H8マイコン

いろいろおかしいのでそのうち書き直します。


H8マイコンとは

H8はワンチップマイコンです。昔は日立が販売していましたが今は合併してルネサステクノロジーが販売元です。秋月で購入することができるので入手はしやすいでしょう。

種類

:H8/3048
|標準的なH8マイコン。書き込みには14Vが必要。PWM5波。SCI2Ch。
:H8/3052
|H8/3048の拡張版でピンコンパチ。クロックが高速化。5V電源のみで書き込み可能。
:H8/3664
|Tinyシリーズ。小さい。5Vで書き込み可能。PWM4?波。SCI1Ch。

H8マイコンは秋月で購入することができるのですが、秋月ではH8のマイコンチップだけを売っているのではなく、H8マイコンに周辺回路をつけたマイコンボードを販売しています。なので秋月でAKI-H8を購入してくればプログラムを書き込みさえすれば後は電源をつなぐだけで動作してくれます。以後ここで言うH8は秋月で販売されているAKI-H8の事を指します。
H8/3048使うならH8/3052使った方がいいと思われます。プログラムはクロック回りのみ書き換えればほぼ互換です。

メリット

1.周辺回路が必要ない
電源をつなぐだけで動作できます。
2.ISPができる
デバッグが楽になります。
3.C言語の開発環境が用意されている
構造化できるのでプログラムが見やすいです。
4.高度な処理をさせることができる
A/D変換、PWM、タイマー割込などなど…

デメリット

1.大きい
3664は比較的小さいですがさすがにPICに比べると…
2.価格が高い
1000円以上します。
3.アセンブラで組むと大変
高機能ゆえなんだろうなぁ。まぁC言語で十分だけど。

使用にあたって

回路設計

AKI-H8の場合周辺回路は既に組まれているので、あとは電源と書き込み用コネクタをつければ動きます。マイコンボード上に三端子レギュレータを搭載しているので9V電池などをつけるだけで動かせます。ただしあまり電流は流せないのでモータードライバとかで他にも5Vが必要なら別途三端子をつけましょう。

開発環境

基本的にはC言語で開発することが多いでしょう。
秋月でH8を購入するときにC言語開発キット付きの物を買うことができます。しかし秋月の開発環境はコマンドラインを使用する物なのでめんどくさいです。
おすすめしたい開発環境はベストテクノロジー製のGccDevelopperLiteと言うソフトです。これは、
  • 統合環境になっていて色分け機能付きのエディタがついている。
  • コンパイルも書き込みもツールバーのボタンをクリックするだけ。
というすばらしい物です。ロボ研では基本的にこれを使用しています。
最近のバージョンのGDLでは(たしか)3048,3052,3664の設定が入ってません。
少し前のバージョンを使用するか、ネットでTARGETファイルを探してください。
最終更新:2007年09月21日 09:48