第3-176章.
ヴァイサンパヤナは言った、「彼らが滝に溢れ、鳥や八方の象やクヴェーラの超自然的な従者(その住人)がいる美しい山にある幸せな家を離れた時、バラタの一族の最も優れた者たちは全ての幸福を失った。しかしその後、クヴェーラのお気に入りの山、カイラーサが雲のように現れたのを見て、バラタの種族で傑出した英雄たちの喜びは非常に大きくなった。そして、その英雄の最たる者たちは、シミターと弓を装備し、満足げに進み、さまざまな場所で、高台や渓谷、ライオンの巣、ごつごつした土手、無数の滝や低地、また無数の鹿や鳥や象が生息する大森林を見た。そして彼らは美しい森や川や湖や洞窟や山の洞窟に出くわし、これらは昼も夜もしばしば偉大な男たちの住処となった。そして、あらゆる近づきがたい場所に住み、想像を絶する壮大なカイラーサを越えて、彼らはヴリシャパルバの素晴らしく、この上なく美しい庵にたどり着いた。そして、ヴリシャパルバ王と出会い、彼に迎えられた彼らは憂鬱から解放され、ヴリシャパルバに山での滞在の話を正確に詳しく語った。そして、神々やマハルシが頻繁に訪れる神聖な住処で一夜を楽しく過ごした偉大な戦士たちは、ヴィサーラと呼ばれるナツメの木に向かって順調に進み、そこに宿舎をとった。そして、ナーラーヤナの場所にたどり着いた大らかな者たちは皆、神々やシッダが頻繁に訪れるクヴェーラのお気に入りの湖を見て、一切の悲しみから解放され、そこに住み続けた。そして、その湖を眺めながら、パンドゥの息子たちはその場所を横断し、ナンダナ庭園に住むことになった無垢なブラフマナのリシたちのように、すべての悲しみを捨て去った。それから、それらの戦士たちは皆、バダリで1ヶ月間幸せに暮らした後、自分たちが来たのと同じ道を辿って、キラタ族の王スヴァフの領域に向かって進んだ。そして、困難なヒマラヤ地域、中国、トゥハラ、ダラダ、そして宝石の山が豊富なクリンダのすべての国を越えて、戦士たちはスヴァフの首都に到着した。王たちの息子や孫たちが皆、自分の王国にたどり着いたと聞いて、スヴァフは喜びに高揚し、(彼らに会うために)前進した。すると、クルス族の最高の者たちも彼を歓迎した。そして、スヴァフ王に会い、ヴィソカを先頭にしたすべての車夫たちや、インドラセーナやその他の従者たち、また台所の監督者や使用人たちも加わり、彼らはそこで一晩快適に過ごした。そして、すべての戦車と戦車兵を引き連れ、ガトートカチャとその従者たちを退けると、次にヤムナー近辺の山の君主のところへ向かった。滝が多く、灰色と橙色の斜面と頂上が雪で覆われた山の中腹で、戦士たちはチトララタの森のようなヴィサカユパの大森林を見つけ、イノシシや様々な種類の鹿や鳥が生息しているのを発見し、そこを彼らの住処とした。狩猟を主な生業とするプリータの息子たちは、その森で1年間穏やかに暮らした。その山の洞窟で、ヴリコダラは心を乱し悲しみに暮れていたが、飢えに苦しみ、死そのもののように獰猛な姿をした巨大な蛇に出くわした。この危機の時、敬虔な人の中で最も優れたユディシュティラがヴリコダーラの守護者となり、無限の力を持つ彼は、全身を蛇のひだに掴まれていたビーマを救い出した。森での滞在が12年目になると、クル族の子孫たちは、輝きに燃え、禁欲に励み、常に弓術の修行に専念し、そのチトララタのような森から砂漠の境界まで陽気に戻ってきた。彼らがドワイタバナに入るのを見て、その場所の住人は無欲主義、宗教的な儀式、自制的な訓練に従事し、深く敬虔な瞑想にふけり、(歯がないため)石を敷き詰めたもので生活していたが、草のマットと水瓶を調達して彼らを迎えに進んだ。聖なるイチジク、ルダラクシャ、ロヒタカ、サトウキビ、ナツメ、カテキュー、シリシャ、ベル、イングダ、カリラ、ピル、サミの木がサラスワティのほとりに生えていた。サラスワティは天人の住処であり、ヤクシャ、ガンダルヴァ、マハルシのお気に入りの(保養地)であった。