Uの目指す場所/ボーダー・オブ・ライフ(後編) ◆MiRaiTlHUI
風都タワーの展望台にて、ある程度の情報交換を済ませた二人は、デイバッグと共に支給された道具を物色していた。
まず、二人に共通して支給されていたのは、金に縁取られた、紋章の透けたメダル。スーパーの玩具売り場で売られていても何らおかしくないようなちっぽけな外見のこのメダルが、戦局すらも左右するキーアイテムだと言うのだからおかしなものだ。
シャチの紋章が描かれた青のメダルを神妙な面持ちで眇めるさやかの傍らで、克己は橙にワニの紋章が描かれたメダルを、それこそ玩具でも弄ぶかのように掌で転がしながら言った。
「こんなメダルが俺達のエネルギーに変わるとはなァ……はっ、世の中分からんモンだ」
「有り得ない話じゃないかも。グリーフシードだって、外見じゃただの小物にしか見えないくらいショボかったんだし、このメダルだって」
「グリーフシード……? ああ、さっきの話に出て来た奴か」
「そっ、あたしら魔法少女のソウルジェムを浄化するヤツね」
克己の言葉にこくこくと首肯しながら、さやかは透けた青い“コアメダル”越しに克己の顔を見る。
先程一度魔法少女の仕組みについては説明している為、ここで二度目の説明をせずに済むのは有り難い。
「あたしら死人はただでさえメダルの消耗が早いんだ。これがないと、アイツみたいな悪い奴らとは戦っていけない。そう考えると、これは有り難いアイテムだよ」
思い返すのは、悪の幹部
アポロガイストとの戦い。
さやかは何度もアポロガイストの攻撃をこの身に受け、常人ならば致命傷たり得る傷を負ったが、その都度受けた傷を回復し、同時に体内のメダルを消費し続けて来た。恐らくは同じ死人の克己も、さやかと同じ制限が適用されている筈だ。
だが、だとするなら、このままではいつメダルが尽きてもおかしくはない。そういった非常事態に備えて、セルメダル五十枚分に相当するコアメダルが支給されているというのは、非常に心強いものだった。
ルールブックに書かれている通りに、さやかはシャチのコアメダルを自身の首輪へと放り込んだ。それに倣う様に、克己もまた、ワニのコアメダルを自身の首輪へと投入する。
体内のメダルの総数が増えるのを確かに感じながら、さやかは次の支給品を取り出した。
「で、次がこれね……T2ガイアメモリっていうらしいけど」
「ああ、それは知ってるぜ。俺のはT2エターナル、というらしい」
「何、その口ぶり。まさかあんた、アレだけ使いこなしてたように見えて、実は知らなかったとか?」
「俺もエターナル(こいつ)とはまだ出会ったばかりなんでね。悪いが“T2”ってのが何の事なのかは俺にも分からん」
そう言いながら、克己は真珠色をした“永遠”の記憶を内包したメモリを眇める。
その眼に宿る光は、さやかへと向けられるそれとは大きく違っていた。まるで仲間、否、それよりももっと大切な……言うなれば、家族を慈しむような優しい瞳で、無限回廊を連想させる「E」を描いたパッケージをまじまじと見詰める。
克己と“永遠”が一体どのようにして出会ったのかをさやかは知らないが、きっとこのメモリは克己にとっても、大切なものなのだろうなと思う。
一方で、さやかもまた自分の手元にある緑のT2メモリを眇め、端子部付近のスイッチを軽く押す。
――UNICORN!!――
ユニコーン、と自らの名を名乗るT2メモリ。
その名の通り、一角獣の記憶を内包したT2ユニコーンメモリのパッケージには、さやかも神話や伝説に聞いた事のある一角獣(ユニコーン)を連想させる「U」の文字が描かれていた。
「お前のはユニコーンか……なるほどな? お似合いだよ」
「って、それどういう意味よ?」
「さあなぁ、自分で考えな」
腑に落ちず問い返すさやかを笑い、克己はそう言った。
さやかも漠然としか知らぬ事だが、ユニコーンとは、すなわち聖獣である。
どんな敵をも恐れず、どんな悪にも勇敢に立ち向かってゆく気高き聖獣である。
途方もなく勇敢なユニコーンは、誰にも屈さず、また誰にも懐かず。ただ孤高の獣として君臨し続けていたが、そのユニコーンが唯一心を開いたのが、穢れを知らぬ、清廉潔白なる処女だという。
例えソウルジェムに穢れを溜め込もうとも、心だけは気高く、そして清廉であり続けるさやかにこそ、聖獣ユニコーンの加護は相応しかった。
詳しくは知らぬとて、斯様な聖獣に悪いイメージなど抱こう筈もないさやかは、克己の軽口は聞き流しつつ、T2ユニコーンに付属していたメモに目を通す。
「えー、なになに……T2ガイアメモリは、適合率の高いユーザーと惹かれ合う事で、真の性能を発揮する次世代のガイアメモリです。ただし、もしも適合率の低いユーザーがご使用になった場合は、T2ガイアメモリ自体がユーザーの潜在能力を引き出し、強制的にドーパントとして活動させる性能を持っておりますので、ご注意ください……だって」
「なんだそれは。ちょっと貸してみろ」
「あっ、ちょ――!?」
さやかの答えなど聞きもせず、克己はさやかが手にしたユニコーンを取り上げ、観察するようにじっくりと眇める。
付属したメモには、適合率の低い使用者(ユーザー)が手にした場合――というお触れ書きがあった。ドーパントが何なのかなどさやかに分かる訳がないのだが、これが不用意に不適合者の手に渡れば、きっとろくでもない事が起こるのだろうという事は想像に難くない。
であれば、現時点で適合者として見初められているのであろうさやかは、これを誰にも渡すわけにはいかない。そう思っていた矢先に、克己にメモリを奪われたのだから、さやかとて焦りもする。
……が。
「あ、あれ……何も起こらない?」
「ふん。ま、そうだろうな」
「え、ちょっと、どういう事よ。ユニコーンのユーザーはあたしなんじゃないの?」
「それはそうなんだろうが、」
克己は左手に持ったユニコーンを眇めながら、左手に持ったエターナルを緩く掲げ、言った。
「俺は既にエターナルと惹かれ合っているからな。俺達の間に、ユニコーン(こいつ)が割り込む隙は無かったという事だろ」
「……そういうもんなんだ」
やはり腑に落ちない様子で、さやかはユニコーンを見る。
今回は克己が既にエターナルと適合していたから良かったものの、これがもしも不適合者だったら……と思うと、やはり恐ろしい。もっとも、克己は最初からユニコーンに操られるつもりなどなく、自分は大丈夫だという確信でもあったのだろうが。
「何にせよ、コイツを人に触らすのは危険だな」
「そうね、それはあたしが責任を持って管理するわ。さ、返して」
「いや……悪いがコイツは暫く俺が預からせて貰う」
「……はぁ!?」
「ちょっと試してみたい事があるんでね」
勿論タダで預かろうとは言わん、と付け足して、克己はやにわにデイバッグから一着の黒いレザージャケット――克己が着ているそれと同じ――に、先程まで大切に持っていた筈のハーモニカを添えて、さやかに差し出した。
「え……これ、どういう意味よ」
「恐らく、俺のジャケットの替えだろうな。デイバッグに数着入ってた」
「わざわざ着替えまで用意してくれるのね……」
思えば、克己のジャケットは既に串刺しの穴だらけだった。
全てさやかの剣が空けた穴だ。主催連中は、克己のジャケットが壊れやすいのであろう事を予期して、恐らくは予め着替えを用意したのだろう。
「って! なんでそれをあたしに渡すのよ!?」
「これはお前が着るべきものだ」
「はぁ? 意味分かんないんだけど」
「仲間にしてやるって言ってんだよ」
そう言って、相変わらず人を見下したような冷笑を浮かべる克己だった。
はぁ、と小さく嘆息する。仲間になるならなるで、もう少し違う言い方があるのではないかとは思う。
が、だけれども、これまでずっとたった一人で戦い続けて来たさやかにとって、仲間、というものは新鮮なものだった。
少し前までは
巴マミも仲間と呼べる存在だった筈なのだが、そのマミも魔女との戦いで命を落としたのだし、転校生――
暁美ほむら――や
佐倉杏子だって、信用のおける相手ではない。特に暁美ほむらは、正直言って「嫌い」なタイプですらある程だ。
まどかや仁美に至っては仲間以前の問題で、魔法少女たる自分からすれば、彼女らは純然たる保護対象だ。戦いに巻き込む訳には行かないし、もしも彼女らが魔女に襲われているなら、自分が救わねばならない。
つまりさやかは、――戦士としては――孤独だった。
たった一人で戦い続けてきたさやかにとって、同じ正義を志す戦士から手を差し伸べられるのは、決して悪い事ではなかった。
仕方ないなあ、などと呟きながら、不承不承といった様子でNEVERのジャケットを受け取ったさやかは、見滝原中学校の制服の上からそれを着込む。着心地は、存外に悪いものではなかった。
「……で、このハーモニカは? 大切なものなんでしょ?」
「どうせ一度は人に譲ったものだ。これもお前にくれてやる」
「受け取れないっつーの、こんな大切なもの……あんたもう、これしか覚えてないんでしょ?」
「だからこそ、お前にくれてやるんだよ」
さやかは、克己の言う言葉の意味がまるで理解出来なかった。
克己が差し出すハーモニカをただじっと見詰め、本当に受け取ってもいいのか、と考える。
さやかには、過去がある、大切なものがある、守りたいものがある。それが如何に大切なものかは分かっているつもりだ。だが、だからこそ、最後に残った克己の「想い出」を、出会ったばかりの自分が受け取っていいのかというのは、正直言って疑問だった。
ふと克己の顔を見上げれば、ハーモニカを差し出す克己の瞳は、真剣そのものだ。何か、それが何かは分からないが、譲れないものを宿したその双眸は、逸らされる事無く、じっとさやかを見据えていた。
居心地が悪い。どうしてこんな重苦しい空気になっているのかと疑問に思いつつも、やがて根負けしたさやかは、克己が差し出すハーモニカをそっと受け取った。
「せめてお前は忘れるな、何もかも」
笑うでもなく、冷やかすでもなく、克己は静かにそう言った。
◆
大道克己には、誰よりも信頼のおける四人の仲間達がいる。
いずれも克己自らが選び、そして自らNEVERの仲間として引き入れた精鋭達だ。
彼ら全員に共通するのは、「個性」である。身体的な特徴は言わずもがな、精神的にも、誰一人として似通った者は居ない。皆が皆、自分だけの「個性」を持っていた。誰にも譲れぬ強い信念を持っていた。
自分にない強い何かを持った者を、克己は求める。或いは、そういった強い感情を持った仲間を増やす事自体が、欠落し続けてゆく克己の人間性を繋ぎとめてくれているのかも知れない。
克己が新たに仲間に引き入れたいと、“欲しい”と思った相手は、奇しくも克己の母の名と姓を持つ少女だった。
美樹さやかは、強い。何の支えのない今は、まだすぐに折れてしまいそうな柱に他ならないが、それでも、たった一人でも悪に立ち向かってゆくその勇気、ユニコーンにすら見初められるその気高さ……そして、例え孤独に押し潰されようとも、過去しか見る事が出来ずとも、最後に残った正義を拠り所に必死に足掻き続けるさやかのその姿は、克己が求めてやまないものの一つだった。
故にこそ、克己はさやかを強く求め、欲する。
NEVERの六人目として、是が非でも傍に置いておきたいと、そう思える程には、克己は美樹さやかという人間を気に入っていた。
だが、本人すらも気付いているのかどうかは曖昧ではあるけれど、克己がさやかを気に入った理由は、それだけではなかった。
克己の音楽に触れたさやかは言った。きっと、克己は元々は優しい人間だったのだろう、と。
そんな事を言ってくれる人間は、今となっては生前の――優しかった、らしい――克己の姿を知る母だけしか居ない筈だった。
そんな事を言われても覚えていないのだから、全く以て馬鹿馬鹿しい話だと嘲笑う事しか今の克己には出来ないが、それでも母と同じ名を持つ少女の、母と同じ言葉には、感じるものがあった。
また、余談ではあるが、美樹さやかを選んだユニコーンの逸話において、聖獣ユニコーンが唯一心を開いた処女の名もまた、母のコードネームと同じ「マリア」と云うらしい。
これが偶然とはとても思えなかった克己は、この出会いを偶然の擦れ違いのままで終わらせてなるものかと強く思う。
さやかと克己以外は誰も居ない展望台で、新品のジャケットを羽織った克己は、肩をぐるんと回しながら、目の前で剣を構えるさやかに嘯いた。
「ハンデだ。俺はエターナルもユニコーンも使わん、全力で来い」
「……ねえ、ホントにこんな事する意味あるの? 今はそんな場合じゃないと思うんですけどー」
「今のお前じゃアポロガイストは愚か、奴よりも弱い敵にも勝てんだろ。だから俺が戦い方を一から叩き込んでやるって言ってるんだよ」
軽快にステップを踏みながら、克己は両の拳を緩く構える。
相手は剣の使い手だが、まだまだ不慣れで、未熟だ。恐らくは、さやかがどんな戦法で挑んで来ようとも、克己もさやかと同じ不死性を持つ以上、例え剣対生身であろうとも敗北する事はないだろう。
これは今のさやかに必要な儀式だった。今のままでは、さやかはいつか遠からず、自分の闇に押し潰されて絶望の海に沈む事になるだろう。克己がそこから直接さやかを救い出してやる事は出来ないが、それでもさやかを強く鍛えてやることなら出来る。
さやかも自分の未熟さについては一応は把握しているのか、不承不承ながらも剣を構え直し、克己の提案に乗った。
――要は、さやかを鍛える為のトレーニングをしようというのだった。
「いいかさやか、自分の力以外は頼るな。その剣一本で、お前はもっと強くなれる筈だ」
「はぁ、相変わらず意味分かんないけど……まあいいわ、何となく分かった。
要するに、アレは使うな……っていうか、アレには頼るなってんでしょ?」
「そういう事だ。“お前の”力を見せてみろ、さやか」
お前の、という言葉を強調して克己は言う。
さやかの言うアレとは――さやかの最後の支給品――、どんな戦局をも覆し得る可能性を秘めた、言わば切り札だ。
が、克己から言わせればそんなものに頼るようではまだまだだ。何かに縋り、頼っている限り、その者は何時まで経っても強くはなれない。
切り札など、本来使う物ではないのだ。そもそも、それに頼らずとも確実に勝てるだけの強さも持たぬ奴が、そんな切り札を持つべきでもない。そしてそれは、さやかの回復能力もまた然りだった。
大体にして、回復能力に頼り切ったさやかの戦術は穴だらけなのだ。自分へのダメージを度外視しての我武者羅な突撃など、戦術としては最早“問題外”といってもいいだろう。
克己のように、回避も出来るが敢えて攻撃を喰らってやる、というパターンならばまだしも、さやかはただ純粋に「回避が出来ないから、避ける事を諦めた」だけだ。
喰らい付いてでも勝利を奪い取ろうとするその根性と精神力だけは、ガキにしては上出来だと褒めてやってもいいかも知れないが、そんな馬鹿な戦い方がいつまでも通用するほど“戦い”というものは甘くはない。
それが分からないうちは、さやかを一人で戦場に立たせるべきではないと、克己はそう判断すると同時に、これから自分がそれを一から叩き込んでやらねばならないのだと強く思う。
「もしお前が今よりもっと強くなれたら、その時はユニコーンも返してやるよ」
「言ったわね、上等じゃん……! 絶対あんたより強くなって、ユニコーンを取り返してやるんだから!」
「面白い、やってみろ」
いよいよやる気を出して来たさやかの様子に、克己はふっと笑った。
克己がさやかからユニコーンを預かったのも、そんな未熟な奴に危険なT2メモリは預けてはおけないと判断したからだ。少なくとも、今はまだ。
……もっとも、純粋にメモリの王者たるエターナルで、ユニコーンのマキシマムの威力を確かめてみたい、という好奇心もあるにはあるのだが。
それから一拍の間を置いて、それじゃあ行くよ、と小さく呟いたさやかが、ゆらりと腰を落とす。
克己もまた構えは崩さないまま、手招きするようにさやかを誘う。
「さあ来いよ、踊ってやる」
「上等……っ!」
克己の挑発に乗ったのだろう、さやかは剣を構えたまま、地を強く蹴った。
こうして、誰の目にも付かないであろう二人きりの密室を舞台に、秘密の特訓が始まった。
【一日目-日中】
【G-5/風都 風都タワー展望台】
【大道克己@仮面ライダーW】
【所属】無
【状態】健康
【首輪】70枚:0枚
【コア】ワニ
【装備】T2エターナルメモリ、T2ユニコーンメモリ@仮面ライダーW、ロストドライバー@仮面ライダーW
【道具】基本支給品、NEVERのレザージャケット×?@仮面ライダーW
【思考・状況】
基本:主催を打倒し、出来る限り多くの参加者を解放する。
1.さやかが欲しい。その為にも心身ともに鍛えてやる。
2.T2を任せられる程にさやかが心身共に強くなったなら、ユニコーンのメモリを返してやる。
3.機会があれば、T2ユニコーンメモリでのマキシマムドライブを試してみたい。
4.T2ガイアメモリは不用意に人の手に渡す訳にはいかない。
【備考】
※参戦時期はRETURNS中、ユートピアドーパント撃破直後です。
※回復には酵素の代わりにメダルを消費します。
※仮面ライダーという名を現状では知りません。
※魔法少女に関する知識を得ました。
※NEVERのレザージャケットがあと何着あるのかは不明です。
※さやかの事を気に掛けています。
※名簿はまだ確認していません。
【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【所属】青
【状態】健康、魔法少女に変身中
【首輪】70枚:0枚
【コア】シャチ
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ、NEVERのレザージャケット@仮面ライダーW
【道具】基本支給品、克己のハーモニカ@仮面ライダーW、ランダム支給品1(確認済み、さやかと克己にとっては切り札となり得るもの)
【思考・状況】
基本:正義の魔法少女として悪を倒す。
0.克己を乗り越えてより強くなる。
1.克己と協力して悪を倒してゆく。
2.勝つ為なら自分の身体はどうなっても構わない。
3.T2ガイアメモリは不用意に人の手に渡してはならない。
【備考】
※参戦時期はエルザマリア撃破後~行方不明中の間です。
※ソウルジェムがどの程度濁っているのかは不明ですが、現在は安定しています。
※回復にはソウルジェムの穢れの代わりにメダルを消費します。
※NEVERに関するの知識を得ました。
※さやかの最後の支給品は、「どんな戦局をも覆し得る可能性を秘めた切り札」ですが、それが何であるかは後続の書き手さんにお任せします。
※名簿はまだ確認していません。
【支給品紹介】
大道克己がリーダーを勤める傭兵集団NEVERの一員が着るジャケット。
原作では大道克己が仲間と認めた者にこのジャケットを渡し、NEVERに誘う描写がみられた。
ジャケットのデザインを担当したのは副リーダーの泉京水だが、勿論機能性は重視されている。
適合率の高い使用者(ユーザー)と惹かれ合う性質を持つ、青い端子のメモリ。使用する為のコネクタ手術は必要なく、従来のガイアメモリと違ってメモリの毒素も存在しない為、誰でもドーパントに変身する事が可能。
ただし、適合率の低い使用者(ユーザー)が手にした場合は、メモリ自体が使用者(ユーザー)の体内に自動的に入り込み、使用者(ユーザー)を強制的にT2ドーパントとして活動(暴走)させる性質を持つ。
また、T2ガイアメモリには従来のガイアメモリと違い、使用者(ユーザー)への負荷を和らげる為の措置である「メモリブレイク」のシステムが搭載されていない為、ドーパント時に許容量を越えたダメージを受けた場合でも破壊(メモリブレイク)される事はない。メモリが破壊されない代わりに使用者(ユーザー)の身体には相応の負荷が掛かる。
ユニコーン(一角獣)の記憶を内包した緑色のT2ガイアメモリで、使用者をT2ユニコーン・ドーパントへと変身させる。ドーパント態は本編未登場。
マキシマムドライブとして使用した場合、使用者の攻撃に貫通力をプラスさせる。原作では仮面ライダーエターナルがこれを使用し、ドリル状のエネルギーを纏ったコークスクリューパンチで仮面ライダージョーカーを窮地に陥れた。
最終更新:2012年12月25日 20:04