第2-61章.
ヴァイサンパヤーナは言った、「(ユディシュティラに)完全な破滅をもたらすことが確実なこの賭博の最中に、あらゆる疑念を払拭するヴィドゥラは(ドリタラーシュトラに向かって)言った、『偉大な王よ、バーラタ族の汝よ、私の言うことに耳を傾けよ。この罪深い心の持ち主であるドゥリョーダナが、生まれた直後、ジャッカルのように不規則に鳴いたとき、彼がバラタ民族を滅亡させるよう定められたことはよく知られていた。王よ、彼が汝ら全ての死の原因となることを知れ。王よ、ジャッカルがドゥルヨーダナの姿であなたの家に住んでいる。汝の愚かさのために、汝はそれを知らない。今から引用する詩人(スクラ)の言葉に耳を傾けなさい。山で)蜜を集める者たちは、求めるものを手に入れた後、落ちようとしていることに気づかない。危険な高みに登り、求めるものを追い求めるあまり抽象化され、落下して破滅に至る。このドゥリョーダナもまた、サイコロ遊びに熱中し、蜂蜜を集める者のように、求めるものに耽溺し、その結果に気づかない。これらの偉大な戦士を敵に回し、彼は彼の前にある落下を見ない。聡明な汝よ、ボージャ族の中で、その種族にふさわしくない息子を市民のために捨てたことは知られている。アンダカ族、ヤーダヴァ族、ボージャ族が団結してカンサを見捨てた。その後、部族全体の命により、同じカンサが敵の殺し屋クリシュナによって殺された時、部族の者は皆、百年の間、非常に幸福になった。だから、あなたの命令で、アルジュナにこのスヨダナを退治させなさい。そして、この哀れな者を退治した結果、クルス族を喜ばせ、幸福な日々を過ごさせなさい。大王よ、一羽のカラスと引き換えに、この孔雀--パンダヴァ家--を買い取らせてください。一族のために一族が犠牲になり、一村のために一族が犠牲になり、一県のために一村が犠牲になり、自分の魂のために地球全体が犠牲になるかもしれない。あらゆる生き物の考えを知り、あらゆる敵にとって恐怖の源である全知全能のカヴィヤ自身が、ジャンバ誕生の瞬間、偉大な阿修羅たちにジャンバを捨てさせるために言った言葉である。ある王が、黄金を吐く多くの野鳥を自分の家に住まわせた後、誘惑に負けて殺してしまったという。敵の殺し屋よ、誘惑と享楽の欲望に目がくらみ、金のために、王は現在と将来の利益を同時に破壊した。それゆえ、王よ、物語の中の王のように、パンダヴァたちを利益欲から告発してはならない。そうすれば、愚かさに目がくらみ、鳥を殺した人のように、後で悔い改めなければならなくなるからである。花売りが庭で、日ごとに愛情を込めて大切にする木から(多くの花を)摘み取るように、バーラタよ、パンダヴァーたちから日ごとに花を摘み取り続けなさい。すべてのものを黒い炭にしてしまう、火を生むそよ風のように、彼らを根こそぎ焦がしてしまわないように。王よ、汝の息子や兵を率いて、閻魔大王の地へ行くな。プリータの息子たちと共に戦うことのできる者が、そこにいるであろうか。他の者は言うに及ばず、天上人の長、天上人の長自身に、そのようなことができようか。"