更なる闇に染まろうとも ◆O7yc.7JC9.
人が暮らすために造られたはずでありながら、人の気配が全くしないとう矛盾を孕んだ住宅街。
そこを一人の少年が歩いていた。
色素が抜けきったような不健康な白髪、少年の歩調に合わせ闇夜に揺れる真っ赤な双眼。
それは学園都市に僅か七人しかいないレベル5の第一位、最強の名を持つ少年一方通行≪アクセラレータ≫であった。
一振りの刀を杖代わりにして歩く一方通行の目は険しく、どうしようもなく苛立っていることを感じさせた。
その苛立ちの原因、それは一方通行のディバックの中に納まっている名簿にあった。
そこを一人の少年が歩いていた。
色素が抜けきったような不健康な白髪、少年の歩調に合わせ闇夜に揺れる真っ赤な双眼。
それは学園都市に僅か七人しかいないレベル5の第一位、最強の名を持つ少年一方通行≪アクセラレータ≫であった。
一振りの刀を杖代わりにして歩く一方通行の目は険しく、どうしようもなく苛立っていることを感じさせた。
その苛立ちの原因、それは一方通行のディバックの中に納まっている名簿にあった。
今より十分ほど前。
「どォなってやがる」
それがこの住宅街に転送されてきた一方通行の第一声であった。
何もかもが理解できない。
グループとしての初陣の後、サービス残業の途中であった自分がなぜこんな所に居るか理解でない。
そして何より自分を体育館からここに転送したあの謎の技術。
学園都市は外よりも数十年は文明が進んでいるとされている。その学園都市の水準で考えたとしてもオーバーテクノロジーといってもいい代物だった。
何もかもが理解できない。
グループとしての初陣の後、サービス残業の途中であった自分がなぜこんな所に居るか理解でない。
そして何より自分を体育館からここに転送したあの謎の技術。
学園都市は外よりも数十年は文明が進んでいるとされている。その学園都市の水準で考えたとしてもオーバーテクノロジーといってもいい代物だった。
(今更何が来ても驚きゃしねェがなァ)
理解できぬことなど今まで腐るほど経験してきた。
絶対のはずの反射を打ち殺す右手。
理論のりの字すら分からぬ天使のような存在。
木原との激戦のさなか生じた自分でも理解できぬ能力の変調。
理論のりの字すら分からぬ天使のような存在。
木原との激戦のさなか生じた自分でも理解できぬ能力の変調。
今まで経験で理解したのはこの世の中にはありえないことなどないとうことだ。
故に一方通行はこの異常な状況の中でも驚くほど冷静でいられた。
しかし、その内心は実のところ煮えくり返るような思いで溢れかえりそうだった。
故に一方通行はこの異常な状況の中でも驚くほど冷静でいられた。
しかし、その内心は実のところ煮えくり返るような思いで溢れかえりそうだった。
あの体育館で無残に殺された一人の少女。僅かの時間ではあったが共に過ごしたその少女。
木原との戦闘との場に現れた事や、体育館で少女が出現させた魔法陣のようなものを鑑みるに、ただの一般人ということはありえないであろう。
だが、一つだけ言えるのは、あの少女は自分とは違い穏やかな光の世界に生きるべき人間であったということだ。
それの命が奪われてしまったのだ。他人の糞のような都合で。
木原との戦闘との場に現れた事や、体育館で少女が出現させた魔法陣のようなものを鑑みるに、ただの一般人ということはありえないであろう。
だが、一つだけ言えるのは、あの少女は自分とは違い穏やかな光の世界に生きるべき人間であったということだ。
それの命が奪われてしまったのだ。他人の糞のような都合で。
一方通行はチッと舌打ちをして視線を下ろす。
そこにはあの平戸ロイヤルとかいうふざけた名前の女が言っていたものであろうディバックが落ちていた。
一方通子はディバックに手を伸ばし中を漁る。
そこにはあの平戸ロイヤルとかいうふざけた名前の女が言っていたものであろうディバックが落ちていた。
一方通子はディバックに手を伸ばし中を漁る。
(こりゃファンタジーだなァ)
ディバックから出てきたのは、まずは数日分の食料と水。もうこの時点でディバックの容量をほぼ満たしている。
だが、手を伸ばすとどういう仕組みなのかまだまだ物品の数々が現れた。
先程の転送もそうではあるが物理的に在り得ぬ容量を持つディバック、もはや科学を超えている。
後から現れたのは時計、地図、懐中電灯といたったサバイバルに必要であろうアイテムの数々。
だが、手を伸ばすとどういう仕組みなのかまだまだ物品の数々が現れた。
先程の転送もそうではあるが物理的に在り得ぬ容量を持つディバック、もはや科学を超えている。
後から現れたのは時計、地図、懐中電灯といたったサバイバルに必要であろうアイテムの数々。
(ンだこりゃァ)
ディバックより現れたのは何かのグリップ部分と思われる代物。
一緒に出てきた紙切れによるとガンツソードという名称らしい。
ソードというからには剣なんだろうが刃のついていない剣にいったい何の意味があるというのか。
弄っていると柄の部分にスイッチがあるのを見つけ、押してみる。
するとどう考えても柄の部分に納まりきらない長さの刃が飛び出してきた。
一緒に出てきた紙切れによるとガンツソードという名称らしい。
ソードというからには剣なんだろうが刃のついていない剣にいったい何の意味があるというのか。
弄っていると柄の部分にスイッチがあるのを見つけ、押してみる。
するとどう考えても柄の部分に納まりきらない長さの刃が飛び出してきた。
(杖の代わりにはなるか)
つい最近まで能力に頼り切った戦いをしていた一方通行に刀など扱える訳がない。
素人が滅茶苦茶に刀を振り回したところで最悪自分を切っちまうのが落ちだ。
故に一方通行はそれを武器として使うつもりはない。脅し程度にはなるかもしれないが。
素人が滅茶苦茶に刀を振り回したところで最悪自分を切っちまうのが落ちだ。
故に一方通行はそれを武器として使うつもりはない。脅し程度にはなるかもしれないが。
さらにディバックを漁っていると出てきたのは名前が羅列された一つの名簿。
おそらくは参加者の一覧なのだろう。
おそらくは参加者の一覧なのだろう。
嫌な予感がした。
自分が巻き込まれているということは最悪の場合……
一方通行は食い入るように名簿に目を通す。
そして、
そして、
「クソがァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
一方通行は吠える。
あったのだ。名簿にその名があってしまったのだ。
決して、そう決してこんなふざけた殺し合いに巻きこまれていいはずのない少女。
一方通行がいかなる犠牲を払おうと、闇に戻さぬと決めたその少女。
あったのだ。名簿にその名があってしまったのだ。
決して、そう決してこんなふざけた殺し合いに巻きこまれていいはずのない少女。
一方通行がいかなる犠牲を払おうと、闇に戻さぬと決めたその少女。
その名は打ち止め≪ラストオーダー≫
ブチ切れた一方通行は怒りのままにチョーカーのスイッチを切り替え、地面を踏み鳴らす。
ベクトル操作により変化されたベクトルが、道路を伝い周りの家々を襲う。
そして辺りに訪れる大破壊。道路はひび割れ周りの家屋は一斉に倒壊、まるでそこだけ大地震が起こったかのようであった。
ベクトル操作により変化されたベクトルが、道路を伝い周りの家々を襲う。
そして辺りに訪れる大破壊。道路はひび割れ周りの家屋は一斉に倒壊、まるでそこだけ大地震が起こったかのようであった。
鬱憤を破壊という形で晴らした一方通行はとりあえずの冷静さを取り戻す。
そして考える。
先程のベクトル操作の際に感じた違和感。能力が思うように使えないという訳ではない。
だが、能力行使になんらかの制限がかかっていることを感じ取った。
そして考える。
先程のベクトル操作の際に感じた違和感。能力が思うように使えないという訳ではない。
だが、能力行使になんらかの制限がかかっていることを感じ取った。
(ある一定レベル以上の能力行使に制限がかかってやがる……ミサカネットワークが掌握されてるってことか)
つまりそれは十中八九、学園都市の暗部がこの糞ったれな殺し合いに関わってるということだ。
そこからこの殺し合いが、絶対能力者進化計画に類したなんらかの実験であると推測をたてる。
だが同時に解せないことがある。
この支給された地図。この地図が確かだというのならばここは学園都市の外部ということになる。
学園都市がこれほど実験を情報がもれる危険性がある外部で行うようなマネをするだろうか?
名簿に記された打ち止めの名。猟犬部隊を動かしてまで捕獲しようとした、打ち止めを殺し合いに巻きこむようなマネをするとは思えない。
そしてもう一つ。
そこからこの殺し合いが、絶対能力者進化計画に類したなんらかの実験であると推測をたてる。
だが同時に解せないことがある。
この支給された地図。この地図が確かだというのならばここは学園都市の外部ということになる。
学園都市がこれほど実験を情報がもれる危険性がある外部で行うようなマネをするだろうか?
名簿に記された打ち止めの名。猟犬部隊を動かしてまで捕獲しようとした、打ち止めを殺し合いに巻きこむようなマネをするとは思えない。
そしてもう一つ。
(どォしてこいつの名前がありやがる)
木原数多。
一方通行を開発した研究者の一人であり、猟犬部隊のリーダ格。
打ち止めを賭けた激戦の末、消し炭すら残らぬほどに完璧に殺しきったはずの糞野郎だ。
打ち止めを賭けた激戦の末、消し炭すら残らぬほどに完璧に殺しきったはずの糞野郎だ。
死んだ人間は生き返らない。
これは絶対だ。
木原数多は死んだ。
これも絶対だ。
これは絶対だ。
木原数多は死んだ。
これも絶対だ。
つまり、
(騙ってるやつがいるってことか)
しかし何のために?
それもまた分からない。
それもまた分からない。
オーバーテクノロジーとしか思えない超科学。
掌握されたミサカネットワーク。
死んだはずの木原数多の名。
その全てに結論をだすにあまりに判断材料が少なすぎる。
掌握されたミサカネットワーク。
死んだはずの木原数多の名。
その全てに結論をだすにあまりに判断材料が少なすぎる。
分からないことを考え続けても埒が明かない。
一方通行は考えるのをそこで中断し、打ち止めを探すべく刀を杖代わりに歩き始める。
能力は使わない。バッテリーの替えがない以上、今のところ能力が使えるのは三十分分だけだ。
これから何があるか分からないのに無駄に能力を行使することは得策ではない。
一方通行は今にも全力で駆け出したい気持ちを抑え込み、イラついた様相で一歩一歩、進んでいく。
一方通行は考えるのをそこで中断し、打ち止めを探すべく刀を杖代わりに歩き始める。
能力は使わない。バッテリーの替えがない以上、今のところ能力が使えるのは三十分分だけだ。
これから何があるか分からないのに無駄に能力を行使することは得策ではない。
一方通行は今にも全力で駆け出したい気持ちを抑え込み、イラついた様相で一歩一歩、進んでいく。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
しばらく後、何かに気付いた一方通行は塀を背にして道を覗き込む。
一方通行の覗き込んだ先、そこには一人の少女がおぼつかない足取りでトボトボと歩いている。
見た目を鑑みるに中学生くらいだろうか、その様子からは怯えが感じられた。
だが、一方通行は油断しない。名簿の中には自分以外にもレベル5の能力者御坂美琴の名もあった。
そして体育館で黒神めだかが見せた変貌、殺された少女が出現させた魔法陣。
つまり、この殺し合いに参加させられた奴らは全員なんらかの能力を有していると考えられるのだ。
一方通行の覗き込んだ先、そこには一人の少女がおぼつかない足取りでトボトボと歩いている。
見た目を鑑みるに中学生くらいだろうか、その様子からは怯えが感じられた。
だが、一方通行は油断しない。名簿の中には自分以外にもレベル5の能力者御坂美琴の名もあった。
そして体育館で黒神めだかが見せた変貌、殺された少女が出現させた魔法陣。
つまり、この殺し合いに参加させられた奴らは全員なんらかの能力を有していると考えられるのだ。
少女が過ぎ去っていくのをただ見つめる。
その少女が背後見せた時、一方通行はチョーカーのスイッチを入れた。
同時に地面を蹴りベクトルを操作、一気に少女との距離を詰める。
その少女が背後見せた時、一方通行はチョーカーのスイッチを入れた。
同時に地面を蹴りベクトルを操作、一気に少女との距離を詰める。
「手ェあげてこっちを向け」
一方通行は少女の背に刃を突きつけながら言った。
少女は一方通行の言葉に素直に従い手を上げてこちらを向く。
少女は一方通行の言葉に素直に従い手を上げてこちらを向く。
振り向いたその表情は恐怖のためか強張り真っ青になっている。
一方通行は確信した。こいつは光の側の人間だ。
少女からは闇の世界の住人が放つ特有の匂い。それが全く感じられなかったのだ。
一方通行はさらに苛立ち舌打ちをする。
それが自分に向けられたものだと勘違いした少女は小さく声を上げた。
一方通行は確信した。こいつは光の側の人間だ。
少女からは闇の世界の住人が放つ特有の匂い。それが全く感じられなかったのだ。
一方通行はさらに苛立ち舌打ちをする。
それが自分に向けられたものだと勘違いした少女は小さく声を上げた。
「打ち止めって名前のガキを知らねェか、背は近ぐらい、髪は短髪で茶髪だ」
一方通行は刀を降ろし、手で打ち止めの身長を示しながら問いかける。
「し、知りません。まだ誰とも会っていません」
少女は頭をぶんぶんと振った。
刀を降ろされたことで少し安心した様子であった。
一方通行に落胆の色はない。まだこの殺し合いが開始されてから十数分しか経っていないのだ、そう簡単に見つかるとは思っていない。
聞くことは聞いた。もうこの少女に用はない。こうしてる間にも打ち止めの身に危険が迫ってるかもしれないのだ、グズグズしている暇はない。
一方通子はこれ以上少女に構うことなく、刀を杖代わりに相変わらず苛立った様子で少女に背を向け先に進もうとする。
だが、
刀を降ろされたことで少し安心した様子であった。
一方通行に落胆の色はない。まだこの殺し合いが開始されてから十数分しか経っていないのだ、そう簡単に見つかるとは思っていない。
聞くことは聞いた。もうこの少女に用はない。こうしてる間にも打ち止めの身に危険が迫ってるかもしれないのだ、グズグズしている暇はない。
一方通子はこれ以上少女に構うことなく、刀を杖代わりに相変わらず苛立った様子で少女に背を向け先に進もうとする。
だが、
「大切な人……なんですか」
少女は一方通行の様子から何かを感じ取ったのか、そう声をかけてきた。
その言葉に一方通行はピクリと立ち止まり振り返る。
そしてしばしの無言。
そしてしばしの無言。
「ああ……」
一方通行は少女の問いにそれだけで答えた。
大切なんてもんじゃない。
一方通行に光の世界の存在を教えてくれた小さな少女。
そこにある光はあまりに眩しすぎて、闇に染まり過ぎた自分では絶対に馴染むことが出来ないと理解している。
だがそれでも一方通行は守ると決めたのだ。打ち止めが居るべき光の世界を闇の世界から。
大切なんてもんじゃない。
一方通行に光の世界の存在を教えてくれた小さな少女。
そこにある光はあまりに眩しすぎて、闇に染まり過ぎた自分では絶対に馴染むことが出来ないと理解している。
だがそれでも一方通行は守ると決めたのだ。打ち止めが居るべき光の世界を闇の世界から。
「あ、あの」
少女は勇気を振り絞ったように声を上げた。
「私にもいるんです。すごく大切な人たちが。ほむらちゃんにさやかちゃんにマミさん。みんな私の友達ですごくいい人達で、ほむらちゃんだってきっと……
それなのにこんな変な場所にいきなり連れてこられて、もし……もしもみんなに何かあったら、私……私……」
それなのにこんな変な場所にいきなり連れてこられて、もし……もしもみんなに何かあったら、私……私……」
少女の目から涙が零れ落ちた。
こんな状況だというのに自分のためだけではなく誰かのために流した涙。
こんな状況だというのに自分のためだけではなく誰かのために流した涙。
ああ、この少女はきっと今まで闇の世界の存在などただの一度も感じることがなく、穏やかな光の世界で幸せに暮らしてきたのだろう。
分かった。いや、最初から分かっていたものが、今初めて実感できたといった方がいい。
この少女は自分とは違う。闇の世界の犠牲になっていいはずなどない。
それはこの少女だけではない。打ち止めはもちろんのこと、御坂美琴、そして少女の大切な者たち、少なくともそいつらは光の世界に居るべき人間なのだ。
ならばどうする?決まっている。
分かった。いや、最初から分かっていたものが、今初めて実感できたといった方がいい。
この少女は自分とは違う。闇の世界の犠牲になっていいはずなどない。
それはこの少女だけではない。打ち止めはもちろんのこと、御坂美琴、そして少女の大切な者たち、少なくともそいつらは光の世界に居るべき人間なのだ。
ならばどうする?決まっている。
「くかッ」
一方通行は天を仰ぐ。
「くかかかかかかかかかかかかかかかかかッ!!!!」
一方通行は笑う。
愉快さからではなく、溢れかえりそうな怒りを処理するために。
愉快さからではなく、溢れかえりそうな怒りを処理するために。
(上等だ……てめェらが光を闇に巻き込むってンなら)
守り抜いてやる。
こっから先、何人の人間を殺すことになったとしても。
それで例え自分が更なる闇に染まろうとも。
必ず。
こっから先、何人の人間を殺すことになったとしても。
それで例え自分が更なる闇に染まろうとも。
必ず。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
私の目の前にいる男の子に対しての第一印象は怖い人。
だっていきなり刀を突きつけられたし、その顔も綺麗だったけどなんていうかギラギラしてて怖かったし。
でも、この人たぶん悪い人じゃないんだ。
だってこの人打ち止めって子の話した時、すごく切なそうな顔したから。
悪い人だったらあんな顔できないよ。
だから私もあんなこと思わず言っちゃったんだと思う。
ほむらちゃんもさやかちゃんもマミさんもみんな私の大切な友達、お願いだから無事でいて。
私は祈るように胸の前で両手をぎゅっとにぎりしめる。
だっていきなり刀を突きつけられたし、その顔も綺麗だったけどなんていうかギラギラしてて怖かったし。
でも、この人たぶん悪い人じゃないんだ。
だってこの人打ち止めって子の話した時、すごく切なそうな顔したから。
悪い人だったらあんな顔できないよ。
だから私もあんなこと思わず言っちゃったんだと思う。
ほむらちゃんもさやかちゃんもマミさんもみんな私の大切な友達、お願いだから無事でいて。
私は祈るように胸の前で両手をぎゅっとにぎりしめる。
それにしても……
「くかかかかかかかかかかかかかかかッ!!!」
この笑い声はなんなんだろう……
あっ止まった。
あっ止まった。
笑うのをやめると目の前の男の子は私を背にして歩いていく。
でも何回も立ち止まって私の方を何回もチラチラと見てくる。
不思議に思って私は首を傾げた。
でも何回も立ち止まって私の方を何回もチラチラと見てくる。
不思議に思って私は首を傾げた。
「さっさと来い!」
どうやらついて来いってことだったらしい。
ちょっと迷ったけど一人でいるのは怖いし、誰かと一緒の方が安心だよね!
私はちょっと無理やり元気を振り絞り、先を進む男の子に付いていくことにして走り出した。
ちょっと迷ったけど一人でいるのは怖いし、誰かと一緒の方が安心だよね!
私はちょっと無理やり元気を振り絞り、先を進む男の子に付いていくことにして走り出した。
【H-3・住宅街/1日目・深夜】
【一方通行@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康(バッテリー残り27分)
【装備】ガンツソード
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~2
【思考】
基本:打ち止めを守り抜く。殺し合いに乗ったやつを殺す。
1:打ち止めを探す。
2;付いてくる少女を守る。
3:出来れば暁美ほむら、美樹さやか、巴マミを探す。
4:オリジナルにあった時は……
【状態】健康(バッテリー残り27分)
【装備】ガンツソード
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~2
【思考】
基本:打ち止めを守り抜く。殺し合いに乗ったやつを殺す。
1:打ち止めを探す。
2;付いてくる少女を守る。
3:出来れば暁美ほむら、美樹さやか、巴マミを探す。
4:オリジナルにあった時は……
【備考】
※参戦時期はグループに初任務後のサービス残業時
※この殺し合いは絶対能力者進化計画に類した何かの実験で学園都市の暗部が絡んでいると考えています。
※木原に関しては本人だと思っていません
※バッテリーは替えのバッテリーの使用、充電等で回復可能です。
※参戦時期はグループに初任務後のサービス残業時
※この殺し合いは絶対能力者進化計画に類した何かの実験で学園都市の暗部が絡んでいると考えています。
※木原に関しては本人だと思っていません
※バッテリーは替えのバッテリーの使用、充電等で回復可能です。
【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】普段着
【持ち物】支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには絶対乗らない。
1:暁美ほむら、美樹さやか、巴マミと合流
2:ちょっと変な男の子に付いていく。
3:
【状態】健康
【装備】普段着
【持ち物】支給品一式、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:殺し合いには絶対乗らない。
1:暁美ほむら、美樹さやか、巴マミと合流
2:ちょっと変な男の子に付いていく。
3:
「備考」
※参戦時期はマミさん死亡以前。
※参戦時期はマミさん死亡以前。
備考
一方通行の能力使用によって
H-4エリアの住宅の一部が倒壊しています
一方通行の能力使用によって
H-4エリアの住宅の一部が倒壊しています
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行動開始 | 一方通行 | 新ジャンル「存在自体が誤解フラグ」 |
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