概要
「もし。今少し近うおいでなさい。あなたのお心、明かし暴いて、──深く抉ってさしあげます」
久月家当主。
門隠大社が幹部の
一人で、弱冠の学者にして作家。特に総体的な自然科学、心理学における権威。
著書における「深悟(しんご)」の筆名や本人の出不精が原因して男性と誤解されているが、正しくは「深悟(みさと)」であり、歴とした女性である。兎に近似した特徴を持つ
亜人の末裔であり、他人の意識を知覚する異能、「穿心術」の継承者。知識を吸収することに長け、若輩の身をして多様な学問に精通している。
かように本来は学術に専心する人物であるが、心を読むというその異能ゆえ、一族の地位向上のために政においての暗躍を命じられることも多く、しばしば社交の場に赴いては謀略の片棒を担ぐ。彼女を前にしてはいかなる詭弁も嘘偽りも、見え透いた虚飾に過ぎない。
口下手ではないが、みだりに言を弄することを嫌い、些末な会話にはもっぱら扇子言葉を用いる。
代表的な著書に「渡世指南書・葉隠帖」「東西蟲類白書」「歌集・宝月抄」などがある。
- 通称:「陰謀屋」「久月の地獄耳」「嫌われ白兎」
- 出身:楼蘭皇国
- 所属:門隠大社
- 身長:151cm
- 年齢:19歳
- 担当メヱド:葉隠丸(話術、処世術など)
著書
処世術や人道の在り方など、広義の教養を説いた一冊。
隠語や俗語、礼法一般などの社会知識だけでなく、上司や部下に対する好ましい接し方の一例、果ては色事の行い方までもが記されている。しかしそうした記述の多くは彼女の母親、久月里美が花魁であった時分にしたためていた手帖の内容に基づくものであり、深悟自身の実体験によるものではない。
なお、葉隠帖という名称は、久月里美のかつての源氏名「葉隠太夫」に由来する。
Gに関連する種の生態を記した学術書。
深悟の蟲類学研究に基づく専門書であり、これまで生態の不明瞭であった楼蘭原生種は元より、世界各地に生息するGについて広く言及されている。知識に偏りがなく、特にメヱド技師を中心に必携と評する声が後を絶たない。
近く新種のGや
バストン固有種の生態を加筆した第二版の出版が予定されている。
タンスに隠しておいたポヱムが何故か出版されていた。また
お前か。
久月里美
「心を透かす耳なぞ無くとも、男心を手繰るくらい、赤子をあやすより容易くありんす」
久月深悟の母親。先代当主の正妻。
遊郭の花魁であったが、先代に見初められて久月家に嫁ぐこととなった。気品と教養を兼ね備えた太夫であり、作家、歌人として精力的に活動していたが、その出自ゆえ、久月家の正室となったことを快く思わない者は多く、深悟が九才の年月を重ねた時分、食事に盛られた毒が原因となり、病床においてその生涯を閉じた。
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最終更新:2009年02月09日 21:55