第3-209章.
マルカンデーヤは続けた、『ユディシュティラ王よ、あのブラーフマナにこう尋問された徳の高い鳥使いが、彼に何と答えたか聞いてください。人の心はまず知識の獲得に向かう。そして、そのために労働し、大きな仕事に取りかかり、美しさ、風味など、多くの欲望に満ちた快楽にふける。そして、好意、妬み、貪欲、そしてすべての霊的な光の消滅が続く。こうして人が貪欲に影響され、羨望と好意に打ち勝つと、その知性は正義に導かれなくなり、まさに徳のあざ笑いを実践するようになる。偽善で徳を実践し、不正な手段で富を得ることに満足し、こうして得た富で、彼らの中の知性原理はそれらの邪悪な方法に夢中になり、罪を犯したいという欲求に満たされる。善良なブラーフマナよ、彼らの友人や知恵ある者たちが彼らを諌めるとき、彼らはまやかしの答えを用意するが、それは健全でも説得力もない。邪悪な道にはまっていることから、彼らは三重の罪を犯している。彼らは考えにおいても、言葉においても、また行動においても罪を犯す。邪悪な道に溺れることによって、彼らの善良な資質はすべて死に絶え、邪悪な行いをする者たちは、同じような性格の者たちとの友情を育み、その結果、現世でも来世でも不幸に見舞われる。罪深い人間はこのような性質を持っている。彼は霊的な洞察力によってこれらの悪を見分け、幸福と不幸を区別することができ、徳のある人に敬意を払い、徳を実践することによって、心が義に傾くのです』。ブラーフマナは答えた、『あなたは、他の誰も説くことのできない宗教の真の説明をされました。あなたの霊力は偉大で、私には偉大なリシのように見えます」。偉大なブラーフマナは、私たちの祖先と同じ栄誉をもって崇拝され、常に他の人よりも先に食べ物を捧げて祀られています。この世の賢者は、自分にとって喜ばしいことを、心を尽くして行います。そして私は、善良なブラーフマナよ、クラスとしてのブラーフマナにひれ伏した後、彼らに喜ばれることを汝に説明しよう。汝は私からバラモン哲学を学べ。どこでも征服できず、偉大な要素にあふれるこの宇宙全体がブラフマーであり、これより高いものはない。大地、空気、水、火、空が大いなる要素である。そして形、匂い、音、触覚、味覚がその特徴的な性質である。これらの後者もまた、互いに相関する性質を持っている。そして、3つの性質のうち、それぞれが徐々に特徴づけられ、優先順位の高い順に、心と呼ばれる意識である。次に五感、魂、そしてサットワ、ラジャス、タマスと呼ばれる道徳的性質である。これら17の性質は、未知の、あるいは理解できない性質であると言われている。私はこのすべてを汝に説明したが、汝は他に何を知りたいのだ?