兵
兵は天陽帝国軍における基礎戦力であり、
命令の遂行と前線維持を主目的とする階級である。
貴族制を持たない帝国において、
兵は一時的な国家奉仕者であり、
原則として職業軍人ではない。
兵役制度
兵は三年契約で召集される。
召集後の流れは以下の通り。
- 最初の四ヶ月間は新兵期間
- 続く二ヶ月間は予備訓練
- その後、訓練大隊へ送られる
歩兵の場合、訓練は三段階で行われる。
第一段階:個人訓練
第二段階:分隊単位訓練
第三段階:小隊単位訓練
訓練修了後、野戦部隊に配属され、
五ヶ月目から最前線任務に就く。
階級の推移
兵役期間中の階級変化は以下の通り。
- 一年目:新兵/二等兵相当
- 二年目:兵(一等兵相当)
- 三年目:上等兵相当
三年の契約満了後、
軍への継続在籍を希望する者は
下級士官試験を受験することができる。
試験に合格した場合、
各師団に設置された
教導団へ入団し、
下級士官への道が開かれる。
新兵教育と識字訓練
新兵の中には、
占領下の植民地から直接徴募された者も多く含まれる。
そのため新兵期間中には、
軍事訓練と並行して以下の教育が施される。
- 四則演算
- 読み書き(基礎的な識字)
- 命令文書の理解
兵は専任軍人ではないため、
除隊後の就職や社会復帰を見据えた
最低限の教育も兼ねている。
軍人年金や技能習得を目的に
志願する者も少なくない。
ローテーションと前線運用
兵が配属される小隊は、
四ヶ月ごとに担当都市の最前線を移動する。
そのため三年契約の三十二ヶ月間で、
帝国内すべての主要都市戦線を巡ることになる。
一サイクル四ヶ月の内訳は以下の通り。
分隊内の人員は、
戦死・負傷による補充がない限り、
四ヶ月ごとに最古参と新人が入れ替わる。
このため分隊内には常に
経験者と新兵が混在する構成となる。
小隊編成
小隊は42名で編成される。
↳ 分隊(10名)×4
・分隊長:八悌
・分隊補佐:九忠
↳ 上等兵 ×3
↳ 兵 ×3
↳ 新兵 ×2
班単位での戦闘編成
戦闘時、分隊は二個班に分かれて行動する。
上等兵1名/兵2名/新兵1名
上等兵2名/兵1名/新兵1名
経験者を必ず班の核に据えることで、
新兵の生存率と命令伝達の確実性を確保している。
兵の位置づけ
兵は消耗を前提とした存在である一方、
帝国軍全体を支える最大の人的資源でもある。
功績のみで士官に昇ることはなく、
あくまで選抜・試験・教育を経て
初めて階級上昇が認められる。
この制度により、
帝国軍は巨大な兵力を維持しつつ、
士官層の質を担保している。
最終更新:2026年01月21日 16:41