N6E20

初出 1050話
地形は深い森。
すでに1050話の時点で九重らによって偵察されていた模様。
1050話でN5E20からコンティ家勢力が撤退をしてきた。
森に紛れ大型のセンチネルゴーレムも引っ込めて移動する模様。
それに対し、キースらはマップ中央に先回りし、拠点からつぶすことにした。
1051話で到達したマップ中央には緑のドーム。その周囲にはかなりのセンチネルゴーレムが空にも配置されていた。
結界のことも考えると、いきなりの力押しは諦めて、撤退中の部隊を削ることに方針転換した。
時間が来てゆかいな仲間たちがいなくなってからは水を得た魚のように暗殺者スタイルとなって動き回った。
その結果最近秩序法典が多いのは粗製濫造しているからであり、それに応じて新規に法騎士になったものも多いことが判明した。
その後緑のドームへの潜入を企てて結界に引っかかり、予定通りに追撃してきた敵と交戦した。センチネルゴーレム弐式4体とセンチネルゴーレム壱式1体をつぶしたが、勢い余って秩序法典自体を吹き飛ばし獲得できないものもあった。
1052話では傭兵まで参加したかなりの規模の戦いを楽しみ、さらに「おかわり」をしようとした所、結界が消えていることに気づいた。
中に入って、壁も床も天井も何もかもが蔦で覆われた構造物を進んでいった所、中には死体が散乱していた。床と天井は石材が露出している謁見室のような所に辿りつくとルッジェーロや魔術師たちが死んでいた。犯人と思われるドラゴーネが残っていたが、魔人の指輪を飲み込んで自決し、本人の死体は消え、そこいらにある他の死体はマスティマ,グリゴリの転生者や堕天使たちに変化した。

+ ドラゴーネとの会話
  • ドラゴーネとの会話
「これは誰の仕業かな?」
「さて、誰であろうな?」
「外で色々とやってくれたのはお主か?」
「だったら、どうする?」
「感謝するとしよう。手間が省けた」
「じゃあ中で色々とやってくれたのはあんたか?」
「さて、何の事かな?」
「あんた、本当に法騎士か?」 
「どう見える?」

「これでいい。これでいいのだ」
「質問を変えよう。あんた、本当に人間のままか?」
「我の手助けをした褒美じゃ。見せてやろう」
「魔人の手先、か。いつからだ?」
「さて。そこまで明かす義理は無い」
「我は全てを捧げ、全てを得る。そこに妥協は無いのだよ」

魔人の指輪を飲み込んで自決した。

その後十分に楽しんだ後、気がつくと広域マップでエリアポータル名が見えるようになっていたが、点滅しておりポータルとしての機能は失っていた。
どうやら兵士に至るまで全てが変質したようでうれしい状況となっており、仕切り直しのために一旦召魔の森に戻ろうとしたときには巨大な影が蠢いているのも見ることができた。
1054話でマップを再訪した際には魔人らの他、ユニバーサルドラゴン ボイドドラゴンらも出現するようになっていた。
1055話で蔦の砦にまで到達すると、多くの魔人とともに三人目と四人目の魔神の影がいて、新たな魔神が誕生する所であった。元ドラゴーネであり、キースが希望する武闘派である七人目の魔神との肉体言語を楽しんでいたが、どうやら防御特化らしく途中から魔方陣と魔法円に阻まれ手を出せなくなるばかりか途中で離脱されアダムカドモンに交代という画竜点睛を欠いた気分で終了してしまった。しかし終了後もポータル開放とはならず、さらに残存する魔人勢力を根絶やしにすることになった。その結果広域マップのマーカーは点滅から常時点灯となったが、緑ではなく黄色となった。そこでポータル周辺まで探索の手を伸ばすと、改めて勢ぞろいした魔神と遭遇し、勧誘を受けた。そこに二人目の魔神がまた乱入、さらにはアルゴス,アンタイオスも登場するカオスな状況となりお開きとなった。(1056話)
なかなかの面子であったためか、単に会合が終了しただけでいくつかのスキルがレベルアップした。(1057話)

+ 主な出現モンスター

 エリアポータル名:蔦の砦

 エリアポータルボス
   元ドラゴーネたる七人目の魔神
   タウミエルの影 サマエルの影 ガムキコトの影 ゴラブの影 ナヘモトの影 トガリニの影などの堕天使 マスティマ
   アダムカドモン

+ ポータルボス戦開始・終了インフォ
  • 開始インフォ
「お待たせしたかな?」
『また、君か』
『見たくない顔だわ。消えてくれないかしら?』
『問答無用、か』
『野蛮なのは好みじゃないのよ。それに貴方の相手は私達じゃないわ』

 広間にいるのは2名の魔神達の幻影だけかと思ったのだが。
 彼等の間に何か白い砂のような何かがある。
 盛り塩ですか?

『光栄に思うがいいわ!新たな魔神の誕生の瞬間に立ち会えるのだから!』
『祝福と呪詛を束ねよ!』
「何?」

 盛り塩があった場所へと光が、そして闇が集う!
 空気が震えている?
 いや、これは空間そのものが振動しているのか?
 身動きが取れない!
 重力もどこかおかしいぞ?

『汝の最初の獲物だ!屠るがいい!魔神の如き武威で!』
『汝の最初の贄よ!自らに捧げるがいいわ!』
『そして我等の元に集え!』
『辺獄にて得たその力を解き放つがいいわ!』

 魔神共の幻影が、消える!
 光と闇が球状に渦と化して、消えて行く。
 盛り塩はもう無い。
 そこに残されたのは人影。

「法騎士ともあろう者が人である事を捨てたのか?」
『ほう、懐かしい言葉だ。法騎士か』
『我は法騎士であったのか?まあいい。些末な事だ』
  • 終了インフォ
『誓約と制約の刻限がある。残念だが汝を屠る役目は譲る事にしよう』
『天と地の狭間に沈むがいい』

+ ポータル前での魔神遭遇イベント
  • 魔神遭遇イベント
「待たせたかな?」
『そうか、これは汝の仕業であるか』
『あれだけの仕掛けで死なないなんて、面倒な奴ね!』

 蔦の砦を出る前からもう見えてました。
 使って良かった、クレヤボヤンス。
 目の前には魔神が勢揃いだよ!
 だが違和感は大きい。
 これ、幻影じゃないだろうな?
 存在感が薄い。
 それに背中が凍るような感覚も無い。
 どこか弛緩した空気すらある。

「ところで、戦ってくれる奴はいないのかな?」
『全く難儀な』
『誰かを彷彿とさせるねえ』
『どこまでも戦いを望むか?』
「ああ」

 右手で神鋼鳥のククリ刀を抜く。
 すかさず老人姿の魔神に投じる!
 だが、変化は起きない。
 ククリ刀は魔神を通り過ぎただけだ。

「だから幻影に用は無い」
『品が無いわ』
『礼儀もなってないねえ』
「否定はしないよ」

『新たな魔神が席を埋めた』
『だがこれでもまだ足りないでしょうね』
『それだけ奴は脅威であるしな』
『だからこそ、問うとしよう』
『無駄だと思うけどねえ』
「何が言いたい?先を急ぎたいんだけど」
『魔神とならないか?』
『汝が望み、叶えるのも容易かろう』
「引き換えで何を失うのかが問題だな。どうも楽しそうじゃない」
「新たな魔神、か。部下に同僚、肉親までも犠牲にして魔神となって何を得た?」
『永遠にして最大の渇望を満たせるであろう』
「それにしては高い代償だ」
『我には安いものだ。それに元には決して戻らぬ』
「時間の無駄だ。本体はどこだ?辺獄とやらに送ってやるよ」
『どこまでも不遜な奴』
『やっぱり無駄だったか』
『いっそここで始末したら?』
『それでは我が困るな』

ドワーフの魔神と並ぶ位置に筋肉バカの魔神の姿はあった。

『貴様ッ!』
『どうやって?』
『去れ。幻影如きで我をどうこう出来る筈もあるまい』
『我の位置をこれで埋めたつもりか?話にならんな』
「あんたは実体だな?相手をする時間はあるのかな?」
『忙しいのでな。それに余計な観客もいる』

 アルゴスだ。

『バカな!』
『一体、どうやって?』
『さっさと去る事だな。汝等の拠点を潰されるぞ?』

 魔神の幻影が次々と消える。

『裏切りし魔神よ、余計な助言であったな』
『ああ。どうせもう潰しに行っているのだろう?』
『知っていたか』

 後ろの大きな影はアンタイオス
 威圧感が半端じゃない。
 その敵意がオレではなく、筋肉バカの魔神に向いていると知っていても落ち着かない。

『汝の行動原理は理解している』
『納得は出来ん、と言うのだろう?放っておいてくれんか』
『そうもいかぬ。いい機会だ、問い質してくれよう』
『腕力でか?』

「待て!待ってくれ!」
『む?』
『邪魔をするな!汝の相手は後でしてやる!』
「それも困る。あんたが勝つとは限らない」
『言ったな?』
「この魔神は私が倒す!」
『難儀な願いであるな』
「自分でも無茶だとは思ってますよ」
『嘘を付くな!単に楽しんでおるだけであろうが!』

 それにまだ、来客がいるらしい。
 雲母竜だ!

『どうだ?』
『別の拠点へ移動している。琥珀竜が奴等を追っているが』
「また、行くのか」
『ああ、別口で奴等を追う者もいるのでな』
『そっちはどうする?』
『遺憾だがここで汝と戦うのは無しだ』
『そっちの誓約と制約は知らぬ。こっちには断る理由は無いぞ?』
『去るがいい。汝の望みを断ってもよいのだぞ?』
「あのー」
『分かっておる。ここで戦うつもりは無い』
『命拾いしたな』

 筋肉バカの魔神が雲母竜の頭上に跳び、雲母竜の姿は消えてしまった。

「見てたんですか?」
『うむ。新たな魔神となれば看過出来ぬ』
「魔神とは何です?」
『神である事は確かだ。その存在を否定する事は出来ぬ』
「何かを犠牲にして力を得ているように感じるんですが」
『然りだ。あの新たな魔神もまた大きな犠牲を支払った訳だ』
『この場は本来在るべき姿に戻るであろう』
「既に存在している天使に悪魔、堕天使はどうなんです?」
『戻らぬ。そして脅威を与え続けるであろうな』
「そうですか」
『これも自然の摂理と考えるがいい』

 エリアポータル開放者:キース(1057話)

エリアポータル詳細情報

  • 1076話の情報では木工職人を中心に生産職が入っている模様。

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最終更新:2016年06月28日 13:12