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ドラーモン作大長編 その5 - (2006/12/09 (土) 09:46:07) のソース

トウカシティ。

スネ夫はトウカジムに挑戦している。
このジムのジムリーダー、センリの持つポケモンはノーマルタイプ。
その前にスネ夫は各部屋に待ち構えるトレーナーを撃破して回っていた。

最奥の部屋では一人の男が立っていた。
「私のジムへよく来たな。リーダーのセンリだ」
スネ夫がいやらしい笑みを浮かべる。
「あんたを倒せばボクはまた強くなれるんだ、早く戦おうよ」
「私を踏み台にしようというのか、できるものならやってみるがいい!」
スネ夫とセンリは互いにボールを放った。

まずはジュプトル対パッチール。
しかし、その決着はいきなりついてしまった。
「ジュプトル、リーフブレードだ!」
その一撃はパッチールをあっさり倒してしまう。
スネ夫はここのトレーナー相手にジュプトルの経験稼ぎをしていたのだ。
その戦闘力にまかせてヤルキモノ、マッスグマも苦もなく一撃で倒してしまう。
「ふふん、ボクにかなうわけないじゃん」
スネ夫は完全に調子に乗っている。
センリは苦い顔をしながら最後のポケモンを繰り出した。

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センリ最後のポケモン、それは……
「ひぃ、ジャイアン!」
ジャイアンではない、ケッキングだ。
しかしジャイアンに対して負い目のあるスネ夫はケッキングにジャイアンを重ねてしまったのだ。
「うわあああ!だずげでぇぇぇぇぇっ!」
ケッキングの巨体の前にスネ夫は腰を抜かし、その股間からは温かいものが流れ出る。
「ああ……あああ……ボクを守れ、守るんだ」
スネ夫の名を受け、ジュプトルはケッキングに襲い掛かった。

その後、放心状態のスネ夫を尻目にジュプトルはケッキングを撃破し、この戦いはスネ夫の勝ちとなる。
しかし名誉なはずのバッジ贈呈を下半身を濡らしたままで受けることになってしまったスネ夫。
「あー、まぁ何だ、気にするな少年。濡らした床は私たちで掃除しておくから」
センリの生暖かい励ましに唇を噛み締めながら去っていくスネ夫だった。

と、それだけで済むはずはない。
ジムのトレーナー全員に高飛車な態度をとっていたスネ夫は、ジムを出るまでの数部屋で倒してきたトレーナー達の好奇と蔑みを受けるのである。

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113番道路。
ドラえもんとしずかは炎の抜け道を通りハジツゲタウンに行ったのだがそこにはジムはなかった。
仕方なく来た道を戻ることになった二人。
「また灰の中を通らなくちゃならないの?」
「仕方ないよ、しずかちゃん」
女の子のしずかは降りしきる灰の中を進むのは嫌らしい。
「けどさ、次のジムがあるフエンタウンには温泉があるって聞いたよ」
その言葉でお風呂大好きなしずかは顔を輝かせる。
そんな二人の周囲に突然灰混じりの突風が吹き荒れた。
「うわぁ~~」
「きゃ~~」
巻き上げられた灰の中から人間ほどの大きさがある怪鳥が姿を現す。
「ど、ドラちゃん…これもポケモンなの?」
「そ、そうみたい」
どうやらかなり気が立ってるようだ、このままでは危険かもしれない。
「ヤミラミ、ボクらを助けて!」
ドラえもんのヤミラミはナイトヘッドで攻撃する。
「当たった!」
しかしその鳥は巨体に似合わない動きで高速移動し、ヤミラミをつついてくる。
ヤミラミは敵の攻撃を見切り、ナイトヘッドで応戦する。
しかし劣勢は明らかだ。
「このっ、捕まえてやる!」
ドラえもんはモンスターボールを投げるが、かなりのダメージを受けているにも関わらずその鳥はボールから出てしまう。
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