シャロン・アップル
『マクロスプラス』に登場するバーチャル・アイドル。
作品世界において、人工知能やホログラフィーの進化により誕生した史上初の「バーチャロイド・シンガー」。(リアルでいうところのヴォーカロイドにあたり、ヴォーカロイドが発売された際は一部のマクロスファンから「ようやく時代が追いついた」といわれたほど。)
催眠術的に人間の意識・感情を操作する機能を持っており、デビューと同時に銀河系地球文明圏のトップアイドルとなった。
その人気はコンサートが行われれば、惑星規模で騒ぎが起こる程。
性別が女性であるという以外、年齢・人種・歌声や容姿は一定ではなく、美女、少女、人魚、天使などに変化する。
人物というよりは「音響・映像空間」に近い存在であり、本体の制御コンピュータは金属製のブラック・ボックスに収められている。
本作で登場する四角い箱のような顔グラフィックはシャロンの筐体。サブマシンガンの弾を浴びても平気な超仕様。
公には自我を持つ人工知能と説明されているが、実は感情プログラムが未完成。
ミュンとリンクすることで初めて完全に機能するが、非合法のバイオチップを埋め込まれ、
ミュンの表面とは相反する心理を読むうちに暴走。マクロスの統合軍中枢コンピュータを乗っ取り、
式典を目撃した人々全てをマインドコントロール下に置く。
そして
イサムと
ガルドの乗る
YF-19、
YF-21へ向け、三角関係の清算という意味で
ゴーストを出撃させる。
最終的にガルドのYF-21による決死の体当たりによりゴーストは撃墜され、
イサムのYF-19による艦橋への特攻によりシャロンの筐体が爆散し、ブラック・ボックスは機能停止する。
一時的とはいえ、統合軍中枢機能が人工知能に(しかも民間のに)占拠された事態は大問題であり、この余波が無人戦闘機主力化の凍結という結果に繋がった。
5年後の『マクロス7』においてもゴーストは登場せず、10年後を舞台とするゲーム『マクロス VF-X2』では、
シャロン・アップル事件が軍内部でも一部しか知らない特秘事項扱いであることが示唆されていた。
結局、ゴーストの制式化は『マクロスF』の時代である2050年代まで待つこととなった。
余談だが、暴走時の彼女の性格はミュンの心理をもとに形成されており、ミュン同様イサムとガルドに(シャロンの場合は歪んだ)愛情を向けており、またミュンの自己嫌悪はシャロンがミュンを軽蔑するという形で発現している。
三角関係の清算のためにゴーストを差し向けたにも関わらず、いつしか自分自身が新たな三角関係の一点を担っていたとは皮肉な話である。
状況次第では
天使の歌声クリア後に機能停止しようとするシャロンにミュンが語りかけるという演出が追加される。
また、彼女のアルバムは事件後発売禁止になり、その後に催眠術的な要素を取り除いたリメイク版という設定で現実に発売されている。
参入条件
初期ステータス
所属 |
VSF |
階級 |
--- |
体力 |
17 |
射撃 |
91 |
格闘 |
70 |
防御 |
51 |
速度 |
95 |
集中 |
66 |
覚醒 |
46 |
初期コマンドスキル
初期オートスキル
最終更新:2012年06月01日 18:19