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義兄弟の死

夢の中で」を**最後まで生き残ったのは**、
神君愚者の二名のみである。

義兄弟十二名は、
最終局面の直前まで到達していたが、
夢の最深部には至っていない。

この点は、
後世の混同を避けるため明記される。



義兄弟(十二名)
義兄弟とは、
「夢の中で」において
神君と行動を共にし、
世界の構造に極めて近い地点まで到達した十二名を指す。

彼らは世界最高峰の存在強度を有し、
国家・軍・神話的存在を単独で凌駕し得たが、
最終層へ進む資格は与えられなかった。

(構成員一覧は別項参照)



事件概要(西暦978年)
西暦978年、
義兄弟十二名は全員死亡した。

殺害を行ったのは、
かつて「夢の中で」において
義兄弟となることを誓いながら、
最終的に切り札へ身を寄せた人物、

夢追い人夢塚 望**である。

夢塚 望は、
義兄弟全員を道連れにする形で死亡しており、
本事件に生存者はいない。



事件の意味
この事件は、

  • 世界最高峰の戦力の同時消失
  • 神君切り札の完全断絶
  • 世界を「守る側」の構成員が一斉に消えた瞬間

を意味している。

義兄弟の死は、
単なる殺害事件ではなく、
世界防衛構造の崩壊**として認識されている。



第一世界の扉との関係
義兄弟たちの魂は、
第一世界へ進むための鍵として用いられたのではない。

正確には、

既に存在していた“穴”を塞ぐために、
第一世界の扉が設置された**。

この穴とは、
外側の世界に存在する
「世界そのものを破壊し得る存在」が
九つの世界へ侵入する経路であった。

義兄弟の魂は、
その存在強度をもって
封印・補強・固定の役割**を果たしたに過ぎない。



扉の性質
  • 第一世界の扉は「進むための門」ではない
  • 世界を守るための栓**である
  • 扉が開くことは、歓迎すべき事象ではない
  • 義兄弟の死は、新世界の誕生ではなく破滅を防ぐための応急処置であった



神君と愚者
「夢の中で」を最後まで見届けた
神君愚者は、
この構造を理解した数少ない存在である。

両者は共に世界を救おうとしたが、

  • 愚者は「管理と選別」を選び
  • 神君は「奪われない世界」を選んだ

その分岐点が、
義兄弟の死である。



位置づけ
義兄弟の死は、

  • 世界が壊れなかった理由
  • しかし、二度と元に戻れなくなった理由
  • 第一世界が「希望」ではなく「封印」として存在する理由

そのすべての起点である。



備考
  • 義兄弟は英雄として祀られていない
  • 彼らの死は勝利ではない
  • 扉が存在する限り、 義兄弟の魂は今も世界を支えている
最終更新:2026年02月14日 14:24