概要
2002年発売。
05、
06、
07のクロスフェーダーを磁力を使った非接触型デジタルフェーダーに変えたもの。
フェーダーのタッチが独特過ぎてテーブリストに受け入れられず、早々に生産中止に。
クロスフェーダーはメンテナンスフリーで、使い道のない奇妙なフェードカーブを多数選択可能。
CUT IN/CUT OUTのストロークの短さと音の立ち上がり方は最高クラスですが、フェーダータッチは最も軽い部類で跳ね返りが酷く、くせがあります。
フェーダーカーブをSHARP4のMINに設定するとフェーダーを切った時に音が出るようになります。
FLAREとD-STYLESの提案したこのモードは、レギュラー(≠リバース)の人はリバーススイッチをONにすることで縦フェーダーと同じ感覚でクロスフェーダーを動かせるというものです。
ただ、フェーダーの両端がそれぞれのタンテのONなのでタンテ2台にミキサー1台という標準的構成では片側のタンテでトラックを流しながらスクラッチできません。
※フロントパネルのノブ数とフェーダーカーブ調整部の表記違いから試作機と思われる。
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以下レビュー |
とにかくクロスフェーダーが軽い。というより「抵抗がない」といった印象。文字通り滑るように動くためミキサー本体を傾けると45度どころか30度も行かずにフェーダーが滑り落ちていく。跳ね返りも酷くPGM1の端からフェーダーを弾くとPGM2にいった後跳ね返ってまたPGM1の端に戻る程。ハッキリ言ってこれ以上使いづらいフェーダーは無いのでは。ただしこれはフェーダーがレギュラーであればの話。リバースだと跳ね返りはスクラッチの際逆に利点となり、また常にフェーダーを抑えこむ形になるためスッポ抜けてしまうこともかなり少なくなるためレギュラーに比べるとだいぶ感想が変わる。ちなみにこれ書いてる人はリバースですが06ProDを購入したあとの動作確認で少しコスってひとしきり笑いました。もちろん今も手元にあります。
上記を見て興味が湧いたリバースの人だけ買えばいいと思います。05,06ProDだと探せば結構安く(20,000円超えないくらい)購入可能です。
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スペック表
性能的にはクロスフェーダーが変わっただけの製品のため詳細スペックは各モデルページで。
最終更新:2018年11月14日 00:19