Nox Occulta

コラム

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  • 錬金術師たちは、「賢者の石」という言葉の代わりに「アゾート」という言葉を用いることもあった。「……賢者の石は「アゾート」Azothという語で示されるが、これは、どのアルファベットでも等しく最初にくる文字(A)に、ラテン語・ギリシャ語・ヘブライ語のそれぞれ最後の文字を加えて作られたものである――その意味するところは、賢者の石があらゆる物体のはじめであり終わりである、ということである」*1。すると、これはたまに見かけるように「アゾット」と読むのではなくて、有田忠郎が訳したように「アゾート」と読むべきなのかねえ。何故と言って、ギリシャ語の最後の文字は"Ω"〈オーメガ〉なのだから。--manthano
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注釈

*1 セルジュ・ユタン(著)、有田忠郎(訳)『錬金術』isbn:4-560-05525-4、p.39。