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  • 宗介「こちらウルズ7、常盤台中学の潜入に成功した」②

自分用SSまとめ

宗介「こちらウルズ7、常盤台中学の潜入に成功した」②

最終更新:2011年09月30日 00:36

meteor089

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管理者のみ編集可

宗介「こちらウルズ7、常盤台中学の潜入に成功した」 ① ②

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164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 02:49:36.60 ID:6ob3lNul0
美琴「先生!あの子の部屋に案内して!あの子確か用事があるっぽいこと言ってたわ
    何か記録が残ってるかも!」

冥土返し「本当かい?君、案内してあげて」

看護師「は、はい!こちらです」

―――
――

看護師「ここです!で、でもロックが……!」

宗介「どけ、ここは安全かつ確実に爆h(ry」

美琴「アンタは黙ってなさい!私が開けるわよ!」

 ピピー。プシュー!

宗介「あ、開いただと?今君は何を?」

美琴「あん?電子ロックなんて私の前じゃ紙屑同然よ
    本来能力ってもんは工夫すりゃなんだって出来るわよ」

宗介「……工夫か」

美琴「それより何か情報を探す!」

宗介「了解した」



166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 02:51:45.34 ID:6ob3lNul0
 19090号の部屋は綺麗に片付いている。そんな中で1つの電子端末を探し出すのは容易だった。

美琴「情報ロック解除!プライベート覗いてごめんね」

宗介「何かあるか?」

美琴「……あった!!これは…!?」


 お前に感情を与えた布束砥信は預かっている。彼女の命が惜しければお前の感情が生まれた場所に来い。
 ネットワークは使うな。一人で来い。


宗介「布束……?知っている名か?」

美琴「そんな……!!あのギョロ目が……あの子に感情を?
    布束ってのは学習装置の開発・監修をした長点上機学園の学生であり科学者よ」

宗介「長点上機?少し待て、相棒に確認を取ってみる」

美琴「相棒?」



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 02:56:14.98 ID:6ob3lNul0
かなめ『ええ……そうよ!布束さんは私と同じクラス
     でもずっと行方不明らしいのよ』

宗介「……!行方不明になった日はわかるか!?」


かなめ『アンチスキルの報告によると……“8月19日”!』


美琴「……そんな」

 繋がったかもしれない。自分が病理解析研究所を襲撃し、学園都市の暗部と交戦したあの日
 布束はその日から行方不明になっているのだ。これは偶然とは考えにくい。

宗介「では君が暴れた混乱に乗じて彼女に感情を入力したと?」

美琴「理由はわからないけど……そう考えて間違いないわね
    あのギョロ目も……戦っていたなんて」

宗介「悔やむのはやってからだ!病理解析研究所に急ぐぞ!」

美琴「待って!あの日襲撃する予定だった研究所はもう一個あるの!
    Sプロセッサ社の脳神経応用分析所!あの子がどちらで学習装置の調整を受けたかわからないわ」

宗介「くそっ……他のミサカはわからないのか?」



169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 02:58:15.20 ID:6ob3lNul0
10032号『結論から言うと、わかりません。あの時期のミサカたちはいろんな研究所を転々としていたため
      番号が近くても研究所がバラバラでした――とミサカは懇切丁寧に説明します。
      付け加えますと、そのころから19090号の“プライベート”は始まっており
      ネットワーク上の情報収集も困難です――とミサカは補足説明をします』

美琴「ダメか……二手に分かれましょう!」

宗介「駄目だ!君は危険すぎる!」

美琴「私はあんたなんかよりよっぽど強いわよ!
    あの子を助けたいの!?助けたくないの!?」

宗介「くっ……アル!」

アル《何でしょう?》

宗介「俺を脳神経応用分析所に、御坂を病理解析研究所に送れ!
    その後は二か所の中間距離で応援の要請があるまで待機しろ」

アル《ラージャ》

宗介「……これでいいか御坂?」


美琴「ええ、完璧よ」



170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:01:11.64 ID:6ob3lNul0
 病理解析研究所。ここは8月19日に美琴が襲撃した研究所であり今は廃墟と化している

宗介「ここでいいか?」

美琴「十分よ。ここは私が調べるからアンタは脳神経応用分析所に急いで!」

宗介「了解した」

―――
――

美琴「それじゃあ……!!」

 美琴は自身の能力を極限まで広げ、施設の内部の状況を詮索する。

美琴(施設の動力が何箇所か生きてる!?前に調べた時には完全に死んでいたのに!?)

 いきなり当たりだろうか?――いや、私たちの動きを察知してのフェイクかもしれない


美琴「まあ、どの道全部ブッ潰してお終いよこんなもん!!」



172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:03:17.77 ID:6ob3lNul0
 脳神経応用分析所。美琴が向かった病理解析研究所に負けず劣らずの巨大な研究機関があり
 大型のトレーラーを何台も収容出来るであろうと思えるぐらいの空間が広がっている。

宗介「アル。指示通り中間地点で待機だ」

アル《ラージャ。“例の装備”……使うのですか?》

宗介「当然だ。元々こういう任務のために開発したものだ
    出し惜しみする理由は無い」

アル《そうですか、ではご武運を》

 アルを見送り、施設をうかがう。

宗介(いるな)

 施設から伝わるピリピリした空気を宗介は肌で感じ取った。
 フェイクであれ、本命であれ、戦闘は避けられないだろう――そう確信が持てる



174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:04:56.31 ID:6ob3lNul0
宗介「まさかこんなに早く改良型を使うことになるとはな」

 そう言って宗介はおもむろに装備を整える。
 そして――

    ,>-、 _       `ー、;;;;;;|::... `ヽ,
   /:::..{ ̄`ヽ,_ |      }_ノ ̄`、  ヽ
  ./:::...,ri   |::`~'  〕 _,,,-一!    :i   i
  {:::....{;;;\_ノ}    ´~|:.{ `、 i     :i   l
   !:...(_);;;;;;ノ.:i     |:r!、_ハi   ..::}  :i
  _}_::...`ー´、ノ     |:|;;;;ノ.:! i::.....:::ノ  :i
   `ー-、;;;ム     |0-'.::i ト--'´  ..::/
 ´"''~゙゛、、,r-一ー、   !、;;;;/ i ゙゛   ::ノ
      /:     'v´ ̄`ヽ 、L_;;;-ー´
\/   {::.         `,゛ `,
::../\   '、::..    ,i::..    ノ   i        ボン太くん「ふもっふ!」
::::::,-一、..  `ー-一´`ー-一'´  /
:::/;;;;;;;;;;;`ー、_:::::::::::..._ノ_::::::_ノ´
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、;-、_;-´;;;;;;`i´
 !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}\

 宗介改め最新型パワードスーツ“ボン太くん”は戦場へと赴くのであった。



176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:05:42.17 ID:qbHoYUXqP
ボン太くんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!



177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:06:25.57 ID:dGBvPWk70
ボン太くんまで出すとは…やるな



179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:06:40.53 ID:6ob3lNul0
 暇だ――とスキルアウトの少年は思う。
 現在地は脳神経応用分析所内。外部から来たという真っ黒な組織から与えられた任務は簡単だった

 「この写真の女以外は通すな、通ろうとすれば誰であろうと射殺しろ」

スキルアウトA「おーおー相も変わらずおっかない街だねぇここは」

 などと軽口をたたくが、内心びびっている。

スキルアウトA「でもまあ……さっきのお譲ちゃんは通ったし……もう誰も来ないよな?
          でもあれだよなァ……こういうときに限ってカツッって足音がして……そいつに俺は殺され――」

 プニュ……

スキルアウトA「ひぃぃぃいぃ!?……ってアレ?」

 プニュッ……プニュッ……プニュッ……プニュッ……

スキルアウトA「何だこの足音……?」


ボン太くん「ふぅぅぅうもっふ!!」

スキルアウトA「はい?」



183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:07:56.01 ID:6ob3lNul0
 脳神経応用分析所、最深部。
 ここはミサカ19090号から最終ロットまでが生産された場所である。
 今ここにいるのは3名。ミサカ19090号と取引相手のコート男
 そして人質である布束砥信だ。

19090号「や、約束通りミサカは一人で来ました」

コート男「よくできましただな。ようこそミサカ19090号」

 スーツの男は30代半ばの東洋人と言ったところだろうか?
 日本人かもしれない。

19090号「……あなたは何故ミサカを狙うのですか?
      ――とミサカは犯行の動機を探ります」

コート男「そうだな……では昔話をしようか」


19090号「???」 



185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:08:55.10 ID:6ob3lNul0
コート男「昔昔、あるところに悪い組織がありました
      戦争を裏から手引きし、その収益でお金設けをする悪い組織です」

19090号「???」

コート男「そんな中、世界に1つの正義の味方が現れました――笑っちゃうよな?
      その正義の味方はいかなる国家にも属さない、軍事による平和維持活動を主とする
      対テロ極秘傭兵組織です」

19090号「――“ミスリル”……」

コート男「おお!流石にミスリルの噂ぐらいは聞いたことあるのか。感心感心
      そんなミスリルもな、悪い組織――アマルガムからすれば実は大した組織ではなかった
      アマルガムと比べると組織は小さかったし、技術力も1段劣っていた
      だがな、予想以上に頑張るあいつらに目を向けすぎてな?内側の“毒”に気付けなかったんだよ」


19090号「クーデター……?」


188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:11:36.58 ID:6ob3lNul0
コート男「そう、幹部の一人が暴走してた。今まで民主主義だったアマルガムの指揮系統を独裁国家にまとめ上げた
      ――しかしその野望も崩壊したミスリルの残党に叩き潰された。
      今まで通り民主主義制度を取り入れていたアマルガムなら幹部の一人がやられたぐらいでは痛くもなかったが
      今回はそうもいかなかった。お陰で大変だったよ。崩壊したアマルガムを何とか形だけでも取り戻すのは」

19090号「それがミサカにどう繋がるんですか?」

コート男「おっと。前置きが長くてすまなかった。重大な話はここからさ
      今のアマルガムは何とか形だけは取り戻した。だが1つ大きく足りないものがある
      ――技術力さ。クーデターを起こした若造が持つ知識が生命線だったんでね
      そいつが死んだら新たな知識が生み出せなくなる……これは非常に痛い」

19090号「そういう話でしたらミサカは力不足です。そのような知識は持ち得ていません」

コート男「俺達が欲しいのは正確に言えばその“ネットワーク”さ」


19090号「!?」


コート男「その死んだ男が持っていた知識の拠り所がね
      上手くは説明出来ないんだが君たちのネットワークに酷似している部分があるんだよ
      それに目をつけさせてもらった」



191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:13:30.86 ID:6ob3lNul0
コート男「そういったネットワークに接続出来る人間を俺達は『ささやかれし者』と呼んでいてね
      実はこの素養がある人間を強制的に目覚めさせる技術はほぼ確立しているんだよ
      なに、単にクスリ漬するだけさ。簡単だろ?」

19090号「み、ミサカにもその素養があると?」

コート男「詳しくはわからない。素養があるかもしれないし、やってみたら駄目かもしれない
      でもやってみないとわからないだろ?やってみる価値はある。俺はチャレンジャーなんだ
      ただクスリ漬には条件があってね――有る程度知識・感情が成熟した人間じゃないと効かないんだよ」

19090号「それでミサカを?」

コート男「そうだ。稀に生まれてすぐに目覚める変わり種もいるが
      普通なら思春期を過ぎた高校生ぐらいが目安だ。そして君にも
      ……いや、妹達の中で君が唯一条件を満たしている」

 急激に、コート男の顔が冷酷なものになった。
 自分に対してモルモット以上の価値を見出していない――そんな表情
 きっとクスリ漬が失敗しても、大して気にも掛けずに次のプランに進むような男であろう。

 怖い――とミサカ19090号の顔が恐怖に歪む


コート男「あはは!そうさ!その顔さ!その顔こそ感情の表れ!妹達の中で君しか持っていないものだよ」



193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:15:19.69 ID:6ob3lNul0
コート男「まさかこんな女が本当に撒餌になるとはなぁ
      学園都市もこの作戦には珍しく協力的でな?安くで売ってくれたよ」

布束「な……何故あなたが……ここに来たの?」

 そこで布束が初めて口を開く。布束はひどく衰弱しているのが一目でわかるような姿になっていた。

19090号「あなたは……ミサカたちに外の世界を教えてくれました。
      ミサカには……感情を教えてくれました。ミサカは……あなたを見捨てない!」

 そう言って19090号は隠し持っていたサブマシンガンと取り出し
 フルオート射撃でコート男に鉛玉をばらまく

19090号「護衛も付けずにミサカを対峙したことを後悔してください。と、ミサカは――っ!?」


コート男「何、対策はしているさ」



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:17:58.02 ID:6ob3lNul0
 あれだけの銃弾を浴びて、有りえないことにコート男は傷1つついていない。

コート男「このコートな、鞭のように銃弾を弾くことが出来る『アクティブな』防弾衣なんだよ
      そして、もちろんだが護衛は付けている」

 コート男がそう言うと、フードを被った2人の大男が頭上から降りてきた。


コート男「超小型AS<アラストル>、抵抗はするなよ?なるべく五体満足で持ち帰りたいんでな」


コート男「自己紹介が遅れた。俺はアマルガム幹部の一人『ミスタAu』だ
      前任者の息子にあたる」

布束「に、…逃げて。こいつらの科学力は普通じゃない……!」

19090号「で、でも……み、ミサカは……」


ミスタAu「チェックメイトさ。大人しく投降――」

 ピリリリリ!乾いた空気にミスタAuの携帯電話が鳴り響いた。

ミスタAu「……どうした?」

スキルアウト『ぬいぐるみが……ぬいぐるみが……ぁぁぁあああああああああああ』

ミスタAu「???」



202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:22:10.26 ID:6ob3lNul0
 『ぬいぐるみ!?ぬいぐるみが散弾銃を……!!ぁあああああ』
 『な、何だアレは?……かわいい?ぬぉおおおおおおおおおおおおお』
 『やめて……!そこは!そこだけは……大事な……―――ひゃぅんっ!!』

 何が起きている?侵入者にせよ情報が不明瞭すぎる。人数は?装備は?侵入者の特徴は?
 そこがはっきりしないせいか指揮系統は完全に混乱状態だ。

19090号「……何が……?」

アラストルA《侵入者。最終エリアを突破した模様》

ミスタAu「ちっ!ってことは――」

 ガタン!と正面の扉が吹き飛ばされた――その先には侵入者の姿が……

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\/   {::.         `,゛ `,      ボン太くん「ふもっふ!」
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::::::,-一、..  `ー-一´`ー-一'´  /



204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:23:02.42 ID:dGBvPWk70
ミサカとミスタAuの驚いた顔が目に浮かぶわw



206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:24:12.78 ID:6ob3lNul0
ミスタAu「あ……あれは!……ボン太くん!?」

 前にニュースで見たことがある。マイアミ市警が暴徒鎮圧およびアジト襲撃用に購入した特殊スーツ。
 何でも『目標の戦力を確実に削ぐためのパワードスーツ』という名目らしいが
 そのニュースを見た時は「馬鹿げている」としか思わなかった。

 だがしかし、ミスタAuが雇った指揮系統は見事混乱。
 的確な指示を出す間もなくあっという間に制圧された。
 たった一人のボン太くんに対してこのザマだ。

ミスタAu「やってくれたな……ボン太くん」


ボン太「ふも!ふもふもふもっもふも!ふんもー!」

ミスタAu「くそっ……何を言ってるかわからん」

 途端、ボン太は飛びだし、アラストルに肉迫した。
 狙うはアラストルの関節部。

 ズドン!と鈍い音が響き、一体のアラストルは崩れ落ちた。

ボン太「ふもっふ!」(クリアー!)



207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:25:25.66 ID:Jl5RPE580
シリアスなシーンのはずがどうしてこうなった



208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:25:37.65 ID:ALcuPZFb0
シュールwww



211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:26:32.11 ID:6ob3lNul0
 こいつ……<アラストル>の弱点を熟知しているだと!?
 アラストルはたいていの歩兵の携行火器には耐えうる堅牢な作りをしている
 だが、人型である以上、宿命的に関節部は弱い作りになっているのだ
 しかし問題はそこではない――

ミスタAu「アラストル!こいつは敵だ!応戦しろ!!」

アラストルB《ラージャ》

 ――やられた!高性能なAIを持つ<アラストル>には視認によってターゲットの有害・無害を判別する。
 それがどうだ。あの人畜無害なボン太くんのフォルムは“無害”と判断されたのだ。

 <アラストル>が本気を出せばあんなパワードスーツでは一ひねりだ。
 ここは<アラストル>に任せて一旦引き、体勢を――


 その時、もう一体の<アラストル>までもが足から崩れ落ちたのだ。


19090号「ミサカをフリーにしていたのは失敗ですね――とミサカは戦術レベルでのミスを指摘します」



212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:28:56.49 ID:6ob3lNul0
ああミスった死にたい

×高性能なAIを持つ<アラストル>には視認によってターゲットの有害・無害を判別する
○高性能なAIを持つ<アラストル>は視認によってターゲットの有害・無害を判別する
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 何てことだ。信じられない。歩兵レベルの戦闘では最強を誇る<アラストル>がこんなにも一瞬に!?

ミスタAu「クソっ!」

布束「に…逃げるわ!」

19090号「逃がしま――」

ボン太くん「ふもぉぉおおおおおおおおおおおおふぅぅううううううううう」

 19090号がミスタAuを追おうとしたとき、ボン太くんが鬼の形相で(表情なんて変わらないのだが)迫ってきた。
 何となくだが、『伏せろ』と言っているような気がする。

 ふと倒れた<アラストル>と呼ばれる小型ASを見ると、どこか様子がおかしい


19090号「ま、まさか自爆――」



215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:31:29.29 ID:6ob3lNul0
 研究所の最深奥で轟音がこだまする。
 布束とミサカ19090号の上にはボン太くんがしっかりと覆いかぶさっていたため、幸運にも怪我はない

19090号「あ……あなたは!?」

宗介「危ないところだったな、ミサカ。しかし……ボン太くんはもう使えないか」

 ボン太くんのスーツは既にぼろ雑巾状態だ

宗介「ふむ、防御面を強化していたのが幸いだったな」

19090号「あなたは……何故あれが自爆するとわかったのですか?
      それ以前に……何故ここに?とミサカは怪訝そうに尋ねます」

宗介「“ミスリル”という組織を聞いたことはあるだろうが……俺はそこの元傭兵だ。
    そしてあれは<アラストル>と言って“アマルガム”という敵対組織が所持していた超小型ASだ
    何回か交戦したことがある。何故ここに来たかって?それは隣の布束砥信に聞けばわかる
    ――そうだろ?」

布束「……じゃあ……あなたが“ジンダイエージェント”のボディーガード?」

宗介「そうだ。その様子だと……俺のところに依頼するのも一苦労だっただろう」


布束「私にはもう……これぐらいしか出来なかったから」



216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:33:32.35 ID:6ob3lNul0
 ミスタAuは怒りのあまり発狂しそうであった
       ・ ・ ・ ・ 
 おのれ、またお前か――ミスリルの犬!

ミスタAu「相良宗介っ!」

 ミスリルで唯一のラムダドライバ搭載機のAS乗り。
 アマルガムの崩壊はこいつが起点だったと言っても過言ではない。

 こいつさえいなければ――ミスリル潰しに躍起になって内部の“毒”に気づかないなんてことにはならなかった
 こいつさえいなければ――ニケーロでミスタAgを確実に仕留められるはずだった

ミスタAu「相良宗介ェ!」

 まさか“コイツ”まで使うことになるとは……だがこれでアイツも終わりだ
 相良宗介は潰し、ミサカ19090号はいただく。邪魔者を潰してアマルガムは復興
 こんなにもいいシナリオは無い。

ミスタAu「行け。どんな手を使ってでも相良宗介は抹殺しろ」

 スキルアウトのようなチンピラではなく、殺しのプロである傭兵達が動きだす。



218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:36:03.65 ID:6ob3lNul0
 ズゥゥン!と地響きが地下にこだまする。

宗介(ま、まさか……)

宗介「話は後にした方がよさそうだな。脱出しよう。アイツが体勢を立て直したら厄介だ
    今ならまだ間に合う」

 ――仮にだが、“アレ”が出てきたら俺達はもう終わりだ

 先ほどの爆発で、宗介の通信機は壊れてしまった。これでもうアルや美琴とは連絡が取れない。
 そう思いを巡らせ、宗介たちは急いで研究所から脱出を試みる。



220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:38:14.38 ID:6ob3lNul0
 地下から出ると大型のトレーナーが出入りするコンテナに辿りつく――そこには

 Rk-92、サベージが8機。

宗介(やはりASか……っ!!)

 移動中にミサカからアマルガムのことを聞いたため、ある程度は予想出来た。
 サベージが1機、2機とエンジンを始動する。

宗介(まだ間に合う……!)

 ボン太くんによって得られた敵の指揮系統の麻痺はまだ抜けておらず
 サベージに載る搭乗兵はまだ出そろっていない

宗介「ミサカ!俺がASを一機奪う!君は布束の――何をしている?」

19090号「お姉様から絶対能力進化の話は聞いたらしいですね?
       ……とミサカは確認を取ります」



222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:40:11.80 ID:6ob3lNul0
宗介「それがどうした!?」

 クラウチングスタートに似たポーズをしたサベージを
 宗介は一瞬で背部まで登りながら答えた。

19090号「ミサカ達は…それぞれの個体には実験方針が定められています
      このミサカの実験目的は――」


 宗介同様、19090号も一瞬でサベージの背部に登る。


19090号「『対アーム・スレイブとの戦闘対処方法~リーヴェニ編~』です
      ……とミサカはドヤ顔でRk-92にもぐり込みます」



223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:42:19.73 ID:ALcuPZFb0
これは熱い



226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:44:51.85 ID:6ob3lNul0

傭兵「早く動け!!……頼むから早く動け!」

 アマルガムの傭兵は焦っていた。指揮系統の混乱を突かれ、味方のサベージが二機も奪われた。
 奪われた2機より早く乗り込んだ6機であるが、それでも傭兵たちは焦っている。
 ――あの2人の起動が恐ろしいぐらいに正確で、早すぎるのだ。
 データリンクしているのでその様子が手に取るようにわかる。

傭兵「クソ!あいつらロボットかよ!?」

 起動手順がほとんどマニュアルな第二世代ASは、とにかく起動が遅い
 それにも関わらず、敵の2機は精密機械のように起動手順をクリアし、一番早くに乗り込んだこの機体に追いつきそうなスピードだ。

傭兵「動いた!」

 間に合った。自分と同時に起動した味方が1機。急げば2機を仕留められる。
 通信する時間すら惜しい……!僚機も同じ思いらしく一目散に奪われた<サベージ>へ攻撃する



227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:48:05.20 ID:6ob3lNul0
 がしかし
 刹那の差で敵の2機も駆動ロックを解除し、単分子カッターをギリギリで避けた。

傭兵「なn――!?」


 宗介は「何!?」と言う暇すら与えない。
 宗介の<サベージ>はクラウチングスタートから更に沈んだ姿勢での<サベージ>の足に取り組み
 そのまま足をへし折る。

宗介「焦りすぎだ。三流以下だな」

 そのまま冷静に敵の駆動部に単分子カッターを差し込む――これでもう<サベージ>は動けない。

宗介(ミサカは……!)

 ミサカに視線を向けると、ミサカも宗介とほぼ同様の手順で敵を沈黙させていた。

 と同時に2機のサベージが動き出す。もたついていたもう2機もそろそろ動き始めるだろう。
 だが宗介は焦らない。

宗介「俺と君の技能なら、突破も容易だ」

19090号『同意見です。と、ミサカは妙な高揚感を堪えつつ返答します』

宗介「こういうときは、どういう風に戦闘を始めるか知っているか?」

19090号『……?』



229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:51:59.91 ID:6ob3lNul0
傭兵A『……あ、あいつら化物だ』

傭兵B『火器を使え!冷静に囲めば楽勝だ!』

傭兵C『よ……よし!』

傭兵D『囲め!囲め!』


宗介「……だそうだ?」

19090号『こちらも準備オーケーです』


宗介「…では行くぞミサカ」

19090号『はい』


宗介「いつでも!」

19090号『どこでも』

宗介・19090号「「ロックンロール!!」」



233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:55:05.12 ID:6ob3lNul0
 病理解析研究所。

美琴「うっし!終わり!まさかASまで出てくるとはねぇ
    人間サイズのわけわからんロボは自爆するわで面倒臭いこと……
    アルに電話しなきゃ」

 美琴が倒した敵は<サベージ>4機に<アラストル>2機
 その他雑魚大勢だった。

美琴「アル!?こっちははずれだったわ
    あんたの相棒から連絡あった?」

アル《いいえ、ではあちらが――》

美琴「間違いなく戦闘になってるでしょーね
    ASもいるだろうからあっちヤバイわよ
    急いで私を迎えに来て頂戴」


アル《ラージャ》



235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 03:59:20.45 ID:6ob3lNul0
19090号『クリアー』

宗介「こっちも終わったところだ」

 4機のサベージはものの数分で沈黙した。

宗介「布束、俺のサベージの手に乗ってくれ。少々揺れるが我慢しろ」

布束『わかったわ』

 嫌な予感がする。先ほどのミスタAuという男はおそらく幹部クラス。
 そのような男が<サベージ>や<アラストル>程度で終わるとは思えない

宗介「急ぐぞミサカ!」

19090号『はい――っ!?熱源反応です!
       目標は十二時の――』

 突然、19090号の乗る<サベージ>の周りの空間が大きく歪み
 やがて<サベージ>を飲み込む

宗介「み、ミサカぁぁぁぁああ!!」

ミスタAu『心配するな。コックピットは避けている
      死なれては困るしな』

 宗介の眼前に、白銀のASが現れた
 そのASは――

宗介「やはりヴェノムか……!!」



238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:03:41.66 ID:6ob3lNul0
 状況は最悪だ。
 ミサカの<サベージ>は大破。戦えるのは俺の<サベージ>一機のみ
 しかし相手はあの“ヴェノム”。『ラムダドライバ』を登載しているのだ

ミスタAu『そーら』

 ミスタAuの“ヴェノム”が指パッチンのような仕草をする
 ――ここにいてはマズイ!

 とっさに宗介は崩れ落ちるように回避運動を取り
 そのままミサカの乗る<サベージ>のところまで転がろうとするが……左腕がない
 右腕にいた布束は衝撃で気絶しているようだ。

宗介(ラムダドライバにやられたか……!)

 ラムダドライバは千鳥のような“囁かれし者”がもたらしたブラックテクノロジーの中でも
 特に厄介な代物だ。通常の火器は力場によって一切受け付けず
 その力場を攻撃にも展開できるあまりにも無体な兵器……!

19090号『い、今の……攻撃は?』

 ボロボロになった<サベージ>から19090号が出てくる。
 深手ではないながらも傷を負っている。



240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:06:15.55 ID:dGBvPWk70
美琴はカエルっぽいサベージ倒すの躊躇ったりしたのかな



241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:06:21.09 ID:jOpVtgDQ0
サベージでラムダ・ドライバ搭載の第三世代型ASって原作でもなかった苦境だなwww



239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:05:50.97 ID:UbitLSdj0
つか白金?
まさかコダール?



243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:08:19.12 ID:6ob3lNul0
 >>239 通常のコダールです。notエリゴール
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミスタAu『チェックメイトだな相良ぁああ!?大人しく19090号を渡せ』

宗介「交渉が下手だな、小物。エモノの前で舌なめずりなど三流のすることだ」

ミスタAu『お前こそ下手な挑発だ。時間稼ぎしてこの状況が打開できるとでも?』

 ミスタAuが言うことは正しかった。通信機がない以上、アルや御坂の援護も期待できない
 あいつの操縦兵としての技能は三流だろうが、ラムダドライバを使う相手にはせめてM9クラスの僚機が2機は欲しい

 何か?何かいい手立てはないか?

美琴((本来能力ってもんは工夫すりゃなんだって出来るわよ))

 能力――!!しかしたかが“レベル2”の俺に何が出来る!?
 ほかの能力者と言えばミサカが……待てよ?


宗介「俺も……工夫してやる……!!」



247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:14:57.79 ID:6ob3lNul0
アル《エレクトロマスター?軍曹がですか?》

美琴「そうよ。聞いてなかったの?」

アル《はい》

美琴「あいつ変り種でね。レベル2のクセにASの2倍ぐらいの主力持ってるのよ」

アル《ほう…それにしてはレベルが低いように感じますが》


美琴「体内でしか使えないのよあいつ。せっかくの出力が無駄なのよね
    出せるのはせいぜい電波程度ってとこねー」

――っ!!

アル《……!?何でしょう?》

美琴「え?」

アル《いえ、何か声が聞こえたような……》



宗介《アル!!解るか?ネットワークは繋げるか!?》

アル《!!?》



248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:15:58.68 ID:ALcuPZFb0
うおぉ…そういや脳波一緒だな



249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:17:53.63 ID:6ob3lNul0
 繋げた!俺にも工夫が出来た!
 俺にはいるじゃないか――『同じ脳波を持つ』たった1人の相棒が……!

宗介《アル!今状況を――》

        ・ ・ ・ ・
アル《いえ、同期完了!状況は絶望的ですね軍曹》

 アルの言葉とともに、宗介とアルの情報は溶け合った。
 一瞬にして互いの状況が把握できる不思議な感覚

アル《私の提案は……言わなくてもわかりますね?》


宗介《ああ……!》


宗介「試してやるさ!」


ミスタAu『あん?死ねよ相良』

 ミスタAuの操るヴェノムは、再度ラムダドライバを発動。
 圧倒的な力の渦が、宗介の載る<サベージ>を包み込んだ



251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:19:59.68 ID:UbitLSdj0
なにこれ宗介マジ最強やん



253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:20:20.16 ID:hY0aV1cj0
なんという



254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:21:02.23 ID:KGeZtxfe0
これはつまりアルとネットワークで…え?



256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:23:33.61 ID:6ob3lNul0
 以前テッサがこう話していた。

 この世には一種の精神世界であるオムニスフィアが存在し
 オムニスフィアは物質世界と相互干渉をする。
 普通の人間も微弱ながら分子構造が揺れる程度の力場を生成しているのだ
 この干渉は、脳を持ち神経系を持つ人間にしか扱うことが出来ない

 ラムダドライバは、人型を模したASに擬似脳・擬似神経を搭載し
 そこに『大電力』を付加することによって微弱な力場を莫大な力の渦に変換したものであると

 ――つまり


ミスタAu『む、無傷だと!?』


19090号『こ……この力は……!?』


アル《成功したようですね。軍曹》



262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:31:11.63 ID:6ob3lNul0
 成功した……!!
 アルはラムダドライバの基礎理論と美琴から聞き出した俺の出力から一つの仮定を導き出した

 今のサガラ軍曹は――ラムダドライバが生身で使えると
 アルと同期したことにより、宗介は説明を受けるまでもなくそれを実行に移すことが出来た

ミスタAu『さ、サベージがラムダドライバだと!?あり得ん!!
      それにこの力……』

 宗介の<サベージ>が一歩近づく

ミスタAu『ひぃ……!!』

宗介「怖いか?やはり三流だな」

ミスタAu『く、来るな!来るな!来るなぁぁああああ』

 ミスタAuが力場をぶつけてくるが痛くもかゆくもない
 当然だ、単純計算で出力が倍も違うのだから

ミスタAu『サベージでラムダドライバなんて…お前一体何者なんだぁぁああ!?』

宗介「知りたいか?」

 右手で保護していた布束をそっと下ろし、今度はその拳を握る



263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:32:08.74 ID:ALcuPZFb0
あのシーン(゜∀゜)キタコレ!!



266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:36:17.70 ID:jOpVtgDQ0
wktkwktkwktkwktkwktk!!!!!!!!!!



268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:37:39.37 ID:6ob3lNul0
宗介「SP養成学校3年B組所属」


ミスタAu『やめろ……』


宗介「および護衛会社“ジンダイエージェント”副社長権実行役」


ミスタAu『来るな……!』


宗介「現在御坂美琴の護衛係の……!」

ミスタAu『うぁああああああああああああああああ』


宗介「相良宗介だぁぁああああああああああああああああ」

 宗介の駆る<サベージ>が拳を突き出す
 すると見えない力の奔流がヴェノムを食い破る。
 ――ヴェノムの防御用力場など、紙屑同然であった。



273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:42:58.66 ID:6ob3lNul0
 どうもおかしい……!

 “アマルガムらしき組織と接触”というアルからの報告を受けたかなめは
 学園都市のセキリュティにハッキングしてみた

かなめ「まるで素通りじゃない……!」

 学園都市そのものに違和感を覚えたかなめは、都市の中枢部へのハッキングを試みる
 するとどうだろうか?まるでセキュリティなんてあってないようなものではないか

かなめ「手招きされているようで気持ち悪いわね……」

 そこでかなめは一通のメッセージのようなファイルを受け取った

かなめ「……喧嘩売ってんのこいつ」


 差出人は――アレイスター・クロウリー



278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:47:52.25 ID:6ob3lNul0
 検体名 相良宗介

 能力名 虚弦斥力(ラムダ・ドライバ)

 強度   レベル5

 序列   学園都市“第八位”



 かなめは頭を抱えた……そう、これは全て仕組まれた罠だ
 アレイスターにとって、アマルガムの残党は罠の一つに過ぎないのだろう
 ――いや、そもそも自分だちが招待された時点で罠にハマっていたのかもしれない


かなめ「……この落とし前…きっちりつけてもらうんだから……!!」



285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 04:55:01.69 ID:6ob3lNul0
美琴「え~っと……あんたエレクトロマスターよね?」

宗介「肯定だ」

美琴「電気の何をどう使ったらこうなるわけ!?後学のために参考したい気分よ!!」

 美琴の指がさす先には、酷い有様だった
 大地はえぐれ、ASは跡形もなく消え去っている

宗介「たぶん……発電能力者なら誰もが使える力だ。多少コツはいるが
    君が使えば……学園都市が消滅するんじゃないか?」

美琴「さっぱりわからないわよそんな力!」

 ピーポーピーポー!

19090号「アンチスキルが来るみたいですね」

布束「そりゃあこれだけ暴れれば…」

宗介「話は後にした方が良さそうだな、全員アルに乗り込め!
    アル!逃げるぞ」


アル《ラージャ》



293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:04:09.03 ID:6ob3lNul0
―窓のないビル―

かなめ「どういうつもり?アレイスター・クロウリー」

アレイスター「いきなり食ってかかるんだな……噂どおり気丈な子だ」

かなめ「世間話してもしょうがないから直接聞くわ。あんたふざけてんの?」

アレイスター「虚弦斥力(ラムダドライバ)という名前が不服かい?
         ……そうだな、では精神世界(オムニ・スフィア)なんて名前はどうだい?」

かなめ「何でも知ってますよって面ね……あんたには一つだけ言っておくわ」

アレイスター「?」

かなめ「あんたねぇ!中学のころ同じクラスにいた女にそっくり!
     何でもかんでもわかってますよな面して黒幕気取りな陰気野郎よ!この下衆!」

アレイスター「おやおや、傷つくな」

かなめ「私たちが怯むと思ったら大違いよ!私たちは徹底的に戦う!
     そしてあんたの陰気な計画とやらは大失敗に終わらせてやるわ!それだけ言いに来たわ」

アレイスター「ふふふ、楽しみにしているよ」

 かなめは言うだけ言い捨てて、空間転移能力者の力を借りて部屋を後にした

アレイスター「手に入れた……科学でも魔術でもない虚の力を……」



299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:11:19.00 ID:6ob3lNul0
―翌日―

19090号「昨日はお世話になりました。……とミサカはお礼を言います」

宗介「いや、正直君の力がなければ危うい場面もいくつもあった
    お互い様だ……それから別件だが……これから君は当てはあるのか?」

19090号「??」

宗介「聞けば君は自分が何者かを探しているらしいじゃないか」

19090号「え、っと……その……み、ミサカは…」


宗介「その……君が嫌じゃなければ……俺と家族にならないか?」


19090号「!!?」



305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:17:11.07 ID:z1aJiFOh0
誤解させるプロ



304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:14:03.75 ID:p6neB9NhP
流石宗介
単刀直入すぎるwww


301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:12:35.06 ID:c5XoxVlx0
これはプロポーズですね



306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:17:36.50 ID:hY0aV1cj0
また電撃食らうぞww



307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:19:45.58 ID:6ob3lNul0
19090号「え、ええええええ!?何を言ってるんですか!?ってミサカは混乱しながら問いかけます
      っていうかいきなりぷぷぷ、プロ……!?そんなフラグもなしに!?ってミサカはミサカは
      ――ああこれは上位個体です…ってミサカは…」

 絶賛混乱中の19090号を尻目に、宗介はしれっと続ける

宗介「そうだ。俺の娘にならないか?
    何なら姉でも妹でも、立場は何だっていい」

19090号「……はい?」

宗介「俺は結婚を約束した人がいる。そいつは頼りになる相棒でもある
    そして今回の作戦で俺は思った。」

19090号「……何をです?」

宗介「俺は君になら背中を預けられる。初めての作戦でそう思ったのは君が始めてだ
    そこで君には身寄りがないと冥土返しに聞いて……
    千鳥と、俺と、アルと、君で一緒に護衛会社をやろうじゃないか
    きっと楽しい毎日になる。……嫌か?」

19090号「いえ…!」


19090号「……よろしくお願いします」

                             ―fine―



308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:22:02.78 ID:6ob3lNul0
こんな夜中にお付き合いいただきありがとうございます
後半を大幅に削ったため、改行規制食らったり物語が矛盾したりといろいろgdgdしてしまいました
申し訳ありません



313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:22:49.55 ID:ALcuPZFb0
なんだこの鋭すぎるフォークはwww



315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:23:48.95 ID:qIWcXzvX0
こういうさっぱりしたSSはいいな
楽しかったよ>>1乙



321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:27:11.21 ID:ALcuPZFb0
削った……だと……?
どんな部分を削ってどんな矛盾が生じたんだ?



324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:29:18.15 ID:6ob3lNul0
三流の手前に第三世代ASであるシャドゥとの戦闘
ミサカと連携して倒すという構想だったが
どうもOMFの焼き増しで冗長だったから削った

その際生じた矛盾は気がつけば布束握り潰してた



329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:32:37.94 ID:ALcuPZFb0
布束握り潰してた

クソワロタwww



368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 13:03:00.80 ID:9yeAHSsQ0
19090号がヒロインのSSとか初めて読んだわ
目の付け所が違い過ぎるし面白い



319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01 /17(月) 05:25:58.01 ID:jOpVtgDQ0
乙
クオリティ高かったわ
何より>>1のフルメタ愛が伝わったwww



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「宗介「こちらウルズ7、常盤台中学の潜入に成功した」②」をウィキ内検索
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