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ナイトウィザード!クロスSS超☆保管庫
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ナイトウィザード!クロスSS超☆保管庫

Page05

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

4-243-244、246 その頃のアンゼロット宮殿

『ワールド・オーダー』ーー“世界の秩序”
それは力を求めた末に世界と融合し、「この世界そのもの」となった存在である

「やあ、“守護者”アンゼロット。いつも世界(僕)のために働いてくれてありがとう。感謝しているよ」

毒気を抜かれるようなあまりにも潔白な笑顔。それは、平時であれば人の心を落ち着かせるものだったろう。

「……おもてなしも出来ずに申し訳ありません。ーーなんの御用でしょうか?」
しかし、この場にあっては不気味意外のなんでもない。彼こそが今やセプテントリオンさえ操りし、この事件の黒幕ーー間違えようのない“敵”なのだから!

「ああ、たいした事じゃないんだ。君にいくつかお願いがあってね」

ーーお願いだと?敵陣の中央に乗り込んできて何を言っているのか

「君にするお願いは二つ。一つ目は、君に世界を救って欲しいんだよ」

「………は?」

あまりの事に隙あらば飛びかかろうとしていたふみこ達やロンギヌスも呆気にとられてしまう
それが敵に頼むことか?この混乱を操っている張本人が!!

「それは、どういう……」
さしものアンゼロットも相手の意図を掴みかねていた
困惑を隠せずに問う

「今、この世界には危機が迫っている。ーー赤羽くれはがセプテントリオンの手に堕ちた」

驚愕する一同を尻目に微笑しながら晋太郎は続ける


「まぁ、僕が彼らに引き渡したんだけどね。彼らは星の巫女の力を使って災厄を振り撒くしーー当初の計画通りに柊蓮司も殺すだろう」

笑みを深める晋太郎。
ーーこの男は一体……

「ーー何を考えいるのかしらねぇ、ワールド・オーダー?」
質問を放ったのは今まで傍観していた紫だった
彼女には元々、人情というものが欠けている。単純に興味を持ったのだろう

「ーーさて、どうでしょうか?僕にとっては他の次元の方々は全て敵。貴方もーー」
ふみこ、ニーギへと目を向ける
「そこの風渡り達も、ね」

教える必要はない、と言う晋太郎。

「……そう、ならーーこれでどうかしら!!」
言い放つと同時、紫は凄まじい数の弾幕を晋太郎へと撃つ。それは周囲の全てを巻き込み、破壊して晋太郎へと迫る
射線上にいたふみこをロジャーが抱えて跳び、アンゼロットはロンギヌス達が身を挺して護り、ニーギは慌てて猫を盾にする。

「可笑しいな。この程度で、ーー世界の秩序と戦うなどと!」
晋太郎は笑みを消すことさえせず、お返しとばかりに紫の生み出したそれにも匹敵する程の弾幕を繰り出した。
それを受け、紫は更に弾幕の勢いを上げる

ーー幻想郷最強の大妖怪と世界の秩序が生み出す弾幕の嵐は、もはやアンゼロット宮殿の半分以上を呑み込み敵味方の区別なく破壊をもたらしていた

「……や、やめなさいあなた達ーー!?」

アンゼロットの悲痛な叫びも弾幕にかき消され、弾幕の主達にも、生き残るのに必死な皆の耳にも届かなかった。

4-248  一方世界の外側@OVERS矢野

流れを読まずそろそろこの男を介入させてみる


<OVERS    OVERS  OVERS  OVERS>
パソコンにメッセージが表示される
「OVERS-SYSTEM Ver0.85起動完了。いつでもいけますぜ!」
「そっちの準備はどうだ?」
「・・・あともう少しだ。もう少し待ってくれ」
紙束を引っ掻き回し、1枚の紙に何かを書き写す

(「おそらくこのままいけば、どっちに転んでも敵の思惑のままだ
だが――その思惑すら走り抜けてしまえば、まだ打つ手はたくさんある
      • そのためには今の柊のままではちと力不足だ」)

あの男、芝村が言っていた言葉が思い出される
小太刀と三輪は言った。「道は我々がなんとかする」
社長とかわたな、小暮さんやみかきさんは言った。「俺たちも後から行く!」
ならば彼も、やるべきことをやるだけだ

最後の文字を書き終える
その紙には、およそ考えられる最適解としてのデータが書き起こされている
NW1stのデータをNW2ndへコンパートし、
さらにまだ未完成であるS=Fメビウスすら使用し、
未公開シナリオや身内シナリオで稼いだレベルや経験点まで総動員し
現レベルで最大限の力を発揮できるようにしたものだ

      • だがしかし、まだこれだけでは足りない
たとえOVERS-SYSTEMで柊を、このデータのままに成長させたとしても、
おそらく戦闘がちょっとだけ楽になる程度、
なぜならばその場合柊は・・・ただの強力な魔剣使いに過ぎない

      • 柊の力、それは攻撃力でもなければ柊力でもない
クレバー王子という臨機応変に最適戦術を組めるプレイヤーがいてこそ、その力を最大限に発揮できるのだ!!

「レベルアップ完了だ!」
「よし!実行を始めるぞ!」

パソコンのエンターキーが押される。

<This Omnipotent Vicarious Enlist a Recruit Silent System(それは全能の代理を徴募せし物言わぬ機構)
OVERS-SYSTEM Ver0.85…ok>

「行くんだな?矢野」親友が問う
「あぁ、柊と共に世界を救ってくる」
「・・・必ず勝って来いよ?」
言葉は心配しているが、実際にその顔に浮かんでるのは不敵な笑顔
「もちろんだ」
こちらも、サムズアップして不敵に笑い返す

「選別だ。持って行け!」
渡されたのは封をされた書類
「正直、お前からのプレゼントなんて受け取りたくないが
      • ありがたく貰って行くぜ」
「この期に及んでツンデレか・・・」
「うるせぇ!!こんな時もまたそれか!」

―――そして、彼は介入を開始した


親友、田中天が渡した書類が、実はアルシャードやダブルクロスなどの各種コンパートを施した柊のキャラシートだとは知らずに

4-254

              __
             ,. '´      `丶
           / _ノ `ー  、ヽ
              /               ',
          {__==========__|
          /Jヽ三三ノ´ `ヽ三三ノト、
         {.イ;:〃〃;:     ;:〃〃;:|r}    これが勝利の鍵。OVERS支援。
           フ                「
          /::\  ,ィ マニ ァ ミ  ,八
       /::::::::::::::≧イyvyvyvyx≦:::::::::\
.      /:::::::::::::::::::::::ト、厶r‐ミ,ノ/:::::::::::::::::∧
      /::::::::::::::::::::::::::レ´  て Y::::::::::::::::::::::∧
.     /:::::::::::::::::::::::::::::|    f´ |:::::::::::::::::::::::::∧
    /::::::::::::::::::::::::::::::t`ー―'―'‐y::::::::::::::::::::: ∧
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    |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!

4-268-271 少女たちの戰い

できた…orz
何もさせないのは可哀想なので、舞ーHiME組に乗っからせてもらいます。


「"幻想舞踏"……!」
緋室灯は機会仕掛けの箒を操り、人間とは思えない超常の動きで次々と魑魅魍魎を撃ち抜く。
その背を守るのは神狩りの巫女、結城小夜。彼女の式神"ヤタ"が青い炎を散らして空を翔る。
ふたりは既にかなり疲弊していた。
「これでは何時までたっても…」
「……!!小夜たん、危ない…!」
「えっ?」
強化された感覚故か、いち早く反応できた灯が小夜をひっさらって離れたのと同時に、二人の居た場所を巨大な漆黒の火球が直撃した。
「あれは…」
暗雲渦巻く大空を黒焔を纏った巨竜が覆った。
その側には、黒き天輪を持つ"姫"が下界を冷たい瞳で見つめていた。
「コードシルバーカートリッジッ!」
火竜と"姫"に気を取られたふたりをもう一人の"姫"が強襲する。
「てぇーッ!!!」
空気ごと凍らせるような、絶対零度の弾丸が無数に降り注ぐ。
「くっ!」
ヤタの炎によって辛うじて直撃は防げたものの、逸れた弾丸がアスファルトを穿ち氷柱を作り出した。
砲撃を繰り出した"姫"は、黒き猟犬の姿をしたしもべと共に悠然と現れた。

「ふん、さすがにここまで来ただけのことはあるか」
「敵…」
箒、ガンナーズブルームを構える灯。彼女を見て"姫"は眉間を寄せ、不機嫌そうに言い放った。
「……その胸…気に食わんな」
「──ッ!?」
灯の僅かな狼狽の隙を突き、"姫"は引き金にかけた指を動かした。

──その刹那。

凛とした銃声が辺りに響きわたった。
「くっ、何者だ!」
声を荒げたのは"姫"、拳銃を弾き飛ばされた事に動揺を隠せない。
「ふっ…「何者だ」だと…?」
答えるは青髪の少女。
従えるは白銀色に輝く忠犬"デュラン・マックスハート"。
「私は、真の宇宙一の美少女だ!」
「同じ顔……」
「でも、その…」
「それ以上言うな!アレは詰め物だっ!」
後から現れた自称"真の宇宙一の美少女"、久我なつきが小夜に銃口を向け、睨み付ける。
「ちょっとなつき!味方に銃口向けてどうするの!」
黒き火竜に紅蓮の火球が炸裂する。
「!!」
冷たかった天輪の"姫"の表情が苦悶に崩れる。
「こんな状況じゃ何が起こってもおかしくないけど…」
上空より灼熱の火竜"カグツチ"が火粉を散らせて舞い降りた。その頭上には火竜の主、鴇羽舞衣。

「こうも鴇羽と久我にそっくりなのは、な」
そして舞衣となつきの"鍵"、楯祐一。
「バカを言うな祐一、あんな紛い物のどこが私に似ている」
「あらなつき、珍しく意見が合うじゃない」
祐一の言葉にふたりは不敵に答える。
そして、さらに言葉を紡いだ──

「私はもっと美人よっ!!」
「私はもっと美人だっ!!」

見事にハモった二人のセリフに祐一以下、灯や小夜はもちろんのこと、ふたりの黒い"姫"も言葉を失っている。
「えーっと…」
「こほん。オマエたち、この紛い物は私たちに任せて先に行け」
「あ、はい」
「わかったわ……」
灯と小夜がこの場を離れ、城へと向かおうとしたその時──
「残念やけど、そうはいきまへんえ」
ふたりの前方のビルが倒壊し、その煙の中から複数の首を持つ巨大な蛟が鎌首を擡げた。
「静留の紛い物まで…、芸の細かいことだ」
「うちはなつきの知ってはる静留とちゃいます。うちの名前はSHIZURU、そしてこの子は清姫」
清姫と呼ばれた大蛇は威嚇の咆哮をあげた。衝撃で周辺のビルの窓ガラスが砕け散った。

「あんさんらにはここで止まってもらいます。堪忍な」
「そう、なら……」
「貴女を倒して押し通ります!」
銃口を大蛇に向ける灯、小夜とヤタも戦闘態勢をとる。
今まで黙っていた天輪の"姫"──MAIが口を開いた。
「あなたたちは騙されてる。その男に弄ばれて裏切られて捨てられるのよ」
そう言って祐一を指差す。
「……それは…」
「ふふっ…何を言うと思ったら」
「まったく、だからおまえたちは紛い物だと言うんだ」
舞衣となつきも自分自身の影…いや、偽りの塊に向かい合う。
「特別サービスだ。私と祐一のハート、とくと味わえっ!」
「そうよ、私は祐一と一緒だから戦える──この力、あんたたちなんかには絶対、負けない!」
ふたりのセリフに祐一は嬉しいのか苦笑しているのか、よくわからない表情を浮かべていた。
「お前ら…こっ恥ずかしいことを」

表裏一体、二対の"チャイルド"が同時に咆哮をあげた。

「「カグツチーッ!!!」」
「「コードシルバーカートリッジッ!!!」」

灼熱と氷結の渦が辺りを包んだ──

4-285-286

 そろそろ、聞こえて来る筈だ。
 あの、西の彼方からやって来る高笑いが……

「うわははははははははははは!
 東方の猛者達よ、今こそ『締め切り戦士ショウブレード』が共に闘う時ぞ!!」

「……いや、その……」
「ここ、病院なんでお静かに……」
「いや、失礼。これ、見舞いの果物です」
「いやいや、災難だったそうだな」
「あ、鈴木銀一郎先生!」
「よく、ここまで来られましたね」
「何、来たら駄目だと、言って聞かせただけですよ」

 銀爺の『ナイスミドル』オーラが、東京中に満ち渡る。
 暴走レイバーは電池が尽き、暴徒は鎮静化し、DMCのライブも終わりを迎えた。
 怪物達の増殖にも歯止めがかかり、邪気眼達はその過剰スペックを持て余した。
 東方不敗と劉蒼月は存分に拳で語り合い、まけん君はきょうかちゃんに回収された。

 世界は、少しずつ良くなる……

「待て!この“世界の秩序”を差し置いて……」
「……偉そうな事を言っても、柊蓮司並に頭が悪いわね」

 現れたのは、ぽ……蠅の女王。

「貴方はもはや、“変わり過ぎたこの世界の”秩序で無いの」
「な、なんだと……?」
「分からない?今のこの世界は、貴方が君臨していた世界に無いもので満ち溢れている。
 車を作るのに電車の部品を使えば、それは電車なのよ」

 魔王は、そう宣告する。愉快さと不愉快さを讃えた笑みで。

「……解説ご苦労様、ベール=ゼファー。後は、私がやります」
「あら、貴方は“世界の守護者”、墜ちたりとはいえ“世界の秩序”を相手にして戦えるの?」
「ふっふっふ、このような時の為に、切り札を一枚、伏せておきましたの」
 アンゼロットが紫に合図すると、彼女は“世界の守護者として越えてはならない”境界を一時的に変更する。

「さぁ、無限の力を与えられた私の『全力全壊』、存分に味わって頂きましょうか……」

4-289

舞台裏:

 アキバから少し離れた病院の一室にて
 二人の男がまだ、いた。

 そのひとり、菊池たけしは窓辺に立って、呟いた。

「矢野君が介入を開始したか…うひひ」

 今更だが、菊池たけしはベテランGMである。
 数多のリプレイで(笑)と感動をもたらした局地戦型物書きである。

 その彼に声をかける患者服の男、井上純弌。

「ところで、菊池さん」

 今更だが井上純弌はプロのゲームデザイナーである。
 数々のゲームを手掛ける兼業イラストレイターである。

「なんだね、井上先生」
「柊達がえらいカッコイイと思いませんか」

 いわばTRPGの達人の二人。
 無数のセッションの荒野を歩いて来た二人である。

「ああ、カッコイイね! まるで、主人公のようだ!?(笑)」
「そう、まるでPC①! ユーアーヒーロー!?(笑)」

 かつてこそ、その仲は険悪と言われていたいたが、なんだかんだで似た者同士である。

「シリアスだよね。登場タイミングも心得、戦術もツッコミもバッチリ!?(爆笑)」
「さっすが、クレバー大先生!俺達に出来ないことをやってのける!?(爆笑)」

 共通点は色々あるが強いて挙げるなら、そのプレイスタイルである。
 頷き合う二人。いそいそと紙束を用意し始める。

「……でも、ねぇ? こう、シリアスだと、ねぇ?」
「ええ、そうです。そうですとも」

 “きくたけダイス”を握り締め、性別欄に“萌えキャラ”と書き込む。
 そう、その共通点はGMではなくPLの時に如何なく発揮される。

「ネタが足りないよね!!?(一同爆笑)」
「セッションを破壊します!!?(一同爆笑)」

 そう、ネタとダイナシである。何を隠そうこの二人。
 かつて、謳われた“地獄のセッション面子四人衆”そのうちの二人である。

「うひひ……!」
「くっくっく……!」

 後に人々は語る。
 この時の二人の笑顔は実に良い笑顔だったと。


【誰か止めれ】

4-291

がらっ!
小暮「じゅんいっちゃ~ん、お見舞い(遊び)に来ちゃった~♪」

4-295、297-299、301-303 ナイトウィザード!クロス群雄伝 道を切り開く者たち/前編

 激戦は続いていた。

「おぉおおおおおおおおおおお!」

 風の如く。
 疾風の如く。
 白亜の翼が空を舞い、閃光の如き剣閃を持って駆け抜ける。
 斬り飛ばされる異形、化け物、悪魔、巨躯。
 黒い血潮と幻想のように掻き消える肉片を撒き散らし、暗き空に絶叫が溢れかえる。
 幾十もの戦いの火花が入り混じる異形の戦場において、ただ一機の機械仕掛けの巨人はもっとも
異形を刈る死神と化していた。

「チッ、数が多すぎる!」

 だがしかし、その死神の速度を持ってしても悪夢たちの数が尽きる様子が見えない。
 見れば、地上で戦う者たちも悪夢たちの数に押され始め、生じる爆炎よりも殺到する悪夢たちの
勢いの方が増しているように思えた。

「マズイわよ、マサキ!」

「このままじゃ、負けてしまうニャ!!」

「分かってる!!」

 咆哮を上げながら、残ったカロリックミサイルを全て射出する。
 爆炎が上がり、白亜の巨人へと殺到しようとしていた悪夢たちを一時的に薙ぎ払うと、巨人は翼を
はためかせ、その全身に輝きを帯びた。

 ――サイコ・コンバーター、リミッターカット。
 ――フルカネルリ式永久機関、出力120%。

「俺の声に答えてくれ、サイフィス!」

 群れ集う悪夢たちの歓声。
 醜悪なる歌声が包みこむ戦場。

 ――“ ”

「!」

 その中で、マサキは確かに声を聞いた。
 誇り高き咆哮を上げ、自らの選んだ操者の決意に応える風の精霊の意思を。
 世界を護るために生み出された誇り高き半身の力を。

「いくぜ!」

 故に、それは放たれた。

「サイ、フラァアアアアアアアシュッ!!」

 それは明けぬ空に昇る日輪。
 絶望に満たされた闇への希望。
 黒を染め上げる純白。

 白亜の巨人――風の魔装機神が全身から放つ閃光が、戦場を埋め尽くした。


 どこぞの高層ビルの屋上で、相変わらず観戦しながらのティータイムに入っていた三人が声を上げる。

「む?」

「わあ」

「ピュー♪」

 遥か高き上空。
 人間の視力では見えない遥か上空の一点を、魔界を支配する魔王とそのお供の堕天使とその地位を狙う魔神ならではの視力で見ていた三人。
 その元まで太陽の如き白き光は降り注ぎ……

「温かい光です……ファルガイアに居た時みたいです」

「んー、ポカポカするねぇ~」

 堕天使と魔神の少女は白き光を浴びて、まどろむように目を細め。

「熱、熱ぅうううう!? なんだこれはぁあああ!!!」

 一人、魔王の少年のみがゴロゴロと白き光に軽く焼かれて転げまわっていた。

 どうやらサイ・フラッシュの邪悪判定に引っかかった模様です。


「ん?」

「おや?」

 ヒーローに相応しきビームサーベルを振るうレッド、魔法少女とはまったく関係のない拳で戦って
いたべホイミの二人が上空の異変に気付いて目を見開いた。

「なっ、これは?!」

「ば、化け物が消滅していくッス!?」

 白き光――サイ・フラッシュの光に飲み込まれた異形たちが、次々と絶叫すら上げる暇もなく消滅
していく。

「な、なんたるヒーロー的な必殺技!! 俺も見習わなくては!」

「そんなこと言ってる場合じゃないッス! 敵が手薄になった隙がチャンス! 今こそ攻め込む時ッスよー!」

 魔法少女とヒーロー。
 幻想の中にしかいないはずの存在は、確かな存在感を持ってねじれた城に向かって走り出した。



 数々の戦場に、その輝きは届いていた。
 悪夢を振り払い、希望を運ぶ命の輝き。
 それこそが、風の魔装機神の力だった。

「ハァ、ハァ……ッ!」

 だがしかし、その輝きを放った使い手――マサキは荒い息をコクピットの中で吐いていた。
 滝の如く噴き出し、流れ出す脂汗。
 死人と見間違う血の気の引いた蒼白の顔色。

「だ、大丈夫、マサキ!?」

「只でさえ消耗が激しいサイフラッシュニャのに、リミッターカットまでするニャんて無茶ニャ!!」

「う、うるせえ……これぐれえしねえと倒せなかっただろうが……」

 掠れ掠れの声で、マサキが毒づく。
 先の見えない戦場。
 数の知れない軍勢。
 それらに対して、消耗を抑えていたプラーナを消費した渾身の一撃。

 半径数万メートルにも及ぶ破魔の極光は、確かに戦場から悪しき夢たちを一掃していた。

「これで城へ行ける……!」

 マサキはカサカサに乾いた唇でそう呟くと、空を見上げた。
 あの時。
 破壊神ヴォルクルスの分身体を倒した柊 蓮司と玖珂 光太郎が門をくぐりぬけ、それに便乗
するように数人の人物が内部へと飛び込んだ。
 そして、マサキもまた後を追うように飛び込もうとしたのだが、瞬く間に膨れ上がり、強化された
異形たちの防衛網に突破が出来なかったのだ。
 既に招き入れるべき客を入れ、招かざる客を閉め出すかのように。

 だがしかし、もはやその防衛網はない。
 あるとしても未だに交戦を続ける数人の門番たちのみだが、彼彼女らも相対する相手に気を取られ、
行く手を阻むことは出来まい。

「いっくぜええええええええええ!」

 歯を食いしばり、フルカネルリ式永久機関を稼動させ、なけなしのプラーナを機体に供給する。
 白亜の翼が羽ばたき、一直線に空を翔る。


 ――その瞬間だった。


「悪いね」

 翼を広げたサイバスターの方に、一人の赤髪の女性が降り立ったのは。

「なっ?!」

「ここから先は立ち入り禁止だよ」

 白銀に煌くハルバート。
 それを片手で掲げるその力はまさしく怪力。
 だがしかし、それだけならば鋼の巨人であるサイバスターには何の障害にもならなかったであろう。
 しかし、彼女は“姫”だった。

「来な、――【愕天王】!!」

 虚空より出現した鋼の巨体が、反応するよりも早くサイバスターの胴体に激突する。

「ぐがっ!!!」

 本来ならば躱すことならともかく、直撃は避けられたであろう一撃。
 だがしかし、多大なプラーナを消費したばかりのマサキの反応は遅れた。
 それが致命的だった。

 ――翼が砕けた。
 バーニアを噴射し、鋼の砲弾と化した特攻に白き翼は折れたのだ。

「ぁああああああああああ!!」

 落ちる。
 堕ちる。
 堕ちる。

 本来ならば風となり、空を支配するべきはずのサイバスターが落下する。

 風が堕ちた。

 低高度の空。
 咆哮を上げる三体の巨獣と二体の炎竜と銀狼が激突する戦場。

「マズイ!!」

 その場においてただ一人戦う術が無く、故に冷静に指示を飛ばしていた少年――楯 祐一が空を見上げた。

「鴇羽!!」

「っ、なつき。お願い!!」

 少年の声を聞き、炎の円環を操る少女――鴇羽 舞衣が、相方の少女に声を飛ばし。

「ふん。この程度の偽者私一人でお釣りが来る、さっさといけ」

 白銀の銀狼を繰る黒髪の少女――玖我 なつきが、怒声をもって応えた。

「わかった!」

「玖我、任せたぞ!」

「ああ、二人共さっさといけ! 雑魚は私が片付ける!!」

 共に居た二人が、黒き龍に跨って飛び上がるのを見届けたなつきは、自らの肌を突き刺す敵意
に目を細めた。
 敵意の発生源は、紛れも無い目の前の――“二人”。

「ひどいどすなぁ、なつき。うちを雑魚扱いかい」

 八本の首を持つ異形の大蛇に乗る和服姿の少女が、クスクスと苦笑する。

「黙れ、静留の偽者め! デュラン、シルバー・カートリッジ――ロード!」

 なつきの声に答え、白銀の銀狼――デュランの背部砲身が音を立てて、砲弾を装填し。

「甘い! デュラン、クローム・カートリッジ――ロード!」

 それとほぼ同時になつきそっくりの風貌(一部を除く)NATUKOの声に、漆黒のデュランが砲身に砲弾を装填する。

 装填音が重なり、放たれる声もまた同時だった。

「「てええっ!!」」

 あらゆるものを凍てつかせる冷気の砲弾とあらゆるものを粉砕する爆炎の砲弾が、真っ向から激突した。


 空から落ちてくる白き翼の巨人。
 それを受け止めるのは、灼熱の剣龍――カグヅチでも苦労した。

「くぅうう!」

「うおっ!」

 自然落下の速度に加え、軽量化されているとはいえ金属製の鋼の巨人の質量を受け止めた衝撃は覚悟していた二人を驚かすのには十分だった。

『ギィイイイイ!』

「カグヅチ! 頑張って!!」

『ギシャアアッ!!』

 翼をはためかせ、二度三度ホバリングして、ようやく止まる。
 鋼の巨人を受け止めたカグツヂは軽く咆哮を上げ、楯と舞衣が鋼の巨人に目を向けた。

「えーと、だ、大丈夫ですか?」

「これって……中に誰か乗ってるのか?」

 恐る恐るといった様子で、巨人の頭部に話しかける二人。
 その時だった。

『だ、誰だ? あんたら』

 拡声された若い少年の声が響いた。
 同時に巨人の胸部が開き、中から緑色の髪をした少年が顔を覗かせる。

「よ、よおっ」

「えーと、あなたは……」

 楯と舞衣がどうやって挨拶をするべきか戸惑っていると、巨人の操縦者――マサキが先に声を上げた。

「ん? お前らは……確か地上で戦っていた連中だな」

「あ、ああ。お前はさっき上空で戦った奴だよな?」

「そのロボット、なんなの? 見たこともないんだけど」

「……それはこっちの台詞だ。お前らこそ、その龍はなんなんだよ――、ッ!?」

 返事を返そうとしたマサキが、突然視線の向きを変えた。

「――離れろっ!!」

「え?!」

 剥き出しの胸部のまま、鋼の巨人――サイバスターが動いた。
 腕を押し上げ、装甲を掴んでいたカグヅチを押し飛ばす。

「なっ?! にを――」

 なにをするんだ。
 カグヅチに掴まりながら、そう叫ぼうとした楯の言葉が文字通り掻き消される。

 目の前を貫いた“漆黒の灼熱によって”。
 白き巨人が、彼方より飛来した黒炎に一瞬で呑み込まれ、燃え上がる。
 黒い炎の塊と化して、地上へ落下していった。

「ぁああああ!!」

「これ、はっ!!?」

 悲鳴を上げかける舞衣に、楯は咄嗟に視線を変えて、黒い火球が飛んできた方向を見据える。
 そこにはカグヅチとそっくりの……しかし、より禍々しい“黒のカグヅチ”が羽ばたいていた。

 そして、その龍の前に浮かぶのは黒き姫――“MAI”

「私を忘れたノ?」

「こ、のぉおおおおおおおおお!!」

 壊れた笑みでそう告げる舞衣とそっくりな少女の笑みに、楯は咆哮を上げ。

「カグヅチィイイイイイイイイ!」

 そして、涙を振り払い、舞衣は叫びを上げた。


――後編に続く!

4-328

よし、ではこちらはちょっとダイソード組を動かしてみる。
ついでに前スレでオデットが看破していたセプテントリオンの陰謀ネタも拾ってみた。

「Hyahahahahahaha!
 それはグレートなプロジェクトデース」
ぶっ壊れた声が東京上空に木霊する。
「そうです。敵の狙いが人に神を倒させることなら……神の力で神を倒してしまえばいいんですっ!」
ヴィオレットの傍らで、千導会長が作戦の指示を下す。
それはあまりにも単純な、しかしそれ故に筋の通った理屈であった。
「王太君、聞こえる?」
「会長、すいません。柊さんと分断されてしまいました」
「いいの、それより上空を見てください。巨大な船が見えませんか?」
「上空ってええっ」
驚愕する王太の視界に飛び込んできたのはレイヴァーティンの巨体であった。
「Yeahhh!!トランスフォーーーーム」
とても正気とは思えないテンションの掛け声と共に、巨艦は見る見るうちに人型へと変形していく。
「む、むちゃくちゃだ……」
「この巨大ロボにダイソードを振るってもらいます。
 神の武器でなら「神」を倒すことが出来るはずです」
「……王太」
「わかってる、ダイソード。会長さんの立てた策だ。のってみて損はないだろうぜ」
まとわりつく雑魚を振り払いながら、ダイソードはその名の通り巨剣へと変形する。
それを
「HAHAHAHAHA!ゴッドフォースゲットダゼッ」
レイヴァーティンは器用に掬い上げた。
同時に、ダイソードと同じ神の武器であるヨゴが、本来の機能である巨大な盾となり左腕に装着される。
「スバラシイ……。まさに人を超え獣を超えカミをも超える力デース」
「……大丈夫……だよな」

避難民の誘導を終えた桃月学園生達と元九江州中の一向

4-334

「ねえ、E-MIYAだっけ」
『最強の戦闘員』の一撃を受けたE-MIYAの後ろより、静かな声が掛けられた。

「何者だ!」
痛みを堪えて振り向いた先には大剣を構えた一人の金髪の少女が立っていた。

その言葉を無視し、少女は言葉を紡ぐ。
「君の考える正義って何なのかな? ボクからも聞いて良いかな?」
「繰り返すが、人がより幸せになる事だ」
全く揺るぎなく答える。

「うん、君の言うことは間違って居ないと思うよ。で、君は何をしているのかな?」
続けて
「壊れかけ、軋みをあげ」
続けて
「もう限界だと君が判断したこの世界で」
続けて
「『次』の世界の為に今の世界を滅ぼす」
続けて
「一刻も早く」
そして
「でも、君は切り捨てた側を救う事は考えて無いよね」
切り返す。

「何を言っているのだ?」
E-MIYAが不思議そうに聞き返す。

「何故、君は『虐殺』で締めくくろうとしているの? 一人でも多く『追放』しようとは考えないの?」
一息付き、付け加えた。
「これだけ多くの『界渡り』がいるんだから、人をこの世界から少しでも避難させる事は可能」
E-MIYAの顔が強張った。

「要するに君は人を救いたくなんか無いんだね。……見下し、踏みにじりたいだけ」
少女は剣を握る手に力を込め、
「ならば、君は『悪』ですら無く、破滅の種子に憑かれた只の『外道』だ」
E-MIYAを睨み付け、
「だから、ボクは君に布告する。君を滅すると!」
『力有る言葉』を放つ!

「コースーモース! 我に力を!!」

召喚器『コスモス』と共にメサイア候補クリミア参戦!

「この世界が壊れかけてるのはアヴァターの修復の余波を受けてるのもあるからね、少しはボクも戦わないと」
最後に小さく呟く。
「たたる、後でこの世界の修復もお願いね。ゴメン」


あの状況でメサイア候補を一人存在消滅させたら、ほぼ確実に破滅側の勝利だと思う。
メサイアパーティーから一人減り、破滅の将は健在ってなんて敗北フラグ。
と言うわけでたたるは今、必死こいて「エンジェルブレス」でアヴァター修復中。
かなり都合の良い世界改変なので、歪みが出てる。そして何故かFTEに影響が出てるって追加設定。
その地獄のデバック作業が>>68

4-343、345-346 その頃のアンゼロット宮殿

そこは廃墟だった

「なんと、マァ…」ロジャーが周囲を見渡し、呟く

「……典雅ではないわね」
かつての栄華に思いを馳せてか、ふみこが囁く

「こんな戦場たくさんあったなぁ~……」
あまりの変わり様に苦笑しつつニーギが言う

「……………」
言葉もなく惨状を見渡すアンゼロット


そう、ここはかつてアンゼロット宮殿と呼ばれていた場所。その成れの果てである
月の女神の居城であった頃の絢爛豪華さなど微塵もなく、広がるのは激しい戦闘の跡を残す廃墟だけだ。城内のロンギヌスもどれだけが無事かわからない

ウィザードの本拠地、アンゼロット宮殿はその機能を完全に停止していた

これはゆゆしき事態であった。今回の事件でも各方面と連携をとり、後方支援の要だった城が機能停止したのだ。どれほどの影響がでるか予想も出来ない

そこらのウィザードや魔王程度に攻められても墜ちるはずがなかった城
その城を単なる「戦闘の巻き添え」で壊滅させてしまうほどの力を持つ者同士の戦闘。今、それは止まったいた

八雲紫と玖珂晋太郎。二人は瓦礫の上で向かい合っていた。
これほどの戦いを繰り広げても両者健在。体に目立った外傷があるようには見えない。

「……なかなか、やるじゃない」
戦いの前より少しだけ汚れた姿で紫が言う

「やれやれ、乱暴な人だ」
こちらは先程と変わらず、微塵も汚れのない白い装束の晋太郎が笑みを向ける。
それから、晋太郎は周り見渡し、アンゼロット達の方を向き言った
「一つ目のお願いは少し難しくなってしまったかな?」


「……世界を守る。それは私達の当然の役目です。貴方に言われるまでもありません」
晋太郎を睨みつけ、毅然と言い放つアンゼロット
象徴たる宮殿が崩れたとて、守護者の心は折れはしない

「貴方の目的は何なのですか!?世界でありながら自ら危機を招き、何を考えているのです!?」

未だ覇気を失わぬ守護者に笑みを深め、晋太郎は答える

「僕の目的は、光太郎と殺し合うことだ」

その場の全員が動きを止めた
目の前の男は、そんな事のためにーー実の弟と殺し合うためにこんな事を仕出かしたと言ったのだ。

「そしてこれが二つ目のお願いだよアンゼロット。ーー僕と光太郎の兄弟喧嘩を決してじゃましないで欲しい」
晋太郎は語る。全てそのために舞台作りをしたと。セプテントリオンに赤羽くれはを渡したのは自分の邪魔をしない契約の対価だと。

「何故、そこまでして……」

「僕と光太郎が殺し合うのは、言わば運命だ。この世界のためーーより良い世界を創るための、ね」

「……その様な戯言に、私達が素直に従うと思っているのですか?」

晋太郎の正面には未だ紫が隙を伺っており
「まだ決着はついてないわよ」

背後からふみこが銃を構え
「私が求める世界は光太郎よ。あなたじゃないわ」

左方からはロジャーが刃を抜き
「コウを巻き込むな」

右方ではニーギが精霊の光を集めている
「こいつラスボスでしょ?ここでやっちゃえば」


しかし、その状況にあっても晋太郎から余裕は消えない
「“世界の守護者”である君が僕に剣を向けるのか?」

「ーーっ!!」
アンゼロットは顔を歪める。
目の前にいるのは世界に危機をもたらす敵だ。しかし、それと同時に自分が護るべき「世界そのもの」なのだ。
守護者であるアンゼロットには、玖珂晋太郎をどうすることも出来ない。

晋太郎は全員を見回し、言った
「焦らなくても、舞踏会の舞台は用意してありますよ。とびっきりの世界の危機がね」
段々と晋太郎の身体が薄れていく
「それでは、皆さん。頑張って世界を救ってください」
そう言いのこすと、晋太郎の姿はは消えさった

「……いいでしょう」
脅威が去りアンゼロットは呟く
「世界を救います。そして、もしも世界が世界を生きる人々を脅かすのならーーその時は」
決意を、固めた。

「アンゼロット殿、拙者達はすぐにでも城へ向かうでゴサルよ」
改めて準備を整えたロジャーがアンゼロットへ声をかける

「そうして頂きたいところなのですが、生憎と今はサポートが……」
無事だったロンギヌスの数はそう多くない。
増援の選抜隊だけでなく、サポート要員にも少なからず被害が及んでいる。
だがーー

「問題ないわ。ミュンヒハウゼン」

「はい、お嬢様。柊様と光太郎様の座標は特定しております」

現れたのはふみこが従える万能執事ミュンヒハウゼン。彼にかかればこの程度は造作もない。

「わかりました。では、紫さん」

アンゼロットの言葉に紫は頷くと、その能力を発動する
式神の城とこの場所。二つの空間の境界は曖昧になりーー繋がった

道は開いた。ならばあとは進むだけだ
「よし、いっくぞ~!!」

「いざ、友のもとへ!!」

「乗り込むわよ」

ニーギ、ロジャー、ふみこ
三人は式神の城へと転送された

「頼みましたよ」

アンゼロットは静かにそれを見守っていた

4-347 その頃のアンゼロット宮殿・おまけ

ところで。

「…紫さん、よくも宮殿をこんなにしてくださいましたね!!」

「え?い、いや、それは……私だけの責任じゃないでしょう?」

「あそこで喧嘩売る必要なんかなかったじゃないですか!!無駄にお年を召して短絡的になったのでは!?」

「んな!?アンタにだけは年のことでとやかく言われたくないわよ、このオバサン!!」

「な、なんですってぇ~!!」

「私は少女だぁ~!!」

ぎゃあぎゃあ、と。取り残された廃墟では醜い仲間割れが起こっていたが、本筋とは何の関係もない。

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