SUPER TZ-X

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SUPER TZ-X - (2020/07/26 (日) 15:03:31) のソース

#image(IMG_1497a.jpg)

*[基本データ]
・ホイールべース:82mm 
・[[使用ドライブシャフト>車軸(ドライブシャフト)]]:60mm
・[[対応ギヤ比>ギヤ]]:3.5:1、3.7:1、4.1、4.2:1、5:1(※)
・[[使用カウンターギヤシャフト>カウンターギヤシャフト]]:ストレート
・[[使用プロペラシャフト>プロペラシャフト]]:1.4mm[[ZERO]]用
・[[ターミナル>ターミナル(金具)]]:B型
・重量(シャーシ骨格のみ他未装着):?g

※詳しくは[[ミニ四駆グレードアップパーツマッチングリスト(ギヤ比)>http://www.tamiya.com/japan/mini4wd/regulation_gear.html]]を参照


*[概要]
TZシャーシの発展型として開発されたシャーシ。
ZEROに対するS1、といいたいところだが、実際は[[TYPE-2]]に対する[[TYPE-4]]のような残念な立ち位置。というより殆どそのままである(後述)。
&blankimg(IMG_1501a.jpg,width=327,height=217)

フロントとリヤに[[SXシャーシ>SUPER X]]と同じ規格のネジ穴が追加され、SX用GUP(FRPステーなど)が取り付けられるような改良がなされ、[[TZシャーシ>SUPER TZ]]と[[VS]]・SXシャーシのいいとこ取りしたシャーシで良シャーシと思われがち・・・
&blankimg(IMG_1506.JPG,width=136,height=262)(TZとフロント比較)
&blankimg(IMG_1507.JPG,width=136,height=262)(TZとリヤ比較)
だが、TZシャーシよりギヤカバー等駆動系の精度が悪い、2点止めリヤステー取り付け部分は脆く、すぐ壊れてしまうなど欠点が多く、速くするには(あるいは速くなってからの改造は)相応の技術が必要である。
正直TZシャーシに間に合わせの突貫工事をしただけ、という感が否めない。
また、フロントバンパーのスラスト角が1.5°とTZシャーシの半分となっているためコーナリング速度は向上しているが、LCクリアの為の限界速度が低い。

ちなみに、リヤステーが付属するキットにはVSシャーシと同じタイプのものが採用されている。
また、ギヤケースの設計がほぼ同じため(後部ギヤケースだけ若干違う)TZ用の強化バッテリーホルダーが使える。
&blankimg(IMG_1500.JPG,width=196,height=262)
リヤギヤケースのスパーギヤ後方、ココが唯一ギヤケースで形状が変更された部分である。
&blankimg(IMG_1505.JPG,width=196,height=262)(赤丸のところ。解りにくいが、二点止めリヤステー装着のために若干形状が変更されている)
このため、軽量超速ギヤのギヤケースは無加工では使用不可となっている。
まぁ水色超速とチョイ速ギヤ使えるから良っかw

上記の通りTZに対してあまりメリットがなく、むしろ駆動系の出来の悪さで不利になっている。
これはまさにTYPE-2に対するTYPE-4の関係・・・。アカン

キットへの採用状況も似通っており、2次ブーム時に至っては[[バニシングゲイザー]]しか採用されない有様。
後に[[干支ミニ四駆]]で採用され、GPAシリーズとレーサー二種やサイクロンマグナム・ハリケーンソニックのプライズ版でも採用されたおかげで車種とカラーバリエーションが増え分マシと言えるが、その殆どがかつてのシリーズの焼き直しという(バニシングゲイザーは[[バックブレーダー]]の流用、マッドブルも実はグラスホッパーの金型改修)状況まで再現している。
完全新規設計の[[バハキングJr.]]が発売されたことがせめてもの救いだろうか・・・
最近、上記ミニ四駆グレードアップパーツマッチングリスト(ギヤ比)にて水色カウンター+黄色スパーの超速ギヤと、スパーを共有しているハイスピードEXギヤに対応しているということが明記されたため、数少ない利点となっている。

そして現在もレギュラーでラインナップしているのはバニシングゲイザー1種類だけ。これまた扱いがひどい(2013年11月2日(土)にマッドブルJr.が再販)
そのバニシングゲイザーにしても某量販店で350円で投げ売り(ボディ単体で買うと320円。ステッカーシャーシその他ついて差額たったの30円・・・)されたりと扱いが酷い・・・

余談だが、実はVSシャーシより後発である。
そのため、バハキングJr.が最後の完全新規設計[[レーサーミニ四駆]]ということを考えると、レーサーミニ四駆の最後を飾ったシャーシとも取れる。
一番最初の[[TYPE-1]]から始まり一番最後のTZ-Xで終わったという、レーサーシリーズはなんだか壮大なシリーズとなった。
まぁ三次ブームの今となっては[[スラッシュリーパー]]、コペン、パンダ、ネオVQSがあるんだけど・・・

また、二次ブーム時に発売された次世代シャーシの中では唯一干支ミニ四駆に採用されたシャーシだったりもする。

以下カラーバリエーション

・ブラウングレー
一番最初のバニシングゲイザーで採用された色。
今のところバニシングゲイザー一車種でしか採用されていない。
初期のZEROのようにシャーシ本体とギヤケースで若干色が違う。

・ブラック
レーサー二車種、および[[ビートマグナム]]GPAなどで採用された色。
また、[[フルカウルミニ四駆]]25周年記念仕様のポリカABS仕様(TZ-X強化シャーシ ブラック ITEM:95127)も登場。
シャーシ本体がポリカABSで、Aランナー、VS型リヤステーはABS製。
また、シャーシ裏にビートマグナム初期ロット版のように、「FULLY COWLED MINI4WD 25th ANNIVERSARY」の刻印が入る。
&blankimg(IMG_5341.JPG,width=262,height=196)
&blankimg(IMG_5340.JPG,width=196,height=262)
&blankimg(IMG_5421.JPG,width=196,height=262)

・ホワイト
干支ミニ四駆(2001年・バニシングゲイザー)及びブーメラン・10 GPAや[[サイクロンマグナム]] メモリアルなどで採用された色。 
干支ミニ四駆のものはホイール及びフロントローラーが白、タイヤがクリアーという白ずくめになっている。
後にGUPとして限定発売される(何故かタミヤのホームページの限定販売アイテムの項に載っていない。ITEMは94606)。
後に[[ハリケーンソニック]]21stに付属した際は、珍しいピンク(蛍光ではない)のギヤカバーが付属した。
また、GUPで下記の強化レッドとセットの強化ホワイトが発売になる。
シャーシ本体がポリカABSで、ギヤケースはABS製。
[[サイクロンマグナム メモリアル>サイクロンマグナム メモリアル(TZ-X) フルカウルミニ四駆25周年記念]]のものはシャーシ裏に「FULLY COWLED MINI4WD 25th ANNIVERSARY」の刻印が入る。

・レッド
GUP。
強化素材で、上記の通り強化ホワイトとセット。
強化ホワイトと同じく、シャーシ本体がポリカABSで、ギヤケースはABS製。
随分後になって、プライズのサイクロンマグナム21stでABS製の物が登場した。

・ライトグレー
ハリケーンソニック21stのクリヤーレッド・スモークの2車種でのみ採用されたカラー。
同車の流通量がさほど多くなかった為か、なかなか希少なカラー。
同色のギヤケースは存在せず、ブラックのギヤケースが付属した。

・蛍光グリーン
サイクロンマグナム21st2で登場したカラー。
TZには同色のギヤケースが付いてきたが、こちらに付属しているのはブラックのギヤケースで
蛍光グリーンのTZ-X用ギヤケースは現在の所存在しない。

・蛍光イエロー
サイクロンマグナム21st2で登場したカラー。
TZには存在しないカラーだが、こちらも蛍光グリーン同様に同色のギヤケースは存在せず、
代わりにホワイトのギヤケースが付属していた。


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