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DPその2 その5 - (2007/02/04 (日) 21:06:16) の編集履歴(バックアップ)



のびたが目を覚ましたのはそれからまもなくのことだった。
ドラ「のびた君、安静にしてたほうがいいよ、君は負け続けて
ストレスが溜まってるんだ。」
のび「ジャイアンにあんな負け方したらじっとしてられないよ。早速だけど
今ジャイアンはどこにいると思う?」
ドラ「知らないよ。それに、悪いけど君のポケモンじゃジャイアンには勝てないよ。
もっと強くしなくちゃ。」
のび「分かった・・・そうする・・」
かくしてのびたとドラえもんは次のジムを目指すことにした。
だが、のびたが自転車に乗れないせいで2人は一路、
テンガン山に向かうことになった。

テンガン山内部
のび「ここを抜ければヨスガシティだよねー!」
ドラ「うん・・そうなんだけど、それにはちょっと長い洞窟を
抜けなきゃいけないんだ。」
のび「構わないよ。ぼくだって金銀の『つながりのどうくつ』を抜けられたし。」
のびたの自信と逆にドラえもんには不安がよぎる。つながりのどうくつって
ほぼ1本道だったような・・・
だがその瞬間、ドラえもんの前に黄金色のポケモンが姿を現した。



ドラ「り・・・リーシャン・・・!!何て愛らしいポケモンなんだ!!」
ドラえもんはマッハでボールを投げた。
のび「なぜにヒールボール?」
のびたの素朴な疑問もドラえもんには聞こえていない。ただただ捕まえたリーシャンに
愛を注いでいた。
ドラ「ああ、金色に輝くその体!美しい紅白の綱!そして何より!!
その体を揺すると流れ出るメロディ!!
どれを取っても最高!まさにぼくのためにいるようなポケモンではないか!!!」
のび「どうしちゃったんだドラえもん。」
ドラ「はっ!すまないのびたくん。ぼくとしたことがついリーシャンの美しさに
見とれて・・・それでは参ろうか。」
のび「(ウザ・・・)う・・・うん!行こう!」

のびたとドラえもんは洞窟を進んでいったが、急にどこからか冷たい風が吹いてきた。
ドラ「さ・・・さぶい、のびたくん、ちゃんとマップの指す方向どおりに進んだの?」
のび「え?ぼくが?マップを見とくのはドラえもんの仕事だったじゃないか。」
ドラ「そうだったっけ?リーシャンを見てて忘れてたよ。」
行く手に出口が見えた。
のび「マップを見てないのか・・・ならあそこの出口はどこに繋がっているの?」
ドラ「ハクタイ側から入って行きつくところは、207番道路、カンナギタウン、
216番道路・・・」
まさか・・・嫌な予感を振り払い、二人は出口を抜けた。



206番道路
ジャ「ギャハハハハハ!!のびたの奴、『ぼくだけの力で』とかいってやがった!
ドラえもんに頼らないと何も出来ない貧弱野郎が・・・あー腹いてえw」
のびたのポケモンを倒し、更にレベルアップしたジャイアンはあの山男にも
勝てそうな気がしていた。
ジャ「俺のバッジはまだ1個か、それにしても汚れてるな。」
自分のトレーナーカードのバッジが黒ずんでいることに気が付いたジャイアンは
とりあえずバッジを擦ってみた。
ジャ「おお、何かキュコキュコ音がするぞ。でも全然きれいにならないな・・・・・・」
ジャイアンは泥だらけで冒険しているからバッジも汚いのだが、
そんなことも構わずジャイアンは擦り続ける。
ジャ「うおおおおおお!!」
ジャイアンの腕がこうそくいどうする。(ちなみに彼はこの手つきで
DSのタッチ画面を使えなくしたこともある)
そして・・・

カキン!

バッジがトレーナーカードから外れ、地面を転がっていった。
次の瞬間、バッジは一瞬だけ宙に浮き、206番道路を横切る川に飲み込まれてしまった。
ジャ「コールバッジが・・・」
ジャイアンは余りのことに呆然と立ち尽くすことしか出来なかった。


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