第6-8章.
ドリタラーシュトラは言った、「サンジャヤよ、すべてのヴァルシャとすべての山の名前を、またそれらの山に住むすべての者の名前を、本当に教えてください」。
サンジャヤは言った、「スウェタの南とニシャダの北にロマナカと呼ばれるヴァルシャがあります。そこで生まれる男たちは皆、白い顔色で、血筋が良く、ハンサムである。また、そこで生まれた者は皆、敵がいない。王よ、彼らは一万一千五百年の間、陽気な心で生き続ける。ニシャダの南にはヒランマヤと呼ばれるヴァルシャがあり、そこにはヒランワティと呼ばれる川がある。王よ、そこにガルーダという鳥の中で最も優れた者が住んでいる。王よ、そこの人々は皆ヤクシャの従者であり、裕福で、美男子である。そして王よ、そこにいる者たちは力強く、陽気な心を持っている。王よ、彼らは一万二千五百年生きる。人の支配者よ、スリンガヴァットの山々には三つの美しい頂がある。そのうちのひとつは宝石と宝石でできており、もうひとつは非常にすばらしく、あらゆる種類の宝石でできており、宮殿のような邸宅で飾られている。そこにはサンディリという名の自己発光する女性が常に住んでいる。王よ、スリンガヴァトの北、海の縁まで行くと、アイラヴァトと呼ばれるヴァルシャがある。この宝石のような山がそこにあるからこそ、このヴァルシャはすべてに優る。そこでは太陽は熱を与えず、人は衰えることがない。そして、そこにある月は、星々とともに唯一の光源となり、(大空を)覆っている。蓮のような輝きと顔色を持ち、蓮の花びらのような目を持ち、そこで生まれた者は蓮の香りを持つ。翼のない目、(体から発散する)心地よい香りを持つ彼らは、食べ物なしで過ごし、感覚を制御している。王よ、彼らは皆、天人の領域から堕落した者であり、いかなる罪もない。そして、君主よ、彼らは1万3千年生きる。バラタ族の最良の者よ、彼らの命の尺度よ。そして、乳白色の海の北に、無限の力を持つ主ハリは、黄金で作られた車の上に住まわれる。その車には8つの車輪があり、多数の超自然的な生き物が配置され、心の速さを持つ。その顔色は火のようであり、強大なエネルギーを備え、ジャムヴナダの黄金で飾られている。バーラタ族の雄牛よ、彼はすべての生き物の主であり、あらゆる種類の繁栄を持っている。宇宙は彼の中に融合し(解脱の時)、(創造的欲望が彼を捕らえた時)再び彼から発散する。彼は行為者であり、他のすべてを行為させるのも彼である。君主よ、彼は地であり、水であり、空間であり、空気であり、火である。彼はすべての被造物に対するサクリファイスであり、火は彼の口である」。
ヴァイサンパーヤナは続けた、「高貴な心を持つドリタラーシュトラ王は、サンジャヤにこのように言われると、君主よ、息子たちのことで瞑想にふけった。サンジャヤにこう言われたドリタラーシュトラ王は、息子たちのことで瞑想にふけった: 疑いなく、スータの息子よ、宇宙を破壊するのは時である。そして、再びすべてを創造するのは時間である。ここに永遠なるものはない。すべての生き物を破壊するのは、全知を備えた奈良とナーラーヤナである。 神々は彼をヴァイクンタ(計り知れない力)と呼び、人は彼をヴィシュヌ(宇宙を遍満する者)と呼ぶ」。