特異点解決のために赴くカルデアのマスターの前に現れたのは、
空に根を張らんとするが如く築かれた、文明の坩堝と化した混沌の塔。
そして巨牛、もとい嘗てのバビロン王
ネブカドネザル2世をはじめとした、
獣の面影を覗かせる異形の英霊たちであった。
宙には城壁を封鎖し神の門を開かんとする建築者、
地には荒野を奔走し贄を解き放たんとする獣の群、
そして蹂躙を以て秩序を取り戻さんとする征服者。
神の沈黙を前に救世を求める受難の民に訪れる結末とは。
【あらすじ②】
数々の戦いを乗り越える中でニムロドの目的を知ったカルデアのマスターとネブカドネザル二世達。
ニムロドの目的はサーヴァント達を召喚、競わせることで都市そのものと同期した『天地創世る虚空の礎』を成長させ、完成させる事。
そして完成した『天地創世る虚空の礎』の力をもって、創造主に挑む───新世界の再出力による人類救済を成すというものだった。
ニムロドの企みを阻止する為、彼らはニムロドとの決戦に挑む。
ニムロドの影にもう一つの脅威が潜んでいることを知らぬままに。
【あらすじ③】
神に挑んだ男は討たれ、『天地創世る虚空の礎』は『原罪』に押し潰された。
しかし、塔より逃れんとした72の虜囚は悍ましき柱へと姿を変えてしまった。
彼の骸より顕現したのは、
ゲーティアにすら記されぬ番外の魔神ウェルティス。
聖書の再現により生誕したソレは『時間神殿』をも再誕させんとし、
魔術回路(はらわた)を象った固有結界を以ってカルデアのマスターらを飲み込んだ。
彼の王も、流星も無き偽りの神殿にて魔神を討つ者は、果たして。
最終更新:2023年11月03日 23:02