第3-223章．
「私はプラジャパティ（万物の主、ブラフマー）の娘で、名前はデーヴァセーナです。妹のダイティアセーナはケシンに犯されてしまいました。私たち二人の姉妹は、侍女を連れて、プラジャパティの許しを得て、このマナサ山脈に快楽を求めに来るのが常でした。そして、偉大な阿修羅ケシンは毎日私たちに求婚していました。パカの征服者よ、ダイティアセナは彼の言うことを聞いたが、私は聞かなかった。それゆえ、ダイティアセナは彼に連れ去られたが、偉大なる者よ、あなたはその力で私を救い出した。そして今、天界の主よ、私のために無敵の夫を選んでください。あなたの母は私の母ダクシャヤニの妹です。さあ、あなたの腕前をお聞かせください」。婦人は答えた、『長い腕を持つ英雄よ、私はアバラ[70]（弱い）ですが、私の夫は強力でなければなりません。私の父の恩恵によって、彼は神々からもアスラ族からも尊敬されるでしょう」。インドラは言った、『罪のない生き物よ、私はあなたから聞きたい、あなたの夫がどのような力を持つことを望むのか』。その女性は答えた、『ブラフマーに捧げられた、男らしく有名で力強い存在で、すべての天人、アスラ人、ヤクシャ人、キンナラ人、ウラガ人、ラクシャ人、そして邪悪な心を持つダイティア人を征服することができ、あなたと共にすべての世界を征服することができる者を、私の夫とします』。
マルカンデーヤは続けた、「彼女の言葉を聞いて、インドラは嘆き悲しみ、心の中で深く思った。そして、太陽のような輝きで飾られたその神は、太陽がウダヤの丘に昇り[71]、偉大なソーマ（月）が太陽の中に滑り込むのを知覚した。新月の時、百の犠牲を捧げた彼は、ラウドラ[72]の瞬間に、日の出の丘で神々とアスラが戦っているのを観察した。そして彼は朝の薄明かりが赤い雲に染まっているのを見た。また、ヴァルナの住処が血のように赤く染まっているのを見た。また、アグニがブリグ、アンジラス、その他によって様々な賛美歌と共に捧げられたオブラートを運び、太陽の円盤に入るのを見た。さらに彼は、太陽を飾る24のパルヴァと、そのような環境の下で恐ろしいソーマも太陽の中に存在するのを見た。この太陽と月の結合とその恐るべき結合を見て、サクラは心の中でこう思った。シンドゥ川（インダス川）も新鮮な血の流れで流れ、火のようなひもをつけたジャッカルが太陽に向かって叫んでいる。この大いなる結合は恐ろしく、エネルギーに満ちている。月（ソーマ）と太陽およびアグニとのこの結合は非常に素晴らしい。もしソーマが今息子を産めば、その息子はこの女性の夫になるかもしれない。そして、アグニもまた同じような環境にあり、彼もまた神である。もし二人が息子を産んだら、その息子はこの婦人の夫になるかもしれない』。このような考えを持って、その輝かしい天人はデーヴァセーナ[73]を連れてブラフマーの領域に戻った。そして大王に敬礼して言った、『あなたは高名な戦士をこの婦人の夫に定めなさい』。ブラフマーは答えた。その結婚から生まれる子は、それに応じて強大で力強いものとなる。その強力な存在がこの女性の夫となり、あなたと共にあなたの軍の共同指導者となるであろう」。こうして、天界の主君とその女性は彼に頭を下げ、偉大なバラモンたち、強力な天界のリシたち、ワシスタたちが住んでいる場所に向かった。インドラを先頭に、他の神々もまた、ソーマの飲料を飲むことを望み、リシたちのいけにえに向かい、供え物のそれぞれの分け前を受け取った。明るく燃え盛る火で儀式を執り行い、偉大な志を持った者たちは天界の神々に捧げ物をした。そして、オブラートを運ぶアドビュタの火がマントラと共に招かれた。そして、太陽円盤から出てきたその主なる火は、言論を抑制しながら、きちんとそこに戻ってきた。そして、バラタ族の長よ、その火は、点火され、リシたちが賛美歌を唱えながら様々な供物を捧げた犠牲の火に入り、それらを携えて天の住人に渡した。その場所から戻る途中、彼は高貴なリシたちの妻たちがベッドの上で安らかに眠っているのを見た。その夫人たちの顔色は金の祭壇のように美しく、月の光のように汚れがなく、燃える炎のようで、燃える星のようであった。ブラフマナたちの妻たちを熱心な眼差しで見て、彼の心は動揺し、その魅力にほだされた。彼は心を抑えて、このように興奮することは自分にとって不適切であると考えた。これらの偉大なブラフマナの妻たちは貞節で忠実であり、他人の欲望には及ばない。私は彼らを所有したいという欲望でいっぱいだ。欲望に満たされていない時、私は合法的に彼らに目を向けることも、触れることもできない。それゆえ、私は彼らのガルハパティヤ（眷属）の火となることで、彼らを眺めるだけで毎日自分を満足させることにしよう』」。
マルカンデーヤはこう続けた。「アドブタの火は、こうして自らを家の火に変え、金の衣をまとった女性たちを見て、自分の炎で彼女たちに触れることに大いに満足した。そして、彼女たちの魅力に影響され、長い間そこに留まり、彼女たちに心を捧げ、彼女たちへの激しい愛で満たされた。ブラフマナの女性たちの心をつかむための努力はことごとく挫折し、自分の心は愛に苛まれ、彼は身を滅ぼすという確かな目的を持って森に向かった。その少し前、ダクシャの娘スワハが彼に愛を捧げた。その優れた女性は、長い間彼の弱点を見つけようと努力していたが、その罪のない女性は、冷静沈着な火の神の弱点を見つけることに成功しなかった。しかし、神が恋の苦しみに苛まれながら森に入った今、彼女は考えた。そうすれば、彼は満足し、私の欲望も満たされるだろう」。
