◆ジャムカオスムーン
モチーフ…カオルーン(九龍≒九龍城)+カオス(混沌)+ムーン(月)+
渾沌
能力【道理を嘲笑う程度の能力】
→カオスムーン自身が常に浮かべている薄ら笑いによって、領域内に『道理に合わない現象』を引き起こす。
→この能力は常時発動しており、薄ら笑いを止めない限り消えることはない。
説明…
ミッドヴィリームfrontier『渾沌』に登場。
『望海之邑』ホーライシティの浮き島に
ディストーンが融合して産まれたグスク種の綺石獣。
外観はミニサイズの月のあちこちに浮き島に建てられていた建造物がでたらめに突き出した状態。
浮き島の内部なら分身体を出すこともできる。分身体は直立して仙人のような格好をした長毛種の白犬に似た何か。常に何かに酔ったような薄ら笑いを浮かべ、ふらふらと浮き島の中を徘徊している。
【ストーリー】
浮き島内部にリヴァラックが移動したと聞き、浮き島の中へと乗り込む一行。しかしそこで『コチーヤ合衆国大統領・
サーニャ・E・コチーヤが
ミラクルアースからの独立を宣言』という通信が入る。
急ぎリヴァラックを塞ぎコチーヤへと向かおうとする一行だったが、そこに
ジェナマーヤー・
ジェナオーメンが出現。ラックにピースが嵌められ
ディストーン化し、浮き島全体が綺石獣ジャムカオスムーンとなったことで倒さなければ脱出不可能な状況に。
徘徊している分身体を発見、必殺技を叩き込む。しかし…
『ニュエッヘッヘ…"攻撃が当たれば、ダメージを与えられる"なるほど、道理だ…ニュエッヘッヘ』
いくら攻撃を加えても一向にダメージを受ける様子がない。能力により【攻撃によりダメージを受ける】という道理が曲げられているようだ、と気付いた一行は、カオスムーンの薄ら笑いを消させる戦法に出る。
説得、悲しい歌、激苦コーヒー。しかし…
『ニュエッヘッヘ…楽しい、楽しい…ニュエッヘッヘ』
何をしても目耳鼻口の七孔の塞がっているカオスムーンには響かない。
そんな中、突如として芳香=リムリジッドが動く。猛然と浮き島の壁をかじり、トンネルを掘っていく…
『…?"壁を抜ければ、外に出られる"それも道理だ…ニュエッヘッヘ』
壁をかじって外へ抜けたはずのリジッドがまた元の部屋へと落ちてくる。
「残念だったなー、狙いはそこじゃないぞー」
再びリジッドが壁をかじる。二度、三度…
四度目のトンネルが開通した時にそれは起きた。
『ニュエッヘッ…ヘ…!?なんだこれは!?ぎゃああ!!眩しい!!うるさい!?』
渾沌には目耳の穴が無く、それを気の毒に思った者が渾沌に耳目を開けてやった。しかし七日目に渾沌は苦しみだして死んでしまった。
本体に四孔を開けたことで一時的に分身体の塞がっていた目と耳が開通。初めて経験する外界からの刺激にカオスムーンの薄ら笑いが消し飛び、
『ヴィリーム・リジッド・ナーゲル!』
リジッドの爪の一撃により、カオスムーンは浄化されたのであった…
最終更新:2023年12月15日 01:53