#center(){|&big(){&bold(){第8夜}}|} ユイ「パパ!今夜でクエスト最終日ですよ!!」 キリト「そうなのか!?」 ユイ「はい!!」 キリト「よかった・・・リーファと添い寝してからというもの、猶予を失って毎晩ギリギリだったけど・・・」 ユイ「今夜まで持ちこたえられてよかったですね!・・・ところでパパ、なぜ床に座っているのですか?」 キリトはベットの横に座っていた。 キリト「今までベットの上に相手が落ちてくることが多かっただろ?シノンも落ちてきたし、リーファとの添い寝も倒れたのが原因。 そこにいたために一緒に倒れ込んで添い寝・・・なんてならないよう、今夜は万全を期す!!」 ユイ「なるほどです~!」 キリト「このクエストって俺と関わりのある女性プレイヤーしか来ないんだよな?」 ユイ「はい!」 キリト「あと来ていないのは・・・」 ?「きゃっ」 キリト「!!」 キリト「フィリアくらいしか・・・」 フィリア「何?ここ・・・」 キリト「!!」 そのフィリアがベットの上にに来ており、 彼女のスカートの中を見てしまったキリトが目をつぶる。 キリト「・・・・・っ」 ユイ「パパ・・・見た後では襲いですよ」 フィリア「あれ?ユイちゃん?ねぇ、このクエスト添い寝でクリアらしいけど、千夜一夜物語といえばシンドバッドでしょ? 部屋に宝箱とかないの?シンドバッドみたいに次々とお宝をゲットできちゃうとか!」 キリト「ちょっ!!」 次の瞬間、キリト達は海岸に飛ばされた。 フィリア「え?」 キリト「海!?いったいどんなイベントが・・・」 「きゃーっ!!」 「いった!!」 「はうぅ」 「んぐっ!!」 [[第一夜>ソードアート・オンライン キリトの千夜一夜物語の第一話]]で添い寝したアスナに、リズベット、シリカ、ストレア、 リーファとその胸に埋もれているシノン。 これまでに来た7人の女性プレイヤーたちも飛ばされてきた。 キリト「アスナ!?それにリーファたちも・・・」 ユイ「「シンドバット」というワードでイベントが発生してしまいました・・・!」 キリト「!?」 ユイ「シンドバッドは命をかけて、七つの海を冒険する物語・・・これからフィリアさんと7人の女性が順番に戦い、勝った人にはレアアイテムが贈られるとともに部屋に戻れます」 フィリア「え!?戦うってまさか、命をかけて!?」 ユイ「いえデュエルではなく装備の一部を奪った方の勝ちとなります。例えばママの場合は・・・髪のゴムや、これでも大丈夫ですね」 アスナ「きゃっ」 ユイがアスナのパンツを脱がせた。 リズベット・シリカ「「・・・・・・」」 フィリア「つまりこのイベントは全員に勝てばお宝ゲット。部屋に戻って王女様と添い寝すればさらなるお宝ちゃんが!?」 キリト(添い寝してももらえないぞ!!) アスナたち((添い寝・・・!?絶対させない!!)) フィリア「1対1なら疲れていないうちに、難易度の高いところから!!」 フィリアがアスナに向かい、アスナはキリトの元に飛び退いた。 アスナ「まったく。キミのせいで全裸にはなるし、今度は戦わないといけないしどうしてくれるの?」 キリト「うっ・・・」 キリトがアスナの前に出た。 キリト「勝負に介入はできないだろうけど、アスナを守る壁くらいはやらせてもらうよ」 アスナ「キリトくん・・・!」 フィリア「会話は聞こえないけど、なんなのこの空気?」 リーファ・リズベット(み、見せつけられてる・・・) フィリア(やっぱり正面からは難しそう。どうすれば・・・) ユイ「ママとパパ仲良しですっ!!」 フィリア「はっ、アスナ!!」 アスナ「?」 フィリアが横にいたユイのワンピースをめくった。 アスナ「きゃああああああ」 ユイ「?」 アスナ「ユイちゃんに何を―――――!!?」 フィリア「隙アリ♪」 アスナがユイのワンピースを戻した所を、フィリアに髪のゴムを取られた。 ユイ(ママ・・・私を守るために・・・) アスナの姿が消えた。 キリト(負けたら離脱するのか) フィリア「さてお次は・・・」 リーファ「ゴ、ゴム狙ってもムダですよ!」 (絶対お兄ちゃんと添い寝なんてさせない!!) フィリア「・・・・・」 リーファ(ゴムを持った手元を注視されてる!気をつけないと・・・・) フィリア「ねぇ、前から思ってたけど」 「おっぱい大きいよね!!」 フィリアがリーファの服をずらしていく。 リーファ「えええええええ!?」 キリト「!?」 フィリア「ここには女の子しかいないし、そんなに恥ずかしがらなくても」 リーファ「恥ずかしいよ―――――!!」 キリト(丸ごと脱がすのは予想外すぎる) リーファ(お兄ちゃんに二度も見られた・・・) 脱がされたリーファが離脱した。 フィリア「おっ!ちょうど近くに次の獲物が!!」 シリカ「!」 (絶対逃げ切って、キリトさんとの添い寝を阻止・・・) 「えっ」 シリカが逃げようとしたところで足をすべらせてしまい、 転んでしまった。 シリカ「はぅう・・・」 キリト「ちょっ!!シリカ、スカートがめくれて・・・」 シリカ「えっ、キャ―――――ッ!!!みみみ、見ないでくださ――――あっもう見られて・・・それより逃げ・・・いやまずはスカートを直――――」 フィリア「隙だらけだよ~!」 慌てるシリカから、フィリアがパンツを奪った。 キリト「次は誰が・・・ってリズ!?」 リズベットがキリトの背中に抱きついていた。 リズベット「元はと言うとアンタのせいなんだから守りなさいよね!!」 キリト「いやでも、なんでこんなに密着・・・」 リズベット「こーやってれば上着も脱がせられないし、背中におでこあてとけばリボンも守れるのよ!!」 キリト「ちょ・・・他にもあたって・・・」 フィリア「リボンも上着も奪えないか・・・それなら」 「ぱんつを脱がすしか!!」 キリト「!?」 リズベット「いやぁああああああ!!」 キリト「・・・・・」 リズベット「アンタねー!!そこまでしてお宝欲しい!?」 フィリア「欲しいかも?リボンゲット♪」 リズベットが振り向いた所でフィリアがリボンを取った。 フィリア「さてストレアから奪えそうなのは上着かな?」 ストレア「上着?うんいいよ♪」 キリト「え!?勝負はいいのか?」 ストレア「うん!ねぇそれより私ねー、このカーディガンの下って、パンツだけなんだー!!」 キリト「は!?」 ストレア「男の子ってこういうの好きでしょ?見ていいよ!!」 ストレアがカーディガンをめくるが、ユイがキリトの目をふさいだ。 ユイ「パパ・・・ラッキーではなく普通に見るのはだめですよ」 フィリア「不戦勝~♪」 シノン(フィリアが勝ったらキリトは添い寝を迫られるのね・・・べ、別にどうでもいいけど・・・) 「レアアイテムが魅力的だからがんばってくる」 キリト「え?あぁ」 フィリア「シノンはリボンが狙いやすそう」 シノン「フィリアは・・・」 (上着かスカートしかない・・・やりづらいわね・・・たとえ脱がせても、それをキリトが見るってことに?ムッ・・・) 「そんなにお宝興味ないし、不戦敗でいいよ」 キリト「え!?」 シノンがフィリアにリボンを渡した。 フィリア「いよいよ7人目ね!!あとは誰なの?」 ユイ「最後のひとりは・・・王女様です!」 キリト「俺!?」 フィリア「王女様がラスボスだったか~!!奪えるのはズボンくらいかな!!」 キリト「うわっ」 キリトはユイを肩に抱えて、駆けだした。 ユイ「だっこうれしいです!」 キリト「夜明けまで逃げ切らないと!!」 フィリア(さすがラスボス手強い・・・でも、お宝ちゃんのため・・・・・!!) 「絶対に奪ってみせる!!」 キリト「うわっ!追いついてきたぞ!!」 ユイ「パパ・・・」 キリト「ん?」 ユイ「今のパパは性別が曖昧という設定ですが、下着はどうなっているのでしょう?」 キリト「えっ」 (もしかして俺、女性用の下着つけてるの!?このまま脱がされたらやばい!!) キリトが振り返って、フィリアに向かっていった。 フィリア「!?」 キリト「フィリアごめん!!」 フィリア「え!?」 そこからキリトはフィリアを持ち上げ――― フィリア「わっ、キャーッ!!」 キリトがフィリアのパンツを取り、フィリアが海に落ちた。 アナウンス「王女の勝利です、イベント終了となります」 キリト「なんとかなった――――って、ユイ?どうした?」 ユイ「パパ・・・意図的に・・・パンツを・・・」 キリト「えっ!」 ユイ「今までラッキー冤罪と見せかけて実は有罪!?私はどうすれば!!?まずはお近くの児童相談所へ!!?」 キリト「いや意図的じゃなくて、致し方なくだな・・・!!」 フィリア「う~私のお宝ちゃんが~・・・」 次の瞬間、キリトとフィリア達は元の寝室に戻った。 フィリア「え?」 アナウンス「最終日の夜明けを迎えました。クエストクリアおめでとうございます」 フィリア「クリア!?どういうこと?ってキリト!?」 アナウンス「報酬のパジャマが全参加プレイヤーに贈られました」 キリト(フィリア、パジャマ着ててよかった) 「ん?そのパジャマ、イベントのレアアイテムだ!」 フィリア「は?レアアイテム?私のぱんつが!?」 キリト「違う!!」 「いろいろあったが、今日からゆっくり寝られ―――」 ユイ「久々にパパと添い寝したいです!」 アスナ「クリアおめでとうキリトくん!!」 アスナ達がキリトの元に来た。 ストレア「私も、私も!!」 リズベット「そうね。たまにはみんなで寝るのもいんじゃない?」 シリカ(今ならどさくさに紛れてキリトさんに抱きつくチャンス!?) シノン「モテモテね」 フィリア(キリトが王女だからみんな必死だったんだ。キリトのどこがいんだろ・・でもなんか面白くない・・・) ユイ「無事終わってよかったですね、パパ!!」 キリト「終わったのに、寝られないけどな・・・」 (おわり)