概要
「とと様と呼ヴぁわれぇ」
九鬼家当主にして
獄窩のオオカシリ。世間での通り名は九鬼与差右衛門。諱は重鉄。本性スクナカビラノヌシ（宿那神開主）。
一見すると耄碌したように見えるが実は心身カクシャク。義に厚く、いい年こいて暑苦しい熱血漢だが一方でそんな自分を冷静に観察してる一面も。直情径行型に見え
て長く活きた分だけの強かさは備えている。
幕末の動乱期には帝を奉じて幕府軍の戦線を突破し倭都一番乗りを果たし、揚州街道の赤鬼としてその名を諸国に轟かせ、一族郎党を率いて戦った楼ヴォ戦争の折に
はまたもやその蛮勇を遺憾なく発揮せしめ、302高地の鬼神の異名を取った等と嘘かまことか酔うとそんな与太を飛ばす。
武勇を誇るも、それ故に他家の先兵となって政争に明け暮れ没落した葛神家や森叢家を見るにつけ、そうしたことには極力不干渉の姿勢を取ることによって一門の独立
性を保ってきた強かなジジイ。ある意味KY。九鬼家の等距離外交方針は彼の代になってから始められたもの。
日和見主義の昼行灯に徹しているもののその存在感はどの家からも一目置かれている。
原則どの家に対しても付かず離れずの中立姿勢をとるが、久月家は別で先代久月家の当主とは個人的に親交があり、人間として好いていたらしく
久月深悟の後見人を
自ら買って出る。
現在も名目上は当主の座にあるが、煩わしいことは全て十一男坊の当主代行九鬼丑寅ことイスミタヂカラノトに押し付けセミリタイア。
どこかにあるリヤルってヤツを求めてテメェ探しの旅に出たきり音信不通。それでも盆と正月には年始参りと称して、門隠一門の屋敷に押しかけて酒盛りをしたり、旅
先で見繕った男を連れてきて深悟に縁談を持ち掛けたりする。
現在までに41人の妻を持ち、108人の子を儲けた。孫、曾孫以降は当人も全てを把握しきれていない。もう一族全部ワシの子供でいいよ。
糖尿を患ってるけど少なく見積もっても恐らくあと五十年は生きるんじゃないかなぁ。
関連項目
最終更新：2010年03月19日 03:24
