水も滴るいい神父 ◆YR7i2glCpA
(…くっ、これは一体どういう事だ……!?)
エンリコ・プッチは神父である。
アメリカにある州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所で教誨師をしている、ごく普通の男だった――否。
彼は決して『普通の男』なんかではなかった。
その物腰こそ穏やかではあるが、自分の行いの全てが神の意志であると固く信じ込んでおり、その目的を達成するためならばどのような犠牲も許されると信じ込んでいる男であった。
そんな彼を、とある男はこう言った。
『自分を悪と気付いていない、最もドス黒い悪』と。
エンリコ・プッチは神父である。
アメリカにある州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所で教誨師をしている、ごく普通の男だった――否。
彼は決して『普通の男』なんかではなかった。
その物腰こそ穏やかではあるが、自分の行いの全てが神の意志であると固く信じ込んでおり、その目的を達成するためならばどのような犠牲も許されると信じ込んでいる男であった。
そんな彼を、とある男はこう言った。
『自分を悪と気付いていない、最もドス黒い悪』と。
そんな彼は、現状に困惑すると同時に、激しい怒りをその胸に抱いていた。
自分はつい先ほどまで、ある目的のために戦いを繰り広げていた。
その目的とは、運命を克服すること。
かつて親友より教えられた『天国へ向かう方法』を試すために、数多くの敵と戦い続けてきた。
そして、その敵の中でも屈指の強敵にして実の弟である男――ウェザー・リポートを葬らんとしていた瞬間に、突然意識がブラックアウトした。
そして、気付くと見たこともない場所に自分はいた。
そして壇上の人間が言った発言に、プッチは我が耳を疑った
自分はつい先ほどまで、ある目的のために戦いを繰り広げていた。
その目的とは、運命を克服すること。
かつて親友より教えられた『天国へ向かう方法』を試すために、数多くの敵と戦い続けてきた。
そして、その敵の中でも屈指の強敵にして実の弟である男――ウェザー・リポートを葬らんとしていた瞬間に、突然意識がブラックアウトした。
そして、気付くと見たこともない場所に自分はいた。
そして壇上の人間が言った発言に、プッチは我が耳を疑った
「これから、お前達には最期の一人になるまで殺し合いをしてもらう」
そしてその直後、近くにいた白い修道服を身にまとった幼い少女の頭が――爆発した。
そして、今に至る。
夢ではない、圧倒的な現実。
その様にプッチはただ何もできなかった。
(くそ……なぜこうも皆私の邪魔をするのだ……?)
指先が怒りから震える。
その手をぎゅっと握りしめると、プッチはいま自分がいる場所を確認すべくいつの間にか手にしていたデイバックを開けた。
(ふむ……地図によるとここはどうやら会場の隅、か……)
プッチのいるこの場所は、地図でいえばH-8にあるフェリー乗り場。
人気のないその場は、あるべきものが抜け落ちてしまったような感じがして恐怖感すら覚える雰囲気を醸し出していた。
周囲に人もいないようなので、プッチはとりあえず他の中身を確認することにした。
夢ではない、圧倒的な現実。
その様にプッチはただ何もできなかった。
(くそ……なぜこうも皆私の邪魔をするのだ……?)
指先が怒りから震える。
その手をぎゅっと握りしめると、プッチはいま自分がいる場所を確認すべくいつの間にか手にしていたデイバックを開けた。
(ふむ……地図によるとここはどうやら会場の隅、か……)
プッチのいるこの場所は、地図でいえばH-8にあるフェリー乗り場。
人気のないその場は、あるべきものが抜け落ちてしまったような感じがして恐怖感すら覚える雰囲気を醸し出していた。
周囲に人もいないようなので、プッチはとりあえず他の中身を確認することにした。
(これは…名簿?どうやらこの殺し合いに呼ばれた者の名前が載って…!?)
その名簿の一番最初に書かれていた三文字は、プッチの心を乱すに十分すぎるものだった。
その名簿の一番最初に書かれていた三文字は、プッチの心を乱すに十分すぎるものだった。
DIO。
プッチの親友にて、彼に『天国へ向かう方法』を教えた張本人。
だが、彼はすでに1989年に死亡した――正確には殺された。
そのはずであったのに、どういう事なのだ?
プッチの身体を、大量の汗が流れおちる。
この名簿の他の名前を見たが、プッチの知った名前は他にはなかった。
唯一、『ジョセフ・ジョースター』という名前に…正確には『ジョースター』という名字に気になるものを覚えたが、それ以外は特に何もなかった。
強いて言うならば、『入速出やる夫』や『アナーキー・パンティ』と言った名前を見たときふざけているのか?とは思ってしまったが。
だが、彼はすでに1989年に死亡した――正確には殺された。
そのはずであったのに、どういう事なのだ?
プッチの身体を、大量の汗が流れおちる。
この名簿の他の名前を見たが、プッチの知った名前は他にはなかった。
唯一、『ジョセフ・ジョースター』という名前に…正確には『ジョースター』という名字に気になるものを覚えたが、それ以外は特に何もなかった。
強いて言うならば、『入速出やる夫』や『アナーキー・パンティ』と言った名前を見たときふざけているのか?とは思ってしまったが。
(DIO…君は本当にここにいると言うのか?)
もしいるのであれば、もう一度会いたい。
『天国』へと向かうためには、彼の知識は欠かせない。
だが今のプッチには、彼に会う術は何もなかった。
それだけではない。
今プッチは少なからず動揺していた。
そのため、普段の彼ならば気付くような気配も察知する事が出来ずに……
もしいるのであれば、もう一度会いたい。
『天国』へと向かうためには、彼の知識は欠かせない。
だが今のプッチには、彼に会う術は何もなかった。
それだけではない。
今プッチは少なからず動揺していた。
そのため、普段の彼ならば気付くような気配も察知する事が出来ずに……
「あの、すいません。」
「ぬお!?」
突然声をかけられ、プッチは驚き飛びのいた――のだったが。
「ぬお!?」
突然声をかけられ、プッチは驚き飛びのいた――のだったが。
飛びのいた先に、地面は無かった。
ここは、先ほども言ったようにフェリー乗り場。
プッチはその乗り場の端の方に立っていたため――
ここは、先ほども言ったようにフェリー乗り場。
プッチはその乗り場の端の方に立っていたため――
どぷん、と派手な音を立てて、プッチは海へダイブしてしまった。
「……すいません。まさかあそこまで驚かれるとはこちらも予想外でした。」
「……いや、私も動揺していた故あんな醜態を見せてしまい申し訳な…っくしゅん!」
プッチにとって幸運だったのは、声をかけてきた男がこの殺し合いに乗っていなかったという事。
何故それが分かったかというと、その男は機関銃を持っていたにもかかわらず、その銃でプッチを引き上げてくれたのだ。
もし彼がこの殺し合いに乗っていたとすれば、今頃プッチは機銃掃射で海の藻屑となっていただろう。
プッチはすぐに海から引き揚げられると、近くにあった民家でその男に介抱された。
「で、プッチさん、あなたもこの殺し合いには乗っていないのですね?」
「ああ…っくしゅん!」
また一つ、プッチがくしゃみをした。
「……いや、私も動揺していた故あんな醜態を見せてしまい申し訳な…っくしゅん!」
プッチにとって幸運だったのは、声をかけてきた男がこの殺し合いに乗っていなかったという事。
何故それが分かったかというと、その男は機関銃を持っていたにもかかわらず、その銃でプッチを引き上げてくれたのだ。
もし彼がこの殺し合いに乗っていたとすれば、今頃プッチは機銃掃射で海の藻屑となっていただろう。
プッチはすぐに海から引き揚げられると、近くにあった民家でその男に介抱された。
「で、プッチさん、あなたもこの殺し合いには乗っていないのですね?」
「ああ…っくしゅん!」
また一つ、プッチがくしゃみをした。
プッチに声をかけてきたその男は、名前をLと名乗った。
痩せ形で眼の下には大きな隈があり、その外見から只者ではないオーラが出ていた。
「で、だL君。君はこの殺し合いでどう動くつもりだ?」
「はい、私はこの殺し合いを止めたいと思っています。」
「ほう、どうやって?」
「探すべき人間がいます。あなたはあの時、壇上の人間――平戸ロイヤルと呼ばれたあの人に突っかかって言ったあの少女の事を覚えていますか?」
プッチは何も言わずに頷いた。
あの時のことは忘れようにも忘れられない。
「今の私たちに足りないのは『情報』です。相手がどのような力を持っているのか、どのくらいの戦力を有しているのか分からないままに戦っても勝ち目はほぼありません。」
「確かにそうだな。」
「ですが、光明もあります。あの少女は恐らく平戸ロイヤルと近しい人間…それにあの時の言動から彼女がこの殺し合いに乗るとは思えません。今は彼女を探したいと思います。」
「ふむ…悪くないな。」
「それと、桂木弥子という少女とその横にいた男も探したいと思っています。彼の言葉を鵜呑みにするのは軽率かもしれませんが、彼女は恐らく私と同じ『探偵』。彼女もまたこの殺し合いを止めようとするでしょう。戦力は多い方がいいと思います。」
「ふむ……」
痩せ形で眼の下には大きな隈があり、その外見から只者ではないオーラが出ていた。
「で、だL君。君はこの殺し合いでどう動くつもりだ?」
「はい、私はこの殺し合いを止めたいと思っています。」
「ほう、どうやって?」
「探すべき人間がいます。あなたはあの時、壇上の人間――平戸ロイヤルと呼ばれたあの人に突っかかって言ったあの少女の事を覚えていますか?」
プッチは何も言わずに頷いた。
あの時のことは忘れようにも忘れられない。
「今の私たちに足りないのは『情報』です。相手がどのような力を持っているのか、どのくらいの戦力を有しているのか分からないままに戦っても勝ち目はほぼありません。」
「確かにそうだな。」
「ですが、光明もあります。あの少女は恐らく平戸ロイヤルと近しい人間…それにあの時の言動から彼女がこの殺し合いに乗るとは思えません。今は彼女を探したいと思います。」
「ふむ…悪くないな。」
「それと、桂木弥子という少女とその横にいた男も探したいと思っています。彼の言葉を鵜呑みにするのは軽率かもしれませんが、彼女は恐らく私と同じ『探偵』。彼女もまたこの殺し合いを止めようとするでしょう。戦力は多い方がいいと思います。」
「ふむ……」
プッチは表に出さずとも、Lの頭脳に驚嘆していた。
あの短い時間に彼はここまで細かく見て、それを記憶し、そこから考察したと言うのか。
それでいてこの殺し合いには乗る気はないと言う。
頼もしい仲間を得た、とプッチは内心喜んでいた。
あの短い時間に彼はここまで細かく見て、それを記憶し、そこから考察したと言うのか。
それでいてこの殺し合いには乗る気はないと言う。
頼もしい仲間を得た、とプッチは内心喜んでいた。
「ではプッチさん、まずはどこから行きますか?」
「そうだな…この近くで人の集まりそうなところというと……『研究施設』か『図書館』、或いは『灯台』だろうが…」
「この辺りは少し歩きましたが人の気配はありませんでした…」
「うむむ…だが、動くその前にだな…」
「はい?」
「そうだな…この近くで人の集まりそうなところというと……『研究施設』か『図書館』、或いは『灯台』だろうが…」
「この辺りは少し歩きましたが人の気配はありませんでした…」
「うむむ…だが、動くその前にだな…」
「はい?」
「…服の着替えを、捜してくれないか?」
今現在、プッチは民家から拝借したバスタオルにくるまった状態であった。
Lは、小さく苦笑すると服を探しに向かった。
Lは、小さく苦笑すると服を探しに向かった。
【H-8フェリー乗り場付近の民家/1日目・深夜】
【エンリコ・プッチ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】バスタオルにくるまっている、全身ずぶぬれ
【装備】拝借したバスタオル@現地調達
【持ち物】基本支給品一式(アイテム未確認)
【思考】
基本:DIOと再会したい。
1:着替えが欲しい。
2:ひとまずは、Lと共に行動。
3:DIOについては、まだ言わないでおく。
【備考】:ウェザー・リポート戦直後からの参戦。
【エンリコ・プッチ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】バスタオルにくるまっている、全身ずぶぬれ
【装備】拝借したバスタオル@現地調達
【持ち物】基本支給品一式(アイテム未確認)
【思考】
基本:DIOと再会したい。
1:着替えが欲しい。
2:ひとまずは、Lと共に行動。
3:DIOについては、まだ言わないでおく。
【備考】:ウェザー・リポート戦直後からの参戦。
【L@デスノート】
【状態】健康
【装備】トンプソン機関銃@ジョジョの奇妙な冒険
【持ち物】基本支給品一式(アイテム確認済み、デスノート関連のものは入っていない模様)
【思考】
基本:殺し合いの打倒。
1:黒神めだか、桂木弥子、脳噛ネウロを探す。
2:プッチに罪悪感。
3:プッチの着替えになりそうなものを探す。
【備考】本編開始前より参戦。
【状態】健康
【装備】トンプソン機関銃@ジョジョの奇妙な冒険
【持ち物】基本支給品一式(アイテム確認済み、デスノート関連のものは入っていない模様)
【思考】
基本:殺し合いの打倒。
1:黒神めだか、桂木弥子、脳噛ネウロを探す。
2:プッチに罪悪感。
3:プッチの着替えになりそうなものを探す。
【備考】本編開始前より参戦。
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| 行動開始 | エンリコ・プッチ | L change the WorLd |
| 行動開始 | L |