もう何も迷わない (後編) ◆ROYAL9uibY
★ ☆ ★
最初は、あれは悪夢なんだと思った。
美樹さんが魔女になって、私達魔法少女がいつか魔女になる運命なんだと知って、
それで、私が佐倉さんのソウルジェムを砕いて───
美樹さんが魔女になって、私達魔法少女がいつか魔女になる運命なんだと知って、
それで、私が佐倉さんのソウルジェムを砕いて───
美樹さんが屋上に来たのは、そんな時だった。
それで、ああ、やっぱりあれは夢だったんだって思った。
一応美樹さんに、魔女やソウルジェムの事を訊いてみたかったんだけれど、美樹さんの笑顔が、
この楽しくも懐かしい時間が嬉しくて、つい訊きそびれちゃった。
美樹さんの手にソウルジェムの指輪がないのが気になったけれど、支給品の確認に話が進んじゃって、
私は自分のデイバッグの中に手を入れた。
出そうとしたのは、『痛みはね返りミラー』。
受けた痛みを相手に倍にして返す、不思議な鏡らしいわ。
その鏡を取り出した時に、首に違和感を感じた。
それと同時に聞こえる美樹さんの叫び声。
この鏡は痛覚は返すけれど、感触までははね返さない。
首の中を通る金属質の違和感。美樹さんの絶叫。
その答えは、鏡の中に映っていた。
それで、ああ、やっぱりあれは夢だったんだって思った。
一応美樹さんに、魔女やソウルジェムの事を訊いてみたかったんだけれど、美樹さんの笑顔が、
この楽しくも懐かしい時間が嬉しくて、つい訊きそびれちゃった。
美樹さんの手にソウルジェムの指輪がないのが気になったけれど、支給品の確認に話が進んじゃって、
私は自分のデイバッグの中に手を入れた。
出そうとしたのは、『痛みはね返りミラー』。
受けた痛みを相手に倍にして返す、不思議な鏡らしいわ。
その鏡を取り出した時に、首に違和感を感じた。
それと同時に聞こえる美樹さんの叫び声。
この鏡は痛覚は返すけれど、感触までははね返さない。
首の中を通る金属質の違和感。美樹さんの絶叫。
その答えは、鏡の中に映っていた。
私の首を貫く開かれたハサミ。
ここには美樹さんと私の二人しかいないのだから、こんなことをしたのは美樹さん以外にありえない。
どうして?
やっぱり、美樹さんは魔女になったの?
それとも、この美樹さんは魔女が作り出した使い魔か何か?
魔女の見せている幻?
わからない。
でも、何にしても、美樹さんは殺さないといけない。
魔女を生み出すことは、阻止しないといけない。
ここには美樹さんと私の二人しかいないのだから、こんなことをしたのは美樹さん以外にありえない。
どうして?
やっぱり、美樹さんは魔女になったの?
それとも、この美樹さんは魔女が作り出した使い魔か何か?
魔女の見せている幻?
わからない。
でも、何にしても、美樹さんは殺さないといけない。
魔女を生み出すことは、阻止しないといけない。
魔法で生み出したマスケット銃で、美樹さんのソウルジェムがあるであろう場所を撃った、
だけど、それは魔法少女に変身してる時にソウルジェムがある場所なんだと思い出して、
ソウルジェムの指輪が嵌められている左手に狙いを変える。
だけど、それは魔法少女に変身してる時にソウルジェムがある場所なんだと思い出して、
ソウルジェムの指輪が嵌められている左手に狙いを変える。
そしてまた、撃った後に美樹さんが指輪をしていなかったことを思い出した。
今の私は、どうかしているのかもしれない。
どこを撃てば良いのかわからず、新しいマスケット銃で今度は左胸を撃った。
今の私は、どうかしているのかもしれない。
どこを撃てば良いのかわからず、新しいマスケット銃で今度は左胸を撃った。
「ごめんなさい! ごめんなさい! マミさん、本当にごめんなさい! もうあんなことしません!」
それで死んだと思ったのに、美樹さんはまだ生きていた。
ああ、そうなんだ。
やっぱり、私達魔法少女はソウルジェムが本体で、ソウルジェムを砕かないと死なないんだ。
今までの経験と勘から、私はソウルジェムの真実に気付いてしまった。
そして、ソウルジェムが魔女を生み出すなら───
ああ、そうなんだ。
やっぱり、私達魔法少女はソウルジェムが本体で、ソウルジェムを砕かないと死なないんだ。
今までの経験と勘から、私はソウルジェムの真実に気付いてしまった。
そして、ソウルジェムが魔女を生み出すなら───
───私達は、死ぬしかないんだ。
ドンッ!
ドンッ!
ドンッ!
ドンッ!
ドンッ!
ドンッ!
ドンッ!
何発目かの射撃を行って、私は美樹さんが動いていないことにようやく気が付いた。
美樹さんの体は穴だらけで、服は血で赤く染まっている。
美樹さんの体は穴だらけで、服は血で赤く染まっている。
「うう………ううううぅ………」
でも、まだ油断はできないわ。
『ソウルジェム』が砕かれた確証はないし、また美樹さんが魔女に……いいえ、
もしかしたらこの美樹さんは魔女の用意した偽物かもしれない。
私は美樹さんに銃口を向けたまま、警戒を続けていた。
『ソウルジェム』が砕かれた確証はないし、また美樹さんが魔女に……いいえ、
もしかしたらこの美樹さんは魔女の用意した偽物かもしれない。
私は美樹さんに銃口を向けたまま、警戒を続けていた。
そこで、思い出す。
私の首にはまだハサミが残っている。
このまま放置しておくのはいけないのはわかる。
だけど、痛みをはね返す相手はもういない。
だから、これを抜くには激痛が………違う。
私は、ずっと痛みはね返りミラーを手に持っていた。
この道具の性質は、鏡を持つ人物に他人が痛みを与えると、その痛みを二倍にして跳ね返すもの。
けれど、逆に鏡を持った人が他の人に痛みを与えても、痛みを与えた人物、
つまり鏡を持っている本人に痛みを跳ね返すという喧嘩両成敗な特性を併せ持った道具のはずだった。
私はこの鏡を持ちながら、美樹さんに何度も何度も銃弾を撃ち込んだ。
その時、私に痛みが跳ね返ってくることはなかった。
それが意味することは、美樹さんが痛みを感じなかったということ。
美樹さんは首を抑えながら叫んでいたけれど、あれは私の痛みだろう。
即座に私は仮定を導き出す。
ソウルジェムが本体だとしたら、この肉体はソウルジェムが魔力で動かしているということになる。
だとしたら、この肉体が感じる五感がソウルジェムに送られることで、
初めて私達魔法少女は感覚を得るのではないだろうか。
もしも、その感覚の中から『痛覚』だけを遮断することが出来るとしたら……。
私の首にはまだハサミが残っている。
このまま放置しておくのはいけないのはわかる。
だけど、痛みをはね返す相手はもういない。
だから、これを抜くには激痛が………違う。
私は、ずっと痛みはね返りミラーを手に持っていた。
この道具の性質は、鏡を持つ人物に他人が痛みを与えると、その痛みを二倍にして跳ね返すもの。
けれど、逆に鏡を持った人が他の人に痛みを与えても、痛みを与えた人物、
つまり鏡を持っている本人に痛みを跳ね返すという喧嘩両成敗な特性を併せ持った道具のはずだった。
私はこの鏡を持ちながら、美樹さんに何度も何度も銃弾を撃ち込んだ。
その時、私に痛みが跳ね返ってくることはなかった。
それが意味することは、美樹さんが痛みを感じなかったということ。
美樹さんは首を抑えながら叫んでいたけれど、あれは私の痛みだろう。
即座に私は仮定を導き出す。
ソウルジェムが本体だとしたら、この肉体はソウルジェムが魔力で動かしているということになる。
だとしたら、この肉体が感じる五感がソウルジェムに送られることで、
初めて私達魔法少女は感覚を得るのではないだろうか。
もしも、その感覚の中から『痛覚』だけを遮断することが出来るとしたら……。
試しに、『痛み』という『外部情報』を遮断するよう意識して、私は腕をつねってみた。
『触感』はある。
けれど『痛み』を感じることはなかった。
『触感』はある。
けれど『痛み』を感じることはなかった。
仮説は実証された。
魔法少女は、受け取る感覚を取捨選択することができる。
私は肉体からくる痛みの受信を拒否設定にすると、首を貫いているハサミを引き抜いた。
引き抜かれた穴から、ハサミに止められていた血がどんどん流れ出てくる。
美樹さんのように、傷を一瞬で癒す魔法を私は使えない。
魔法で作り出したリボンを強く巻きつけて、包帯代わりにして止血した。
引き抜いたハサミは床に落とした。
魔法少女は、受け取る感覚を取捨選択することができる。
私は肉体からくる痛みの受信を拒否設定にすると、首を貫いているハサミを引き抜いた。
引き抜かれた穴から、ハサミに止められていた血がどんどん流れ出てくる。
美樹さんのように、傷を一瞬で癒す魔法を私は使えない。
魔法で作り出したリボンを強く巻きつけて、包帯代わりにして止血した。
引き抜いたハサミは床に落とした。
残りの問題は、美樹さんだけだ。
美樹さんのソウルジェムが砕かれているのを確認するまで、安心はできない。
銃口を美樹さんに向けながら、少しずつ美樹さんに近付いていく。
その時───
美樹さんのソウルジェムが砕かれているのを確認するまで、安心はできない。
銃口を美樹さんに向けながら、少しずつ美樹さんに近付いていく。
その時───
「少女よ。それ以上彼女を痛めつける理由は、もう、ないはずだ」
まるで冬の夜空のように凛と澄み切った声が、私にかけられた。
急いで声のした方を向くと、そこには漆黒のコートを風になびかせる、一人の男性の姿があった。
そのコートの色とは対照的に、月の光を反射する白銀の髪。
目元は、深い色のサングラスが覆っている。
いつの間にそこに居たんだろう。
転落防止用のフェンスの上に立つ彼は両腕を交差させ、その右手に鈍く光るリボルバーを握っていた。
急いで声のした方を向くと、そこには漆黒のコートを風になびかせる、一人の男性の姿があった。
そのコートの色とは対照的に、月の光を反射する白銀の髪。
目元は、深い色のサングラスが覆っている。
いつの間にそこに居たんだろう。
転落防止用のフェンスの上に立つ彼は両腕を交差させ、その右手に鈍く光るリボルバーを握っていた。
「俺の名は“ウィザード”。───ロットン・“ザ・ウィザー『ドンッ!』あっ────」
「あっ」
私の撃った銃弾は、サングラスのブリッジを砕きながら、彼の眉間に命中した。命中、してしまった。
頭を力点、足元を作用点にして、てこの原理で彼の体は後ろに倒れた。
彼の指に嵌められていた指輪、そして“ウィザード(魔法使い)”という単語で反射的に撃ってしまったけれど、
冷静に考えれば“彼”が“魔法少女”であるはずがなかった。
私は魔女を倒して人々を救う。そう決めたはずなのに、銃を持っていたとはいえ守るべき一般の人を撃って、殺してしまった。
もし私の銃弾を受けても運良く生きていたとしても、ここは地上五階の屋上。
落ちて、生きていられるはずがない。
頭を力点、足元を作用点にして、てこの原理で彼の体は後ろに倒れた。
彼の指に嵌められていた指輪、そして“ウィザード(魔法使い)”という単語で反射的に撃ってしまったけれど、
冷静に考えれば“彼”が“魔法少女”であるはずがなかった。
私は魔女を倒して人々を救う。そう決めたはずなのに、銃を持っていたとはいえ守るべき一般の人を撃って、殺してしまった。
もし私の銃弾を受けても運良く生きていたとしても、ここは地上五階の屋上。
落ちて、生きていられるはずがない。
「私……なんて……ことを………」
後悔の念が心を埋める。
私は人を殺してしまった。
美樹さんだって、もしかしたら、魔女から元に戻ったのかもしれない。
本当は魔女になんてなってなくて、生きてたのかもしれない。
でも、暁美さんは私達がキュウべえに騙されてるって言っていたし、佐倉さんもソウルジェムを砕いたら死んでしまった。
私も、鹿目さんにソウルジェムを砕かれて………だけど、私はこうして生きていて………。
私は人を殺してしまった。
美樹さんだって、もしかしたら、魔女から元に戻ったのかもしれない。
本当は魔女になんてなってなくて、生きてたのかもしれない。
でも、暁美さんは私達がキュウべえに騙されてるって言っていたし、佐倉さんもソウルジェムを砕いたら死んでしまった。
私も、鹿目さんにソウルジェムを砕かれて………だけど、私はこうして生きていて………。
私はその場にへたり込んだ。
もう、何が何だか、わけがわからないわ………。
もう、何が何だか、わけがわからないわ………。
「少女よ───」
再び、声がした。
聞き覚えのある、まるで冬の夜空のように透明で、凛と澄みきった冷たい声。
私が顔を上げると、先程と同じ構えで同じ場所に立つ、私に撃たれて落ちたはずの彼の姿がそこにあった。
さっきとの違いを挙げるとすれば、サングラスの形が変わっていることくらいかしら。
彼は、フェンスからコンクリートの屋上へマントをはためかせながら飛び下りると、私に向かって歩き始めた。
聞き覚えのある、まるで冬の夜空のように透明で、凛と澄みきった冷たい声。
私が顔を上げると、先程と同じ構えで同じ場所に立つ、私に撃たれて落ちたはずの彼の姿がそこにあった。
さっきとの違いを挙げるとすれば、サングラスの形が変わっていることくらいかしら。
彼は、フェンスからコンクリートの屋上へマントをはためかせながら飛び下りると、私に向かって歩き始めた。
殺される、のかしら。
それも、仕方のないことなのかもしれない。
だって、私は彼を撃った。
『撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ』。
誰の言葉だったかしら。
私は、撃たれる覚悟なんてなかった。
でも、今は覚悟ができている。
私は魔女でもない彼を撃ってしまった。
なら、順序は逆になってしまったけれど、撃ってしまったのだから、彼に撃たれる覚悟を決めるべきなんだ。
うつむき、灰色の屋上を見つめながら、彼の到着を、私に迫る死を覚悟した。
涙がにじんで、コンクリートの床を濡らす。
彼の足音が、すぐそこまで来ているのがわかった。
それも、仕方のないことなのかもしれない。
だって、私は彼を撃った。
『撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ』。
誰の言葉だったかしら。
私は、撃たれる覚悟なんてなかった。
でも、今は覚悟ができている。
私は魔女でもない彼を撃ってしまった。
なら、順序は逆になってしまったけれど、撃ってしまったのだから、彼に撃たれる覚悟を決めるべきなんだ。
うつむき、灰色の屋上を見つめながら、彼の到着を、私に迫る死を覚悟した。
涙がにじんで、コンクリートの床を濡らす。
彼の足音が、すぐそこまで来ているのがわかった。
☆ ★ ☆
うら若き乙女の叫びに駆け付けてみれば、すでに悲劇の幕は上がり、その演目の終局を迎えた後だった。
金髪の少女が、血濡れの少女に銃口を向けている。
マスケット銃の握る少女は、泣いていた。
このような、血と悪意漂う殺し合いの戦場に居るべきではない人間なのだろう。
そんな乙女が、もう動くことのない少女を更に傷つけようとしている。
その結果、彼女の心もまた、傷を増やすのだろう。
二人の乙女が、互いに傷付こうとしている。
そんな残酷な場面をただ黙って見過ごすには──俺の目はもう、悲しいモノを見過ぎてきた。
金髪の少女が、血濡れの少女に銃口を向けている。
マスケット銃の握る少女は、泣いていた。
このような、血と悪意漂う殺し合いの戦場に居るべきではない人間なのだろう。
そんな乙女が、もう動くことのない少女を更に傷つけようとしている。
その結果、彼女の心もまた、傷を増やすのだろう。
二人の乙女が、互いに傷付こうとしている。
そんな残酷な場面をただ黙って見過ごすには──俺の目はもう、悲しいモノを見過ぎてきた。
「少女よ。それ以上彼女を痛めつける理由は、もう、ないはずだ」
俺は少女に語りかける。
少女はこちらに気付くと、その恐怖と絶望に染まった顔を俺に向けた。
女性のそんな顔を見るのは、心が痛む。
まずは名乗り、少女に安息を与えるの俺の務めだろう。
少女はこちらに気付くと、その恐怖と絶望に染まった顔を俺に向けた。
女性のそんな顔を見るのは、心が痛む。
まずは名乗り、少女に安息を与えるの俺の務めだろう。
「俺の名は“ウィザード”。───ロットン・“ザ・ウィザー」
そこまで言い、避ける間もなく俺の体は少女に撃たれ後方へと倒れた。
後ろはビルの絶壁。
重力に引かれ、俺の体は地に落ちた。
地面に叩きつけられた俺に、痛みはない。
支給品にあったスーツを中に着込んでいるおかげだろう。
不思議なものだ。
銃弾を受けた眉間にも傷はない。
体に異常がないことを確認すると───いや、サングラスが壊れてしまっていた。
今まで共に過ごしてきた愛用のモノだったが、形在るものはいつかは滅び行く定め。
こんな俺と共に居てくれたことへの感謝を込めながら、破壊されたサングラスをデイバッグへとしまう。
そして、支給品にあった新たなサングラスを取り出し、掛ける。
掛け心地は悪くない。
あの平戸ロイヤルという者は、ものの良し悪しがわかっているようだ。
後ろはビルの絶壁。
重力に引かれ、俺の体は地に落ちた。
地面に叩きつけられた俺に、痛みはない。
支給品にあったスーツを中に着込んでいるおかげだろう。
不思議なものだ。
銃弾を受けた眉間にも傷はない。
体に異常がないことを確認すると───いや、サングラスが壊れてしまっていた。
今まで共に過ごしてきた愛用のモノだったが、形在るものはいつかは滅び行く定め。
こんな俺と共に居てくれたことへの感謝を込めながら、破壊されたサングラスをデイバッグへとしまう。
そして、支給品にあった新たなサングラスを取り出し、掛ける。
掛け心地は悪くない。
あの平戸ロイヤルという者は、ものの良し悪しがわかっているようだ。
一対の二挺拳銃。『elegy(エレジー)』と、まだ名もなきもう一挺の我が愛銃がここにないのは残念ではあるが、
これもまた運命の巡り合わせ。
支給品にあった新たな銃を握り直し、足に力を込め、先程と同じように地を蹴り飛び上がる。
途中、窓の縁に手を掛け体を押し上げた。
そうすることにより跳躍の速度を維持しながら、一気に屋上まで舞い戻る。
これもまた運命の巡り合わせ。
支給品にあった新たな銃を握り直し、足に力を込め、先程と同じように地を蹴り飛び上がる。
途中、窓の縁に手を掛け体を押し上げた。
そうすることにより跳躍の速度を維持しながら、一気に屋上まで舞い戻る。
「少女よ───」
俺は再び少女に語りかける。
だが、俺に気付いた少女を見て、言葉を失う。
少女の絶望の色が先程よりも濃くなっているのは、表情から読み取れた。
そんな彼女に向かって、なんと声をかければ良いのか。
フェンスから降りると、少女へ向かって足を運ぶ。
少女はまたうつむき、涙をこぼしている。
だが、俺に気付いた少女を見て、言葉を失う。
少女の絶望の色が先程よりも濃くなっているのは、表情から読み取れた。
そんな彼女に向かって、なんと声をかければ良いのか。
フェンスから降りると、少女へ向かって足を運ぶ。
少女はまたうつむき、涙をこぼしている。
やはりこの少女は、俺の生きる血と硝煙の世界とは遠い所で生きる者だ。
少女からは、今まで命がけで戦ってきた戦士特有の面影は感じ取ることができた。
だが、それは人殺しとは違うものだということも、同時に理解した。
人を傷つけるということと、人以外を傷つけるということ。
この二つの間には、埋めようのない溝が深く隔たっている。
人を殺す経験など、この少女には耐えがたいものだろう。
だが、それは人殺しとは違うものだということも、同時に理解した。
人を傷つけるということと、人以外を傷つけるということ。
この二つの間には、埋めようのない溝が深く隔たっている。
人を殺す経験など、この少女には耐えがたいものだろう。
俺が語りかける言葉は、決まった。
★ ☆ ★
「泣きたいのなら、泣けばいい。泣きたくとも泣けない者、泣きたくとも泣いてはいけない者が、この世には大勢いる。
涙を流すことのできる君は、彼等からすれば大変な幸せ者だ」
涙を流すことのできる君は、彼等からすれば大変な幸せ者だ」
ロットンと名乗った彼は、泣きじゃくる私に優しく声をかけてくれた。
私は彼を撃ったというのに、彼の声には苛立ちも突き刺さるようなとげもなく、先程と変わらない冷静な声色だった。
きっと、彼はいくつもの悲しみを乗り越えてきた人なのだろう。
そうでなければ、こんな言葉を投げかけることができるはずがない。
私は彼を撃ったというのに、彼の声には苛立ちも突き刺さるようなとげもなく、先程と変わらない冷静な声色だった。
きっと、彼はいくつもの悲しみを乗り越えてきた人なのだろう。
そうでなければ、こんな言葉を投げかけることができるはずがない。
私は、泣いた。
たくさん、泣いた。
たくさん、泣いた。
どれ程の時間が経ったんだろうか。
私が落ち着くまで、ロットンさんは静かに月を見上げていた。
その瞳に何を思うのか。
サングラスに隠された双眸をうかがい知ることはできなかった。
私が落ち着くまで、ロットンさんは静かに月を見上げていた。
その瞳に何を思うのか。
サングラスに隠された双眸をうかがい知ることはできなかった。
「落ち着いたか?」
「はい……。……あ、の……先程は、その、銃で撃ってしまって……」
「大丈夫だ、問題ない。中にスーツを着ていた。どうやら、このスーツは身体能力と耐久力を上げる代物らしい。
サングラスは壊れてしまったが、代えはあった」
「本当に、すいませんでした。私……、私、は……」
「君が謝るべき相手は俺じゃない。それは、君がよく知っているだろう?」
「はい……。……あ、の……先程は、その、銃で撃ってしまって……」
「大丈夫だ、問題ない。中にスーツを着ていた。どうやら、このスーツは身体能力と耐久力を上げる代物らしい。
サングラスは壊れてしまったが、代えはあった」
「本当に、すいませんでした。私……、私、は……」
「君が謝るべき相手は俺じゃない。それは、君がよく知っているだろう?」
ロットンさんに言われて、私は気付いた。
彼の見る先は、美樹さんの死体。
私がまず謝罪するべき人は、生者である彼ではなく、死者である美樹さんだと、そう言っているんだ。
彼の見る先は、美樹さんの死体。
私がまず謝罪するべき人は、生者である彼ではなく、死者である美樹さんだと、そう言っているんだ。
私は、美樹さんに向き直る。
美樹さんの体は、信じられないくらいずたずただった。
これは私がやったんだ。
目を逸らしたくなる光景だったけれど、自分が犯した罪と向き合わなくてはいけない。
私は、美樹さんを直視する。
美樹さんの体は、信じられないくらいずたずただった。
これは私がやったんだ。
目を逸らしたくなる光景だったけれど、自分が犯した罪と向き合わなくてはいけない。
私は、美樹さんを直視する。
「この事は、君の人生に一生付きまとうだろう。忘れることができれば、悪夢に苛まれることなく生きて行くことはできる。
……だが、それは寂しく、そして哀しいことだ。君は──」
「忘れません。………私、美樹さんの事を、自分の罪を、絶対に、忘れたりなんてしません」
「───そうか。それが、君の選択か。……ならば、一つだけ言っておこう。引き摺ることだけは、してはいけない。
罪は、背負うものだ。背負い、その重さを全て受け止めながら前へ進め。
……過ちと罪ばかりを積み重ねてきた。俺から言える事は、それだけだ」
……だが、それは寂しく、そして哀しいことだ。君は──」
「忘れません。………私、美樹さんの事を、自分の罪を、絶対に、忘れたりなんてしません」
「───そうか。それが、君の選択か。……ならば、一つだけ言っておこう。引き摺ることだけは、してはいけない。
罪は、背負うものだ。背負い、その重さを全て受け止めながら前へ進め。
……過ちと罪ばかりを積み重ねてきた。俺から言える事は、それだけだ」
ロットンさんは静かにそう言うと、天上の月を見上げた。
その顔をここから見ることはできないけれど、憂いと悲しみは感じ取ることができた。
その顔をここから見ることはできないけれど、憂いと悲しみは感じ取ることができた。
「美樹さん、本当に、ごめんなさい……。私は……」
私は……あなたを忘れない。
この罪を、一生かけて償うつもりよ。
言葉にはしなかったけれど、私は心に決意した。
もう何も迷わない。
この罪を、一生かけて償うつもりよ。
言葉にはしなかったけれど、私は心に決意した。
もう何も迷わない。
私は、人々を救うために戦ってきた。
魔女を倒す事が、目的なんじゃない。
人を救う事が、みんなの日常を守ることが私の目的だったはずだ。
だから、魔女になるからといってソウルジェムを壊すのは間違いだったんだと、今更になって私は気付いた。
私は魔法少女。
真実がどうあろうと、私が行動すべきことはこんなことではなかったんだ。
魔女を倒す事が、目的なんじゃない。
人を救う事が、みんなの日常を守ることが私の目的だったはずだ。
だから、魔女になるからといってソウルジェムを壊すのは間違いだったんだと、今更になって私は気付いた。
私は魔法少女。
真実がどうあろうと、私が行動すべきことはこんなことではなかったんだ。
「その子は、どうするんだ? このまま、野ざらしにするのは忍びない。埋葬するのなら、俺も手伝うが……」
ロットンさんが、美樹さんをどうするのかを訊いてきた。
死体となった美樹さんをどうするのか、私の心は決まっていた。
死体となった美樹さんをどうするのか、私の心は決まっていた。
「私が、責任を持って見滝原へ美樹さんを持ち帰ります。美樹さんが眠るべきはここじゃない。
故郷の土に、眠らせてあげたいから………」
故郷の土に、眠らせてあげたいから………」
私は美樹さんの体を、これ以上崩れないように丁寧に持ち上げながら、美樹さんのデイバッグへと入れていった。
ルールブックに書かれていたデイバッグの特性の一つに、中に入れたものは劣化しないとあった。
美樹さんを、見滝原に戻るまで腐敗させないためには、デイバッグに入れるしかない。
時間が経ったせいか、美樹さんの体は体温よりもずっと冷たいものになっていた。
ルールブックに書かれていたデイバッグの特性の一つに、中に入れたものは劣化しないとあった。
美樹さんを、見滝原に戻るまで腐敗させないためには、デイバッグに入れるしかない。
時間が経ったせいか、美樹さんの体は体温よりもずっと冷たいものになっていた。
もう動かない美樹さんの体を調べて、砕けたソウルジェムを探す気にはなれなかった。
どう見ても、美樹さんは死んでいた。
それだけで、十分だと思った。
これ以上、美樹さんを疑いたくはなかったから………。
美樹さんの体を収納し終えると、美樹さんの肉体の入ったデイバッグを私のデイバッグの中へと収める。
辺りに落ちている支給品も拾ってデイバッグにしまい終え、それを背負う。
どう見ても、美樹さんは死んでいた。
それだけで、十分だと思った。
これ以上、美樹さんを疑いたくはなかったから………。
美樹さんの体を収納し終えると、美樹さんの肉体の入ったデイバッグを私のデイバッグの中へと収める。
辺りに落ちている支給品も拾ってデイバッグにしまい終え、それを背負う。
美樹さんの体をしまう間、ロットンさんは静かに見守ってくれていた。
私が立ち直ったのを見届けると、もう自分のすることはなくなったとでも言うのか、
体を反転させて屋上の端へ向けて歩き出した。
彼の歩く先には、扉も無ければ階段や梯子も無い。
だけど、そのまま彼がどこかへ行ってしまう気がして、私は彼を呼びとめてしまった。
私が立ち直ったのを見届けると、もう自分のすることはなくなったとでも言うのか、
体を反転させて屋上の端へ向けて歩き出した。
彼の歩く先には、扉も無ければ階段や梯子も無い。
だけど、そのまま彼がどこかへ行ってしまう気がして、私は彼を呼びとめてしまった。
「あのっ! ロットンさん、私も一緒に行きます!」
もしも彼が現われなかったら、私は鹿目さんや暁美さん、佐倉さんを殺すために行動していたかもしれない。
そんな、絶望に押し潰されてしまいそうだった私を救ってくれた人に、私はまだお礼を返していない。
断られるかもしれないけど、共に行動したいと彼に伝えた。
彼は私の言葉に立ち止まると、体は動かさずに肩越しに私を見つめる。
そして、一度月を振り仰ぐと、私へと視線を戻し、そっと囁いた。
そんな、絶望に押し潰されてしまいそうだった私を救ってくれた人に、私はまだお礼を返していない。
断られるかもしれないけど、共に行動したいと彼に伝えた。
彼は私の言葉に立ち止まると、体は動かさずに肩越しに私を見つめる。
そして、一度月を振り仰ぐと、私へと視線を戻し、そっと囁いた。
「……空の月は罪を購い得ない。俺もまた同じだ。……それでも構わないというのか? 君は」
彼は過ちと罪ばかりを積み重ねてきたと私に告白してくれていた。
きっと、私なんかとは比べ物にならないくらいの絶望と悲しみを経験してきたんだろう。
そんな雰囲気を彼から感じ取ることができた。
購えない罪をその身に背負ってもまだ、彼は道を進んでいる。
彼がどんな罪を背負っているのか、私は知らない。
けれど、彼は己の罪を忘れたり、悪党のように開き直ったりはしていない。
彼は、自分の罪と向き合いながら生きている。
きっと、私なんかとは比べ物にならないくらいの絶望と悲しみを経験してきたんだろう。
そんな雰囲気を彼から感じ取ることができた。
購えない罪をその身に背負ってもまだ、彼は道を進んでいる。
彼がどんな罪を背負っているのか、私は知らない。
けれど、彼は己の罪を忘れたり、悪党のように開き直ったりはしていない。
彼は、自分の罪と向き合いながら生きている。
私も、ここで立ち止まるわけにはいかない。
美樹さんのためにも、今まで倒してきた魔女達のためにも、ここで絶望している暇なんてない。
私は意を決して答えた。
美樹さんのためにも、今まで倒してきた魔女達のためにも、ここで絶望している暇なんてない。
私は意を決して答えた。
「はい。それでも構いません。あなたは、罪を背負ってなお、絶望に染まりかけた私を救ってくれました。
私は、あなたにその恩を返したい。……それは、許されないことでしょうか?」
私は、あなたにその恩を返したい。……それは、許されないことでしょうか?」
私の決意を聴いた彼は、静かに体を反転させると私に向き直る。
「……許されないことはない。……恩を売るつもりだったわけではないのだが、君の決意は伝わった。
俺は人の決心を無碍に扱うほど、傲慢じゃない。……君の名は?」
「マミ。……巴、マミ。それが、私の名前です」
「マミ……。良い響きだ」
俺は人の決心を無碍に扱うほど、傲慢じゃない。……君の名は?」
「マミ。……巴、マミ。それが、私の名前です」
「マミ……。良い響きだ」
名前をほめられたことは今までなかった。
少しだけ恥ずかしい。
彼が、私に手を差し伸べる。
少しだけ恥ずかしい。
彼が、私に手を差し伸べる。
「俺はこれから屋上伝いに跳んで行く。抱えて行こう」
「そ、そんな……! だ、大丈夫です! 私……」
「そ、そんな……! だ、大丈夫です! 私……」
魔法少女ですから、と言いそうになって思い止まる。
ロットンさんは魔法少女じゃない。
一般の人に、魔法少女のことを話してもいいものか………。
一瞬考えたけれど、平戸ロイヤルという女性の言葉を思い出した。
ロットンさんは魔法少女じゃない。
一般の人に、魔法少女のことを話してもいいものか………。
一瞬考えたけれど、平戸ロイヤルという女性の言葉を思い出した。
『無論、魔法少女になるとかそんなデメリットはないから安心しろ。』
彼女は、魔法少女のことを知っていた。
ただ知っているだけなのか、それとも彼女自身も魔法少女なのか……。
デメリットと言うからには、少なくとも魔法少女の真実を知っている事は確かね。
それに魔法少女が私を含めて五人……今は、四人だけど、ここに集められている。
もしかしたら、私の知らない魔法少女も居るかもしれない。
こうなると、魔法少女の知識を隠すのはフェアじゃないような気がしてきた。
もしも私達以外の魔法少女も集められていて、その子が己の利益しか考えないような危険な考えの子だったら、
魔法少女のことを知らないということはそれだけで命の危険を伴ってしまう。
ただ知っているだけなのか、それとも彼女自身も魔法少女なのか……。
デメリットと言うからには、少なくとも魔法少女の真実を知っている事は確かね。
それに魔法少女が私を含めて五人……今は、四人だけど、ここに集められている。
もしかしたら、私の知らない魔法少女も居るかもしれない。
こうなると、魔法少女の知識を隠すのはフェアじゃないような気がしてきた。
もしも私達以外の魔法少女も集められていて、その子が己の利益しか考えないような危険な考えの子だったら、
魔法少女のことを知らないということはそれだけで命の危険を伴ってしまう。
「私……、魔法少女なんです」
包み隠さず魔法少女のことを話そう。
ソウルジェムの真実も、魔女になる運命も、……仲間である、美樹さんを殺してしまったことも……。
私は、自分の知っていることを全て彼に話した。
美樹さんの話をする時、あの時の悲しみがまた込み上げてきて、また涙が溢れた。
上手く話せなかったかもしれない。荒唐無稽な話だと、信じてもらえないかもしれない。
けれど、私は全てを話さなくてはならない。
私が話し終える間、彼はただ、静かに私の話を聴いてくれていた。
ソウルジェムの真実も、魔女になる運命も、……仲間である、美樹さんを殺してしまったことも……。
私は、自分の知っていることを全て彼に話した。
美樹さんの話をする時、あの時の悲しみがまた込み上げてきて、また涙が溢れた。
上手く話せなかったかもしれない。荒唐無稽な話だと、信じてもらえないかもしれない。
けれど、私は全てを話さなくてはならない。
私が話し終える間、彼はただ、静かに私の話を聴いてくれていた。
「これが、私の知っている全てです。……信じられない、話だとは思います……。けど──」
「信じるさ。君の瞳に、嘘はない。……それだけで十分に過ぎる」
「信じるさ。君の瞳に、嘘はない。……それだけで十分に過ぎる」
淀みなくそう言い放つと、彼は私に背を向け歩き始めた。
私も彼の後に付いて行く。
フェンスの近くへと辿り着くと、彼は歩みを止める。
私も彼の後に付いて行く。
フェンスの近くへと辿り着くと、彼は歩みを止める。
「行くぞ、マミ」
それだけ言うと、彼は一足跳びでフェンスを跳び越え、空中へ躍り出た。
私も彼の言葉を理解し、魔力で強化した体で同じように跳び上がる。
私も彼の言葉を理解し、魔力で強化した体で同じように跳び上がる。
月に移るは二つの人影。
人影は商店街の屋上を跳び移っていく。
罪を纏いし魔法使い達は、確固たる信念の下、夜の闇の中を進んで行った。
人影は商店街の屋上を跳び移っていく。
罪を纏いし魔法使い達は、確固たる信念の下、夜の闇の中を進んで行った。
【 厨二病コンビ結成 】
【 D-5・商店街/1日目・深夜 】
【 罪深き魔術師と罪を背負いし魔法少女 】
【ロットン・“ザ・ウィザード”@ブラック・ラグーン】
【状態】 健康
【装備】 普段着(漆黒のコート)、中にガンツスーツ@GANTZ(手袋が外している)、サングラス@GANTZ、
コルト・パイソン(6/6)@魔人探偵脳噛ネウロ、予備弾薬(12/12)
【持ち物】 支給品一式、壊れたサングラス@ブラック・ラグーン、ガンツスーツの手袋部分@GANTZ
【思考】
基本: クールに行動する。
1: ……空の月は罪を購い得ない。俺もまた同じだ。
2: マミを守る。
3: シェンホア、ソーヤー……彼女達もまた、俺の庇護を必要とする女性だ。探さねばなるまい。
4: この銃の“命名の儀”を行わなくては。
【備考】
※参戦時期は原作9巻終了後のどこか。
※D-5周辺の道路がベアリングロードであることを確認しました。
※マミと情報を交換し、魔法少女や鹿目まどか、暁美ほむら、美樹さやか、佐倉杏子についての知識を得ました。
※“命名の儀”が終わらなければ銃は抜いても撃ちません。
【状態】 健康
【装備】 普段着(漆黒のコート)、中にガンツスーツ@GANTZ(手袋が外している)、サングラス@GANTZ、
コルト・パイソン(6/6)@魔人探偵脳噛ネウロ、予備弾薬(12/12)
【持ち物】 支給品一式、壊れたサングラス@ブラック・ラグーン、ガンツスーツの手袋部分@GANTZ
【思考】
基本: クールに行動する。
1: ……空の月は罪を購い得ない。俺もまた同じだ。
2: マミを守る。
3: シェンホア、ソーヤー……彼女達もまた、俺の庇護を必要とする女性だ。探さねばなるまい。
4: この銃の“命名の儀”を行わなくては。
【備考】
※参戦時期は原作9巻終了後のどこか。
※D-5周辺の道路がベアリングロードであることを確認しました。
※マミと情報を交換し、魔法少女や鹿目まどか、暁美ほむら、美樹さやか、佐倉杏子についての知識を得ました。
※“命名の儀”が終わらなければ銃は抜いても撃ちません。
“命名の儀”とは?
戦いの極限状況に於いてこそ得られる詩想により、愛銃に相応しい名を付ける儀式のこと。
これが終わらないうちは一発の弾丸も放つことはしない。
ロットンが銃を撃たない、いや撃てない理由である。
戦いの極限状況に於いてこそ得られる詩想により、愛銃に相応しい名を付ける儀式のこと。
これが終わらないうちは一発の弾丸も放つことはしない。
ロットンが銃を撃たない、いや撃てない理由である。
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】 首を貫く二つの刺し傷(リボンで止血済み)。魔法少女に変身中。
【装備】 ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ。マスケット銃(1/1)@魔法少女まどか☆マギカ
【持ち物】 基本支給品一式×2、痛みはね返りミラー@ドラえもん、思いきりハサミ@ドラえもん、
美樹さやかのデイバック(美樹さやかの肉体、スーパー手ぶくろ)、不明支給品一つ(確認済み)。
【思考】
基本: 罪を背負い、正義を行う。
1: 美樹さん……
2: ロットンと共に行動する。
3: 鹿目さん、暁美さん、佐倉さんを探す。
【備考】
※参戦時期はアニメ10話鹿目まどかにソウルジェムを砕かれた後です。
※他にも魔法少女が居るかもしれないと思っています。
※肉体が支給品扱いなのかは不明です。
※魔法少女の真実に気付きました。
【状態】 首を貫く二つの刺し傷(リボンで止血済み)。魔法少女に変身中。
【装備】 ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ。マスケット銃(1/1)@魔法少女まどか☆マギカ
【持ち物】 基本支給品一式×2、痛みはね返りミラー@ドラえもん、思いきりハサミ@ドラえもん、
美樹さやかのデイバック(美樹さやかの肉体、スーパー手ぶくろ)、不明支給品一つ(確認済み)。
【思考】
基本: 罪を背負い、正義を行う。
1: 美樹さん……
2: ロットンと共に行動する。
3: 鹿目さん、暁美さん、佐倉さんを探す。
【備考】
※参戦時期はアニメ10話鹿目まどかにソウルジェムを砕かれた後です。
※他にも魔法少女が居るかもしれないと思っています。
※肉体が支給品扱いなのかは不明です。
※魔法少女の真実に気付きました。
★ ★ ★
暗い暗い闇の中。
『彼女』の魂はまだ健在だった。
スカートのポケットに入っていた物は、『思いきりハサミ』の説明書が一枚だけ。
その紙切れは魔力弾により体ごと抉り取られ、腰の骨が砕かれるのと同時に消滅した。
『彼女』は上着のポケットに入って居たため、その身には傷一つ存在しない。
だが、その身は濁り始めていた。
魔力を回復に多量に使用したせいか、絶望に苛まれたせいかはわからない。
それでも、最初よりは確実に黒ずみ始めていた。
『彼女』の魂はまだ健在だった。
スカートのポケットに入っていた物は、『思いきりハサミ』の説明書が一枚だけ。
その紙切れは魔力弾により体ごと抉り取られ、腰の骨が砕かれるのと同時に消滅した。
『彼女』は上着のポケットに入って居たため、その身には傷一つ存在しない。
だが、その身は濁り始めていた。
魔力を回復に多量に使用したせいか、絶望に苛まれたせいかはわからない。
それでも、最初よりは確実に黒ずみ始めていた。
『彼女』はゆっくりと、自分の肉体を修復していく。
誰かにばれるのを恐れるように、本当に少しずつ、重体と言うよりは損壊と言った方が正しいような自分の体を、慎重に治療していく。
誰かにばれるのを恐れるように、本当に少しずつ、重体と言うよりは損壊と言った方が正しいような自分の体を、慎重に治療していく。
最愛の人の下へと戻るため、生き返りたいと思い立った『彼女』
死にたくないと生にすがりついた『彼女』。
今の『彼女』は何を思うのか。
死にたくないと生にすがりついた『彼女』。
今の『彼女』は何を思うのか。
『美樹さやか』の思考の全ては、『彼女』にしかわからない
【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ 生存確認】
【 背負われし『彼女』 】
【 D-5・商店街/1日目・深夜 】
【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】 意識有り。右手破壊、左肩断裂、心臓、腹部、左大腿部、その他体中に銃創。
魔力を使って少しずつ回復中。ソウルジェムが濁り始めている。
【装備】 スーパー手ぶくろ@ドラえもん、腕時計
【持ち物】 ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(上着のポケットの中)
【思考】
基本:生きて帰る。
1: 死にたくない。
2: 恭介……
3: 体を治さないと……
【備考】
※参戦時期は7話で志筑仁美から上条恭介に告白すると宣言された後、8話で仁美が恭介に告白する場面を目撃する前。
※肉体が支給品扱いなのかは不明です。
※美樹さやかのデイバッグの中に入っています。
※美樹さやかのデイバッグは巴マミのデイバッグに入っています。
※マミの話を聞いたかもしれません。
※思い切りハサミの説明書は消滅しました。
【状態】 意識有り。右手破壊、左肩断裂、心臓、腹部、左大腿部、その他体中に銃創。
魔力を使って少しずつ回復中。ソウルジェムが濁り始めている。
【装備】 スーパー手ぶくろ@ドラえもん、腕時計
【持ち物】 ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(上着のポケットの中)
【思考】
基本:生きて帰る。
1: 死にたくない。
2: 恭介……
3: 体を治さないと……
【備考】
※参戦時期は7話で志筑仁美から上条恭介に告白すると宣言された後、8話で仁美が恭介に告白する場面を目撃する前。
※肉体が支給品扱いなのかは不明です。
※美樹さやかのデイバッグの中に入っています。
※美樹さやかのデイバッグは巴マミのデイバッグに入っています。
※マミの話を聞いたかもしれません。
※思い切りハサミの説明書は消滅しました。
【思いきりハサミ@ドラえもん】
美樹さやかに支給された。
ドラえもんのひみつ道具の一つ。
見た目は普通のハサミ。
このハサミが鳴らす音を聞いた人は、迷っていたことを思い切って実行に移せるようになる。
美樹さやかに支給された。
ドラえもんのひみつ道具の一つ。
見た目は普通のハサミ。
このハサミが鳴らす音を聞いた人は、迷っていたことを思い切って実行に移せるようになる。
【スーパー手ぶくろ@ドラえもん】
美樹さやかに支給された。
ドラえもんのひみつ道具の一つ。
見た目はゴム手袋。
これを装着するとゴリラも投げ飛ばせるほどの怪力を発揮できるようになる。
スーパー手ぶくろを使って生物を投げ飛ばすと気絶させることができる。
気絶した生物は三時間後には目を覚ます。
美樹さやかに支給された。
ドラえもんのひみつ道具の一つ。
見た目はゴム手袋。
これを装着するとゴリラも投げ飛ばせるほどの怪力を発揮できるようになる。
スーパー手ぶくろを使って生物を投げ飛ばすと気絶させることができる。
気絶した生物は三時間後には目を覚ます。
【痛みはね返りミラー@ドラえもん】
巴マミに支給された。
ドラえもんのひみつ道具の一つ。
見た目は手に持てる綺麗な鏡。
これを持っていると、自分に受けた痛みを、痛みを与えた相手に二倍にして跳ね返すことができる。
巴マミに支給された。
ドラえもんのひみつ道具の一つ。
見た目は手に持てる綺麗な鏡。
これを持っていると、自分に受けた痛みを、痛みを与えた相手に二倍にして跳ね返すことができる。
だが、逆に鏡を持った状態で相手を痛めつけると、相手の痛みが二倍になって自分に跳ね返ってくる諸刃の剣。
跳ね返すのは痛みだけで、傷までは跳ね返せない。
跳ね返すのは痛みだけで、傷までは跳ね返せない。
【ガンツスーツ@GANTZ】
ロットン・“ザ・ウィザード”に支給された。
ガンツの中に収められている、首から上以外の全身を覆う黒いスーツ。
一度裸全裸にならないと着ることができない。
身体能力を向上させ、銃弾も防ぐ耐久力を着用者に与える。
スーツの覆っていない頭部に銃弾を受けても平気。
一定以上のダメージを受けると、スーツ各所のレンズからゲル状の何かが漏れ出し、スーツが機能しなくなる。
腕が壊れたとしても、脚部の機能に問題が出たりすることはない。
超音波や高温の炎からも人体を保護する。
端末をいじることで、着ている服や触れている他人ごと周波数を変え、姿を見えなくすることが可能。
今回は制限により、誰でも着ることができる。
ロットン・“ザ・ウィザード”に支給された。
ガンツの中に収められている、首から上以外の全身を覆う黒いスーツ。
一度裸全裸にならないと着ることができない。
身体能力を向上させ、銃弾も防ぐ耐久力を着用者に与える。
スーツの覆っていない頭部に銃弾を受けても平気。
一定以上のダメージを受けると、スーツ各所のレンズからゲル状の何かが漏れ出し、スーツが機能しなくなる。
腕が壊れたとしても、脚部の機能に問題が出たりすることはない。
超音波や高温の炎からも人体を保護する。
端末をいじることで、着ている服や触れている他人ごと周波数を変え、姿を見えなくすることが可能。
今回は制限により、誰でも着ることができる。
【サングラス@GANTZ】
ロットン“ザ・ウィザード”に支給された。
ホスト達が使用していたサングラス。
このサングラス越しに見ると、周波数を変えて見えなくなったものも見えるようになる。
ロットン“ザ・ウィザード”に支給された。
ホスト達が使用していたサングラス。
このサングラス越しに見ると、周波数を変えて見えなくなったものも見えるようになる。
【コルト・パイソン@魔人探偵脳噛ネウロ】
ロットン“ザ・ウィザード”に支給された。
デイビッド・ライスが使用していた回転式拳銃。
装弾数は六発。
予備弾薬十二発。
ロットン“ザ・ウィザード”に支給された。
デイビッド・ライスが使用していた回転式拳銃。
装弾数は六発。
予備弾薬十二発。
【D-5周辺でベアリングロードが確認されました】
※ベアリングロードについて
映画『ドラえもん のび太と銀河超特急』で登場した道路。
道の表面が小さなボールでできており、思うだけでボールが回転しスピードが出せる。
足を動かさずとも移動できる便利な道路。
※ベアリングロードについて
映画『ドラえもん のび太と銀河超特急』で登場した道路。
道の表面が小さなボールでできており、思うだけでボールが回転しスピードが出せる。
足を動かさずとも移動できる便利な道路。
時系列順で読む
投下順で読む
キャラを追って読む
| もう何も迷わない (前編) | 美樹さやか | 女の戦い |
| 巴マミ | ||
| ロットン・“ザ・ウィザード” |