イクス・ヴェーラ

T`iRse s/qh YtMic VeSay,
T`iRse s/qh EcRut FsNeik, T`iRse s/qh RgIad GsReTue.

< 其 は 神 よ り の 使 者 、 其 は 創 ら れ し 生 贄 、 其 は 大 い な る 歌 い 手 >


ReNio

"MnAea" イクス・ヴェーラ(Ickx Veira) 
"BiXus" 女 
"GaRne" 10代前半(?) 
"EaZuy" 人間(?) 
"ObGots" 不明
"YbDra" 身長152cm/体重49kg
"RcArty"
各地を放蕩する謎の少女。人形じみた見た目通り性格は無機質で、希薄ながらも感情自体はあるようだが表現は下手。
本人曰く過去の事を殆ど覚えていないらしく、一般常識も軒並み欠如している。そのせいか子供のように純真な一面も持ち合わせ、未知の知識に対する好奇心は人一倍高い。得た知識ばかりの知識を他人へ披瀝するのが楽しい様子。
そんな性質のため、相手がひとたび「良い人」とわかれば全く遠慮せず質問を繰り返すのだが、逆に相手が自分に危害を加えると解ると完全に無視して逃げてしまったり、場合によっては無感動に攻撃を加える場合さえある。
何もかもが希薄な、非常に存在感の薄い少女ではあるが――うたを歌うことだけは、明確に好んでいるようだ。



GfKie

【――――ひどく、存在感の薄い少女である。疵一つない白雪のような肌は、却って無機質な印象も感じさせ】
【肩口で揃えた髪はまるで天蚕糸を束ねたように透き通る。双眸すらもごく薄い青に染まるのみで、およそ色素というものが抜け落ちた外見だ】
【余りにも白すぎるがゆえ、透明にすら見える少女――――そこには、放っておいたら背景に溶けて消えてしまいそうな危うさがある】
【しかしそんな浮き世離れした風体とは裏腹に、肩に垂れ下がるサイドの髪は丁寧に三つ編みに結われ、黒いレースリボンで留められており】
【空色のフリルワンピースにグラディエーターサンダルという服装からも、僅かだが年相応の洒落っ気が感じられるだろうか】



CfRait

"CeKtzia(セクトジア)"

イクスが使用する、現存するあらゆる言語と合致しない謎の言語。響刻語(セクトジア)とも書く。
人間の深層心理にまで浸透する〝概念〟としての言語であり、発音は意味不明でも「言葉の意味」だけは聞く者の心に直接伝わるという不思議な性質がある。
これは一般的な能力で言えば精神干渉系の部類のようで、それを無効化する道具等を使用したり単純に耳を塞いで音を遮断すれば効果も発揮されないようだ。
厳密には伝わるのは意味だけでなく、イクスが現在抱いている感情もである。だが普段からあまり感情の動きが無いため、伝わり辛いかもしれない。
逆に言うと彼女が歌っている際、強くそれが伝わってくれば、それだけイクスがうたを聴かせている相手に心を開いているという証拠にもなるか。

また、これが相手に「伝わった」ことをイクスは知覚する事ができ、思い切り声を張り上げることで声の届く範囲を索敵することも可能。
……なお、どうやらこれらの力を使えるのはイクスのみのようで、他の人間がイクスの発音を真似て響刻語を発音しても何の効果も発揮されない。

現世と馴染むために普通の言語を勉強中であることと、日常で使うには目立ちすぎるということから、普段はあまりこの言語は使われないが……。
イクスが〝歌う〟時だけは別。この言語はイクスが歌として出力すると最大の力を発揮し、イクスの周囲が黄緑色の燐光に包まれるという奇妙な現象が起きる。
また、イクスが下記の『ラーキス』を起動して戦うために本気で歌い出した際は、周囲だけでなく自らも、同じ光で描かれた響刻語による紋様による五線譜のようなもので覆われる。これは身体能力及び魔術詠唱を補助する臨戦態勢であり、普段はよっぽどの興奮でもしていない限り見られない。

その他、心に直接意味を伝える性質によって動物にも意志を伝えることが可能となっている。
ただしイクスには動物の言葉は解らないため、コミュニケーションは一方通行。これは人間相手でもだが、常にイクスの心だけが一方的に伝わる形になる。
それでも不思議な感覚で本能的に引き寄せられるのか、イクスがこの言語で歌っていると周囲に動物達が擦り寄って来るという性質も。
様々な事情でイクスには友達が少ないため、これを使って動物を集めてひとりだけでコンサートを開いている場面も見られるかもしれない。

"XsTum LaKis(イクストゥム・ラーキス)"

響刻語とは別にイクスが持っている戦闘用の能力。現代で言うところのマインドアートマンといった能力群に比較的近い性質を持つ。
簡単に言うと淡く空色に発光する200kgほどの"光る水"を召喚して自在に操る能力である。水はデフォルトでは身長2mほどの人型を取る。
特筆すべきはその操作方法で、イクスの響刻語による"歌"を命令文代わりとしなければ決して動かない。このためイクス以外の水を操る能力者や水属性魔術の使い手などがこの『ラーキス』を操ることは一切できず、イクスは『ラーキス』が常に発し続ける独特のメロディに合わせて常に歌いながら戦うこととなる。

『ラーキス』は、単に自由自在に動かしたり液体として変幻自在に形状を変化させられるだけでなく、魔術の媒体として非常に有用な性質を持つ。
更にイクスの歌は命令文としてだけでなく、本人の意思で魔術の〝詠唱文〟としても作用する性質を持つ。本人が保有する魔術資質や魔力量も常識外れであり、
これによってワンフレーズの歌唱だけで小規模な魔術の連続発動が可能。この形式での発動は基本的に『ラーキス』自身の状態を変化させる形となり、水を凍らせて氷の剣を作ったり、高熱を宿して火傷によるダメージを狙ったりと中々に多彩。主に前線で直接戦う際に利用され、優れた身体能力もあり相当に厄介か。
更に、『ラーキス』の体をインク代わりに魔法陣を作り上げて詠唱するという手間を掛けることで『ラーキス』本体とは関係ない普通の魔術も発動できる。
この形式だと発動前後に動けなくなってしまうが、詠唱を追加することで属性に寄らない大規模魔術も発動でき、強力な後方支援も可能である。

このように遠近両面において強力な能力ではあるが、以下のようにいくつかの欠点も存在している。
  • 『ラーキス』から常に発せられる旋律に加え、イクス本人も歌い続けなければならない性質上、魔術で音を消しでもしない限り隠密行動が難しい。
  • 歌い続けていなければ能力を維持できず、喉を攻撃されたり極度の疲労で途切れ途切れになったりして一定時間歌が途切れると『ラーキス』は消える。
    また、歌っている途中に攻撃を受けたりすると命令が中断され、思ったとおりの動きができないこともある。
  • 『ラーキス』はイクスの〝存在〟と密接にリンクしており、アートマンにも似た特殊なダメージリンクが存在する。攻撃して切り落とされ制御を失ったり、あるいは熱系統の攻撃で蒸発したりして水の体積が減るとイクスの存在そのものが消費され、体が透け始めるなどの異常が発生。同時に体力や魔力、精神力も減衰してしまい、最後には消滅する危険すらある。消費された存在はしばらく休むことで回復して元に戻せるが、色々と危ういのは間違いない。


身体能力

見た目通り普通の人間ではないらしく、上記のような特別な力以外にも、イクスは矮躯に見合わない優れた身体能力がある。
ただ、最近は何名かの友人との出会いの果てに戦うことを忌避するようになり、直接殴ったり蹴ったりはあまり好きではないようだ。
感触の残らない『ラーキス』での遠隔攻撃ですら躊躇ってしまうほどで、『ラーキス』共々本来の戦闘能力は発揮されていない……。



DgIeah


かつてラズワルド地下遺跡の中から発見され、マリオン・リヴァーズガルマ=ハド=ラジャルードらが『鍵』と呼称して探しているモノの正体。
一度はGIFTの手に渡るもエドガー・ハーレイの手引きでどこかへ逃がされ、それ以降は完全に行方不明になっていたが……一応無事であったようだ。
最近の調査により、イクストゥムの生体コアであるが故に『鍵』と呼ばれていたらしいことは判明したが、イクス自身の来歴やパーソナルデータは不明のまま。
肝心の本人は記憶障害を起こしているらしく、過去の出来事はもちろんのこと、自分がラズワルド地下遺跡の中で歌っていたことすら覚えていない模様。

時折人気のない場所へふらっと現れてはぼーっとしていたり、誰に聞かせるでもなくうたを歌っていたり、意外と奔放に過ごしているようだが……。
当て所なくたったひとりで孤独にさ迷っているわけでは、どうやら無いらしい。




UkYrom





この「ぺぇじ」? っていうのが、いままで - 回見られてるんだね。よくわからないけど……。


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最終更新:2015年07月03日 20:50
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