聖宝

(1)空海の実弟真雅を師とし、号を『理源大師』と言う。醍醐寺を開いた高僧であり、聖徳太子の生まれ変わりとされる。また、足が速く剛力であった伝説もある。
(2)真言宗当山派と言われる修験道の開祖である。聖宝は山岳修行を行い、ある時京都の笠取山を訪れた際、山の神から山を貰い受けそこを『醍醐』と名付け、そこに『醍醐寺』を開いたとされる。建立の際薬師如来准胝観音如意輪観音を彫ったとされる。
後、醍醐天皇の命を受け安産祈願を行い、無事子供が生まれたため、醍醐寺は朝廷より保護を受けおおきくなったとされる。
(3)また伝説によると、聖宝が亡くなった際急に棺おけが軽くなったのでふたを開いてみると、そこに聖宝の遺体は無く代わりに靴だけが一組だけ残っており、それを埋めたとされるものもある。

参考

ナツメ社 図解雑学『空海』
まんが 『醍醐・山科の歴史』

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最終更新:2006年10月18日 17:14