Restart ◆v8O5xyO8Go
真円を描く月はほんのりと夜空を照らしているが、辺りは暗い。
おおよそ民家には明りが灯っておらず、あるのは街灯の光だけだったからだ。
そして人の、いや、生物の気配すらそこには感じられない。
自分以外に誰がいるのか。花京院典明は途方に暮れながら周囲の様子を窺っていた。
おおよそ民家には明りが灯っておらず、あるのは街灯の光だけだったからだ。
そして人の、いや、生物の気配すらそこには感じられない。
自分以外に誰がいるのか。花京院典明は途方に暮れながら周囲の様子を窺っていた。
(っ……この状況…………)
彼はこの状況にどう対応すべきか考えを決めかねていた。
咄嗟に考えたのは、何故ここに参加させられたかだ。
紅海で女教皇(ハイプリエステス)を撃破し、ようやくエジプトに到着した辺りのところで意識が朦朧となり
気付けばああして殺し合いの説明を聴かされていた。
DIOの手下のスタンド攻撃によるものか。
しかしその考えは、会場に飛ばされた後自身の持ち物を確認した時に捨てざるを得なかった。
なぜならばDIOもまた参加者の一人だったからだ。
咄嗟に考えたのは、何故ここに参加させられたかだ。
紅海で女教皇(ハイプリエステス)を撃破し、ようやくエジプトに到着した辺りのところで意識が朦朧となり
気付けばああして殺し合いの説明を聴かされていた。
DIOの手下のスタンド攻撃によるものか。
しかしその考えは、会場に飛ばされた後自身の持ち物を確認した時に捨てざるを得なかった。
なぜならばDIOもまた参加者の一人だったからだ。
だからと言って状況が好転したわけではない。
おそらく花京院がどう動こうとも、殆どの確率でDIOとの対立は避けられないだろう。
ましてや殺し合いという状況ならば。
おそらく花京院がどう動こうとも、殆どの確率でDIOとの対立は避けられないだろう。
ましてや殺し合いという状況ならば。
とある民家の庭先に潜み、花京院は自らのスタンド『法王の緑(ハイエロファントグリーン)』を出現させる。
遠距離操作型であるこのスタンドはその姿を細長くすることで周囲の索敵を行ったりすることができる。
なによりスタンドの姿はスタンド使いには見えない。この点は重宝できると言っていいだろう。
しかし油断はできない。あの体育館にいた数々の人間もまた、彼と同じように異能力を持っていたのだから。
殺された修道服の少女、そして平戸ロイヤルにくってかかった少女だけでなく、他の幾人かも『何か』を行使しようとする
雰囲気が感じられた。尤も、それがスタンド能力だと彼も断定はできなかったが。
だがしかしスタンド能力者はDIOに限らずいる筈だと判断できた。そのため迂闊に法王の緑を広げると不意打ちを食らう可能性は
充分にある。まだ状況整理がなっていない以上、慎重にならなければならないのは確実と言えるだろう。
遠距離操作型であるこのスタンドはその姿を細長くすることで周囲の索敵を行ったりすることができる。
なによりスタンドの姿はスタンド使いには見えない。この点は重宝できると言っていいだろう。
しかし油断はできない。あの体育館にいた数々の人間もまた、彼と同じように異能力を持っていたのだから。
殺された修道服の少女、そして平戸ロイヤルにくってかかった少女だけでなく、他の幾人かも『何か』を行使しようとする
雰囲気が感じられた。尤も、それがスタンド能力だと彼も断定はできなかったが。
だがしかしスタンド能力者はDIOに限らずいる筈だと判断できた。そのため迂闊に法王の緑を広げると不意打ちを食らう可能性は
充分にある。まだ状況整理がなっていない以上、慎重にならなければならないのは確実と言えるだろう。
(む……誰かいるみたいだな)
薄暗いため顔はよくわからない。
しかし服は白衣で、男であるということはスタンドの目を通じて確認できる。
ここでアプローチをかけるべきか、花京院は迷った。
そもそもこういった殺し合いの場で見知らぬ他人と行動すべきなのだろうか?
彼が唯一の知り合いとしてジョセフ・ジョースターを名簿から見つけることができたが(あってほしくないことだったが)
それ以外の人間と関わるのは、戦闘になる危険性も孕んでいるのだ。
しかし服は白衣で、男であるということはスタンドの目を通じて確認できる。
ここでアプローチをかけるべきか、花京院は迷った。
そもそもこういった殺し合いの場で見知らぬ他人と行動すべきなのだろうか?
彼が唯一の知り合いとしてジョセフ・ジョースターを名簿から見つけることができたが(あってほしくないことだったが)
それ以外の人間と関わるのは、戦闘になる危険性も孕んでいるのだ。
スタンドがあればある程度の敵には対処できるだろう。
だがその認識では甘いことを花京院も承知している。
彼に支給された武器はグルカナイフ。だがこれ以上の武器、例えばサブマシンガンなどを支給されているとするならば。
あくまでも彼はスタンドを持つ以外は生身の人間であり、銃弾に当たればダメージを受けるし、死にもする。
それはいつもと変わらない。生命の危機にさらされる戦闘も何度もしている。
ただ違うのは、周りの殆どが敵となりうる可能性を有していることだけだ。
だがその認識では甘いことを花京院も承知している。
彼に支給された武器はグルカナイフ。だがこれ以上の武器、例えばサブマシンガンなどを支給されているとするならば。
あくまでも彼はスタンドを持つ以外は生身の人間であり、銃弾に当たればダメージを受けるし、死にもする。
それはいつもと変わらない。生命の危機にさらされる戦闘も何度もしている。
ただ違うのは、周りの殆どが敵となりうる可能性を有していることだけだ。
それでも花京院は考える。
あの体育館で平戸ロイヤルに立ち向かおうとした者達がいたことからわかるように、殺し合いに乗ることに反対する者は
たくさんいる筈だ。彼らに出会い、協力すれば当面の危機は脱せるのではないか。
そして現状に立ち向かうこともできるのではないだろうか。
希望的観測だが、何もしないよりはましだった。
少なくとも彼は戦う力を持っている。それだけで充分だと言えるだろう。
あの体育館で平戸ロイヤルに立ち向かおうとした者達がいたことからわかるように、殺し合いに乗ることに反対する者は
たくさんいる筈だ。彼らに出会い、協力すれば当面の危機は脱せるのではないか。
そして現状に立ち向かうこともできるのではないだろうか。
希望的観測だが、何もしないよりはましだった。
少なくとも彼は戦う力を持っている。それだけで充分だと言えるだろう。
「何だテメエ?」
花京院が動き出そうとしたのと、その声が聞こえたのは同時だった。
斜向かいの家から微かに聞こえてきた男の声。そこは、花京院が『法王の緑』で探りを入れていた場所であり、彼が発見した
何者かがいた場所でもあった。つまり声を発したのはそいつに他ならず―――
斜向かいの家から微かに聞こえてきた男の声。そこは、花京院が『法王の緑』で探りを入れていた場所であり、彼が発見した
何者かがいた場所でもあった。つまり声を発したのはそいつに他ならず―――
一発の銃声がほぼ同時に響いた。
「ぐっ……!?」
驚きと痛みに花京院は声を漏らす。
彼の左頬からは赤い血がブツッと噴出した。
彼自身は直接ダメージを受けていない。これはスタンドがダメージを受けたことによるものだ。
スタンドが受けたダメージはスタンド使い本人にも反映される。この法則は殺戮の会場でも変わりない。
彼の左頬からは赤い血がブツッと噴出した。
彼自身は直接ダメージを受けていない。これはスタンドがダメージを受けたことによるものだ。
スタンドが受けたダメージはスタンド使い本人にも反映される。この法則は殺戮の会場でも変わりない。
男の声がした時に引っ込め始めていたスタンドを花京院は自身の傍に配置させる。
『法王の緑』も彼と同じく左の頬が削れていた。
『法王の緑』も彼と同じく左の頬が削れていた。
「……スタンド使いか」
スタンドはスタンド使いにしか見えない。
スタンドはスタンドでしか倒せない。
この常識でもあり法則でもある事象を、花京院は揺るぎないものだと思っていた。
だから相手をスタンド使いと思うのは自然なことだ。それが捻じ曲げられていることなど、露知らず。
スタンドはスタンドでしか倒せない。
この常識でもあり法則でもある事象を、花京院は揺るぎないものだと思っていた。
だから相手をスタンド使いと思うのは自然なことだ。それが捻じ曲げられていることなど、露知らず。
ここで戦うことも、逃げることも容易い。
しかし相手が攻撃してきたのは花京院のスタンドが迫ってきた所為でもあるかもしれないのだ。
相手が危険人物であっても、いまならまだ何らかの情報を訊きだすことができるかもしれない。
近づいてくる気配がないと判断し、花京院は声を上げた。
しかし相手が攻撃してきたのは花京院のスタンドが迫ってきた所為でもあるかもしれないのだ。
相手が危険人物であっても、いまならまだ何らかの情報を訊きだすことができるかもしれない。
近づいてくる気配がないと判断し、花京院は声を上げた。
「待ってくれ、僕は殺し合いをするつもりはない!」
反応は返って来なかった。
まあ一言で信じる者はいないだろう。
不意に気付かれた場合はこういう弊害があると、彼は実感した。
まあ一言で信じる者はいないだろう。
不意に気付かれた場合はこういう弊害があると、彼は実感した。
この時点ですでに膠着状態。
相手の手が全く分からない状況では、うっかり会話をすることもできない。
相手の手が全く分からない状況では、うっかり会話をすることもできない。
(念のため結界を張っておくか? だが相手の能力によっては無意味な可能性もありそうだ)
ここでの最善の手は、おそらく戦闘離脱だろう。
逃げておけば花京院が傷つくことはない。だがそれは本性のわからない者を放置することにもなる。
もしそいつが殺し合いに乗るような殺人鬼ならば、到底見過ごすことは叶わない。
花京院の性格として、その考えは自然だった。
逃げておけば花京院が傷つくことはない。だがそれは本性のわからない者を放置することにもなる。
もしそいつが殺し合いに乗るような殺人鬼ならば、到底見過ごすことは叶わない。
花京院の性格として、その考えは自然だった。
だがまだ動けない。
そうして緊張が数分は続いただろうか。
もう動き出すしかない。そう花京院が思ったとき、再び銃声が鳴り響いた。
そうして緊張が数分は続いただろうか。
もう動き出すしかない。そう花京院が思ったとき、再び銃声が鳴り響いた。
「!?」
それは花京院に向けて放たれたものではない。
彼の驚きを蚊帳の外に、塀と道路越しに物語は勝手に展開されていた。
]
彼の驚きを蚊帳の外に、塀と道路越しに物語は勝手に展開されていた。
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「なっ……テメエ!!」
さらに2発。だがそれで終わりにはならない。
『痛いなぁ。死んだらどうするんだい?』
「ハッ……じゃあ殺し―――ア"ぁっ!!」
肉の避ける音がして、そこで声は途切れた。
鈍い叫び声を上げたのは『法王の緑』を撃った男。
もう一方は、少年と思われる声だった。
鈍い叫び声を上げたのは『法王の緑』を撃った男。
もう一方は、少年と思われる声だった。
ただ事ではない。
今まで動けなかった花京院は、そこでようやく道路に飛び出た。
事の真相を確認するために。
道路を横断し、その家に向かう。
法王の緑を引き連れながら、彼はその光景を目の当たりにした。
今まで動けなかった花京院は、そこでようやく道路に飛び出た。
事の真相を確認するために。
道路を横断し、その家に向かう。
法王の緑を引き連れながら、彼はその光景を目の当たりにした。
シンプルに言えば、螺子というには巨大すぎる杭を体に突き刺された不良の様な白衣の男を、一見無害そうな少年が棒立ちになって
その様子を見ていた。血塗れになり、手にはこれまた巨大な螺子を一本手に持って。
どちらが被害者で、加害者かは明白だった。
その様子を見ていた。血塗れになり、手にはこれまた巨大な螺子を一本手に持って。
どちらが被害者で、加害者かは明白だった。
「ッ――――エメラルドスプラッシュ!!」
躊躇いは殆ど無かった。
ここで迷っていてはこちらがやられてしまう。
少年の無邪気そうな顔は、そう思わせるほどあまりにも悍ましかった。
ここで迷っていてはこちらがやられてしまう。
少年の無邪気そうな顔は、そう思わせるほどあまりにも悍ましかった。
猛烈に射出される無数の宝石状の弾を少年は無抵抗に受け止め、砂利のように吹き飛ばされる。
着ていた学生服はボロ雑巾のようになり、そのまま家の壁に叩きつけられた。
起き上れるようなダメージではない筈だ。花京院はそれだけのダメージを与えたと自覚していた。
殺しはしなかったが。
着ていた学生服はボロ雑巾のようになり、そのまま家の壁に叩きつけられた。
起き上れるようなダメージではない筈だ。花京院はそれだけのダメージを与えたと自覚していた。
殺しはしなかったが。
花京院はすぐに横たわった男に駆け寄る。
人相がいいとはお世辞にも言えないその男は、みかけのダメージの悲惨さの割には生きていた。
気絶しており、右腕と左太腿に螺子が刺さったままになっている。このまま放っておけば死ぬことは間違いなく、治療するには支給品の
応急処置セットでは明らかに足りそうにない。
人相がいいとはお世辞にも言えないその男は、みかけのダメージの悲惨さの割には生きていた。
気絶しており、右腕と左太腿に螺子が刺さったままになっている。このまま放っておけば死ぬことは間違いなく、治療するには支給品の
応急処置セットでは明らかに足りそうにない。
「病院は……ここから近かったか」
現在位置は確かB-6だった。
男一人を運ぶにはなかなか骨が折れそうだが(状況的にも体力的にも)このまま見捨てるのは少々忍びなかった。
男一人を運ぶにはなかなか骨が折れそうだが(状況的にも体力的にも)このまま見捨てるのは少々忍びなかった。
(いろいろ訊きたいこともあるしな。持ち物は僕が持っていた方が良さそうだ)
『非道いな。僕は連れて行ってくれないの?』
有り得ない。
声がした方を向くまでもなく、その事実を理解し、否定せざるを得なかった。
少年が、傷一つなく立っている。学生服も、髪も、皮膚も、全くの乱れが無い。
エメラルドスプラッシュに撃たれたことなど無かったかのように―――。
声がした方を向くまでもなく、その事実を理解し、否定せざるを得なかった。
少年が、傷一つなく立っている。学生服も、髪も、皮膚も、全くの乱れが無い。
エメラルドスプラッシュに撃たれたことなど無かったかのように―――。
『僕は悪くないぜ。だって、最初に撃って来たのはそいつなんだから』
口元に微笑みを湛えながら少年はそう言う。
『助ける気はあるかい?』
確かに、と花京院は思ってしまった。
さっきの声のやり取りを鑑みるに白衣の男が先に手を出したのは間違いないだろう。
だが少年に撃たれた痕はなく、全く健全だった。
その事実が、男に対する自分の揺らぎを自覚させないでいたのだ。
さっきの声のやり取りを鑑みるに白衣の男が先に手を出したのは間違いないだろう。
だが少年に撃たれた痕はなく、全く健全だった。
その事実が、男に対する自分の揺らぎを自覚させないでいたのだ。
花京院は沈黙する。
この状況をどう切り抜けるか、考えが思いつかないでいた。
少年の存在はスタンド能力とかといったものとは何か違う異質さを感じさせている。
その得体のしれないものに対する恐怖感が、咄嗟の判断を鈍らせた。
この状況をどう切り抜けるか、考えが思いつかないでいた。
少年の存在はスタンド能力とかといったものとは何か違う異質さを感じさせている。
その得体のしれないものに対する恐怖感が、咄嗟の判断を鈍らせた。
少年は手にしていた螺子を花京院に向けて突進する。
すぐさま『法王の緑』で少年を拘束するがギリギリ花京院の左肩に螺子が捻じ込まれてしまった。
元々5mは離れていた距離を、少年は突撃する前に何気ない風に歩いて距離を少し詰めていたのだ。
少年の異質さと言動に気を取られた花京院がスタンドを出しておきながら防げなかったのはある意味無理からぬことでもあった。
すぐさま『法王の緑』で少年を拘束するがギリギリ花京院の左肩に螺子が捻じ込まれてしまった。
元々5mは離れていた距離を、少年は突撃する前に何気ない風に歩いて距離を少し詰めていたのだ。
少年の異質さと言動に気を取られた花京院がスタンドを出しておきながら防げなかったのはある意味無理からぬことでもあった。
左肩を塀に磔られた花京院は痛みに顔を歪める。
だが少年の拘束は緩めない。これ以上の締め付けは出来そうになかったが。
しかしそれでも甘かった。彼はすぐに、少年と距離を離すべきだったのだ。
だが少年の拘束は緩めない。これ以上の締め付けは出来そうになかったが。
しかしそれでも甘かった。彼はすぐに、少年と距離を離すべきだったのだ。
『君の記憶を虚構ったことにしてあげるよ。それで御相子にしようぜ。殺すのも殺されるのも面倒だし』
少年は同時にそう言って花京院の頭に触れた。
わけのわからぬまま、花京院は最後までその意味を理解できないでいた。
わけのわからぬまま、花京院は最後までその意味を理解できないでいた。
◆◆◆
「―――――はっ!?」
花京院は、はっと目を覚ましたような感じがした。
辺りを見回してみれば見知らぬ場所。空には月が輝いている。
辺りを見回してみれば見知らぬ場所。空には月が輝いている。
(そうか……ここが会場というわけか)
花京院の記憶は、完全に無くなっていはいなかった。
殺し合いの説明を体育館で受け、会場に飛ばされる直前までの記憶は残っていたのだ。
しかしそれ以降はさっぱり覚えていない。
殺し合いの説明を体育館で受け、会場に飛ばされる直前までの記憶は残っていたのだ。
しかしそれ以降はさっぱり覚えていない。
ふと、彼は自分の足元を見ると白衣の男が横たわっているのが分かった。
外傷はない。だが、気を失っているようだ。
外傷はない。だが、気を失っているようだ。
「大丈夫ですか?」
返事はない。
花京院は、とりあえず男を安全な場所に運ぼうと思った。
しかしふと、自分の左頬に違和感があることに気付く。
花京院は、とりあえず男を安全な場所に運ぼうと思った。
しかしふと、自分の左頬に違和感があることに気付く。
「……?」
触れてみると、左手には血がべっとりとついていた。
◆◆◆
『やれやれ、銃声が気になってうっかり出てみればこれだよ』
少年――球磨川禊は何事もなかったかのように夜の闇に紛れながら歩いている。
花京院と男の記憶を消し、武器以外の支給品を奪ったあとは意気揚々と立ち去った。
彼の先ほどの行動はある意味自分の過負荷『大嘘憑き』がどの程度制限されているのか確認したかったからと言ってもいい。
ルールブックから幾人かの能力には制限がかけられていることを知った彼は、それを試したのだ。
結果としては一度能力を使用すると彼の時間間隔で約6秒経たないと再度使用ができない、程度のものだった。
しかし彼が気付いていないことはまだある。それは彼にとって今後致命的になるかもしれないことだった。
花京院と男の記憶を消し、武器以外の支給品を奪ったあとは意気揚々と立ち去った。
彼の先ほどの行動はある意味自分の過負荷『大嘘憑き』がどの程度制限されているのか確認したかったからと言ってもいい。
ルールブックから幾人かの能力には制限がかけられていることを知った彼は、それを試したのだ。
結果としては一度能力を使用すると彼の時間間隔で約6秒経たないと再度使用ができない、程度のものだった。
しかし彼が気付いていないことはまだある。それは彼にとって今後致命的になるかもしれないことだった。
殺し合いをしろと言われた。
しかしそのままホイホイ乗る気にはなれない。
選挙の最中に横槍を入れられたのは気に食わなかったし、なにより平戸ロイヤルの口から出た名前が気にかかったからだ。
しかしそのままホイホイ乗る気にはなれない。
選挙の最中に横槍を入れられたのは気に食わなかったし、なにより平戸ロイヤルの口から出た名前が気にかかったからだ。
――――安心院なじみ。
戦挙終了後まで台頭してくることは無いだろうと思われたその存在。
戦挙終了後まで台頭してくることは無いだろうと思われたその存在。
『まぁ、ともかく皆を探さないとな。めだかちゃんは……その時考えればいいか』
今はまだ動く時ではない。
彼はとりあえず、過負荷(なかま)を探すことにした。
彼はとりあえず、過負荷(なかま)を探すことにした。
【B-6北部・住宅街/1日目・深夜】
【球磨川禊@めだかボックス】
【状態】
【装備】学生服
【持ち物】支給品一式×3、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:『殺し合いには今の所は乗らない』
1:江迎と志布志を探す。
2:黒神めだかに対しては……。
3:安心院なじみの名が平戸の口から出たことに驚き
「備考」
※自身の能力『大嘘憑き』の制限に関しては完全に把握していません。
※参戦時期は生徒会総戦挙会計戦後です。
※花京院のスタンドを見ました。
※大嘘憑きの制限について
・制限一覧に記載されている事項+一度使用すると再度使用に約6秒
・球磨川が与えたダメージは無かったことにできる
・他の参加者の何か(能力や記憶)等を無かったことにできるのは6時間だけ
【状態】
【装備】学生服
【持ち物】支給品一式×3、ランダム支給品1~3
【思考】
基本:『殺し合いには今の所は乗らない』
1:江迎と志布志を探す。
2:黒神めだかに対しては……。
3:安心院なじみの名が平戸の口から出たことに驚き
「備考」
※自身の能力『大嘘憑き』の制限に関しては完全に把握していません。
※参戦時期は生徒会総戦挙会計戦後です。
※花京院のスタンドを見ました。
※大嘘憑きの制限について
・制限一覧に記載されている事項+一度使用すると再度使用に約6秒
・球磨川が与えたダメージは無かったことにできる
・他の参加者の何か(能力や記憶)等を無かったことにできるのは6時間だけ
【B-6北東部・住宅街】
【花京院典明@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】 記憶を一部喪失(6時間後に復活)、左頬から出血(擦過傷)
【装備】学ラン
【持ち物】グルカナイフ
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:男(木原)を 安全な場所に運ぶ
2:……??
「備考」
※参戦時期は女教皇戦後です。
※会場に来てから今までのことは何も覚えていません。
【状態】 記憶を一部喪失(6時間後に復活)、左頬から出血(擦過傷)
【装備】学ラン
【持ち物】グルカナイフ
【思考】
基本:殺し合いには乗らない
1:男(木原)を 安全な場所に運ぶ
2:……??
「備考」
※参戦時期は女教皇戦後です。
※会場に来てから今までのことは何も覚えていません。
【木原数多@とある魔術の禁書目録】
【状態】 記憶を一部喪失(6時間後に復活)
【装備】白衣
【持ち物】ベレッタM8000(11/15)、ランダム支給品×1(武器)
【思考】
基本:???
1: ??
「備考」
※打ち止め誘拐前からの参戦です。
※会場に来てから今までのことは何も覚えていません。
【状態】 記憶を一部喪失(6時間後に復活)
【装備】白衣
【持ち物】ベレッタM8000(11/15)、ランダム支給品×1(武器)
【思考】
基本:???
1: ??
「備考」
※打ち止め誘拐前からの参戦です。
※会場に来てから今までのことは何も覚えていません。
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| 行動開始 | 球磨川禊 | [[『大嘘憑き』VS『幻想殺し』(前篇)] |
| 行動開始 | 花京院典明 | 時をかけた男 |
| 行動開始 | 木原数多 |