オルバスク - ここだけ魔法学校の掲示板 ウィキ

本名：クロムウェル・オルバスク
身分：貴族

概要

由緒正しき血統を有する貴族オルバスク家の当主。
魔法族、非魔法族問わず公正に対応する人物。
そのため、オルバスク領内において魔法族、非魔法族の対立、諍いは確認されていない。
また、近年、オルバスク領内に眠る液体型の新資源を発見し、それを元手に領地を急速に発展させている。
魔法族社会が硬直化し、停滞していると考えており、魔法族、ひいては魔法文明の未来を憂いている。
同時に、魔法族と非魔法族の対立の可能性についても懸念している。

元貴族の生徒とは旧知の間柄で親しくしている。

そのためか、新世界なるものを創造し魔法文明に対して変革を促そうと画策している。

...

魔法文明の発展と変革を促すという野心を果たすために魔法学校にて新世界誕生にまつわる騒動を起こす。
魔法学校の生徒たちを強制的に新世界へ転移させ、その魂を戦闘儀式と神話時代の遺物にて新世界に固定しようとしたが失敗。
それでも諦め悪く足掻こうとするが最後はエディル・ラディックス（元貴族の生徒）によって銃殺されるという最期を迎える。
彼の計画に賛同する同士の貴族がいたが、オルバスクの計画が失敗した後、皆、強制捜査を執行されたという。

過去

元々は旧世代の思考で行動する貴族であったが非魔法族の研究者の女性（のちの妻）と出会ったことで影響を受けるようになる。

紆余曲折の末、二人は恋愛関係となり結婚することとなった。その際、結婚に反対する父と母、そして親族と殴り合いをするようになり最終的に殴り合いを制したのはクロムウェルであった。

親族から認められ、愛する人と家族となりそして子供が二人誕生した。彼の人生は幸せだった。そうして幸せな時間を過ごすうちに彼は妻に感化された影響もあり未来に目を向けるようになる。

しかしある日、爆破テロにより自身の妻と二人の子供、父と母の家族、オブハブス家とラディックス家を除いた親族を喪失する

それでも彼は折れることができなかった。家族を奪ったテロリストたちへの怒りを胸に糾弾し、報いを受けさせようとした。

しかし、そんな彼を待っていたのは理不尽な現実だった。

古臭い考えの貴族たちはテロリスト捜索を妨害し、事件を迷宮入りさせてしまったのだ。

そのことに彼は絶望した。貴族社会に対して。それだけではない。多くの魔法族がテロに関心を覚えなかったのだ。そうしてオルバスク領で起きた爆発は事故として処理されるようになってしまった。

...

彼は諦めることができなかった。
貴族社会の革命という理想に賛同する同士を募り、彼らと手を組み権力を手に入れることに邁進する。
旧態依然とする貴族社会を変革し、爆破テロの首謀者に鉄槌を下すために。
しかし、貴族社会の変革を目指していく内に彼は魔法文明の停滞と、非魔法族の文明の発展度合いの差を目の当たりにすることとなった。そして、魔法文明の衰退、もしくは非魔法族が魔法という文明に価値を見出し、科学的な研究に乗り出すことで発生する魔法族と非魔法族の対立の果ての戦争、魔法族の滅亡という未来が彼の脳裏によぎることとなる。
その未来を恐れたオルバスクは悩み続けた果てに一つの考えが思いつく。
オルバスク領内に存在する神話時代の遺跡と遺物、それらを利用して新世界を創造し、新たな魔法文明を興すことを。
技術だけではない文明の変革と発展が果たされる未来を創り出すことを。
いずれ、世界中の魔法族を殺戮する悪党に成り下がるという決意と共に……。

草の者達

魔法学校内に潜入させていたオルバスクの手先。
魔法学校に対するデモ活動の誘発やスパイ活動を行っていた。
新世界騒動時に新世界発生の儀式の準備を整える役割を果たした。

...

実は彼らはオルバスク領内で起きた爆破テロ実行者の親族である。
非魔法族にすり寄ったように見えるオルバスクを疎んだ爆破テロの首謀者である貴族たちに切り捨てられ貧困に喘いでいたところを爆破テロについて知っていることを全て話すことを条件にオルバスクに拾われる。
以降、拾われた親族たちはオルバスクに忠誠を誓い、彼の野望を達成するための手駒となった。
草の者達は新世界にまつわる騒動収束後、全員警察に引き渡されることとなった。
草の者達の親族についてはあらかじめ新世界に送られている。
オルバスクの計画が失敗したとき、彼らが迫害されることを防ぐための措置である。