第5-70章.
ドリタラーシュトラは言った、『サンジャヤよ、蓮の目をしたクリシュナについてもう一度教えてください。サンジャヤは言った、「(ケーサヴァの)殊勝な名前は以前に私が聞いた。私が知っている限り、あなたに教えましょう。しかし、ケーサヴァは計り知れない存在であり、言葉の力では言い表せない。彼がヴァスデーヴァと呼ばれるのは、彼がすべての生き物を幻影の屏風で包んでいるからであり、あるいはその輝かしい輝きからであり、あるいは神々の支えであり憩いの場であるからである。ヴィシュヌと呼ばれるのは、そのすべてを貫く性質による。バーラタよ、彼がマダヴァと呼ばれるのは、彼がムニとして修行し、真理に心を集中し、ヨーガに没頭しているからである。彼は阿修羅マドゥを倒したことからマドゥスダナと呼ばれ、また24の知識の実体を持つことからマドゥスダナと呼ばれる。クリシュナと呼ばれるのは、「存在するもの」を意味するクリシュナと「永遠の平和」を意味するナの2つの言葉が意味するものを、クリシュナ自身の中に統合しているからである。彼はプンダリカクシャと呼ばれるが、これはプンダリカが高く永遠の住処を意味し、アクシャが「不滅」を意味するからである。サットワタと呼ばれるのは、サットワの属性が彼から決して離れないからであり、また彼がサットワから決して離れないからである; ヴェーダは彼の目であり、ヴェーダは彼を見ることができる目であることを意味する。その至高の魂はダモーダラと呼ばれるが、それは神々とは異なり、その発露が漸増し、彼自身のものであるからであり、また、彼は自制心と偉大な輝きを持っているからである。彼はフリシケサと呼ばれる。フリシカは「永遠の幸福」を意味し、イサは「六つの神聖な属性」を意味する。彼は二本の腕で大地と空を支えるので、マハーヴァフと呼ばれる。また、すべての人間の帰依者であることから、ナーラーヤナと呼ばれる。彼は「創造し、保存する者」を意味するプルからプルソッタマと呼ばれ、「破壊する者、宇宙を創造し、保存し、破壊する者を意味する結合」を意味する。クリシュナは常に真理の中にあり、真理は常に彼の中にあり、ゴヴィンダは真理の真理である。それゆえ、彼はサティヤと呼ばれる。彼はその武勇からヴィシュヌと呼ばれ、その成功からジシュヌと呼ばれる。その永遠性からアナンタと呼ばれ、あらゆる種類の言葉に関する知識からゴーヴィンダと呼ばれる。彼は非現実を現実のように見せ、それによってすべての生き物を惑わす。このような属性を持ち、常に正義に献身し、神性を備えているマドゥを殺す者、朽ちることのない強靭な腕を持つ者は、クルス族の殺戮を防ぐためにここにやって来るであろう。