『天才』と『過負荷』 ◆uBeWzhDvqI
暗い草原の中を一人の少年が歩いている。
「何が殺し合いをしてもらうだ…馬鹿げてる話じゃないか!!」
彼の名は出木杉英才。とある小学校に通う五年生だ。
天才と呼べる頭脳を持ち、おまけにスポーツ万能のエリートである。
しかしそんな出木杉も所詮はまだ子供。いきなり殺し合いをしろ。
と言われてもまず思考が追いつかず追いついても恐怖が襲ってくる。
天才と呼べる頭脳を持ち、おまけにスポーツ万能のエリートである。
しかしそんな出木杉も所詮はまだ子供。いきなり殺し合いをしろ。
と言われてもまず思考が追いつかず追いついても恐怖が襲ってくる。
(これはドラえもんが関係してるの…か?)
それは彼が「普通」の小学生だったらの話だ。
ドラえもん。22世紀から来た猫型ロボット。見た目はたぬk…今は関係ないが。
四次元ポケットから数々の秘密道具。そして現代科学では到底追いつかない技術力。
それらを知っている出木杉はこの現実を「異常」と捉えず「特別」と判断したのだ。
ドラえもん。22世紀から来た猫型ロボット。見た目はたぬk…今は関係ないが。
四次元ポケットから数々の秘密道具。そして現代科学では到底追いつかない技術力。
それらを知っている出木杉はこの現実を「異常」と捉えず「特別」と判断したのだ。
(だとしたら殺された女の子はドラえもんが知ってた事になる…それはおかしい、ドラえもんはそんな外道のような行為はしない。だったら僕たちと同じ被害者なのか?)
「参加者はっけーん。」
月がほんのりと草原を照らしている。その先に一人の影。
ささやかに吹く風がいっそう恐怖心を煽る。
その影が一歩一歩足音をたて近づいてくる。
ささやかに吹く風がいっそう恐怖心を煽る。
その影が一歩一歩足音をたて近づいてくる。
(しまった!!こんな何も無い所で止まっていたらわざわざ僕が此処に居ます。って言ってるようなものじゃないか!!)
近づく影に合わし出木杉は後退して行く。
頭の片隅にはもしこの人が殺し合いに乗った「異常」ならば。
頭の片隅にはもしこの人が殺し合いに乗った「異常」ならば。
まだデイバックを確認していない。仮に武器が入っていてもそれが使えるとは限らない。
ならば選択肢は一つ。この場から逃げる事だ。彼にできる事はそれだけだった。
ならば選択肢は一つ。この場から逃げる事だ。彼にできる事はそれだけだった。
(動け!動いてよ!!お願いだから!!!)
否、それは叶わない。もし殺されたら。そのビジョンが脳裏に焼きつき足が震える。
耐えれなくなった出木杉は足を崩し地面に倒れる。
どすん。と言う無常な音を立てながら。
耐えれなくなった出木杉は足を崩し地面に倒れる。
どすん。と言う無常な音を立てながら。
我に返ると影はすでに目の前に立っていた。そこにいたのは女性だった。
胸元を露出し、スカートに大きくスリットのはいったセーラー服を着ている。
女性が口を動かし
胸元を露出し、スカートに大きくスリットのはいったセーラー服を着ている。
女性が口を動かし
「いやあたし殺し合いするつもりねーし。」
★☆★
「さっきはすいませんでした!」
「まー、いいさ。いきなり声をかけらたらそりゃびびるわ」
二人は現在途中にあった看板に書いてあった
「この先B―8温泉旅館」
を目指し軽い情報交換しながら歩いている。
「この先B―8温泉旅館」
を目指し軽い情報交換しながら歩いている。
「まさか志布志さんが主催者の知り合いだったのは驚きましたよ」
主催者である平戸ロイヤルと止めに入った少女と知り合いだと言った。
前者である平戸ロイヤルとは面識はないが転校先の生徒らしい。
後者である黒神めだかさんは元は敵だったが現在はそうでもないらしい。
志布志さんの言っている事には正直驚いた。
前者である平戸ロイヤルとは面識はないが転校先の生徒らしい。
後者である黒神めだかさんは元は敵だったが現在はそうでもないらしい。
志布志さんの言っている事には正直驚いた。
その学校では生徒会選挙で互いに戦うらしい。しかも死者が出だなんて。
でもその人は生き返ったらしい。これにも驚いた。
でもその人は生き返ったらしい。これにも驚いた。
志布志さんの学校は人を「普通」や「異常」に「過負荷」とか呼んでると言うのだ。
僕は人間は個性のある生き物だからそんなのはおかしいって言った。
そしたら志布志さんはお前異常か?って言ってきたんだ。
これも驚いたよ。初対面の僕にアブノーマルだなんて。でもドラえもんの事を考えるとそうかも。って思えて来たんだ。
僕は人間は個性のある生き物だからそんなのはおかしいって言った。
そしたら志布志さんはお前異常か?って言ってきたんだ。
これも驚いたよ。初対面の僕にアブノーマルだなんて。でもドラえもんの事を考えるとそうかも。って思えて来たんだ。
「そんな面識はねーけどな。特に平戸は。」
うん。みたことねーし。ってかなんだこのガキは?
ドラえもん?未来?秘密道具?タイムマシン?厨二ってレベルじゃねーよ!
でも球磨川さんも前に
ドラえもん?未来?秘密道具?タイムマシン?厨二ってレベルじゃねーよ!
でも球磨川さんも前に
『こんなハッピーエンドは週刊少年ジャンプと■■■■■によく見られるよね。』
やべぇ、思い出せねーや。まあいいか。
志布志はデイバックの中から名簿を取り出した。
日本人の名前が多いがパンティとかやる夫に一方通行など明らかに意味不明な名前もあったが、まずは知り合いの名前を探す。
日本人の名前が多いがパンティとかやる夫に一方通行など明らかに意味不明な名前もあったが、まずは知り合いの名前を探す。
(蛾々丸君は居ないけど球磨川さんに江迎が-十三組だな。後は黒神にその連れか。まぁ誰も殺し合いには乗んねーな。にしても)
そして再び視線を出木杉に戻す。彼も名簿に目を通している。
出木杉も見慣れた名前を見て安堵ともし殺されたらという嫌なビジョンが脳裏に移る。
出木杉も見慣れた名前を見て安堵ともし殺されたらという嫌なビジョンが脳裏に移る。
(やっぱただのガキだな。こいつは「異常」に囲まれたちょっとした「特別」か。)
志布志は初めて出木杉を見た時には状況がまったく理解できてない「普通」の少年だと思っていた。
自分が「過負荷」の話をしたら疑問を持たないで「嫌な事を思い出させてすいません!」と言った。こいつは馬鹿か?この話を普通に信じる「普通」いない。「特別」と判断した。
自分が「過負荷」の話をしたら疑問を持たないで「嫌な事を思い出させてすいません!」と言った。こいつは馬鹿か?この話を普通に信じる「普通」いない。「特別」と判断した。
そしたらタイムマシンとか言い出した。最初はただの空想事だと思った。
でも出木杉の目を見ると嘘を憑いてるようには見えない。
考え方を変えてみた。これを「異常」に当てはめてみた。
22世紀から来た猫型ロボット。これは22世紀と名乗る者達が高性能ロボット。
秘密道具。これは「異常」や「過負荷」を誰でも扱えるようにした簡易版スキル。
時間旅行。…コイツはパス。流石に信じるには情報が少なすぎる。
これらにより出木杉を「異常」と判断したのである。
でも出木杉の目を見ると嘘を憑いてるようには見えない。
考え方を変えてみた。これを「異常」に当てはめてみた。
22世紀から来た猫型ロボット。これは22世紀と名乗る者達が高性能ロボット。
秘密道具。これは「異常」や「過負荷」を誰でも扱えるようにした簡易版スキル。
時間旅行。…コイツはパス。流石に信じるには情報が少なすぎる。
これらにより出木杉を「異常」と判断したのである。
(ま、結局は勘違いか。とりあえず球磨川さんたちに合流しないと…あ)
志布志は足を止めた。球磨川の名である事を思い出したのである。
これに合わし出木杉も足を止めた。
何か大事な事なのか。それを確かめるため出木杉は声を出した。
これに合わし出木杉も足を止めた。
何か大事な事なのか。それを確かめるため出木杉は声を出した。
「どうしました、志布志さん?」
「お前は大丈夫だったけど「普通」とか言う時に『普通』は球磨川さんのパクリだから気をつけろよ」
【天才と過負荷】
【C-8・草原/1日目・深夜】
【C-8・草原/1日目・深夜】
【出木杉英才@ドラえもん】
【状態】健康
【装備】普段着
【持ち物】支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:温泉に行き志布志さんとさらに情報交換する
2:まずは情報がほしい
3:ドラえもんたちと合流
【備考】
※めだかボックスの世界の事をおおまかに理解してます
※ドラえもんがなんらかの形で関わってるかもしれないと思っています
【状態】健康
【装備】普段着
【持ち物】支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:温泉に行き志布志さんとさらに情報交換する
2:まずは情報がほしい
3:ドラえもんたちと合流
【備考】
※めだかボックスの世界の事をおおまかに理解してます
※ドラえもんがなんらかの形で関わってるかもしれないと思っています
【志布志飛沫@めだかボックス】
【状態】
【装備】普段着
【持ち物】支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには今の所は乗らない
1:出木杉と共に温泉を目指す
2:球磨川さんたちと合流したい。黒神でもいいや
3:平戸?だっけ?ぶっ飛ばす
「備考」
※ドラえもんの世界の事を聞いたけど理解に対しては曖昧です
※参戦時期は生徒会総選挙後です
※過負荷の制限は後の書き手さんに任せます
【状態】
【装備】普段着
【持ち物】支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには今の所は乗らない
1:出木杉と共に温泉を目指す
2:球磨川さんたちと合流したい。黒神でもいいや
3:平戸?だっけ?ぶっ飛ばす
「備考」
※ドラえもんの世界の事を聞いたけど理解に対しては曖昧です
※参戦時期は生徒会総選挙後です
※過負荷の制限は後の書き手さんに任せます
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| 行動開始 | 出木杉英才 | 出木杉くんの言うとおり! |
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