光の柱が出現する
遊星「ゾーン！これが俺達の、5D'sの絆の結晶！俺達の進化の証だ！」
クロウ「やりやがったな、遊星。５体のシンクロモンスターとの究極シンクロ…！」
ジャック「あれが遊星の進化の証。」
龍可「私達の…」
龍亜「そして、俺達の力の結晶。」
アキ「"シューティング・クェーサー・ドラゴン"。」
ゾーン「リミットオーバーアクセルシンクロだと？ 馬鹿な！ そんな事が歴史になかった事実！」
遊星(父さん！俺は守り抜いて見せる。俺の掛け替えのない人達を…。俺の生まれたこの街を！)
父を思い出す遊星。
遊星「行くぞ、ゾーン！！」
遊星｢行くぞ、ゾーン！！ 俺達の新たな力を受けて見ろ！｣
ゾーン「だが、"時械神"は破壊されず、受けるダメージは0！ 君がいくら新たなモンスターを召喚しようと、"時械神"を破壊する事はできない！！」
遊星「いいや、"シューティング・クェーサー・ドラゴン"は、破壊無効効果を無効にできる！」
ゾーン「何！？」
遊星「さらに、"シューティング・クェーサー・ドラゴン"が攻撃する時、相手のモンスター効果を受けず、シンクロ素材としたモンスターの数だけ攻撃できる！」
ジャック「これで"時械神"を破壊できるぞ！」
アキ「"シューティング・クェーサー・ドラゴン"のシンクロ素材は５体、５回の攻撃ができる！」
クロウ「俺達の絆がお前に力を貸すぜ！」
一瞥する遊星
遊星「行くぞ、皆！！」
５つの球体が出現する。
ジャック「行け、"シューティング・クェーサー・ドラゴン"!!」
龍可「"時械神"に攻撃！」
アキ「天地創造撃！」
クロウ「"ザ・クリエイション・バースト"！!」
ゾーン「何！？」
４体の時械神が戦闘によって破壊される。
ゾーン「ぐぅううううう！！」
龍亜「残るは"サンダイオン"だけだ！"シューティング・クェーサー・ドラゴン"と"サンダイオン"の攻撃力は互角！」
遊星「行くぞ、龍亜！」
龍亜「うん！行け、"シューティング・クェーサー・ドラゴン"!! "時械神サンダイオン"を攻撃！」
同じ攻撃力の『シューティング・クェーサー』と『サンダイオン』が戦闘によって破壊される。
ゾーン「ぐあああああああっ！！ "時械神"が全滅…だが、これで相打ち… 君のフィールドのモンスターも消えた…！！」
遊星のフィールドにシューティング・スター・ドラゴンが特殊召喚されていた。
ゾーン「何！？ 何故"シューティング・スター・ドラゴン"が！？」
遊星「"シューティング・クェーサー・ドラゴン"は破壊された時、"シューティング・スター・ドラゴン"を効果を無効にして特殊召喚できる！」
ゾーン「……」
遊星「"シューティング・スター・ドラゴン"で、ゾーンにダイレクトアタック！！ "スターダスト・ミラージュ"!!」
『シューティング・スター』がゾーンを直接攻撃。
ゾーン「うわああああああっ！！」
ビルに激突するゾーン。
イェーガー達が瓦礫から逃げる。
MC「魂の反撃! 怒涛の六連発!! 見たか、ゾーン!!これが遊星、いや、チーム5D'sの底力だ!! ゾーンの残りライフは700! 勝て！勝ってくれ、遊星!! ネオ童見野シティの我々の未来は、君の肩に掛かっている!」
龍可「やった！」
ジャック「ゾーンにあれだけのダメージを与えるとは！」
クロウ「さすがだぜ、遊星!!」
アキ「ゾーンを倒すまでもう一息よ。」
龍亜「行け! 遊星!」
遊星「俺は"スピードワールド２"の効果を発動!"スピードカウンター"を７つ取り除く事で、デッキからカードを１枚ドローする！ …。そして、カードをセットして、ターンエンド。」
ゾーン「私は人類最後の人間……！ 私は未来を救おうと長き歳月を苦しみ抜いて来た…… 私には歴史を変える権利があるのだ……！」
遊星「いいや、ゾーン! そんな権利は誰にもない!!」
ゾーン「遊星…… 君も私の存在を否定すると言うのか……！？」
遊星「確かに未来はお前の言う通りなら、俺達に待っているのは絶望かもしれない。しかしゾーン…… たとえ世界を救う為でも、人々の未来を奪う権利は誰にもない！」
ゾーン「…。」
遊星「未来を変える可能性は、生きる人々、一人一人の手に平等にある！何故お前はそれを信じようとしない！？」
ゾーン「私にそんな時間は残されていない！！」
後退する遊星。
カーリー「ひいいいいっ！！」
体勢を立て直すゾーン
ゾーン「遊星!!」
遊星「……」
ゾーン「君の言う可能性など、私の前ではないに等しい事を教えてやろう！私のターン!!」
3つの輪と光の柱が出現。
MC「うおおお…… 何だ！この突然の嵐は！ 一体、何が起きようしているのだ！？」
遊星「何!？」
ゾーン「見るがいい、遊星!これが私の力だ!!私の嘆きだ!!」
巨大な木が出現。
遊星「何だ、この木は！？」
ゾーン「永続罠"アイン・ソフ・オウル"には、１０種類の"時械神"を召喚、特殊召喚している時、発動できる効果がある！中央に光輝く"時械神"の先に…選ばれた聖者にのみ扱う事が許される！隠されたダアトがある！
無は無限となり！無限の光から生まれる究極の"時械神"！」
遊星「究極の"時械神"だと？」
ジャック「馬鹿な！」
ゾーン「"アイン・ソフ・オウル"の効果発動！"究極時械神セフィロン"を特殊召喚！」
ゾーンが『究極時械神セフィロン』を特殊召喚。
遊星「これが…… "究極時械神"……」
ゾーン「思い知るがいい！ 自分の無力さを!!"セフィロン"の効果を発動！ "究極時械神セフィロン"は"時械神"を攻撃力4000にして、可能な限り自分のフィールドに特殊召喚できる！！」
遊星「何！？」
ゾーン「現れよ!"時械神メタイオン"!"ザフィオン"!"ガブリオン"!"サンダイオン"!」
墓地から4体の時械神が特殊召喚される。
龍亜「"時械神"が４体も復活した！」
ジャック「これまでの遊星の努力は全て無に帰すると言うのか？」
ゾーン「これだけではない！"究極時械神セフィロン"の攻撃力はフィールドにいる"時械神"の合計となる！」
遊星「何！？」
遊星「攻撃力…20000？」
ジャック「４体の"時械神"でさえ、攻撃力は4000…… "シューティング・スター・ドラゴン"より、遥かに上…」
シェリー「これじゃあ、さっきより状況は圧倒的に悪い…！」
遊星「……」
ゾーン「長かった私達の戦いも、ついに終わりを迎えたようですね……これで未来は救われる…… ネオ童見野シティの消滅と共に！」
遊星「……」
ゾーン「行け、"セフィロン"! "シューティング・スター・ドラゴン"を攻撃! "アカシック・ストーム"!!」
セフィロンとの戦闘によって破壊されるシューティング・スター・ドラゴン。
遊星「うわああああああっ！！」
一同「遊星!!」
ゾーン「さらばだ、遊星！！消えるがいい。」
不敵な笑みを見せる遊星。
ゾーン「？」
遊星「俺はまだ自分の未来を諦めた訳じゃない！罠カード、オープン！！"集いし願い"！"集いし願い"は"シューティング・スター・ドラゴン"がバトルで破壊された時、バトルダメージを無効にして、墓地に眠る素材となる、モンスターを除外する事で、"スターダスト・ドラゴン"をシンクロ召喚する！
レベル７の"パワー・ツール・ドラゴン"にレベル１の"ターボ・シンクロン"をチューニング！集いし願いが、新たに輝く星となる！光差す道となれ！シンクロ召喚！！飛翔せよ！"スターダスト・ドラゴン"！！」
スターダスト・ドラゴンがシンクロ召喚される。
ゾーン「今更攻撃力2500の"スターダスト・ドラゴン"を召喚してどうなる？私の場には攻撃力4000の"時戒神"4体と攻撃力20000の"究極時械神セフィロン"がいる！」
遊星「いいや、この"スターダスト・ドラゴン"は俺達チーム5D'sの、この街の人々の、願いの結晶だ！！
"集いし願い"のもう一つの効果を発動！"スターダスト・ドラゴン"の攻撃力を墓地にあるドラゴン族シンクロモンスター全ての攻撃力の合計分アップさせる！！俺の墓地にいるのは７体のシンクロモンスター！！」
| スターダスト・ドラゴン：攻撃力2500→23000 |
龍亜「で、でかい！！」
ジャック「何という大きさだ…。」
ゾーン「こ、攻撃力23000だと？」
遊星「さらに"集いし願い"は墓地のシンクロモンスターをデッキに戻す事で、このターン、"スターダスト・ドラゴン"と指定したモンスター同士を強制的にバトルさせる！俺が指定するのは、"究極時械神セフィロン"！！」
ゾーン「だが、"セフィロン"はフィールドの"時戒神"を除外する事で、このカードの破壊とバトルダメージを無効にする！」
盾が張られる。
遊星「勝負だ、ゾーン！！」
龍可「お願い、"エンシェント・フェアリー・ドラゴン"！」
究極時械神セフィロン：攻撃力20000→16000
スターダスト・ドラゴン：攻撃力23000→20900 |
龍亜「行くぞ、"ライフ・ストリーム・ドラゴン"！」
究極時械神セフィロン:攻撃力16000→12000
スターダスト・ドラゴン:攻撃力20900→18000 |
アキ「力を貸して、"ブラックローズ・ドラゴン"！」
究極時械神セフィロン：攻撃力12000→8000
スターダスト・ドラゴン：攻撃力18000→15600 |
クロウ「頼むぜ、"ブラックフェザー・ドラゴン"！」
究極時械神セフィロン:攻撃力8000→4000
スターダスト・ドラゴン:攻撃力15600→128000 |
ジャック「食らえ！！我が魂、"レッドデーモンズ・ドラゴン"！！」
| スターダスト・ドラゴン:攻撃力12800→9800 |
ジャック「よし！！これで"セフィロン"を守る盾は全て消滅した！！」
クロウ「行け！！」
3人「遊星！！」
遊星「これが俺の最後の攻撃だ！！」
仲間達と死闘を繰り広げたライバル達が写る。
遊星「俺達の未来を受け取れ、ゾーン！！俺達の想いが、未来へと続く光差す道となる！！」
巨大な光の柱が出現する。
遊星「"スターダスト・ドラゴン"！！"究極時戒神セフィロン"に攻撃！！"シューティング・ソニィィック"!!」
スターダスト・ドラゴンとの戦闘で破壊されるセフィロン。
ゾーン「馬鹿な…… この私が、負ける……だと!?」
ゾーンが爆発。
MC「ついに決着！！ 奇跡のデュエル、奇跡の大逆転勝利で、ネオ童見野シティを未来に導いたのは、我らがヒーロー、不動遊星！！」
人々「やったあ！！」「凄いぞ！！」「俺達は助かったんだ！！」
子供達「遊星!!」
市民「ネオ童見野シティは救われたんだ!」
カーリー「万歳!」
龍亜「遊星が勝った！！」
クロウ「やったぜ、遊星！！」
ジャック「よーし！！」
(アンチノミー『この世界を救い、そしてゾーンを救ってやって欲しい！』)
遊星「…。」
太陽ギアが停止する。
崩落が始まる。
クロウ「まずい！アーククレイドルがぶっ壊れるぜ！」
シェリー「逃げるのよ、皆！！」
D・ホイールに向かって走るジャック達。
すると床が崩れ、ジャック達は落下。
赤き龍が出現する。
ゾーンに接近する遊星。
遊星「ゾーン！大丈夫か、ゾーン！？」
ゾーン「遊星……」
遊星「しっかりしろ！」
ゾーン「無駄です。私の生命維持装置が…… 今、止まろうとしている…」
遊星「ゾーン……」
ゾーン「いいのです…私の命はもう限界でした…本当は私も、君達が変える未来を見届けたかった…… ただ…私にはその時間がなかった…うっ!」
遊星「もう喋るな！」
ゾーン「遊星…… 私はずっと…孤独だった…けれど…死んで逝った仲間との絆を思い出し…自らを奮い立たせて来た…しかし…疲れました…遊星…… 私のやって来た事は、間違いだったのでしょうか…？」
遊星「お前は自分の未来を切り拓こうとして来ただけだ。お前の与えてくれた警告は今に生きる人々の胸に深く刻まれた。俺達がそれを忘れない限り、きっと未来は変えられる！」
ゾーン「遊星…私は人生の最後に、あなたの未来を切り拓くあなたを見た…あなたならきっとやれる…… あなたなら、人々を導く事ができる……！」
遊星「だが、俺にはまだやる事が残っている。」
ゾーン「死ぬつもり…なのですね…」
遊星「アーククレイドルを浮上させるには、マイナス回転をしているモーメントに、プラス回転をしているモーメントをぶつける必要がある。それが俺の最後の役目だ。」
ゾーン「…。」
アーククレイドルの中枢に向かう遊星。
事なきを得るジャック達。
龍亜「ここは…？」
ジャック「地上に戻って来たのか？」
龍可「あ！あれ！！」
赤き龍が飛び去る。
龍亜「赤き龍！」
クロウ「俺達を、助けてくれたのか？」
シェリー「見て！！アーククレイドルが止まっている。」
アキ「遊星！ 遊星が！！」
クロウ「まだあの中に？」
龍亜・龍可「ええっ？」
シェリー「まさか、遊星が死ぬ未来はまだ変わっていないの？」
アキ「そんな！」
ジャック「俺達はゾーンを倒し、未来を変えた筈だ！」
龍亜「大変だ！」
龍亜・龍可「遊星！！」
アーククレイドルの中枢に進む遊星。
ゾーンが現れる。
遊星「ゾーン！！」
ゾーン「私の体には、あなたと同じモーメントが取り付けてあります！それをマイナスのモーメントにぶつけます！」
遊星「何！？」
ゾーン「あなたには新たな未来が託された。あなたは生きなければならない！」
遊星のD・ホイールを掴み、投げ飛ばすゾーン。
遊星「ゾーン！！」
アーククレイドルの中枢前に辿り着くゾーン。
遊星「ゾーーーン！！」
中枢に特攻するゾーン。
ゾーン「アポリア、アンチノミー、パラドックス、直ぐに私も逝きます…… ……これで…… やっと……」
消滅するゾーン。
アーククレイドルが浮上。
MC「アーククレイドルが、離れていく…。」
遊星「ゾーン… これは？」
障害物が襲う。
遊星「うおおおおおっ！！」
龍亜「アーククレイドルが……」
龍可「消えていくわ！」
クロウ「待て！ 待ってくれ！！ あの中には遊星が…！」
ジャック「遊星が巻き添えなどあり得ん！ あってたまるか！」
アーククレイドルが消滅する。
龍亜「遊星！！ 遊星、遊星！！」
ジャック「遊星……」
クロウ「遊星……」
アキ「そんな…… 遊星……」
すると向こうから何かが向かって来る。
アキ「あ、何？ ……！ あれは…！」
人影の正体は遊星だった。
アキ「遊星！！」
龍可・龍亜「遊星！！」
ジャック「無事だったのか！？」
クロウ「心配させやがって！」
アキ・龍可・龍亜「遊星！！」
アキ「お帰りなさい！！」
遊星「皆…ただ今！！」
最終更新：2024年11月19日 14:22
