Iannis Xenakisはギリシャの作曲家。
概要
1922年生まれ。
大学では数学と建築を学んだ。建築についてはLe Corbusierの弟子として学び、ブリュッセル万国博覧会のフィリップス館の建築に携わったことでも有名である。
大学では数学と建築を学んだ。建築についてはLe Corbusierの弟子として学び、ブリュッセル万国博覧会のフィリップス館の建築に携わったことでも有名である。
音楽はOlivier Messiaenの下で学んだ。その際Messiaenに言われた「君は数学を知っている。なぜそれを作曲に応用しないのか?」という台詞は彼のキャリアに大きな影響を与え、数理的な手法を用いた作曲で知られるようになる。
数式に基づくXenakisの厳格な作曲法は、Messiaenのトータルセリエリズムをさらに発展させたものとみることができるかもしれない。
作風
- 数学・物理学を応用した作曲
大学で学んだ確率論・集合論・物理学などを応用した作曲法を展開した。コンピュータの導入にも積極的で、グラフで書いた図形譜を演奏できるシステムUPICを開発した。
- ギリシャ音楽
数理的な作曲法のインパクトのせいかあまり注目されないが、ギリシャ民謡的な発想・韻律は彼の作品でしばしば見られる。
代表的な楽曲
メタスシス
ピソプラクタ
ブラウン運動などを応用している。
関連話題
- ノイズ・ミュージック・・・「厳格な規則を持ったクラスター」という発想はノイズ・ミュージックに影響を与えている