第2-56章.
ドゥリタラーシュトラ王は息子の意向を確かめ、運命は必然であることを知っていたので、私が言ったとおりにした。しかし、聡明な者の筆頭であるヴィドゥラは、兄の言葉を認めず、こう言った。王よ、私はあなたのこの命令を認めません。私は恐れている、これは我々の種族の滅亡をもたらすだろう。あなたの息子たちが団結を失えば、彼らの間に必ず不和が生じるでしょう。王よ、このサイコロの試合から、私はこのように思います」。
ドゥリタラーシュトラは言った、「運命が敵対しなければ、この争いは私を悲しませることはない。全宇宙は創造主の意志のもとに、運命の支配のもとに動いている。それは自由ではない。それゆえ、ヴィドゥラよ、私の命令でユディシュティラ王のもとへ行き、クンティの無敵の息子をすぐに連れてきなさい」。