アットウィキロゴ

小噺-『キラ々々ナマエ』

(舞台へ登場)

ナイト
「どうもー!よろしくお願いします!内藤騎士でナイトです!」

キング
「中村王でキングです。」

ナイト
「ナイトとキング合わせて、『キラ々々ナマエ』です!よろしくお願いします!」

(拍手)

ナイト
「お気づきの方もいらっしゃると思いますけど。」

キング
「はい。」

ナイト
「これ、芸名じゃありません。」

キング
「親です。」

ナイト
「親です。」

キング
「全部親です。」

ナイト
「責任の所在だけははっきりしてます。」



キング
「王です。」

ナイト
「騎士です。」

キング
「身分制度です。」

ナイト
「名前です。」

キング
「チェスです。」

ナイト
「違います。」

キング
「いや、キングとナイトいるじゃん。」

ナイト
「名前がたまたま一緒なだけです。」

キング
「あとクイーン探せば始められる。」

ナイト
「チェスはメンバー募集して始める競技じゃない。」



キング
「ポーンも八人欲しい。」

ナイト
「駒です。」

キング
「アルバイト。」

ナイト
「違います。」

キング
「最低賃金で。」

ナイト
「雇用契約じゃない。」

キング
「でも一番働いてる。」

ナイト
「まぁ働いてます。」

キング
「キング全然働かない。」

ナイト
「一歩しか動けませんから。」

キング
「社長じゃん。」

ナイト
「チェス株式会社じゃない。」



キング
「クイーン。」

ナイト
「います。」

キング
「一番働く。」

ナイト
「そうですね。」

キング
「専務。」

ナイト
「だから会社にするな。」

キング
「ビショップ。」

ナイト
「います。」

キング
「顧問。」

ナイト
「なんで。」

キング
「なんか相談乗ってくれそう。」

ナイト
「見た目だけで決めるな。」

キング
「ルーク。」

ナイト
「います。」

キング
「総務。」

ナイト
「急に地味になったな。」

キング
「会社って総務いないと終わる。」

ナイト
「チェスも会社も一緒にするな。」



キング
「でもさ。」

ナイト
「はい。」

キング
「キング取られたら負けじゃん。」

ナイト
「そうですよ。」

キング
「責任重すぎない?」

ナイト
「キングですから。」

キング
「俺ポーンやる。」

ナイト
「キング捨てるな。」

キング
「ポーン楽しそう。」

ナイト
「どこが。」

キング
「いっぱい仲間いる。」

ナイト
「そこ?」

キング
「キング孤独。」

ナイト
「急に王様の悲哀を語るな。」



キング
「でもトランプは俺の世界。」

ナイト
「キングいますね。」

キング
「クイーン。」

ナイト
「います。」

キング
「ジャック。」

ナイト
「います。」

キング
「ナイトいない。」

ナイト
「いません。」

キング
「リストラ。」

ナイト
「最初から採用されてない。」

キング
「俺だけ転職成功。」

ナイト
「カードゲームに?」

キング
「出世。」

ナイト
「何を言ってるの。」



キング
「ジャックって何者?」

ナイト
「従者とか兵士ですね。」

キング
「俺より下?」

ナイト
「そういう立場です。」

キング
「よかった。」

ナイト
「何が。」

キング
「名前ランキング勝った。」

ナイト
「そんなランキングない。」

キング
「全国キング協会が。」

ナイト
「存在しない。」

キング
「会長は俺。」

ナイト
「一人しかいないじゃないか。」



キング
「キングって世界中にいる。」

ナイト
「まぁ言葉としてね。」

キング
「バーガーキング。」

ナイト
「あります。」

キング
「キングサイズ。」

ナイト
「あります。」

キング
「キングコング。」

ナイト
「あります。」

キング
「全部俺。」

ナイト
「違います。」

キング
「キングサイズベッドは俺専用。」

ナイト
「メーカーが困る。」

キング
「キングコング。」

ナイト
「ゴリラです。」

キング
「遠い親戚。」

ナイト
「どこの王家だ。」



キング
「最近キラキラネーム減ってるらしい。」

ナイト
「そうらしいですね。」

キング
「俺たち天然記念物。」

ナイト
「絶滅危惧種みたいに言うな。」

キング
「保護してほしい。」

ナイト
「戸籍が保護してます。」

キング
「親にも保護してほしかった。」

ナイト
「そこはされてたと思う。」



キング
「子供できたら普通の名前にする。」

ナイト
「それがいい。」

キング
「プリンス。」

ナイト
「普通じゃない。」

キング
「娘ならプリンセス。」

ナイト
「もっと普通じゃない。」

キング
「孫。」

ナイト
「まだ続くの?」

キング
「キング二世。」

ナイト
「王朝を築くな。」

キング
「家系だから。」

ナイト
「キラキラ家系って初めて聞いた。」



キング
「でも名前負けはしたくない。」

ナイト
「まぁキングですからね。」

キング
「だから今日も頑張る。」

ナイト
「名前に人生支配されてるんですよ。」

キング
「キングだから。」

ナイト
「便利な言葉じゃない。」

キング
「キングだから。」

ナイト
「もういいよ!」

二人
「どうもありがとうございました!」

タグ:

第二世界 小噺
最終更新:2026年07月08日 21:41