波紋の快感(よろこび) ◆YR7i2glCpA
運命は、ほんの些細な事で変わってしまうものだと道下正樹はあの日理解した。
もしあの日、自分があの道を歩かなければ。
もしあの日、自分がトイレに行ってから出かけていれば。
もしあの日の前日、違うものを食べていたら。
もしあの日、自分があの道を歩かなければ。
もしあの日、自分がトイレに行ってから出かけていれば。
もしあの日の前日、違うものを食べていたら。
…あの人に、出会う事はなかった。
A-5の総合病院の前にあるベンチで、道下正樹は震えていた。
その震えは『殺し合いの場に連れてこられた事による恐怖』によるものではなかった。
無論、道下にその感情は無いわけではなかった、というかつい先ほどまではその感情により震えていたのだが。
恐怖に震えながら、道下はいつの間にか手元にあったデイバックを拾い、中身を確かめた。
せめて自衛に役立ちそうなアイテムが入っていれば心強いとそう思っていた。
そして道下は『それ』を手に入れた。
『それ』は、普通に考えればハズレに属するアイテムだったかもしれない。
だが道下は『それ』を得た幸運を天に感謝した。
道下に支給された『それ』――それは、一着の青いツナギだった。
街の自動車修理工が来ていそうなつなぎを見た瞬間、道下は理解した。
このツナギは、自分の愛する男阿部高和の着用しているのと同じだ、と。
その震えは『殺し合いの場に連れてこられた事による恐怖』によるものではなかった。
無論、道下にその感情は無いわけではなかった、というかつい先ほどまではその感情により震えていたのだが。
恐怖に震えながら、道下はいつの間にか手元にあったデイバックを拾い、中身を確かめた。
せめて自衛に役立ちそうなアイテムが入っていれば心強いとそう思っていた。
そして道下は『それ』を手に入れた。
『それ』は、普通に考えればハズレに属するアイテムだったかもしれない。
だが道下は『それ』を得た幸運を天に感謝した。
道下に支給された『それ』――それは、一着の青いツナギだった。
街の自動車修理工が来ていそうなつなぎを見た瞬間、道下は理解した。
このツナギは、自分の愛する男阿部高和の着用しているのと同じだ、と。
何かに取りつかれたように、道下は今着ている服を全部――下着まで全部脱ぎ、そのツナギを着用する。
そうすることによって、道下は身体が股間を中心に熱くなっていくようなそんな感触を覚えていた。
そうすることによって、道下は身体が股間を中心に熱くなっていくようなそんな感触を覚えていた。
――ああ、阿部さん…
阿部さん、今あなたはどこで何をしていますか…?
どこに行けば、あなたに会えますか……?
阿部さん、今あなたはどこで何をしていますか…?
どこに行けば、あなたに会えますか……?
そう妄想をとばす道下の顔はだらしなく緩みきっており、傍から見たら異常に見える。
だがこの場にいたのは幸運にも道下一人であったため、道下はどんどんと妄想していった。
だがこの場にいたのは幸運にも道下一人であったため、道下はどんどんと妄想していった。
そして道下は、愛する男阿部高和に出会った――妄想の中でだが。
「どぉーなってんだいこれはよぉ?」
ジョセフ・ジョースターはただただ困惑していた。
つい先ほどまで自分は、柱の男の一人であるワムウとの死闘に見事打ち勝ち、彼が風になっていくのを敬礼して見送っていた――そう、そのはずだったのに。
気づいたら見知らぬところにいて、そこで『殺し合いをしてもらう』とそう告げられた。
そして、そこにいた何の罪もなさそうな小さい女の子が頭を爆破されて殺された。
許せない、という義憤の感情がジョセフの体中を駆け巡っていた。
だがそう思った次の瞬間には、自分は見た事のない場所に放り出されていた。
ジョセフ・ジョースターはただただ困惑していた。
つい先ほどまで自分は、柱の男の一人であるワムウとの死闘に見事打ち勝ち、彼が風になっていくのを敬礼して見送っていた――そう、そのはずだったのに。
気づいたら見知らぬところにいて、そこで『殺し合いをしてもらう』とそう告げられた。
そして、そこにいた何の罪もなさそうな小さい女の子が頭を爆破されて殺された。
許せない、という義憤の感情がジョセフの体中を駆け巡っていた。
だがそう思った次の瞬間には、自分は見た事のない場所に放り出されていた。
「いったいどうなっちゃってるんだよこりゃ?」
もしかしたら夢かもしれないと思い頬をつねったが、それ相応の痛みを頬は返してきた。
もしかしたら夢かもしれないと思い頬をつねったが、それ相応の痛みを頬は返してきた。
「…しかし一体どういう事だろうねこりゃ、知らん名前ばっかりだ…あ、シュトロハイムいるじゃん。」
デイバックの中に入っていた参加者名簿の中に知った名前は共に戦ったシュトロハイムしかいなかった。
もっとも、『DIO』という文字を見た時に何故か首筋が疼いたようなそんな感覚を覚えたが気のせいだろうと思い考えない事にしていた。
デイバックの中に入っていた参加者名簿の中に知った名前は共に戦ったシュトロハイムしかいなかった。
もっとも、『DIO』という文字を見た時に何故か首筋が疼いたようなそんな感覚を覚えたが気のせいだろうと思い考えない事にしていた。
「ま、とりあえずこの爆弾をなんとかしなきゃなあ。」
ジョセフがまず考えた事は、仕掛けられた爆弾の解除の事であった。
先程の惨劇で、この爆弾がどのような威力をもっているかはこの目で確かに見届けた。
あんな事をやられたら波紋の戦士といえども一瞬でお陀仏だ。
そうなってしまう前に、なんとか解除しなくてはならない。
だがジョセフには解除する方法は思いつかなかった。
ジョセフがまず考えた事は、仕掛けられた爆弾の解除の事であった。
先程の惨劇で、この爆弾がどのような威力をもっているかはこの目で確かに見届けた。
あんな事をやられたら波紋の戦士といえども一瞬でお陀仏だ。
そうなってしまう前に、なんとか解除しなくてはならない。
だがジョセフには解除する方法は思いつかなかった。
「…ん~、シュトロハイムなら解除できるかな?」
ジョセフの頭に浮かぶ、ドイツ軍人。
常に不遜で威張っているが、悪い人間ではないとジョセフは思っている。
そんな彼ならきっと、「ナチスドイツの科学力は世界一ぃィィィ!」とかいいながらあっさり解除してしまうかもしれない。
なにせ自分の体すら魔改造してしまったほどの男だ。
案外ちょちょいのちょいで解除してしまうかもしれない。
ジョセフの頭に浮かぶ、ドイツ軍人。
常に不遜で威張っているが、悪い人間ではないとジョセフは思っている。
そんな彼ならきっと、「ナチスドイツの科学力は世界一ぃィィィ!」とかいいながらあっさり解除してしまうかもしれない。
なにせ自分の体すら魔改造してしまったほどの男だ。
案外ちょちょいのちょいで解除してしまうかもしれない。
問題は、どうやってシュトロハイムと合流するか、だ。
シュトロハイムが爆弾を解除できたとして、彼と合流しなければ爆弾の解除事態できない。
それじゃあ何の意味も持たない。
どうするか、ジョセフは考えた。
と、ジョセフは目の前に大きな建物がある事に気がついた。
それは病院だった。
ジョセフは自分の幸運に思わず小躍りしそうになった。
シュトロハイムが爆弾を解除できたとして、彼と合流しなければ爆弾の解除事態できない。
それじゃあ何の意味も持たない。
どうするか、ジョセフは考えた。
と、ジョセフは目の前に大きな建物がある事に気がついた。
それは病院だった。
ジョセフは自分の幸運に思わず小躍りしそうになった。
ジョセフは、シュトロハイムは恐らく殺し合いを止める為に文字通りあっちこっち走り回るだろうと考えていた。
しかしここは殺し合いの場だ。
元から殺し合いに乗っている人間がいるかもしれないし、殺しあえと言われて自暴自棄になって乗ってしまう人間だっているだろう。
そう言う相手と交戦すれば怪我を追う可能性だってある。
そうした場合人はどこに行くか…?
そう、病院だ。
シュトロハイム怪我する→病院行く→再会→爆弾解除。
この安直なれど悪くない考えに、ジョセフはホイホイと乗った。
しかしここは殺し合いの場だ。
元から殺し合いに乗っている人間がいるかもしれないし、殺しあえと言われて自暴自棄になって乗ってしまう人間だっているだろう。
そう言う相手と交戦すれば怪我を追う可能性だってある。
そうした場合人はどこに行くか…?
そう、病院だ。
シュトロハイム怪我する→病院行く→再会→爆弾解除。
この安直なれど悪くない考えに、ジョセフはホイホイと乗った。
そこで、出会ってしまった。
病院の前のベンチに腰掛ける、青いツナギを着た若い男に。
病院の前のベンチに腰掛ける、青いツナギを着た若い男に。
道下は、かつて阿部高和がそうしていたようにツナギを着てベンチに腰かけていた。
そこで彼は待っていたのだ…阿部高和を。
そこで彼は待っていたのだ…阿部高和を。
阿部さん、あなたはこんな気分だったんですね、あの時……
あの時、こうして僕を待っていたんですね…
こうしていれば、きっと会えますね……
あの時、こうして僕を待っていたんですね…
こうしていれば、きっと会えますね……
そう思っていた道下の前に現れたのは、195センチ97キロの――いい男だった。
道下は、苦悩した。
自分が愛しているのは阿部高和だ。
だがそんな自分は、目の前に現れたいい男に心ひかれている。
その逞しい肉体。
その精悍な顔立ち。
愛嬌がありながら、その奥に信念を湛えた強い瞳。
阿部高和にはないワイルドさに、道下の股間は熱くなっていた。
自分が愛しているのは阿部高和だ。
だがそんな自分は、目の前に現れたいい男に心ひかれている。
その逞しい肉体。
その精悍な顔立ち。
愛嬌がありながら、その奥に信念を湛えた強い瞳。
阿部高和にはないワイルドさに、道下の股間は熱くなっていた。
――阿部さん、僕はどうすればいいですか?
そう思った瞬間、道下は阿部の声を聞いた。
いや、実際には誰も何も言っていないのだが、道下は確かに頭でその声を聞いた。
いや、実際には誰も何も言っていないのだが、道下は確かに頭でその声を聞いた。
――いい男だと思ったら、俺ならこう言うぜ?道下…
そうだった。
あの時阿部さんはそうしたじゃないか。
あの時阿部さんはそうしたじゃないか。
付きものが落ちたようなすっきりした表情になっていく。
目の前の逞しい男は、怪訝そうな顔でじっとこちらを見つめている。
その男が何か言おうと口を開けるより早く、道下はツナギのホックを一気に下まで下げた………
目の前の逞しい男は、怪訝そうな顔でじっとこちらを見つめている。
その男が何か言おうと口を開けるより早く、道下はツナギのホックを一気に下まで下げた………
「やりませんか。」
「オーッ、ノォーッ!!!!」
ジョセフは断じてそっちの気はない。
それ以前に目の前の男がそっちの男だったなんて想像すらしていなかった。
完全に虚をつかれたジョセフの腕を、道下はしっかりと握っていた。
それ以前に目の前の男がそっちの男だったなんて想像すらしていなかった。
完全に虚をつかれたジョセフの腕を、道下はしっかりと握っていた。
「やりませんか?」
「な、何なんだオメーはよぉー!そう言うのは僕ちゃんお断りだコラ!」
「そんな事言っちゃって~、ほんとは好きなんじゃないですか?」
「んなわけあるかコラァー!」
「ま、あなた病院に用があったんでしょう?なら一緒に病院のベッドでしっぽりと行きませんか?」
「うるせー!ちょっと黙ってろ!!」
業を煮やしたジョセフは手を振り払うと指を道下のこめかみに押しあてた。
「な、何なんだオメーはよぉー!そう言うのは僕ちゃんお断りだコラ!」
「そんな事言っちゃって~、ほんとは好きなんじゃないですか?」
「んなわけあるかコラァー!」
「ま、あなた病院に用があったんでしょう?なら一緒に病院のベッドでしっぽりと行きませんか?」
「うるせー!ちょっと黙ってろ!!」
業を煮やしたジョセフは手を振り払うと指を道下のこめかみに押しあてた。
「波紋疾走(オーバードライブ)!!」
道下の頭に電流にも似た衝撃が走る。
その未知の感覚に道下は恍惚の表情を浮かべながら気絶した。
その未知の感覚に道下は恍惚の表情を浮かべながら気絶した。
「…一体何なんだこいつ……」
恍惚の表情を浮かべ、一物を丸出しにして倒れ伏す道下をジョセフは呆れ顔で見ていた。
殺し合いに乗っているとはジョセフには思えなかったが、どうも一緒に行動するのは危険だとも思っていた。
だがこいつをこのまま放置するのも気が引ける。
ジョセフはいやいやながらも道下を担ぎ、病院へと入って行った。
恍惚の表情を浮かべ、一物を丸出しにして倒れ伏す道下をジョセフは呆れ顔で見ていた。
殺し合いに乗っているとはジョセフには思えなかったが、どうも一緒に行動するのは危険だとも思っていた。
だがこいつをこのまま放置するのも気が引ける。
ジョセフはいやいやながらも道下を担ぎ、病院へと入って行った。
…ジョセフは思った。
もし自分に娘が出来たとしても、日本人とだけは結婚させまいと。
もし自分に娘が出来たとしても、日本人とだけは結婚させまいと。
【A-5総合病院/1日目・深夜】
【ジョセフ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康、冷や汗
【装備】なし
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~2
【思考】
基本:殺し合いから脱出したい
1:病院にてシュトロハイムを待つ
2:こいつ(道下)どうしよう
3:シュトロハイムと合流したら、爆弾を解除してもらう
【備考】風になったワムウに敬礼をした直後からの参戦。傷は治ってます。
【ジョセフ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康、冷や汗
【装備】なし
【持ち物】支給品一式、不明支給品1~2
【思考】
基本:殺し合いから脱出したい
1:病院にてシュトロハイムを待つ
2:こいつ(道下)どうしよう
3:シュトロハイムと合流したら、爆弾を解除してもらう
【備考】風になったワムウに敬礼をした直後からの参戦。傷は治ってます。
【道下正樹@くそみそテクニック】
【状態】気絶中、一物丸だし
【装備】阿部さんのツナギ@くそみそテクニック
【持ち物】支給品一式、不明支給品0~1
【思考】
基本:阿部さんに会いたい
1:阿部さんを探したい
2:いい男(ジョセフ)ともやりたい
3:ビリビリ……気持ちいいかも……
【備考】本編終了後からの参戦
【状態】気絶中、一物丸だし
【装備】阿部さんのツナギ@くそみそテクニック
【持ち物】支給品一式、不明支給品0~1
【思考】
基本:阿部さんに会いたい
1:阿部さんを探したい
2:いい男(ジョセフ)ともやりたい
3:ビリビリ……気持ちいいかも……
【備考】本編終了後からの参戦
時系列順で読む
投下順で読む
キャラを追って読む
| 行動開始 | 道下正樹 | 時をかけた男 |
| 行動開始 | ジョセフ・ジョースター |