第2-29章.
ヴァイサンパヤーナは言った、「すべての敵の懲らしめ手は、クマラの国のスレイニマット王を打ち負かし、次にコーサラ国のヴリハッドバラ王を打ち負かした。そして、パンドゥの息子たちの最たる者は、獰猛さに優る偉業を成し遂げて、アヨーディヤの高潔で強大な王ディルガヤグナを打ち破った。そして、高貴なお方は、ゴパラクシャの国と北のコーサラ族、そしてマラスの王を征服した。そして、ヒマラヤの麓の湿潤な地域に到着した強大な者は、すぐに国全体を支配下に置いた。バラタ族のその雄牛は、このようにして多様な国々を支配下に置いた。そして、パンドゥの息子は、偉大なエネルギーに満ち、あらゆる強者の中で最高の強さを持ち、次にバラタの国を征服し、バラタの側にあったスクティマンタの山も征服した。そして、恐ろしい腕力と長い腕を持つビーマは、カシの王スヴァフを退けず、戦いで打ち負かし、彼を完全に支配下に置いた。次に、パンドゥの息子たちの中のあの雄牛が、スパーサ周辺に横たわる地域に君臨する偉大な王クラタを、圧倒的な力で戦いで打ち負かした。その後、大きなエネルギーに満ちた英雄は、マツヤと強力なマラダを打ち負かし、いかなる恐怖も抑圧もないパスブミと呼ばれる国を征服した。そして、腕の長い英雄は、その地からやって来て、マダラ、マヒダラ、ソマデーヤを征服し、その歩みを北に向けた。そして、クンティの強大な息子は、ヴァツァブミと呼ばれる国とバルガスの王、さらにニシャダスの支配者、マニマット、その他多くの王を、圧倒的な力で征服した。それからビーマは、ほとんど労せずして、すぐに南方のマラスとバガウアンタ山脈を征服した。英雄は次に、政策だけで、サルマカ族とヴァルマカ族を打ち負かした。そして、人間の中のその虎は、大地の支配者であるヴィデハ族の王ジャナカを比較的容易に打ち破った。そして、その英雄は戦略的にサカ族とその国に住む蛮族を征服した。パンドゥの息子は、ヴィデハから遠征隊を派遣し、インドラ山の周辺に住むキラタ族の7人の王を征服した。そして、強大な英雄は、豊かなエネルギーに満ち、戦いでスブマ族とプラスマ族を打ち負かした。そして、彼らを味方につけたクンティの息子は、強大な力を手に入れ、マガダに向かって進軍した。途中、彼はダンダとダンダダーラという名の君主を服従させ、これらの君主に伴われて、パンドゥの息子はギリブラーヤに進軍した。ジャラサンダの息子を調停によって自分の支配下に置き、貢ぎ物を納めさせた後、英雄は自分が打ち負かした君主たちを従えて、カンサに向かって進軍した。そして、4種類の軍勢からなる彼の軍勢によって大地を震え上がらせ、パンダヴァ家の最たる者は、敵の殺し屋であるカルナと遭遇した。バーラタよ、カルナを服従させ、自分の支配下に置くと、屈強な英雄は山岳地帯の強力な王を打ち負かした。そしてパンドゥの息子は、その腕力で、マダギリに住む強大な王を激しい出会いの中で殺害した。王よ、パンダヴァは次に、勇猛果敢で勇敢な英雄たち、すなわち、勇猛果敢で強大なヴァスデーヴァ、プンドラの王、カウシカカチャに君臨するマハウジャ王を戦いで征服し、次にヴァンガの王を攻撃した。そして、サムドラセナ、チャンドラセナ王、タムラリプタ、カルヴァタ族の王、スフマ族の支配者、海辺に住む王たちを打ち破り、バラタ族の中のその雄牛は、ムレチャ族のすべての部族を征服した。風神の力強い息子は、こうして様々な国を征服し、彼らから貢ぎ物を取り立て、ロヒティに向かって進んだ。そしてパンドゥの息子は、海沿いの湿地帯に住むすべてのムレチャ族の王たちに、貢物とさまざまな種類の富、サンダルの木とアロエ、衣服と宝石、真珠と毛布、金と銀、貴重な珊瑚を納めさせた。ムレチャ王たちは、クンティの輝かしい息子に、何億という硬貨や宝石からなる富の雨あられを浴びせた。そしてインドラプラスタに戻り、恐ろしい腕前のビーマは、その富のすべてを正義の王ユディスティラに捧げた」。