貴様の物は我輩の物 我輩の物も我輩の物 ◆dZeo7Ki5N5uF
「のび太、スネ夫、出木杉……ドラえもんもいるのか。
畜生、なんで殺し合いなんてしなきゃならないんだ……」
畜生、なんで殺し合いなんてしなきゃならないんだ……」
暗い街中で、困惑と恐怖を含んだ小さな声が発せられる。
その声の主の名は剛田武、通称ジャイアン。体格のいい、力が自慢の少年である。
地元でガキ大将として、時には暴力を用いて同級生達をまとめてあげている彼でも、
現状には怯えることしかできないでいた。
地元でガキ大将として、時には暴力を用いて同級生達をまとめてあげている彼でも、
現状には怯えることしかできないでいた。
数刻前の、参加者が集められた会場での惨劇が脳内で何度も繰り返し再生される。
仲間達との不思議な世界への冒険などで、非日常的な物事に多少は慣れているつもりだ。
それでも、その惨劇はまだ子供である彼にはあまりにも衝撃的で、不可思議で、悪意に満ち過ぎていた。
怯えるのも無理は無いだろう。
仲間達との不思議な世界への冒険などで、非日常的な物事に多少は慣れているつもりだ。
それでも、その惨劇はまだ子供である彼にはあまりにも衝撃的で、不可思議で、悪意に満ち過ぎていた。
怯えるのも無理は無いだろう。
「クソ…ええい、しっかりしろ俺様!情けないぞ!
悪い奴が出てきたら、ぶん殴ってギッタンギッタンにしてやればいいんだ!」
悪い奴が出てきたら、ぶん殴ってギッタンギッタンにしてやればいいんだ!」
武は自らの両頬をはたき、恐怖心を押し出すかのように気合を入れなおす。
その場に留まっていれば安全というわけではない。
どうせ危険ならば自分から行動し、さっさと仲間達と合流してしまおうと思い切る。
その場に留まっていれば安全というわけではない。
どうせ危険ならば自分から行動し、さっさと仲間達と合流してしまおうと思い切る。
「待ってろよ!心の友達よ!」
普段自分勝手で傲慢な彼だが、友を見捨てたり人殺しをしたりするような人間ではない。
決意を固めて全身の震えをどうにか止め、始めの一歩を踏み出そうとした、その時。
決意を固めて全身の震えをどうにか止め、始めの一歩を踏み出そうとした、その時。
「―――すみません、ちょっといいでしょうか?」
「ひっ!……だ、誰だ!?」
「ひっ!……だ、誰だ!?」
突如後ろから呼びかけられ、武は驚愕しながらも振り返った。
そこにはスーツを着用し、奇妙な髪飾りをつけた奇妙な髪形の青年が両手を上げて立っていた。
街灯に照らされる中、武の警戒を解くように爽やかな笑顔を見せたまま、青年は口を開く。
そこにはスーツを着用し、奇妙な髪飾りをつけた奇妙な髪形の青年が両手を上げて立っていた。
街灯に照らされる中、武の警戒を解くように爽やかな笑顔を見せたまま、青年は口を開く。
「驚かせてしまい申し訳ありません。ですがご心配なく、殺し合いをするつもりはありませんよ。
僕は魔界探偵事務所で桂木弥子先生の助手を務めている、脳噛ネウロと申します」
「あ、ええと……お、俺は剛田武。俺も殺し合いなんてする気はねえよ」
僕は魔界探偵事務所で桂木弥子先生の助手を務めている、脳噛ネウロと申します」
「あ、ええと……お、俺は剛田武。俺も殺し合いなんてする気はねえよ」
青年の自己紹介と"殺し合いをするつもりは無い"という主張を聞き、安堵しながら武は警戒を解いた。
青年の顔には見覚えがある。
この殺し合いの説明を受けた最初の会場に突如呼びだされた際、
誰もが落ち着きを失い混乱している中で彼は冷静に状況を思索し、(曰く桂木弥子先生とやらの命令で)その場を統率していた。
殺し合いを申告される以前の事なので、作為的な物ではない筈だ。故に武は、青年ネウロを信用おける人物だろうと判断したのだ。
この殺し合いの説明を受けた最初の会場に突如呼びだされた際、
誰もが落ち着きを失い混乱している中で彼は冷静に状況を思索し、(曰く桂木弥子先生とやらの命令で)その場を統率していた。
殺し合いを申告される以前の事なので、作為的な物ではない筈だ。故に武は、青年ネウロを信用おける人物だろうと判断したのだ。
「警戒を解いていただき、ありがとうございます」
「いいって、気にすんなよ。それより兄ちゃん、何か俺に用があるのか?」
「用と言うほどでもありませんが、良かったら、一緒に行動しませんか?
一人より複数人でいたほうが心強いでしょうし、この場から脱出するために意見を出し合うことも出来るでしょう」
「そ、そうだな!じゃあ一緒に行こうぜ、兄ちゃん!」
「いいって、気にすんなよ。それより兄ちゃん、何か俺に用があるのか?」
「用と言うほどでもありませんが、良かったら、一緒に行動しませんか?
一人より複数人でいたほうが心強いでしょうし、この場から脱出するために意見を出し合うことも出来るでしょう」
「そ、そうだな!じゃあ一緒に行こうぜ、兄ちゃん!」
頼もしい人物と同行できることに、武は喜びを覚えていた。
やはり、一人でいるのはどうしようもなく心細かったのだ。
やはり、一人でいるのはどうしようもなく心細かったのだ。
「それで、これからどうするんだ?」
「僕はひとまず、弥子先生を探そうと思います。先生ならこのような状況でも何か解決策を見つけて下さるに違いありません。
何しろ、"世界の歌姫 アヤ・エイジア"の事件や、世間を震撼させた"電子ドラッグ"等の事件を解決されたのも他ならぬ先生なのですから!」
「アヤ・エイジア?電子ドラッグ?何だそりゃ?」
「僕はひとまず、弥子先生を探そうと思います。先生ならこのような状況でも何か解決策を見つけて下さるに違いありません。
何しろ、"世界の歌姫 アヤ・エイジア"の事件や、世間を震撼させた"電子ドラッグ"等の事件を解決されたのも他ならぬ先生なのですから!」
「アヤ・エイジア?電子ドラッグ?何だそりゃ?」
どうという事はない武の質問に、ネウロは目を少し見開き、きょとんした顔で返す。
まるで予想外な事でも言われたかのような反応だ。
まるで予想外な事でも言われたかのような反応だ。
「おや、ご存知ありませんか?……他にも"爆弾魔ヒステリア"の逮捕や、"怪盗X"の招待を暴いたのも先生なのですが」
「爆弾魔?怪盗?なーんか胡散臭いなあ……聞いたことの無い事件ばかりだけど」
「爆弾魔?怪盗?なーんか胡散臭いなあ……聞いたことの無い事件ばかりだけど」
その言葉に再びネウロは驚愕し、今度は口元に手を当て少し俯きながら何やら深く考え始めた。
(あれ?俺なんか変なこと言ったかな?本当に聞いたこと無いんだけどなあ。
桂木弥子って名前も知らないけど、そんなに有名なのか?)
桂木弥子って名前も知らないけど、そんなに有名なのか?)
「まあとにかく、早く行こうぜ兄ちゃん!こうしてる間にもその弥子って人や、のび太やスネ夫達が危ない目にあってるかもしれないんだしさ!」
「おや、武君も知り合いがここに呼ばれているのですか?」
「ああ、俺様の心の友達だ!」
「おや、武君も知り合いがここに呼ばれているのですか?」
「ああ、俺様の心の友達だ!」
並んで歩きながら、武は自身の知り合いについて説明を始める。
その中で、ある一人の参加者にネウロは反応を示した。
その中で、ある一人の参加者にネウロは反応を示した。
「22世紀の、未来からやってきた猫型ロボット?」
「おう!ドラえもんって言ってさ!ポケットからいろいろ不思議な道具出すんだぜ。すげえだろ!まあ見た目は変な青い狸だけど」
「ほう、ロボット玩具のような物ではなく、意思を持ったロボット……ということでしょうか?」
「ああそうだよ。そのドラえもんって奴がさ、タイムマシンで未来から…………兄ちゃん?」
「おう!ドラえもんって言ってさ!ポケットからいろいろ不思議な道具出すんだぜ。すげえだろ!まあ見た目は変な青い狸だけど」
「ほう、ロボット玩具のような物ではなく、意思を持ったロボット……ということでしょうか?」
「ああそうだよ。そのドラえもんって奴がさ、タイムマシンで未来から…………兄ちゃん?」
話を聞いていたネウロは突然立ち止まると、武の呼びかけを無視して再び熟考を始めた。
☆
(これは……一体どういうことだ?)
最初に遭遇した少年、武との情報交換で聞かされた話に、ネウロは疑問を抱いていた。
知らない者はまずいない程の有名な事件を全く知らない人間。
人類の科学力では未踏である筈のタイムマシンや自立行動型ロボットの存在。
剛田武が虚言や妄言を語っていないであろうことは、デイバックの中に入っているある物で裏付けられる。
ネウロに支給された品のうちの一つに、"ひみつ道具"と称される物があった。
さらにその説明書には、"ドラえもん"、"22世紀"という先ほど聞いた2つの単語が記されていた。
人類の科学力では未踏である筈のタイムマシンや自立行動型ロボットの存在。
剛田武が虚言や妄言を語っていないであろうことは、デイバックの中に入っているある物で裏付けられる。
ネウロに支給された品のうちの一つに、"ひみつ道具"と称される物があった。
さらにその説明書には、"ドラえもん"、"22世紀"という先ほど聞いた2つの単語が記されていた。
頭に埋め込まれた爆弾、会場からの瞬間移動、何らかのトリックを用いたものだと推測していたが、考えを改める。
おそらく間違いない。信じ難いことだが、この殺し合いは自身の理解を遥かに超える物のようだ。
おそらく間違いない。信じ難いことだが、この殺し合いは自身の理解を遥かに超える物のようだ。
「クク、ククククク…………」
ネウロが不適に笑いを浮かべる。
それは一時前の好青年と同一人物とは思えないほど、不気味な笑いだった。
その姿を見て、武は困惑しながらも真意を問いただす。
それは一時前の好青年と同一人物とは思えないほど、不気味な笑いだった。
その姿を見て、武は困惑しながらも真意を問いただす。
「お、おい、どうしたんだ?兄ちゃん…………」
「謎だ」
「謎の臭いだ」
「う、うわ……!?」
突如、武の顔が青ざめ全身から汗があふれ出す。
一時身を隠していた恐怖が再び顔を覗かせ始めた。
一時身を隠していた恐怖が再び顔を覗かせ始めた。
武の視線の先、そこにはスーツを着用し、禍々しい一対の角を生やした鳥のような頭の化け物が、
牙をむき出しにしながら、口から滴るよだれを手で拭っていた。
殺し合いという異常な状況下の中で、信用を置いていた人物の唐突な変貌に武は驚きを隠せない。
牙をむき出しにしながら、口から滴るよだれを手で拭っていた。
殺し合いという異常な状況下の中で、信用を置いていた人物の唐突な変貌に武は驚きを隠せない。
「た、た……助けtモ"ガッ!!」
思わず叫び声を上げて逃げようとした刹那、
目の前の化け物に頭を鷲掴みにされ、動きを封じられたまま口の中に片手を突っ込まれた。
見ると、化け物だった顔は先ほど会話していた青年の顔に戻っていた。
目の前の化け物に頭を鷲掴みにされ、動きを封じられたまま口の中に片手を突っ込まれた。
見ると、化け物だった顔は先ほど会話していた青年の顔に戻っていた。
・ ・ ・
「おっといかん。我輩としたことが多大な謎の気配に、嬉しくなってつい戻ってしまった。
……まあいい、事のついでだ。改めて名乗っておこう」
「モガモガモガ……ガッ!」
「暴れるな、ブタゴリラ」
「おっといかん。我輩としたことが多大な謎の気配に、嬉しくなってつい戻ってしまった。
……まあいい、事のついでだ。改めて名乗っておこう」
「モガモガモガ……ガッ!」
「暴れるな、ブタゴリラ」
武がなんとか拘束を振りほどこうと手や足をバタつかせていると、
不意に頭に衝撃を受けた。どうやら脳天をぶん殴られたようだ。
不意に頭に衝撃を受けた。どうやら脳天をぶん殴られたようだ。
(カーチャンの拳骨より痛ぇ……)
あまりの鈍痛に逆らう気力も失せ、目の前の化け物の言葉に耳を傾ける。
「―――我輩の名は脳噛ネウロ。"謎"を喰って生きている……魔人だ」
(ま……魔人?謎を喰う!?訳わかんねえ!)
「この殺し合いはまさしく謎に満ち溢れている。
底知れぬ"悪意"と"不可思議"な事象の数々…………。
フハハハハハ!素晴らしい!実に素晴らしいぞ!」
(ま……魔人?謎を喰う!?訳わかんねえ!)
「この殺し合いはまさしく謎に満ち溢れている。
底知れぬ"悪意"と"不可思議"な事象の数々…………。
フハハハハハ!素晴らしい!実に素晴らしいぞ!」
高らかに笑い上げながらも、武への拘束は緩めない。
その武は、"謎を喰う"を始めとしたネウロの理解し難い言動に混乱や焦りを覚えていた。
離れたい。この化け物と一緒にいたら、おそらく自分は殺されてしまう。
頭部を爆破された少女の映像が再びフラッシュバックする。
目前の恐怖から逃れようと、本能的に身体が動いた。
その武は、"謎を喰う"を始めとしたネウロの理解し難い言動に混乱や焦りを覚えていた。
離れたい。この化け物と一緒にいたら、おそらく自分は殺されてしまう。
頭部を爆破された少女の映像が再びフラッシュバックする。
目前の恐怖から逃れようと、本能的に身体が動いた。
(畜生、くらいやがれ!)
おもむろに自身のデイバックに手を突っ込み、指先に触れた物体を魔人の顔面に振り上げる。
デイバックから取り出された物体の正体は、月光を反射して輝く金属バット。
偶然にも彼が普段使い慣れている道具が綺麗なフォームを描きながら、余所見をしている魔人の顎に凶器として迫る。
デイバックから取り出された物体の正体は、月光を反射して輝く金属バット。
偶然にも彼が普段使い慣れている道具が綺麗なフォームを描きながら、余所見をしている魔人の顎に凶器として迫る。
ガキン!!
鈍い金属音が鳴り響くと同時に、確かに腕に感じる反動。当たった。間違いなく当たった。
頭を鷲掴みにしていた手が開かれる。同時に、武は魔人から離れるために、すぐに全力疾走を開始した。
ひょっとしたら殺してしまったかもしれないという不安もあったが、
それ以上に魔人に対する恐怖心が強かった。たとえ殺してしまったとしても、背に腹は変えられないと割り切る。
頭を鷲掴みにしていた手が開かれる。同時に、武は魔人から離れるために、すぐに全力疾走を開始した。
ひょっとしたら殺してしまったかもしれないという不安もあったが、
それ以上に魔人に対する恐怖心が強かった。たとえ殺してしまったとしても、背に腹は変えられないと割り切る。
「な、何だよあの化け物……!一体どうなってr!?」
しかし、数メートルも走らないうちに足が止まった。その原因は、突如背中を襲った激しい衝撃。
痛みで次第に意識が薄まっていく。身体がいうことを聞かず、武はその勢いのまま前のめりに倒れんだ。
痛みで次第に意識が薄まっていく。身体がいうことを聞かず、武はその勢いのまま前のめりに倒れんだ。
☆
「ただの鉄の塊で我輩に歯向かおうとは、身の程を知らぬようだな、このブタめ。
……まあいい、反撃されたのは多少なりとも我輩の失態でもある。この程度で許してやろう」
……まあいい、反撃されたのは多少なりとも我輩の失態でもある。この程度で許してやろう」
気絶した武を引きずりながら、ネウロは平然と歩いていた。
武が振り上げた金属バットは確かにネウロの顎に命中していた。
しかし銃撃すらも致命傷にはなり得ない魔人に、その程度の攻撃が通用する筈がなかった。
あわれ金属バットは中心部分がひしゃげ、見るも無残に折れ曲がってしまった。
思わぬ反撃につい拘束を解いてしまったネウロだったがすぐに追いかけ、背中にドロップキックを決めたのだった。
しかしあくまで気絶させただけで、殺してはいない。
しかし銃撃すらも致命傷にはなり得ない魔人に、その程度の攻撃が通用する筈がなかった。
あわれ金属バットは中心部分がひしゃげ、見るも無残に折れ曲がってしまった。
思わぬ反撃につい拘束を解いてしまったネウロだったがすぐに追いかけ、背中にドロップキックを決めたのだった。
しかしあくまで気絶させただけで、殺してはいない。
ネウロの力ならば、殺し合いに乗り優勝することは他の参加者と比べて容易いだろう。
彼には他人を思いやる気持ちも正義感も無い。むしろ人を甚振ることを趣味とする程の生粋のドSだ。
しかしネウロは武に申告したとおり、殺し合いに乗るつもりは微塵もない。
仮にもし殺し合いに乗り気であったなら、先ほどのドロップキックや拳骨の際に武の人生は終わりを遂げていただろう。
彼には他人を思いやる気持ちも正義感も無い。むしろ人を甚振ることを趣味とする程の生粋のドSだ。
しかしネウロは武に申告したとおり、殺し合いに乗るつもりは微塵もない。
仮にもし殺し合いに乗り気であったなら、先ほどのドロップキックや拳骨の際に武の人生は終わりを遂げていただろう。
「平戸ロイヤルと言ったか。上質な謎を用意し、そこに我輩を招待したことは褒めてやろう。
しかし我輩の食糧源である人間を勝手に乱用し、このような催しで弄ぶ所行、少々おイタがすぎるな」
しかし我輩の食糧源である人間を勝手に乱用し、このような催しで弄ぶ所行、少々おイタがすぎるな」
"魔界探偵事務所助手"脳噛ネウロ……その正体は、彼の故郷である魔界でも異種中の異種、謎を喰う魔人。
ある時、魔界の謎を食べ尽くしてしまった脳噛ネウロは、食糧を求めて人間界に舞い降りた。
そこで出遭った当時謎を抱えていた女子高生、桂木弥子を名探偵に仕立て上げ自身の隠れ蓑とした。
数々の犯罪のトリックを解いて犯人を暴き、弥子にその名誉を着せ、探偵事務所を設立。
謎を抱えた人間達を誘い出すことにより、ネウロは人間界で食糧の供給を得ていた。
そこで出遭った当時謎を抱えていた女子高生、桂木弥子を名探偵に仕立て上げ自身の隠れ蓑とした。
数々の犯罪のトリックを解いて犯人を暴き、弥子にその名誉を着せ、探偵事務所を設立。
謎を抱えた人間達を誘い出すことにより、ネウロは人間界で食糧の供給を得ていた。
彼の食糧である謎は、人間の悪意によって生み出される。
故に魔人ネウロにとって人間は、貴重な食糧源である。
さらに謎の味や量は、その謎の複雑さなどによってそれぞれ異なる。つまり謎の味や量は人によってそれぞれ。千差万別というわけだ。
故に魔人ネウロにとって人間は、貴重な食糧源である。
さらに謎の味や量は、その謎の複雑さなどによってそれぞれ異なる。つまり謎の味や量は人によってそれぞれ。千差万別というわけだ。
人間は皆、謎を作り上げる為の力、そして無限の可能性を持っている、とネウロは評している。
ネウロは人間の一人も犠牲にするつもりはない。その犠牲になった人間が、良質な謎を生み出すかもしれないからだ。
卓越した思考力を持ち、それでいて程よく脆弱な種族。ネウロにとって人間は欠かせない存在なのだ。
ネウロは人間の一人も犠牲にするつもりはない。その犠牲になった人間が、良質な謎を生み出すかもしれないからだ。
卓越した思考力を持ち、それでいて程よく脆弱な種族。ネウロにとって人間は欠かせない存在なのだ。
しかし彼はまだ知らない。
呼び出された参加者の中に、本来の実力を制限された魔人に匹敵する力を持つ人間達がいることを。
呼び出された参加者の中に、人間を超越した者達がいることを。
良質な謎を食べてから間もないとはいえ未だ本調子とはいえない身体に、更に弱体化を施されたことを。
呼び出された参加者の中に、本来の実力を制限された魔人に匹敵する力を持つ人間達がいることを。
呼び出された参加者の中に、人間を超越した者達がいることを。
良質な謎を食べてから間もないとはいえ未だ本調子とはいえない身体に、更に弱体化を施されたことを。
いや、気づいてはいるのだろう。魔人である自身が拉致され、殺し合いの一参加者にされたと理解した時点で。
そして剛田武との情報交換で、ネウロの中にある一つの確信が生まれていた。
そして剛田武との情報交換で、ネウロの中にある一つの確信が生まれていた。
「この会場内には、魔人である我輩すらも理解し得ない存在が蔓延っている。
未知なる参加者に未知なる支給品……さらに、より強大な力を持つ主催者。表と裏、二つの障害を処理しなければ、
この謎の完全な解決には至らないか。…………フハハハハ、面白い!
もしやするとこの殺し合いこそが、我輩の捜し求めている"究極の謎"、もしくはそのヒントになり得るかもしれん!」
未知なる参加者に未知なる支給品……さらに、より強大な力を持つ主催者。表と裏、二つの障害を処理しなければ、
この謎の完全な解決には至らないか。…………フハハハハ、面白い!
もしやするとこの殺し合いこそが、我輩の捜し求めている"究極の謎"、もしくはそのヒントになり得るかもしれん!」
謎とは悪意を込めて作られた迷路のような物である。
犯罪のトリック暴きだけでなく、悪意を含んでいるならばパズルやゲームの様な物でも構わない。
つまり"一見脱出不可能な殺し合いから脱出する"という成果自体が、そのまま謎を解いたことになるのだ。
しかしネウロが謎を摂取するためには、ただ謎を解けばいいというわけではない。
謎を解いた後、それを生み出した者に敗北を認めさせなければ謎を喰うことは出来ない。
ただ殺し合いから脱け出すだけでなく、主催者の居所まで辿り着き勝利する必要がある。
犯罪のトリック暴きだけでなく、悪意を含んでいるならばパズルやゲームの様な物でも構わない。
つまり"一見脱出不可能な殺し合いから脱出する"という成果自体が、そのまま謎を解いたことになるのだ。
しかしネウロが謎を摂取するためには、ただ謎を解けばいいというわけではない。
謎を解いた後、それを生み出した者に敗北を認めさせなければ謎を喰うことは出来ない。
ただ殺し合いから脱け出すだけでなく、主催者の居所まで辿り着き勝利する必要がある。
(平戸ロイヤル、貴様は素直に負けを認めるようなタマではないだろうな。
だが貴様の用意した謎は必ず我輩が頂戴させてもらう…………
今のうちに精神的、肉体的苦痛に耐える準備をしておくのをオススメするぞ!)
だが貴様の用意した謎は必ず我輩が頂戴させてもらう…………
今のうちに精神的、肉体的苦痛に耐える準備をしておくのをオススメするぞ!)
傲慢に、豪快に、魔人が笑う。その手に脆い玩具を携えながら。
「いい加減起きろ。いつまで我輩に引きずられているつもりだ」
「あでっ!!」
「あでっ!!」
……そして、ジャイアン少年の運命や如何に。
【G-1 東部/1日目・深夜】
【脳噛ネウロ@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】顎に超軽度の打撲、武を引きずっている
【装備】普段着、折れ曲がった金属バット
【持ち物】不明支給品0~2、ひみつ道具@ドラえもん
【思考】
基本:主催を倒し、謎を喰う
1:会場内の謎(爆弾や制限など)を解く
2:出来る限り人間を死なせない
3:一応、弥子とかも探しておく
【備考】
※蛭編以前の時系列から参戦
【状態】顎に超軽度の打撲、武を引きずっている
【装備】普段着、折れ曲がった金属バット
【持ち物】不明支給品0~2、ひみつ道具@ドラえもん
【思考】
基本:主催を倒し、謎を喰う
1:会場内の謎(爆弾や制限など)を解く
2:出来る限り人間を死なせない
3:一応、弥子とかも探しておく
【備考】
※蛭編以前の時系列から参戦
【剛田武@ドラえもん】
【状態】精神疲労(中)、頭にたんこぶ二つ、背中にダメージ
【装備】普段着
【持ち物】不明支給品0~2
【思考】
基本:殺し合いから脱出する
1:ネウロに恐怖
2:のび太、スネ夫、出木杉、ドラえもんを探す
【備考】
【状態】精神疲労(中)、頭にたんこぶ二つ、背中にダメージ
【装備】普段着
【持ち物】不明支給品0~2
【思考】
基本:殺し合いから脱出する
1:ネウロに恐怖
2:のび太、スネ夫、出木杉、ドラえもんを探す
【備考】
【ひみつ道具@ドラえもん】
ドラえもん本編で登場するひみつ道具のどれか
詳細は後続の書き手に任せます
ドラえもん本編で登場するひみつ道具のどれか
詳細は後続の書き手に任せます
【金属バット@現実】
ただの金属バット
ただの金属バット
時系列順で読む
投下順で読む
キャラを追って読む
| 行動開始 | 剛田武 | |
| ロイヤルボックス | 脳噛ネウロ |