マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
741 :上手にできたな(アルラン・ルカナナ風味):2008/12/30(火) 00:25:06 ID:8Gmaj6j0
アルトとランカがなかなか越えられない一線を、どうやったら越えられるのか
 考えてみたらこうなった。板住人の思いに沿わなかったらすまない。
 ルカのキャラづけについては、黒ルカを扱う職人さんたちの影響を受けています。
 パクリ、ではなくインスパイア・オマージュとお許しください。次から投下します。



〉ナナちゃん、ねえ、きいて!
〉きのう、メガネ屋さんの前を通ったときにね、なんだかわからないんだけど、
〉前に、ミシェルくんがいっていたことを、いきなり思いだしたの!
〉 
〉早くしないと、姫、女王様のものになっちゃうよ。って。
〉 
〉やっぱりこれって、シェリルさんとアルトくんのことだよね!?
〉どうしよう。わたし、どうやったらシェリルさんに勝てるかな?
〉もうすぐクリスマスなのに。わたし、負けたくないよ!
〉これってきっと、ミシェルくんの天国からのお告げだよぅ!
〉こまったなぁ。ナナちゃん、なにかいい方法ないかなぁ?


 「と、いうメールが、ランカさんから来たんです。
 私も、少し困ってしまって。ルカくん、何かアイデアはありませんか。」
 ミシェル先輩がいないこと以外は、表向きには何もかもが復旧されつつある、
 フロンティアの日常です。
 僕は、放課後の学食でお茶を飲みながら、すっかり快復したナナセさんの
 相談を受けています。不謹慎かもしれないですが、バジュラとの戦いの後、
 僕の世界が確かに変わったことを実感するのは、こうして、ナナセさんと
 ふたりでお話をしている時かもしれません。

 ――さて、それはさておき。

 いつもの穏やかな笑みに隠してはいるものの、ナナセさんの声には、
 ランカさんの窮地を自らのことのように思い悩む、優しい心が映されている
 ようです。
 たしかにランカさんはエキサイトすると、お話が一度に飛躍する傾向があり
 ますからね。ナナセさんも大変です。
 しかし、ナナセさんの困る姿は、なぜだか僕をひどく煽ります。
 もっと困らせてみたくなる……、困らせたらどんな声で……。
 そんな、白昼夢に耽ってしまいそうです。

 ――これも、さておき。

 ……ミシェル先輩は、姿を消してしまっても相変わらず僕に難題を押しつけ
 る役割だけは、しっかり果たしてくださるようです。まあ、シェリルさんには、
 僕のサムソンを傷めつけた借りを、まだ返していただいてないですし、何より、
 僕のナナセさんの悩み、頼みですからね。
 協力をすることは、やぶさかでないです。


 「わかりました。僕の力の及ぶ限り、ナナセさんとランカさんに、協力します。」
 「本当ですか! ありがとう、ルカくん。」
 ナナセさん、笑顔がまぶしいです。
 しかし、僕も財閥の家に生まれた人間です。こういうときは、愛しい人の頼みでも、
 それなりの保証と報酬をいただかないと動けませんね。
 「その代わりに、二つ確認させてください。ひとつはランカさんに。
 もうひとつは、ナナセさんに。」
 「なんでしょう? 確認とは……。」
 「ランカさんには、シェリルさんに勝つためならば手段は選ばないという覚悟を
 決めていただきます。」
 「……ルカくん、笑顔が怖いですよ。」
 時に、笑顔で人を斬るくらいの冷たさを持たなければ、企みは成らないものです。
 しかも今回はアルト先輩とシェリルさんが相手ですからね。これは強敵です。
 「この際、僕は、涙を飲んで、アルト先輩を実験用のマウスかモルモットだと
 思う覚悟で望みます。ですからランカさんにも、ナナセさんにも、それなりの
 覚悟を決めていただきたいんです。」
 少し語気が強くなってしまったかと思いましたが、こういうときは、少し強めの
 ことばで判断を迫った方がよいでしょうから。
 「ランカさんには、メールを送っておきます。それでもう一つの、その、私に、
 確認することとは……。」
 今度は、先ほどとは違う満面の困り顔ですね。おそるおそる、できることなら
 聞きたくないという、最近になってみせてくれるようになった、ちょっと怯えた
 表情のナナセさん。僕は好きですよ。
 「この間は、ナナセさんが泣いて恥ずかしがるから……、」
 ミシェル先輩がよくやっていた、口説きのポーズ。
 唇を耳元に寄せて、柔らかく相手の髪をなでながら、吐息だけでささやきます。
 「僕も、仕方なくあきらめましたけど……。今度は、胸で……、してくれますよね?」
 目の前、体温さえ感じる距離にあるナナセさんの耳が、僕のことばで、ほんのり赤く
 染まっていくのがみえます。
 「想像して、また恥ずかしくなりましたか。……可愛いです、ナナセさん。」
 羞恥に震えるさまが、いとおしくて、その場で思わず彼女の熱くなった耳の甘さを
 味わってしまったのは、二人だけの秘密です。


〉ナナちゃんがルカくんからもらってくれた、あたらしいバニラ・エッセンスを使って、
〉キャシーさんから習ったパイナップルケーキをつくってみたよ。
〉アルトくん、よろこんでくれるかなぁ……。不安だよう。
〉ううん。ナナちゃんとルカくんの応援があるもん。きっと大丈夫だよね。
〉がんばれ、わたし。まけるなっ。ゴールはすぐそこだ~っ!

 ランカさん。やはり、あれを使ってしまったのですね。

 クリスマスを数日後に控えたある日、ルカくんが学校にランカさんのために、
 用意した茶色の小瓶を持ってきてくれました。ルカくんは、それをランカさんに
 「ケーキがおいしくできる、うちの関連企業で開発していた家庭用の製菓材料です」
 といって、それを渡したのです。
 たしかに見た目には、お菓子用のバニラ・エッセンスか何かの瓶にしかみえません。
 けれども、中身は……。
 ああ、ランカさん、それは悪魔の薬なんです。
 あんなものが入っていると知っていたら、絶対にルカくんを止めたのに……。
 その日の放課後、私は、その新しい製菓材料の正体を知りました。
 自分が自分でなくなるような、あの暗い甘さを知っていたなら絶対にやめさせたのに……。
 「ナナセさん、昨日は楽しかったですね。
 僕も、あんなに凄いことになると思わなかったですよ。あの後、ナナセさんとのこと
 を思い出したら、眠れなくなっちゃいました。えへへ。アルト先輩たちも、楽しめる
 といいですね。いやぁ、ウチの会社も、まだ捨てたものではないですね。」
 普段のように、頬を僅かに赤くしながら話すルカくん。
 その笑顔は、少年の純真を画に描いたような、まさに『地球時代の美術史』の教科書
 に掲げられていた、宗教画に描かれる天使の笑顔のようなのに……。
 その何も知らないかのような笑顔で、ルカくんは悪魔の業をしたのです。

〉今夜は、お兄ちゃんもキャシーさんと出かけるみたいだから、
〉クリスマスには少し早いけど、アルトくんをおうちに呼んで、
〉いっしょにお茶する約束したんだ~。
〉おうちにふたりっきり。ああ、キンチョーするよ~っ。
〉でもね、ケーキがうまく焼けたから、きっと気にいってくれると思うんだ。
〉ナナちゃん、応援してねっ!

 どうか、ランカさんの身に危険なことがありませんように。
 ルカくんの与えたあの瓶は、まさに現代の黒魔術。
 媚薬という名のエッセンスだったのです。

 ***  

 「アルトくん!なんで、もうここにいるの?」
 いま、あけたドアは、わたしのへやのドアだったハズだよ。なのに、あけたら、
 もうアルトくんがいる。もしかしてクローン?


 アルトくんは、とっくにシェリルさんに軟禁されていて、ギャラクシーは、
 クローンとかインプラントとかすごいみたいだから、シェリルさんのつくらせた
 アルトくんのクローンが、サンタさんのプレゼントみたいに、シェリルさんから
 わたしへのおくりもの~って、まどから入ってきたのかも。
 うわ~、ヤダよぅ、そんなの。
 「相変わらず忙しいな。ランカ。動いてるぞ、髪。」
 「クローンじゃないの? アルトくん?」
 「ワケのわからないことを……。」
 まゆ毛がぎゅっ、となって怒るのをガマンするのは、アルトくんのクセ。
 よかった、ホンモノだよ!
 「よかったぁ、ほんとうのアルトくんだよね。」
 「『なんで窓から入ってきたの!?』が普通の反応だろう……。」
 「なんでまどから、はいってきたの!?」
 ためいきも、あきれた顔も、すぐイライラするところも、やっぱりちゃんと
 アルトくんだね。
 「お前な……、まあいいよ。お前の家の前、カメラマン多すぎ。」
 「ええっ! そとに出たけど、だれもいなかったよ?」
 こうやってアルトくんが、おこったり、あきれたりしてくれるときには、
 空や、飛ぶことのほかに、なかなか興味をもってくれないアルトくんの
 こころが、ちゃんとここにあるのがわかって、すごく安心するんだ。
 「あのな、隠れて待ってるに決まってるだろう。」
 「アルトくんすごいね。ドラマにでてくるスパイみたい!」
 「お前なぁ……。写真とか撮られたら後で大変だぞ。」
 おおきなため息のあとに、まどの外をゆびさして、アルトくんはいうけれど、
 「アルトくんと一緒なら、別にいいんだけどな。あっ……、ケーキ焼いたから、
 もってくるねっ!」
 なんだか告白みたいになっちゃったっておもったら、おもわず、こたえを
 きかないままにして、へやをでちゃった。
 アルトくんが、なにかをいってた気がしたけど、おわりまできこえなかった。


 切り分けて持ってきたケーキ。そのひとくちをたべて、アルトくんが、
 上手にできてるってほめてくれたおかげで、すごくほっとした。
 ちょっとナーバスになってたのかも。
 からだじゅうに力がはいってて、カチカチになってたみたい。
 アルトくんが、ふたくち、みくち、たべるのを、わたしも味をたしかめながら
 みていたら、なんだかプレッシャーから、解放されたせいなのかな、カラダが
 ぽかぽかしてきたよぅ。あんまり緊張したから、熱がでてるのかも?
 でも、せっかくアルトくんがきてくれたのに、たおれたりしたらダメだよ。
 がんばれわたし。熱のせいかな。目がうるうるしてきた。
 アルトくんも、ちょっと熱があるのかな。
 かおがあかいし、なんだか、いきが、はぁはぁしてるけど。
 「ランカ、お前……。何か、一服、盛ったな?」
 もった? いっぷく? たしかにアルトくんは、たくさん食べるかなとおもって、
 ゼントラ盛りに切りわけたけど。
 「何の、クスリだよ、これ……。」
 「くすり、なんて、しらないよ……。」
 どうしよう。アルトくんの具合がヘンだよ。
 パイナップルのカンヅメ、わるくなってたのかな。それとも粉のなかに、
 お兄ちゃんが悪いくすりをかくしてたのを、まちがっていれちゃったのかな。
「とにかく責任とれよ、ランカ。こんな身体じゃ帰れない。」
 「アルトくん? うそ……、っ。」
 シャツのボタンをはずしながら、アルトくんが、わたしにちかづいてくる。
 なんだかこわいよ、アルトくん。
 いつもとちがって、目が充血してギラギラしてるし。
 ふつうじゃない感じにあわててイスから立って、ベッドのまえまで後ずさりする。
 ちょっとは考えてたけど、いきなりすぎるよ~っ!
 だけど、はだけたアルトくんの胸がキレイでみとれているうちに、いつの間にか、
 すぐそばに立ってたアルトくんに抱きよせられて、かみつかれるようにキスされた。
 髪をぐしゃっとつかまれて、ちょっと乱暴な手つきだけど、それさえもキモチイイよ。
 どうしよう。わたしもヘンになってる。
 さわられただけで、からだがキモチイイってふるえちゃう。ひとりじゃ立てないよって、
 アルトくんによりかかったらそのつぎの瞬間には、もうベッドのうえに押したおされて。
 「ちょっと、おちついて! アルトくん!」
 「こうしたかったんだろ、ランカ。望みの通りにしてやる。」
 アルトくんのこえに、わたしのからだを直接さわられてるみたい。
 そのこえが、いつものわたしじゃない、ちがうわたしをよんでる。
 おなかに熱くてすごくかたい棒が当たってるのがふしぎで、なんだろうって、
 手をのばしてさわってみたら、アルトくんがくるしそうな顔をして、それを
 つよくわたしに押しつける。そこで、わたしは気づいたんだ。
 これが、ほんとうのアルトくん。ほんとうのおとこの人なんだ。
 熱くて、まっすぐな、おとこの人のカラダ。
 もっとちゃんとさわってみたくて、わたしはベルトに手をかけた。


 「手でつつんで……、そう。上下に。」
 わたしが手をうごかすたびに、ヒクヒクうごいて、たのしい。
 先っぽのところから、すき通ってぬるぬるした液があふれてて、指についたそれが、
 アルトくんのをぬらして手が吸いつくみたい。
 「ランカ……、上手に、できてるぞ。」
 さっきされたときよりやさしく、髪をくしゃくしゃとアルトくんにつかまれる。
 さっきはこわいばっかりだったけど、いまは、髪や肌にさわられるだけで、そこから
 わたしがとけちゃいそうだよ。もっとランカに、さわってほしいよ。
 「アルトくんも、さわって……。」
 こころのこえが、でちゃった。
 ええい、こうなったら、はずかしがっていられないもん。
 アルトくんにからだをよせて、そのままベッドに押したおす。
 そのスキに、よけられないようにすばやくキスしてみた。
 アルトくんのくちびるは、つやつやで、やわらかくてなんどもキスしたくなる。
 すごくキモチイイくちびる。まるでキスするためにあるみたい。
 そんなことをおもってたら、いつのまにかアルトくんの手がわたしのむねのうえで、
 なにかをさがしてうごいてる。
 その動きがもどかしくて、その手にわたしの手をかさねて、ここって、おしえてあげた。
 アルトくんはどうしてなのかな、ため息をついてわたしをゆるくだきしめる。
 けれど、わけを考えようとしたら、こんどはアルトくんの指がむねのとがったところを
 ころがしはじめた。
 うそっ、なんか、キモチイイよ……っ。くすぐったいような、ヒリヒリするようなかんじ。
 ヘンになりそうでにげたいのに、きもちよさにつかまって、にげられない。
 うたをうたうときにも出ないような高さの声。
 もうひとりのわたしがアルトくんをよんでる。もっとさわってほしいって、さけんでる。
 「ランカ。手が、とまってる……。」
 くるしそうに目をぎゅっととじたまま、アルトくんは腰をうごかす。
 そして、もっとしろ、ちゃんとしろ、ってオトコノコの熱さをわたしに押しつける。
 こたえがことばにならなくて、うなずくだけしかできなくて。
 わたしはこたえるかわりに、アルトくんにさわる手をはやくした。

  ***  

 ランカの部屋に入ったときには、まだ陽が出ていたのに、今は、すっかり暗い。
 それでも窓から街灯の明かりがさして、部屋には僅かに光がある。
 ランカは隣で、手にシーツを掴んだまま寝息を立てている。
 さっきまで俺の身体は、ただ単純に、解放されることを求めていた。


 けれども今、こうして冷静になれば、自分の霊が薬の影響で肉体から遊離していたのだと
 説明できる。ランカも俺も、完全に錯乱していた。
 俺の手はランカの胸の上を、豊かな乳房を探して彷徨し、挙げ句、それがみつからない
 腹いせに溜息までついてみせた。
 俺たちが、欲望だけに突き動かされていたのは明らかだった。
 薬のせいなのか、興奮のせいなのか、情事の記憶は途切れ途切れだ。
 断片的に思い出されるのは、ランカの中へ分け入るときに感じた、入口での強い抵抗と、
 痛みを堪えながら腰を動かすランカの表情だ。
 硬くなった槍に跨がってそれを迎え入れると、涙を流しながら身体を揺らして、俺を高み
 へと導こうとする姿だけが焼きついている。
 けれども、途中のことは覚えていない。
 ランカがどういう風に俺の欲望を包み、絡めとっていったのか。
 交わしたはずの甘さは、霞のむこうに消えてしまった。
 ただ確かに、俺が乙女の純潔を散らしたということは、目の前に横たわるランカの身体、
 開いた脚の間から、紅の混じる白濁が流れ出していることが示している。
 細い裂け目はまだ潤っていて、受け入れた余韻を残して僅かに開く膣穴からは、俺が
 無遠慮に吐き出した精が溢れている。その流れは未だ止まる気配がなく、溺れた俺の
 肉体によって、膣内に播種された罪悪の量を物語っている。
 その光景は、まさに、欲望に任せた情事が持つ、暗い甘さを象徴している。
 「これが本当に、お前の望みなのか?」
 眠りから覚めたランカは、俺に何を言うのだろう。

 ――アルトくんと一緒にいるためなら、ランカはなんでもするよ。

 もしかしたら、そんなことを言うだろうか。
 ふと、脈絡のない想像からうまれた、その言葉の恐ろしさを思う。
 ランカは、さすがにそこまで考えてないだろうけれども、人の情念の恐ろしさは、
 芸の家に生まれたおかげで、幼い頃から散々にたたきこまれてきた。

 ――いとし、いとし、といふこころ。

 恋する気持ちだけではどうやっても踏み越えられなかった線を、薬が作った虚偽の感情に
 よって、俺たちは越えてしまった。
 ランカはそれと知らずに、薬を使ったのかもしれない。
 ただ「何をしても、いとしい人を手に入れたい」と思うこころ、その渦巻く情念が、
 よからぬ企みを抱く輩を召喚したのだ。
 だから、やはり、これこそランカの望みなんだろう。
 もし、薬を渡した魔女がいるなら、ランカに向かって『上手にできたな』くらいは、
 言うだろうか。
 ここまで想像して、自分の思考があまりに濃い闇に包まれていることに気づく。
 どうやら俺も妖気に冒されたらしい。
 「どうかしてるな、俺は……。」
 行為のあとのせいか、少し感傷的になっているみたいだ。
 このままふたりでシーツに包まれている間は、それがいつまでも続くような気がして、
 俺は、少しでも早くここを離れたくなった。
 こんな風に結んだ契りを、黄昏時の感傷で美化したくない。
 まだ浅い夢の中にいるランカを起こさないように身支度をして、俺は、窓の外へ飛び出した。


 以上です。エロくなくてごめんなさい。
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