マクロスFRONTIERでエロパロ まとめwiki

4-413

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匿名ユーザー

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413 :仁義なき兄妹愛1:2008/12/23(火) 13:17:41 ID:siX/lV/H
360からいんすぴれーしょん
アルトとランカがヤッてて、兄貴たちが闘ってって、ルカが酷い目に逢ってる話、投下

ある日のS.M.S.のブリーフィングルーム
出撃に備えてEX-ギアを着こんだ男たちが不穏な気配を漂わせていた

「クソッ!!忌々しい!!」
機嫌の悪さを隠そうともしない不精鬚を生やした男と、
「ははは…。……嫉ましいですよ、アルト先輩…。……僕だって、ナナセさんと」
黒いオーラを全開に呟く少年
スカル小隊のオズマ・リー少佐とその部下、ルカ・アンジェローニである
ただし、本来なら彼らの小隊は4機編成であり、M.I.A(作戦行動中行方不明)となった狙撃手以外に、もう一人、赤い機体を駆るエースが居るのだが…
「……俺達はアーマードパック装着のバルキリーで星間往復の飛行訓練。しかも行った先でアグレッサー(仮想的)役までやれと
 なのにアルトの野郎、統合軍の依頼で別船団の慰問に行ったランカの護衛という名目のデート、か」
「……そして何が腹立つって、1泊2日のお泊り予定ですよね。……あぁ憎らしい、僕だってナナセさんと…」

思わず、顔を見合せて溜息をつく二人
やがて、黒い笑みを浮かべながら訓練計画の打ち合わせをおもむろに始める
「…ルカ。今からのアグレッサー訓練だが、俺達はこれからランカの護衛についている腐れオ○マ野郎の命を狙うテロリストという設定だ
 歓迎に上がってきた護衛部隊を殲滅した後、宿泊予定のホテルに強襲をかける!!」
「了解!!…ふふふ、ランカさんとあ~んな事やこ~んなことをする前に踏み込むわけですね!!
 ふはははははは!!僕たちが訓練だというのに、アルト先輩一人、甘~い一時なんざ過ごさせはしませんよ!!!」
散弾銃に閃光手榴弾、くわえてレーザーサイトを取り付けた突撃銃にハンドガンをコックピットに放り込む
殺る気満々な準備を整えた二人はバルキリーに飛び乗り、発艦と同時にフォールドブースターを作動させた彼らの姿を見て某女性士官は盛大な溜息をついたとか

一方、目的地に設定されてしまった某船団の市街地にあるホテルの一室
「あ、アルトくん…。…その、………あ」
照明が落とされた部屋に、二人きりのアルトとランカ
緊張のためか強張っているランカの身体を包みこむように、抱きしめるアルト
「優しくする。俺を信じろ」
「…信じてるよ。アルトくん…」
やがて、二人の唇は重なりあう…


その頃、目標宙域に到達したスカル小隊の二人は護衛部隊のゴーストとナイトメアと交戦状態にあった
もっとも新兵同然の護衛部隊はルカの仕掛けたジャミングであっという間に混乱し、そこにオズマが止めを刺すという一方的な展開だったが
…やがてレーダー上から驚異が消失したことを確認し、ルカがため息をつく
後はテロリストっぽくホテルに殴り込みをかけ、標的をしばき挙げればミッション終了となるのだが、そこに新たなる障害が発生する
「!!レーダーに急速接近する機影があります!!…このパターンはYF-27です!!」
「ルシファーだと!?なんでブレラの野郎がこんな所に居やがる!!」
やがて視界の隅に光を捉えた瞬間、一条の紅い光が伸びてくる
「えっ!?な、何か撃ってきてないですか!?しかも実弾!?あのレーザーに当たったら…って。う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ルカーーー!!!!」

一瞬で炎に包まれるルカ機のRVF-25。キャノピーが飛んだことは確認したから、辛うじてベイルアウトはできたのだろう
しかし、怒り心頭なオズマの矛先は当然、撃った男に向かうこととなる
「馬鹿野郎、ブレラ!!誰を撃っている!!ふざけるな!!」
「これも訓練の一環だ」
冷静に返答を返す、ブレラ・スターン少佐。ただしオズマ・リー少佐も彼の眼が少し泳いでいた事を見逃さなかった
「……腹割って話せやオラ!フロンティア船団の護衛任務をすっぽかし、挙句に実弾まで撃ってきやがって何が狙いだ!!」
「…アルトと結ばれることが、ランカの望み。…邪魔はさせない」
「なら、押し通るのみ!!」

妹を想う二人の兄。彼らの行動原理は妹の幸せを願っての事なのだが、彼らの歩む道が交わることは無かった
漢たちの死闘が始まったその頃…

「痛っ!!」
「ランカ?大丈夫か?」
ランカの純潔を守る障壁が突き破られた瞬間でもあった
眦に涙を浮かべるものの笑顔を作り、続きを促す
「…うん。大丈夫だよ、アルトくん……。だから……」
その決意にアルトの決心も固まる。健気に微笑む彼女の涙を拭い、彼女の髪に手を伸ばす
「……キツかったら言え」
そしてランカの頭を撫でていた手を、再度彼女の背中に回す
「…ん!っくぅ!」

ランカを気遣いつつもアルトが動き始めたその頃…、兄たちの死闘は続いていた

「ちぃっ!!いい加減、ギブアップしやがれこのシスコン野郎!!」
「そのセリフ、そっくり返す。お前こそ諦めろ。ただの模擬弾頭では俺を落とせない」
「へっ!弾がなくても刃物は付いてるんだよ!!テメエの自慢のビーム機銃だって、直にガス欠だろ!?」
「こちらにも格闘用ナイフくらいならある…。覚悟!」
互いにガンポットを投げ捨て、ナイフ片手に切り結び始める二機…
彼らの死闘はバルキリーの燃料が底をついた後も、ステゴロという形で続けられていた

一方、恋人たちの時間も終わりの時を迎えようとしている
「ランカ、大丈夫か?」
思い人の腕の中でまどろんでいたランカは、アルトの声で意識を引き戻される
「うん、ちょっ痛いけど、もう平気だよ。…でも、夢みたい」
「…そうか。だが、そろそろ時間だ。フロンティアに帰るぞ」
時計に視線を走らせると、夜明けを迎えたばかりの時刻
この時間ならフォールドブースターを使えば、美星学園の始業ベルに間に合うかも知れない
少年と少女は、手と手を取り合って、帰路へとついた。自分たちの帰る場所へと
…すぐ近くで二人の男が素手で殴りあっていた事をスルーして

なお、少年が放置プレイしていた銀河の妖精から折檻を受けるのは、また別の話
さらにいえば、宇宙空間で放置プレイされていた少年兵が回収されるのは、今しばらくの時間が必要だったとか…

「僕にも帰る所がある…筈なんですが…。こんなに悲しいことは…そうは有りません…。…ぐすっ」

※続きは4-457
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