聖刻騎士
本来「三度攻撃されるまで反撃を許さず」と言われるほどに清貧で慈悲深く品行方正な立ち振舞が求められ、其の上でそこらの国家騎士などものともしない武の実力まで兼ね備えていなくては聖騎士としては認められない(高い階梯に昇るにはさらに僧侶として聖刻教を知悉している必要もあり、呪符の扱いも心得ていることが望ましい)ので非常に少数精鋭な存在だった。
教会と法王に殉じて討ち死にし、大量の欠員が出た東方動乱以降は再編成のためにこの入団資格が大幅に緩和され、聖刻騎士団は東方最大の軍事力にまで拡大。その一方で質の低い新規団員の素行は凄まじく悪化。動乱を鎮めた東方の民の聖騎士への「尊敬」は「恐怖」へと入れ替わった。