「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!の第1話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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紹介します!
優花里「こんにちは皆さん!大洗女子学園2年、秋山優花里であります!これから始まる物語の説明をさせて頂きます!ご静聴のほどよろしくお願いします!」
「パンチラ厳禁!」
「戦車無理するな!」
優花里「そして始まる・・・」
沙織「目指せモテ道!」
みほ「平凡な生活・・・」
華「前衛芸術♡」
麻子「寝たまま卒業」
優花里「皆の楽しい戦車道ライフ!」
「あれっ?」
杏「始まるよ~」
秋山理髪店
みほ「髪切りたいな・・・優花里さんち、散髪屋さんだっけ。行ってみようかな」
優花里「いらっしゃーい!西住殿ではありませんか!!どうぞ中へ!」
みほ「優花里さん店番してるんだ」
優花里「さあさ、お座りください!遠慮なく!」
みほ「あれ?おうちの人いないの?」
優花里「ご希望のやつを選んでください!」
そう言って優花里が見せたのは、戦車のアルバムだった。
みほ「おうちの人呼んで!」
秋山理髪店2
華「前衛的でよろしいんじゃないでしょうか」
みほの横に、戦車ヘアーとなった華がいた。
みほ「華さん!すでに魔の手に!?」
沙織「もうお嫁にいけない」
戦車ヘアーとなった沙織もいた。
みほ「沙織さんまで!魔の手が増えてる!?」
華「芸術のためです、みほさん!」
優花里「戦車ヘア!今年は絶対来ますよ!」
優花里「安くしとくよ-、流行の最先端行くよ-。コレ、ワリビキ件!」
あゆみ「えー」
優希「どうしようかなー」
1年達を勧誘する優花里の側に、戦車ヘアにされたみほがいた・・・
乙女の悩み
沙織「フウ」
沙織がお風呂から出た。
沙織「華と一緒に居るとついつい食べ過ぎちゃうんだよね~、体重計、体重計」
沙織が体重計に乗ったが・・・
沙織「軽く2人分はあるじゃない!!」
沙織の後ろで、華も一緒に乗っていた。
沙織「嘘~!嘘よ~!!」
乙女の悩み2
沙織「もうっ!華なんか知らない!」
華「ごめんなさーい」
華はそう言いながら、沙織の二の腕を触る。
華「食べた分の成果はちゃんと出てますよ、戦車道には丈夫な体も必要です」
沙織「ヤメテ!私通信手だし!」
麻子「私はこちらの成果が望ましい」
麻子は沙織の太ももを触る。
沙織「みぽりんたすけて」
乙女の悩み3
華「イタダキマス」
沙織(華と一緒の食事は量に気をつけること!つられては駄目!自分をしっかり持って節制よ!)
華がカレーや天ぷらそばなどを食べる横で、沙織は単品のそば「を食べる。
華が大きなフランスパンを食べる横で、沙織はクレープを食べる。
華が4段盛りのアイスを食べる横で、沙織は2段盛りのアイスを食べる。
華がフルンクフルトをくわえてたこ焼きの箱を2つ抱える横で、沙織はたこ焼きを食べていた。
華と沙織がラーメンの屋台で――――
そして沙織が体重計に乗った。
沙織「回数が多かったぁあ」
乙女の悩み4
沙織「ゆかりんも食べても太らない感じだよね、ズルイ」
優花里「いやマニアなので最低限しか食べてないのであります。お小遣いは趣味に!」
優花里「間食とかをしないので、割と常に腹ペコでありま・・・」
沙織を見ていた優花里のお腹が鳴った。
沙織「今何見て腹ペコったの-!?」
優花里「武部殿っておいしそうですよね、なんだか」
華「わかります」
沙織「わかるなー!」
萌えとも言う
優花里「名将は地図を読むのも伝えるのも得意と聞きます!西住殿もまさしく!」
みほ「えぇつ?」
みほ「そんな事ないよ~」
そう言いながら、みほは地図にクマのマークを書き込んだ。
優花里(そして人を惹きつけるカリスマですね!)
たおやかに
優花里「五十鈴殿は女性らしくて、奥ゆかして私の憧れです!」
華「そんなご冗談ばかり」
優花里「ホントですよぉ。美人で上品でいらして羨ましい限りです」
華「いやですわもう~」
照れた華が、優花里の手に花を持たせた。
優花里「髪なんかもサラサラで・・・スタイルも良くて・・・」
華「またまた~」
照れた華は、優花里の手や頭に花を刺し続けて・・・
優花里は髪と両手に大量の花を活けられた。
ヨルノマコ
夜。麻子が目覚めた。
麻子は夜の街を出歩く。
麻子が猫と一緒に屋根の上に登った。
そして朝。
麻子「ねむ~い・・」
ソダツマコ
寝る子は育つ、と言いますが。
麻子の身体が大きく育った。
麻子「ようやく育ちました」
沙織「ハラショ-!」
麻子「これからは私が沙織を膝枕してやる。華を背負って運んでやる。そど子はそど子だ」
そんな夢を、沙織に膝枕されていた麻子が見ていた。
麻子「むにゃむにゃ、いい気分だ~」
沙織「なんだか楽しい夢見てるみたい」
戦車の洗車
優花里「今日は戦車を洗車する日でありますが、私が一番乗りの様子!」
優花里「先にできるだけやっておきましょう!それ電撃戦!」
優花里が戦車の中に水を流し込んだ。
優花里「我奇襲に成功せり!逃げても無駄無駄無駄ァ!洗車の雌雄ここに決せりィイイイイイ!!」
しかし、戦車のハッチから濡れたみほが出てきた。
戦車の洗車2
優花里「ニシズミドノ~~~~」
桃「?」
優花里は土下座していた。
みほ「気にしないで優花里さん。黙って中に居た私が悪いんだから。やめてー」
優花里「ぞれヴァわだじの気が済みません・・・西住殿のご尊顔に水をぶっかけるなんて・・・どうか私めに罰を・・・!どうか・・・!」
やむなくみほが優花里に水をかけた。
優花里「あばばば、にしずみどの~~~、サイコ---」
桃「・・・お前達何してんの」
みほ「おかまいなく」
しかし、みほはくしゃみをしだして・・・
病欠します!
桃「何ぃ?西住が欠席だと!?風邪ぐらいで、げぇつほげほげほ!」
そう言う桃も、マスクをして咳き込んでいた。
杏「無理して出てきても使い物になんないから、しっかり治してって言っといてね」
左衛門佐「風邪で食欲が無かろう。是非この兵糧丸を!」
カエサル「ペストではあるまいな!ネズミを殺せ―――!!やきはらえ―――――」
エルヴィン「戦場では伝染病も強敵の一つだからな。チフス・・マラリア・・梅毒・・・」
おりょう「秘伝の石田散薬で万事解決ぜよ!」
左衛門佐・カエサル・エルヴィン「「「それだ!」」」
典子「風邪なんて気合いだ!」
妙子・あけび「「気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!」」
忍「スポーツが違わない?」
優季「え~~~?風邪ぇ~~~?まじですかぁ?私ひいたことな~~い」
桂利奈「あい―――ワタシも~~~~」
梓「え」
あや「風邪ですか。ネットによると、まず服を・・・」
あゆみ「みんなで寄せ書き書こうよ!」
みほ「ごめんね、皆・・・心配かけちゃって・・・」
沙織「いいからみぽりん、寝ててよ。今おかゆ作ったげるね!」
華「お邪魔します」
麻子「します」
優花里「西住殿ぉ―!さぞお辛いでしょう西住殿!この私めに風邪を伝染し、楽になって下さいっ!」
みほ「気持ちだけ受けとってくね」
みほの横に麻子が潜り込んできた。
麻子「風邪を伝染して貰うのは私も賛成だ。一日中寝ていられるからな」
沙織が優花里と麻子をつまみ上げた。
華がみほと額を合わせた。
華「まだだいぶ熱がありますね」
みほ「う、うん・・・」
華「私、お料理は出来ませんけどせめてお花でお気持ちを鎮めて頂かれば・・・」
みほ「ありがとう華さん!」
華「みほさんは清楚な白い花がお似合いですね。あらピンクもなかなか・・」
沙織「おかゆ出来たよ~」
みほの周りにたくさんの花が添えられ―――まるで葬儀の時の様になっていた。
沙織「華それ駄目―っ!」
華「あらいけない、夢中になりすぎて・・・」
沙織「寒くない?気分悪かったりしたら言ってね」
みほ「うん大丈夫」
沙織「そうそう皆から色々預かってきたんだ。これ、今日のプリント。会長がくれたネギ・・・はベタだから流しとく」
みほ「ベタ?」
沙織「おりょうさん達にもらったなんとか薬とか、これもなんか怖いから放置ね。こっちはよくわかんないけど1年生からの寄せ書き。そんでバレー部から・・・気合いだ!」
みほ「!?」
沙織「以上」
みほ「皆は相変わらず元気そうで安心したよ・・・」
沙織「河嶋先輩も風邪引いてて、いつにも増してアレだったけど」
優花里と麻子がみほの食べるお粥を、よだれを垂らしながら見ていた。
沙織が優花里と麻子と華の分のお粥も持ってきた。
優花里「美味しかったです~~」
沙織「おそまつさま、片づけてくるね」
華「お手伝いしますね」
みほ「ごめんね、何から何まで」
みほ「汗かいちゃったかな」
優花里「それはいけません!冷えてしまう前にお体お拭きします!」
みほ「ええっ、そんな悪いよ!」
優花里「いえいえお役に立たせて下さい!」
麻子「用意してくる」
優花里「かゆい所などありましたら、言って下さいね!」
みほ「う、うん・・・・」
優花里「ハッ」
(手ぬぐいがほつれている・・・!こんな粗末な布で西住殿のお肌は拭けません!!しかし新しい布を探しに行ってる間に西住殿の身体は冷えてしまう!どうする!どうする!愛機山優花里!)
麻子「?」
麻子が新しい手ぬぐいを用意してるのに気づかず、優花里は苦悩する。
優花里(えぇい!!)
みほ「優花里さん?」
優花里(私の思いをこめた手のひらで・・・)
息を荒げて近寄ってくる優花里に、みほは思わずボコのぬいぐるみを投げつけた。
沙織「じゃ、私達帰るね!」
みほ「うん!今日はすごく助かったよ!それに・・・嬉しかった、ありがとう」
沙織「私達いつでもみぽりんの力になるからね!大事な友達同士の約束だよっ!」
みほ「うん・・・!」
翌日。
沙織「みほりんもう良いの?」
みほ「うん!おかげさまでもうばっちり!」
(・・・あれ?誰か足りないような)
杏「じゃあ練習始めるよ~」
桃は1人、風邪で寝込んでいた。
桃「・・・柚子ちゃん苦しいよ~・・・え?今忙しい?・・・わかった、ゴメン・・・」
(続く)
|紹介します!|
優花里「こんにちは皆さん!大洗女子学園2年、秋山優花里であります!これから始まる物語の説明をさせて頂きます!ご静聴のほどよろしくお願いします!」
「パンチラ厳禁!」
「戦車無理するな!」
優花里「そして始まる・・・」
沙織「目指せモテ道!」
みほ「平凡な生活・・・」
華「前衛芸術♡」
麻子「寝たまま卒業」
優花里「皆の楽しい戦車道ライフ!」
「あれっ?」
杏「始まるよ~」
|秋山理髪店|
みほ「髪切りたいな・・・優花里さんち、散髪屋さんだっけ。行ってみようかな」
優花里「いらっしゃーい!西住殿ではありませんか!!どうぞ中へ!」
みほ「優花里さん店番してるんだ」
優花里「さあさ、お座りください!遠慮なく!」
みほ「あれ?おうちの人いないの?」
優花里「ご希望のやつを選んでください!」
そう言って優花里が見せたのは、戦車のアルバムだった。
みほ「おうちの人呼んで!」
|秋山理髪店2|
華「前衛的でよろしいんじゃないでしょうか」
みほの横に、戦車ヘアーとなった華がいた。
みほ「華さん!すでに魔の手に!?」
沙織「もうお嫁にいけない」
戦車ヘアーとなった上に、頭に花が活けられた沙織もいた。
みほ「沙織さんまで!魔の手が増えてる!?」
華「芸術のためです、みほさん!」
優花里「戦車ヘア!今年は絶対来ますよ!」
優花里「安くしとくよ-、流行の最先端行くよ-。コレ、ワリビキ件!」
あゆみ「えー」
優希「どうしようかなー」
1年達を勧誘する優花里の側に、戦車ヘアにされたみほがいた・・・
|乙女の悩み|
沙織「フウ」
沙織がお風呂から出た。
沙織「華と一緒に居るとついつい食べ過ぎちゃうんだよね~、体重計、体重計」
沙織が体重計に乗ったが・・・
沙織「軽く2人分はあるじゃない!!」
沙織の後ろで、華も一緒に乗っていた。
沙織「嘘~!嘘よ~!!」
|乙女の悩み2|
沙織「もうっ!華なんか知らない!」
華「ごめんなさーい」
華はそう言いながら、沙織の二の腕を触る。
華「食べた分の成果はちゃんと出てますよ、戦車道には丈夫な体も必要です」
沙織「ヤメテ!私通信手だし!」
麻子「私はこちらの成果が望ましい」
麻子は沙織の太ももを触る。
沙織「みぽりんたすけて」
|乙女の悩み3|
華「イタダキマス」
沙織(華と一緒の食事は量に気をつけること!つられては駄目!自分をしっかり持って節制よ!)
華がカレーや天ぷらそばなどを食べる横で、沙織は単品のそばを食べる。
華が大きなフランスパンを食べる横で、沙織はクレープを食べる。
華が4段盛りのアイスを食べる横で、沙織は2段盛りのアイスを食べる。
華がフルンクフルトをくわえてたこ焼きの箱を2つ抱える横で、沙織はたこ焼きを食べていた。
華と沙織がラーメンの屋台で――――
そして沙織が体重計に乗った。
沙織「回数が多かったぁあ」
|乙女の悩み4|
沙織「ゆかりんも食べても太らない感じだよね、ズルイ」
優花里「いやマニアなので最低限しか食べてないのであります。お小遣いは趣味に!」
優花里「間食とかをしないので、割と常に腹ペコでありま・・・」
沙織を見ていた優花里のお腹が鳴った。
沙織「今何見て腹ペコったの-!?」
優花里「武部殿っておいしそうですよね、なんだか」
華「わかります」
沙織「わかるなー!」
|萌えとも言う|
優花里「名将は地図を読むのも伝えるのも得意と聞きます!西住殿もまさしく!」
みほ「えぇつ?」
みほ「そんな事ないよ~」
そう言いながら、みほは地図にクマのマークを書き込んだ。
優花里(そして人を惹きつけるカリスマですね!)
|たおやかに|
優花里「五十鈴殿は女性らしくて、奥ゆかして私の憧れです!」
華「そんなご冗談ばかり」
優花里「ホントですよぉ。美人で上品でいらして羨ましい限りです」
華「いやですわもう~」
照れた華が、優花里の手に花を持たせた。
優花里「髪なんかもサラサラで・・・スタイルも良くて・・・」
華「またまた~」
照れた華は、優花里の手や頭に花を刺し続けて・・・
優花里は髪と両手に大量の花を活けられた。
|ヨルノマコ|
夜。麻子が目覚めた。
麻子は夜の街を出歩く。
麻子が猫と一緒に屋根の上に登った。
そして朝。
麻子「ねむ~い・・」
|ソダツマコ|
寝る子は育つ、と言いますが。
麻子の身体が大きく育った。
麻子「ようやく育ちました」
沙織「ハラショ-!」
麻子「これからは私が沙織を膝枕してやる。華を背負って運んでやる。そど子はそど子だ」
そんな夢を、沙織に膝枕されていた麻子が見ていた。
麻子「むにゃむにゃ、いい気分だ~」
沙織「なんだか楽しい夢見てるみたい」
|戦車の洗車|
優花里「今日は戦車を洗車する日でありますが、私が一番乗りの様子!」
優花里「先にできるだけやっておきましょう!それ電撃戦!」
優花里が戦車の中に水を流し込んだ。
優花里「我奇襲に成功せり!逃げても無駄無駄無駄ァ!洗車の雌雄ここに決せりィイイイイイ!!」
しかし、戦車のハッチから濡れたみほが出てきた。
|戦車の洗車|
優花里「ニシズミドノ~~~~」
桃「?」
優花里は土下座していた。
みほ「気にしないで優花里さん。黙って中に居た私が悪いんだから。やめてー」
優花里「ぞれヴァわだじの気が済みません・・・西住殿のご尊顔に水をぶっかけるなんて・・・どうか私めに罰を・・・!どうか・・・!」
やむなくみほが優花里に水をかけた。
優花里「あばばば、にしずみどの~~~、サイコ---」
桃「・・・お前達何してんの」
みほ「おかまいなく」
しかし、みほはくしゃみをしだして・・・
|病欠します!|
桃「何ぃ?西住が欠席だと!?風邪ぐらいで、げぇつほげほげほ!」
そう言う桃も、マスクをして咳き込んでいた。
杏「無理して出てきても使い物になんないから、しっかり治してって言っといてね」
左衛門佐「風邪で食欲が無かろう。是非この兵糧丸を!」
カエサル「ペストではあるまいな!ネズミを殺せ―――!!やきはらえ―――――」
エルヴィン「戦場では伝染病も強敵の一つだからな。チフス・・マラリア・・梅毒・・・」
おりょう「秘伝の石田散薬で万事解決ぜよ!」
左衛門佐・カエサル・エルヴィン「「「それだ!」」」
典子「風邪なんて気合いだ!」
妙子・あけび「「気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!」」
忍「スポーツが違わない?」
優季「え~~~?風邪ぇ~~~?まじですかぁ?私ひいたことな~~い」
桂利奈「あい―――ワタシも~~~~」
梓「え」
あや「風邪ですか。ネットによると、まず服を・・・」
あゆみ「みんなで寄せ書き書こうよ!」
みほ「ごめんね、皆・・・心配かけちゃって・・・」
沙織「いいからみぽりん、寝ててよ。今おかゆ作ったげるね!」
華「お邪魔します」
麻子「します」
優花里「西住殿ぉ―!さぞお辛いでしょう西住殿!この私めに風邪を伝染し、楽になって下さいっ!」
みほ「気持ちだけ受けとってくね」
みほの横に麻子が潜り込んできた。
麻子「風邪を伝染して貰うのは私も賛成だ。一日中寝ていられるからな」
沙織が優花里と麻子をつまみ上げた。
華がみほと額を合わせた。
華「まだだいぶ熱がありますね」
みほ「う、うん・・・」
華「私、お料理は出来ませんけどせめてお花でお気持ちを鎮めて頂かれば・・・」
みほ「ありがとう華さん!」
華「みほさんは清楚な白い花がお似合いですね。あらピンクもなかなか・・」
沙織「おかゆ出来たよ~」
みほの周りにたくさんの花が添えられ―――まるで葬儀の時の様になっていた。
沙織「華それ駄目―っ!」
華「あらいけない、夢中になりすぎて・・・」
沙織「寒くない?気分悪かったりしたら言ってね」
みほ「うん大丈夫」
沙織「そうそう皆から色々預かってきたんだ。これ、今日のプリント。会長がくれたネギ・・・はベタだから流しとく」
みほ「ベタ?」
沙織「おりょうさん達にもらったなんとか薬とか、これもなんか怖いから放置ね。こっちはよくわかんないけど1年生からの寄せ書き。そんでバレー部から・・・気合いだ!」
みほ「!?」
沙織「以上」
みほ「皆は相変わらず元気そうで安心したよ・・・」
沙織「河嶋先輩も風邪引いてて、いつにも増してアレだったけど」
優花里と麻子がみほの食べるお粥を、よだれを垂らしながら見ていた。
沙織が優花里と麻子と華の分のお粥も持ってきた。
優花里「美味しかったです~~」
沙織「おそまつさま、片づけてくるね」
華「お手伝いしますね」
みほ「ごめんね、何から何まで」
みほ「汗かいちゃったかな」
優花里「それはいけません!冷えてしまう前にお体お拭きします!」
みほ「ええっ、そんな悪いよ!」
優花里「いえいえお役に立たせて下さい!」
麻子「用意してくる」
優花里「かゆい所などありましたら、言って下さいね!」
みほ「う、うん・・・・」
優花里「ハッ」
(手ぬぐいがほつれている・・・!こんな粗末な布で西住殿のお肌は拭けません!!しかし新しい布を探しに行ってる間に西住殿の身体は冷えてしまう!どうする!どうする!愛機山優花里!)
麻子「?」
麻子が新しい手ぬぐいを用意してるのに気づかず、優花里は苦悩する。
優花里(えぇい!!)
みほ「優花里さん?」
優花里(私の思いをこめた手のひらで・・・)
息を荒げて近寄ってくる優花里に、みほは思わずボコのぬいぐるみを投げつけた。
沙織「じゃ、私達帰るね!」
みほ「うん!今日はすごく助かったよ!それに・・・嬉しかった、ありがとう」
沙織「私達いつでもみぽりんの力になるからね!大事な友達同士の約束だよっ!」
みほ「うん・・・!」
翌日。
沙織「みほりんもう良いの?」
みほ「うん!おかげさまでもうばっちり!」
(・・・あれ?誰か足りないような)
杏「じゃあ練習始めるよ~」
桃は1人、風邪で寝込んでいた。
桃「・・・柚子ちゃん苦しいよ~・・・え?今忙しい?・・・わかった、ゴメン・・・」
(続く)