バンド/Banding
バンド (この
クリーチャーが攻撃するに際し、あなたはあなたがコントロールする他のクリーチャーを1体選んでもよい。そうした場合、それはこのフェイズで可能ならばこのクリーチャーと同じ対戦相手に攻撃する。このフェイズ中、それがブロックされた状態になるに際し、このクリーチャーはそれをブロックしている各クリーチャーにブロックされた状態になり、このクリーチャーがブロックされた状態になるに際し、それはこのクリーチャーをブロックしている各クリーチャーにブロックされた状態になる。あなたは、このクリーチャーをブロックするかされているクリーチャーからの戦闘
ダメージをどのように割り振るかを対戦相手の代わりに決定できる。単一のクリーチャーが複数のバンド能力を持つ場合は、そのうちの1つのみ適用される。)
クリーチャー - モナー
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バンド
2白:モナーの精鋭部隊は、ターン終了時まで+0/+Xの修整を受ける。Xはあなたがコントロールするモナーの総数に等しい。この能力は、各ターンに1回のみ
プレイできる。
マジックの黎明期に存在した
常在型能力。(
誘発型能力ではない。)
バンドは大きく分けて2つの部位から構成される能力である。
1つめは、
バンドを持つクリーチャーは、攻撃時に自軍の他のクリーチャー1体とともにチームを組むことができる。
(バンドを持っているクリーチャーが2体いる場合は、2体のチーム2つまでか3体のチーム1つが組めることになる。)
同じチーム内のクリーチャーが1体でも敵クリーチャーによってブロックされると、チーム全員で協力してそのクリーチャーと戦闘を行う。(この効果は
飛行などの
回避能力よりも優先される)
である。
なお、マジックでは1体の攻撃クリーチャーを複数のクリーチャーで協力してブロックすることが元から可能なため、防御時にはこのボーナスはない。
2つめは、
バンドを持つクリーチャーをブロックするかされているクリーチャーが与える戦闘ダメージの割り振りは、そのクリーチャーのコントローラーではなくバンドを持つクリーチャーのコントローラーが行う。
たとえば、同じチーム内に捨て駒を用意しておけば、そいつに全ダメージを肩代わりさせて残りのクリーチャーは無傷、ということが可能。
というもの。この能力はブロック時にも有効。
性質上、自分の
再生や
オマエモナー能力との相性がいい。逆に
回避能力との相性はいまいち。
相手に
広域攻撃できるクリーチャーがいると使いにくい。まあ攻撃時にバンドを組むかどうかは任意なので、組まなければ良いのだが…
また注意点として、1体のクリーチャーが複数のバンドを持つ場合でも効果は変わらないことが挙げられる。
たとえばバンドを持たないクリーチャー2体を同じチームとして選ぶというようなことはできない。
以上のとおり非常に複雑な能力であるため、1998年のセット以降では事実上廃止された。
また、「他の~とのバンド」というさらにややこしい能力もある。
「他の~との」と書いてあるわりにはバンドを持っている「~」でないクリーチャーともチームを組むことができる。ややこしい。
余談
一番上の注釈文はバンドのルーリングを確認した上で分かりやすくまとめ直したもの。
私訳でごめんなさい。
ちなみに「他の~とのバンド」のほうの注釈文は
- 他のモナーとのバンド (このクリーチャーが攻撃するに際し、あなたはあなたがコントロールするモナーであるかバンドを持つクリーチャーを1体選んでもよい。そうした場合、それはこのフェイズではバンド能力によりクリーチャーを選べず、可能ならばこのクリーチャーと同じ対戦相手に攻撃する。このフェイズ中、それがブロックされた状態になるに際し、このクリーチャーはそれをブロックしている各クリーチャーにブロックされた状態になり、このクリーチャーがブロックされた状態になるに際し、それはこのクリーチャーをブロックしている各クリーチャーにブロックされた状態になる。あなたは、このクリーチャーをブロックするかされているクリーチャーからの戦闘ダメージをどのように割り振るかを対戦相手の代わりに決定できる。単一のクリーチャーが複数のバンド能力を持つ場合は、そのうちの1つのみ適用される。)
最終更新:2008年09月01日 11:56