別ページのもの
- 垂心周りの構図 リンク: https://w.atwiki.jp/omcwiki/pages/14.html
- symmedian・調和四角形周りの構図
- 調和点列周りの構図
- 反転周りの構図
始めに
有名構図をたくさん集めます. 証明したことがない構図は是非証明してみることをオススメします.
知ってるものがあればどんどん追加してください(複雑なものはできれば画像:geogebra付きで)
知ってるものがあればどんどん追加してください(複雑なものはできれば画像:geogebra付きで)
0.凡例
頻出度:☆☆☆☆☆(5段階です)
以下特に断りがない限り, 三角形ABCの辺BC, CA, ABの長さをそれぞれa, b, cで, 面積をSで, 外接円の半径をRで, 内接円の半径をrで表します.
三角関数(構図じゃないから別ページにまとめたいですね~~)
1-1.ヘロンの公式
頻出度:☆☆☆
s=(a+b+c)/2とおけば, S=√s(s-a)(s-b)(s-c)
例えばa=3, b=4, c=5とおけば s=6 なので, S=√(6・3・2・1)=6 で確かに正しい.
+ | 証明 |
1-2.ヘロンの公式 ~応用系~
頻出度:☆☆☆
S=1/4*√(2(a^2b^2+b^2c^2+c^2a^2)-(a^4+b^4+c^4))


例えばa=3, b=√5, c=√2とおけば a^2=9, b^2=5, c^2=2 で, S = 1/4*√(2*73-110) = 3/2 となり確かに正しい. この計算を基本形ですると面倒な計算になる.
+ | 証明 |
相似系
1.回転相似
頻出度:☆☆☆
三角形ABCと三角形ADEが向きも込めて相似ならば,三角形ABDと三角形ACEも相似となる.また,(四角形BCEDが存在するとき)点Aは四角形BCEDのミケル点である.(詳しくは後述)
+ | 証明 |
この性質を用いた問題
- OMC093(F) 400
2. 四角形のミケル点
頻出度:☆☆☆
四角形ABCDにおいて,点E,Fをそれぞれ直線ABとCDの交点,直線BCとADの交点とする.このとき,三角形EAD,EBC,FAB,FCDの外接円は1点Pで交わり,この点を四角形ABCDのミケル点と呼ぶ.また,三角形PABと三角形PDC,三角形PBCと三角形PADはそれぞれ相似となる.
+ | 証明 |
四角形のミケル点を用いた問題
三角形の五心系
1. 外心・垂心・内心・傍心の角度
頻出度:☆☆☆☆☆
鋭角三角形ABCにおいてその外心, 垂心, 内心, ∠A内の傍心をそれぞれO, H, I, IAとする.
このとき,
①∠BOC=2∠A
②∠BHC=180°-∠A
③∠BIC=90°+∠A/2
④∠BIAC=90°-∠A/2
が成り立つ.
このとき,
①∠BOC=2∠A
②∠BHC=180°-∠A
③∠BIC=90°+∠A/2
④∠BIAC=90°-∠A/2
が成り立つ.
+ | 証明 |
∠BGCは∠Aだけで定まらない. 図を書いて確かめてみよう.
2.オイラー線
頻出度:☆☆☆☆
三角形ABCにおいて,その外心O,重心G,垂心Hは同一直線上にあり,この直線をオイラー線と呼ぶ.また,重心Gは線分OHを1:2の比率に内分する.
なお,後述する九点円の中心もオイラー線上にあるが,特にこれは線分OHの中点である.

なお,後述する九点円の中心もオイラー線上にあるが,特にこれは線分OHの中点である.

+ | 証明 |
外心,重心,垂心などがあるときは,オイラー線を考えると上手くいくことがある.
オイラー線を用いた問題
3.内心と傍心の相互関係
頻出度:☆☆☆☆
三角形ABCの内心をIとし,内接円と辺BC,CA,ABとの接点をそれぞれAI ,BI ,CI とする.三角形ABCの∠A内の傍心をIAとし,その傍接円と直線BC,CA,ABとの接点をそれぞれAA ,BA ,CA とする.また直線AII と内接円の交点をPとする.
このとき3点A,P,AAは共線であり,加えてBAI=CAAが成り立つ.
このとき3点A,P,AAは共線であり,加えてBAI=CAAが成り立つ.
+ | 証明 |

この性質を用いた問題
- OMC191(F) 400
4.内心と外接円の相互関係
頻出度:☆☆
三角形ABCの外接円の弧BC,CA,ABの中点をそれぞれAC ,BC ,CC とする.また,ABとCCACの交点をP,CAとACBCの交点をQとする.
このときPQ//BCで,PQは三角形ABCの内心Iを通る.またBCとCCACの交点をKとすれば四角形IPBKはひし形である.
このときPQ//BCで,PQは三角形ABCの内心Iを通る.またBCとCCACの交点をKとすれば四角形IPBKはひし形である.

+ | 証明1 |
+ | 証明2 |
この性質を用いた問題
- OMC241(D) 500
5.外接円と角の二等分線(トリリウムの定理)
頻出度:☆☆☆☆☆
三角形ABCの内心,∠A内の傍心をそれぞれI,IAとし,三角形ABCの外接円と直線AIの交点(=Aを含まない弧BCの中点)をPとする.
このとき,PB=PC=PI=PIAが成り立つ.
このとき,PB=PC=PI=PIAが成り立つ.
(図でPはF)

+ | 証明 |
この性質を用いた問題
6-1.九点円
頻出度:☆☆☆
三角形ABCにおいてその垂心をH,辺BC,辺CA,辺ABの中点をそれぞれMA,MB,MC,点A,点B,点Cから対辺に下ろした垂線の足をそれぞれD,E,F,線分AH,線分BH,線分CHの中点をそれぞれNA,NB,NCとする.
このとき,9点MA,MB, MC,D,E,F,NA,NB,NC は同一円周上にある.
また,上で述べた通り,この円の中心は外心と垂心の中点になる.
このとき,9点MA,MB, MC,D,E,F,NA,NB,NC は同一円周上にある.
また,上で述べた通り,この円の中心は外心と垂心の中点になる.
+ | 証明 |
6-2.九点円と内接円
頻出度:☆
正三角形でない三角形について,その九点円と内接円は接する.この点をフォイエルバッハ点と呼ぶ.九点円と傍接円もまた接する.(フォイエルバッハの定理)
+ | 証明 |
フォイエルバッハ点を用いた問題
- OMCG001(J) 1000
7.ベバン点
頻出度:☆
三角形ABCのナーゲル点Naとド·ロンシャン点Lの中点は,三角形ABCの傍接三角形の外心Vと一致する.この点をベバン点と呼ぶ.
この点を用いた問題
- ISL 200?-?(ネタバレ防止)
8.内心,外心およびベバン点の関係
頻出度:☆
三角形ABCの内心I,外心Oおよびベバン点Vについて,Iは線分OVの中点となる.
+ | 証明 |
その他(内接円関連とか)
1.OMC112(B)のやつ
頻出度:☆☆
△ABCの内接円と辺BC,CA,ABとの接点をそれぞれD,E,Fとし,点Dから直線EFに下ろした垂線の足をHとすればDHは∠BHCを二等分する.

+ | 証明 |
+ | 補足 |
この性質を用いた問題
- OMC112(B) 500
2.British Flag Theorem (イギリスの旗定理)
頻出度:☆☆☆
長方形ABCDの内部に点Pをとる.このとき,AP²+CP²=BP²+DP²が成り立つ.


+ | 証明 |
この定理を用いた問題
3.正三角形とその外接円
頻出度:☆☆☆
正三角形ABCの外接円の劣弧AB上に点Dを取ると,DC=DA+DBが成立する.


+ | 証明 |
この定理を用いた問題
- OMC167(E) 300
4.aminoの補題(Reim's theorem)
頻出度:☆☆☆
図において2つの赤線分は平行.


+ | 証明 |
コメント
- テスト -- 運営 (2022-08-22 15:54:09)
- aminoの補題使う問題ってなんかあるんかな -- 名無し (2022-09-03 14:30:55)
- ありそうかも -- 名無しさん (2022-09-03 21:08:41)
- 本線形式だとよく見かけますがOMCだと見たことがないですねー、もし見たことのある方がいらっしゃいましたらご教示いただきたいと申します -- 名無しよん (2022-09-05 23:08:56)
- ありがとうございます -- 上3の人 (2022-09-07 23:24:38)
- どういたしましてごん☆ -- 名無しごん (2022-09-08 23:23:18)
- OMC112(B)のやつの証明めっちゃかっこいいな -- 名無しさん (2022-09-23 19:27:22)
- どんどん構図追加して欲しい! -- 名無しさん (2025-02-11 11:02:29)
- このサイトまだ生きてたんだ..... -- 名無し (2025-02-21 20:06:07)