図形譜は楽譜の形式の一つ。図形を用いて描かれた楽譜。五線譜に縛られないことも多い。
概要
ノイズ・ミュージックの生みの親としても知られるLuigi Russoloの手による、騒音楽器Intonarumoriのための楽譜は五線譜上の線のみで書かれている。これが、図形を使って楽譜を作成した最も早い例と言われている。
Enharmonic Notation for Intonarumori

Enharmonic Notation for Intonarumori
その後1950年代ごろにJohn Cageなどのアメリカの現代音楽家が使用しはじめて以降、現代音楽でよく使われる手法となった。
演奏せずともそれ自体の視覚的面白さがあるため、図形楽譜はビジュアルアートとして扱われることも少なくない。
代表的な楽曲
Hans-Christoph Steiner "Solitude"

Brian Eno "Ambient1: Music For Airport"
