686 ある少年兵の憂鬱 2008/10/12(日) 21:45:45 ID:jFdRbCly
675に触発されて小ネタ書いてみた でもブラレまでは足せなかった
ルカが壊れて黒いので、好きな方御用心
ルカが壊れて黒いので、好きな方御用心
はい、それはよく晴れた昼下がりのことでした
最近はバジュラとの戦争の傷跡は薄れつつあり、美空学園の授業も再開されています
ミシェル先輩はまだ帰ってきませんが、それでもナナセさんは順調に回復され、先日退院されました
最近はバジュラとの戦争の傷跡は薄れつつあり、美空学園の授業も再開されています
ミシェル先輩はまだ帰ってきませんが、それでもナナセさんは順調に回復され、先日退院されました
そして、いつものメンバーで昼食を楽しんでる時に事件は起きました
「ねぇアルト」
「なんだ?」
アルト先輩の左隣に陣取っていたシェリルさんが、いつもの様にアルト先輩に話を振ります
ちなみにランカさんは右隣をキープ。僕はアルト先輩の正面で、僕の左隣(ランカさん正面)にはナナセさん
「なんだ?」
アルト先輩の左隣に陣取っていたシェリルさんが、いつもの様にアルト先輩に話を振ります
ちなみにランカさんは右隣をキープ。僕はアルト先輩の正面で、僕の左隣(ランカさん正面)にはナナセさん
「私のV型感染症って、完治したのよね?」
「完治…なのか?でも、もう大丈夫なんだよな、ルカ?」
はい。V型ウィルスはシェリルさんの体内にまだ存在はしていますよ
ですが何がきっかけだったのか、細胞内の活動を一斉に停止しています…
彼女を担当している医療チームはこの失活現象に注目し、メカニズムを解明しようと躍起になっているところです
「完治…なのか?でも、もう大丈夫なんだよな、ルカ?」
はい。V型ウィルスはシェリルさんの体内にまだ存在はしていますよ
ですが何がきっかけだったのか、細胞内の活動を一斉に停止しています…
彼女を担当している医療チームはこの失活現象に注目し、メカニズムを解明しようと躍起になっているところです
「ともかく、体液交換をしても伝染す可能性は無いってことよね?なら、今度からは生でやれるわね?」
「っ!?ゲホゲホッ!!」
「っ!?ゲホゲホッ!!」
アルト先輩…、味噌汁の顔射は止めて下さい。いやコンソメスープでもダメですが…
それとも今度はプロレスラーのペルソナでも装備されたのですか?
…そういえば星間戦争の前の時代に、ザ・グ○ート・カブキってヒールレスラーが居ましたが、得意技に毒霧があったような
それはさておき…
それとも今度はプロレスラーのペルソナでも装備されたのですか?
…そういえば星間戦争の前の時代に、ザ・グ○ート・カブキってヒールレスラーが居ましたが、得意技に毒霧があったような
それはさておき…
「○□●&%#=$~@‘!?」
顔を真っ赤にしつつ、声にならない叫びを上げているのは超時空シンデレラのランカさん
怒髪天を衝く…という諺があるそうですが、彼女の髪も凄い勢いで逆立っています
満月を見たら大猿化する戦闘民族から、1000年に一人現れるという存在も真っ青な勢いですよコレは
やがて声帯が復活したランカさん、アルト先輩越しにシェリルさんに噛み付き始めます
顔を真っ赤にしつつ、声にならない叫びを上げているのは超時空シンデレラのランカさん
怒髪天を衝く…という諺があるそうですが、彼女の髪も凄い勢いで逆立っています
満月を見たら大猿化する戦闘民族から、1000年に一人現れるという存在も真っ青な勢いですよコレは
やがて声帯が復活したランカさん、アルト先輩越しにシェリルさんに噛み付き始めます
「え~と、シェリルさん。…な、…生って何の話ですか?」
「何ってナニよ。…ロマンティックに言うなら私をアルトにあげた代わりに、勇気を貰ったことかな
…彼って見た目によらず激しいから、何度も失神しちゃったけど」
「そ、そうなんですか…。っ!じゃなくて!!シェリルさんだけズルイです!!私だって!!」
「っぶ!!ゲホッゲホッ!!」
「何ってナニよ。…ロマンティックに言うなら私をアルトにあげた代わりに、勇気を貰ったことかな
…彼って見た目によらず激しいから、何度も失神しちゃったけど」
「そ、そうなんですか…。っ!じゃなくて!!シェリルさんだけズルイです!!私だって!!」
「っぶ!!ゲホッゲホッ!!」
はい。本日二発目の爆弾です
アルト先輩…。味噌汁もコンソメスープもダメですが、お茶も当然ダメですって
あと、もう少し冷まされてから飲まれてはいかがでしょうか?
霧状になっても火傷しそうなお茶なんて飲んでると、将来、喉頭がんになるかもしれませんよ
アルト先輩…。味噌汁もコンソメスープもダメですが、お茶も当然ダメですって
あと、もう少し冷まされてから飲まれてはいかがでしょうか?
霧状になっても火傷しそうなお茶なんて飲んでると、将来、喉頭がんになるかもしれませんよ
やがて争奪戦を始めた二人と、争奪戦の戦利品であるアルト先輩を切なげに見つめるナナセさん…。
「…ナナセさん?どうなさったのですか?」
「…ルカ君。ううん、なんでもないの…」
でもその表情は、午後の授業中もずっと曇ったままでした
「…ナナセさん?どうなさったのですか?」
「…ルカ君。ううん、なんでもないの…」
でもその表情は、午後の授業中もずっと曇ったままでした
その夕方の事でした。ナナセさんに校舎屋上に呼び出されたのは…
一体、何なのでしょうね?
告白…だったら凄く嬉しいのですが…。でもアレだけの悲壮感が漂っていると、違う気もします
何通りか、脳内でシミュレートしてみますか…
一体、何なのでしょうね?
告白…だったら凄く嬉しいのですが…。でもアレだけの悲壮感が漂っていると、違う気もします
何通りか、脳内でシミュレートしてみますか…
『…私、早乙女君のことが好きなの。…どうしよう、ランカさんに嫌われちゃうかな?シェリルさんにも勝てるかな?』
自信を持って下さい、ナナセさん!僕にとっては、貴女は天使です!女神です!!
ランカさんもシェリルさんも確かに綺麗な方ですが、ナナセさんの輝きには勝てません!!
でも、止めた方が良いです。アルト先輩は堂々と二股宣言してしまう見た目女で本職女形兼パイロットの尻軽鬼畜野郎ですよ!!
色男なミシェル先輩の影に隠れていましたが、女泣かせな部分は決して負けてません!!
僕はナナセさんがみすみす傷つく所を見たくないんです!!
自信を持って下さい、ナナセさん!僕にとっては、貴女は天使です!女神です!!
ランカさんもシェリルさんも確かに綺麗な方ですが、ナナセさんの輝きには勝てません!!
でも、止めた方が良いです。アルト先輩は堂々と二股宣言してしまう見た目女で本職女形兼パイロットの尻軽鬼畜野郎ですよ!!
色男なミシェル先輩の影に隠れていましたが、女泣かせな部分は決して負けてません!!
僕はナナセさんがみすみす傷つく所を見たくないんです!!
うん。アルト先輩に対する告白の相談なら、断固と阻止できそうです
さらに最悪な事態を想定すると…
『…私、早乙女君に抱かれた事あるんだ。…でも、今はランカさんとシェリルさんしか見てない。もう私は要らないのかな?』
おのれ~早乙女アルト!!メガネっ子属性なんてなかった癖に、ナナセ先輩まで毒牙にかけるなんて!!
大丈夫です、ナナセさん!辛い過去なんて犬に噛まれた事故と思えば何でもないです!処女か非処女かなんて、僕は気にしません!!
…それに今の小隊のフォーメーションだと、僕が最後尾です。…がら空きの背中をズドンと殺れば、たとえヤツといえども!!
おのれ~早乙女アルト!!メガネっ子属性なんてなかった癖に、ナナセ先輩まで毒牙にかけるなんて!!
大丈夫です、ナナセさん!辛い過去なんて犬に噛まれた事故と思えば何でもないです!処女か非処女かなんて、僕は気にしません!!
…それに今の小隊のフォーメーションだと、僕が最後尾です。…がら空きの背中をズドンと殺れば、たとえヤツといえども!!
ふふふふ。何故でしょうか、妙にアルト先輩に対して大いに殺意が湧いてきました
先日のACM訓練も、先輩が余計な任務を入れたせいで僕が大変な目に遭いましたし…
先日のACM訓練も、先輩が余計な任務を入れたせいで僕が大変な目に遭いましたし…
…さて、いよいよナナセさんが到着されました。その形の良いお御口を開かれて紡がれたお言葉は…
「…私、ランカさんのことが好きみたいなの。友達以上に、愛してるみたい。…彼女を早乙女君に取られたくない!だから、ルカ君!手伝って頂戴!!」
え~と。たまに聞く話ですが、好きな男の子に『お前の友達との仲を取り持ってくれ』と頼まれた女の子の心境ってこんなのでしょうか?
この場合、アルト先輩とシェリルさんの仲を固めて、相対的にランカさんとの距離をおかせれば良いのでしょうか?
そして僕は…全く眼中に…無かったりするんでしょうね…
この場合、アルト先輩とシェリルさんの仲を固めて、相対的にランカさんとの距離をおかせれば良いのでしょうか?
そして僕は…全く眼中に…無かったりするんでしょうね…
…とりあえず、オズマ隊長と相談することにしてみます
<了>