目/午後】
【キルア@HUNTER×HUNTER】
[状態]:やや疲労。カツオの死体を担いでいる。
[装備]:ブーメラン@ゼルダの伝説、純銀製のナイフ(9本)、
[道具]:基本支給品、調理用白衣、テーブルクロス、包丁、食用油、 茶髪のカツラ
    支給品一式(カツオのもの)、天体望遠鏡@ネギま!、首輪(しんのすけ)
[思考]:早く戻らないとな……。
第一行動方針:背負っている「のび太(実はカツオ)」の死体を街の外に人知れず埋めて隠す。
第二行動方針:死体の始末が終わったら、タワーまで戻る。
第三行動方針:展望室にいるNに警戒。手放しで信頼できる相手だとは考えていない。
第四行動方針:ゴンを探す
第五行動方針:太一に協力し、丈、光四郎、ミミを探す
基本行動方針:ゲームには乗らないが、襲ってくる馬鹿は容赦なく殺す
[備考]:
ニアの本名を把握していません(Nという名しか知りません)。
Nの仮説をおおかた信じていますが、Nの人間性を信じきっていません。
死んだカツオのことを「のび太」という名前で認識しました。
グレーテル(名前は聞いていません)を殺したと思い込んでいます。


【B-6/とあるビルの中(タワーから死角になる位置)/1日目/夕方】
【グレーテル@BLACK LAGOON】
[状態]:疲労(中)、全身に中度のダメージ。右腕にダメージ。
    喪われた心臓の代わりに核鉄(サンライトハート)が埋め込まれている
[装備]:ウィンチェスターM1897(1/5)@Gunslinger Girl)、サンライトハート(核鉄状態・胸の中)@武装錬金
[道具]:支給品一式、塩酸の瓶×1本、神楽とミミの眼球 、毒ガスボトル×2個
[服装]:いつも通りの喪服のような黒い服。胸の中央に大きな穴が空いている。
[思考]:私たちは永遠に死なない。ずっと続く円環の中にいるんだもの……!
第一行動方針:放送まで休む
第二行動方針:誰か新しい相手を見つけて遊ぶ。
基本行動方針:効率よく「遊ぶ」 (兄様はもう探さない)
[備考]:キルアの名前は聞いていません。


【磯野カツオ@サザエさん 死亡確認】

[備考]:
 カツオの支給品・禁止エリア指定装置は、B-7の街中の側溝に落ちています。
 装置は既に使用され、タワーを含むB-7が「次の指定禁止エリア」に指定されています。
 キルアを含め、その事実に気付いている者はいません。
 カツオの死体は、現在キルアに担がれて移動中です。


≪162:現場検証 時系列順に読む 167:少し遅い(前編)≫
≪162:現場検証 投下順に読む 167:少し遅い(前編)≫
≪137:その名は『N(エヌ)』 (前編) キルアの登場SSを読む 173:キルア×傷心×踏み出す一歩?≫
カツオの登場SSを読む GAME OVER
ニアの登場SSを読む 167:少し遅い(前編)≫
太一の登場SSを読む
≪133:海の見える街 グレーテルの登場SSを読む 175:第一回定時放送≫
195:刀銀十字路(前編)≫

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
タグの更新に失敗しました
エラーが発生しました。ページを更新してください。
ページを更新
「Swan Song at Dusk (後編)」をウィキ内検索
LINE
シェア
Tweet
ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
記事メニュー
今日 - 昨日 - 総合 -
検索 :


wiki編集用

  • トップページ
  • メニュー


ロワ本編

本編SS目次(時系列順)
本編SS目次(投下順)
追跡表
追跡表(作品別)
追跡表(主催者)

番外編

各種資料

参加者紹介(名簿順)
参加者紹介(作品別)
作品紹介
主催者紹介

死亡者リスト

ルール
地図
登場アイテム
SSタイトル元ネタ
LSロワ用語集
絵置き場
オマケ

書き手紹介

書き手紹介

2ch関係

テンプレート
過去ログ

リンク

ロリショタバトルロワイアル26
ロリショタバトルロワイアル27
したらばBBS
お絵かき掲示板
お絵かき掲示板2

2chパロロワ事典@Wiki

最近の更新(20件)

取得中です。
記事メニュー2

更新履歴

取得中です。

ここを編集
人気記事ランキング
  1. 追跡表(作品別)
  2. 死亡者リスト
  3. 参加者紹介/ネタバレ(作品別)
  4. 本編SS目次(時系列順)
  5. 【5~4人参加作品】
  6. 本編SS目次(投下順)
  7. 5MeO-DIPTの恐怖
  8. 参加者紹介(作品別)
  9. 【夜】~【真夜中】
  10. ヴィクトリア=パワード※
もっと見る
最近更新されたページ
  • 323日前

    あ行
  • 2153日前

    メニュー2
  • 2818日前

    更新用ページ
  • 4165日前

    本編SS目次(時系列順)
  • 4227日前

    死亡者リスト
  • 4227日前

    【ベルセルク】からの出典
  • 4227日前

    【とある魔術の禁書目録】からの出典
  • 4227日前

    【東方Project】からの出典
  • 4227日前

    才賀勝※
  • 4227日前

    参加者紹介(作品別)
もっと見る
人気記事ランキング
  1. 追跡表(作品別)
  2. 死亡者リスト
  3. 参加者紹介/ネタバレ(作品別)
  4. 本編SS目次(時系列順)
  5. 【5~4人参加作品】
  6. 本編SS目次(投下順)
  7. 5MeO-DIPTの恐怖
  8. 参加者紹介(作品別)
  9. 【夜】~【真夜中】
  10. ヴィクトリア=パワード※
もっと見る
最近更新されたページ
  • 323日前

    あ行
  • 2153日前

    メニュー2
  • 2818日前

    更新用ページ
  • 4165日前

    本編SS目次(時系列順)
  • 4227日前

    死亡者リスト
  • 4227日前

    【ベルセルク】からの出典
  • 4227日前

    【とある魔術の禁書目録】からの出典
  • 4227日前

    【東方Project】からの出典
  • 4227日前

    才賀勝※
  • 4227日前

    参加者紹介(作品別)
もっと見る
ウィキ募集バナー
新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!

  1. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  2. MadTown GTA (Beta) まとめウィキ
  3. R.E.P.O. 日本語解説Wiki
  4. シュガードール情報まとめウィキ
  5. ソードランページ @ 非公式wiki
  6. AviUtl2のWiki
  7. Dark War Survival攻略
  8. シミュグラ2Wiki(Simulation Of Grand2)GTARP
  9. 星飼いの詩@ ウィキ
  10. ヒカマーWiki
もっと見る
人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

  1. アニヲタWiki(仮)
  2. ストグラ まとめ @ウィキ
  3. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  4. ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
  5. 初音ミク Wiki
  6. 発車メロディーwiki
  7. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  8. Grand Theft Auto V(グランドセフトオート5)GTA5 & GTAオンライン 情報・攻略wiki
  9. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  10. モンスター烈伝オレカバトル2@wiki
もっと見る
全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!

  1. 参加者一覧 - ストグラ まとめ @ウィキ
  2. 魔獣トゲイラ - バトルロイヤルR+α ファンフィクション(二次創作など)総合wiki
  3. 鬼レンチャン(レベル順) - 鬼レンチャンWiki
  4. 機体一覧 - 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  5. ドンキーコング バナンザ - アニヲタWiki(仮)
  6. チンポ画像収集場 - 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  7. 仕込みマシンガン/仕込み爆弾(遊戯王OCG) - アニヲタWiki(仮)
  8. ヤマダ電機の唄 - アニヲタWiki(仮)
  9. 危険度7 - 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  10. 千鳥の鬼レンチャン 挑戦者一覧 - 千鳥の鬼レンチャン サビだけカラオケデータベース
もっと見る

  • このWikiのTOPへ
  • 全ページ一覧
  • アットウィキTOP
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

2019 AtWiki, Inc.