冥王計画ゼオライマー(アニメ版)の最終回


天のゼオライマーにより
大半の八卦衆を倒された幽羅帝は、
ついにゼオライマー奪還を断念し、
残る八卦ロボによる全面的な破壊を開始した。

だが、当然それを阻止せんと
現れると思われたゼオライマーは、なぜか、
その姿を見せようとはしなかった。




プロジェクトIV

─ 終 焉─



日本の都会。大地が震え、ビルの窓が砕け、人々が逃げ惑う。
地面が割れ、炎が噴き出す。
無数のミサイルが空を飛び交い、街が炎に包まれる。

八卦ロボ、雷のオムザック、山のバーストン、地のディノディロスの暴挙で、次々に町が破壊されてゆく。
パイロットは八卦衆の残る3人、塞臥、祗鎗、ロクフェル。


鉄甲龍要塞では、その塞臥たちの様子を、幽羅帝、開発者のルラーンが監視している。

ルラーン「全身に500発のミサイルを備えるバーストン。大地の奥底に波動を送り、マグマ層を活性化させるディノディロス。そしてオムザックには、ゼオライマーに対抗しうる原子核破壊砲を装備いたしました」
幽羅帝「日本に冥府を築くと言うのだな?」
ルラーン「たとえゼオライマーが現れたとしても、3体の同時攻撃には敵いますまい」
幽羅帝「手緩い! 我が望みは、この世のすべてを冥府と化すことである。選ばれたる鉄甲龍の民以外は、すべて滅びる! そのためには、世界に撒かれた国際電脳システムを自爆させるべきであろうが!」
ルラーン「お言葉ではありますが、この手だけは…… 国際電脳のネットワークは、今や核兵器はもとより、原子力発電の管理にまで用いられております。もし、ことごとくこれを自爆せしむれば、大地は1万年にわたり死の荒野と化しましょう」
幽羅帝「我が望むは、まさにその究極の破壊だ!!」
ルラーン「それが、心からのお言葉ですか?」
幽羅帝「う、うぅ……」


幽羅帝は自室で1人、苦悩する。

幽羅帝 (なぜだ? この世を滅ぼすことこそ、我が望みであった。だがそれを口にするとき、胸が痛む…… まるで滅びを望んでいるのは、本当の私ではないというように。なぜ? 耐爬、あなたならわかるだろうか……)


日本政府の大臣が、自衛隊のヘリコプターで空を行く。

大臣「沖め。肝心な時に出動できぬとは、何たることだ」
操縦士「大臣!」

眼下の洋上に、米軍の軍艦が見える。

大臣「また頭を下げなければならんのか」

突如、塞臥の乗るオムザックが出現する。

大臣「何だ?」
塞臥「後生に抱えた核もろとも、消滅するがいい」

オムザックの一撃でヘリコプターも、米軍の艦隊も消滅してゆく。

自衛隊は抵抗力を持たず、
戦略核を切り札とする米軍もまた、
八卦衆の敵ではなかった。

ラスト・ガーディアンの基地内。美久がマサトの出動を懇願する。
ゼオライマーの制作者・木原マサキのクローンであったマサトは、マサキの人格に変貌している。

美久「お願いです。ゼオライマーを出動させてください!」
マサト「出動させてどうする? 無駄な戦いだ」
美久「どうしてです!? あなたが天のゼオライマーを奪ったのは、いつかハウ・ドラゴンがこんな暴挙に出るとき、阻止するためだったのでしょう?」
マサト「ヘッ! 俺がそんな善人に見えるか? 俺がゼオライマーを奪ったのは、単に保険をかけたに過ぎん」
美久「保険……!?」
マサト「俺が冥王となるための、保険だ!」

マサトは美久に、無理やりキスする。


一方の塞臥たち。

祗鎗「富士に向かうだと!? 塞臥、何のつもりだ?」
塞臥「どうした? ゼオライマーが怖いのか? 堅物」
祗鎗「何だと!?」
塞臥「これだけ国を蹂躙されながら、ゼオライマーが出動しないからには、何かある。あるいはパワーアップ改造を受けているのかもしれぬ。そうなる前に我ら3機で倒すが得策とは思わぬか? こんな破壊はいつでもできる」
祗鎗「し、しかし幽羅帝は『ラスト・ガーディアンに近づくな』と命じられた」
ロクフェル「いや、塞臥の言葉にも一理ある。確かにゼオライマーを倒さぬことには、我らの勝ち目はない。富士へ向かおう、祗鎗!」
祗鎗「ロクフェル、お前!? いや、お前が行くと言うのであれば、俺は……」
塞臥「決まりだな」


マサトが美久の服を裂く。
美久は反射的にマサトを突き飛ばし、胸を覆って体を震わせる。

マサト「成長記憶シリコンとは、とても思えんな。その芝居にしても推論型AIにしては、よくやっている。だが所詮は人形だ」
美久「それを造ったのは、あなたでしょう!?」

美久の正体はアンドロイド、ゼオライマーに無敵の力をもたらす「次元連結システム」そのもの。

マサト「そうだ。俺はあの頃、ハウ・ドラゴンにいようと、そこから逃げようと、いつかは殺されることを予期していた。奴らは俺からゼオライマーを奪いたかったのだ。だから俺は自分の死後に目覚める、あるいくつもの布石を打った! 成長するガラクタ、お前もその一つだ」
美久「やめてください!」

涙ぐむ美久に、マサトの平手打ちが飛ぶ。

マサト「俺の死後、日本政府か、あるいはハウ・ドラゴンのいずれかが、激突の末に世界を手にすると俺は計算した。そして、そのどちらにも自分自身の血を遺した……!」

回想。

大臣「奴らのロボットが操縦者の卵と共に手に入るのは結構だが、木原はな」
沖「しかし、木原マサキは開発者でもあります」
大臣「ロボットは、この国の切り札となる。日ソが親密度を深める以上、我々にも保険がいる」
沖「保険?」
大臣「だが、木原が生きている限り、いつ奴がまた亡命しないとも限らん。幽閉するよりは、いっそ──」

マサト「日本政府、ハウ・ドラゴン。どちらが勝利しても、結局その組織を支配しているのは俺のクローン。わかったか? 出動しない理由が! 俺が冥王となるなら、八卦どもが荒野を作った後でいい。いや、もしも俺が八卦に敗れたとしても、それは同時にハウ・ドラゴンにいるもう1人の俺が、冥王となる瞬間なのだ! 自分自身が2人、世界を賭けて戦う! これ以上のゲームがあるか?」
美久「ハ、ハウ・ドラゴンに遺したクローンって……?」
マサト「人形が知る必要はない…… ク、クッ!」
美久「マサトくん……?」
マサト「触るなぁっ!! う…… く、くそぉっ!」


塞臥たちの独断行動の報せが、幽羅帝のもとに届く。

幽羅帝「どういうことだ、ルラーン!」
ルラーン「そ、それが、3人ともモニターを切っており、通信できません。ただ、どうも3体は富士で集合するつもりでは……」
幽羅帝「八卦の勝手な動きは、お前の責任。もし奴らがゼオライマーに敗北すれば、今度こそわが作戦を実行する。いいな、ルラーン!」


ラスト・ガーディアンの基地内。
沖と数人の男たちが、マサトに詰め寄っている。

沖「マサト、いや、木原マサキ。日本政府の代表として、改めて君に依頼する」

沖が拳銃を抜き、マサトに向ける。

沖「ゼオライマーで出動せよ」
マサト「フン。嫌だと言ったら?」
沖「不本意だが、洗脳も余儀ないだろう」
マサト「また俺を殺すのか? 沖」
沖「う……」

回想。
沖が、ゼオライマーのもとにいる木原マサキのもとを訪れる。
マサキの手にはカプセルが携えられている。

沖「木原マサキか?」
マサキ「あぁ。ゼオライマーに登録した受精卵だ。ただし、成長するまで15年はかかる」

沖が拳銃を抜き、マサキを射殺する。
ゼオライマーのコクピット内には、幼い美久の姿がある。

マサト「お前は美久を発見し、受精卵であった俺は仮の親に育てられた。自分が捜し求めるゼオライマーの中枢、次元連結システムが美久自身だと気付かずにな!」

マサトが懐でスイッチを入れるや、強烈な衝撃で沖たちが吹っ飛ばされ、壁面に叩きつけられる。

マサト「これも次元連結システムの、ちょっとした応用だ。フフフ……」

突如、基地内が大きく揺れ、警報が鳴り響く。

マサト「クッ…… ハウ・ドラゴン!?」


地上では、塞臥のオムザック、ロクフェルのディノディロスがすでに富士に到着している。
ディノディロスの攻撃により、次々に大地が砕かれてゆく。

塞臥「いいぞ、ロクフェル! そのまま裸にひん剥け!」

祗鎗のバーストンも、遅れて到着する。

塞臥「遅かったな、祗鎗」
祗鎗「塞臥! せめて、幽羅帝に報告してからにするべきではないのか?」
塞臥「まだそんなことを…… 天を倒したものを、帝もお叱りになるわけにはゆくまいが」
祗鎗「ロクフェル……」
塞臥「あと一息だ! いいぞ、ロクフェル!」
ロクフェル「は、はっ!」

地上に砲塔が出現する。

祗鎗「防衛機構か。だが、山の響きに耐えられるかな?」

バーストンがミサイルランチャーを構える。

塞臥「待て、祗鎗!」
祗鎗「今なら確実にゼオライマーを()れる。出撃させる前に叩けと言ったのは塞臥、己であろうが!? シュート!!」

バーストンが一気に全ミサイルを発射する。
爆撃が轟き、もうもうと煙が上がる。

ロクフェル「終った……」
祗鎗「塞臥、何を企んだか知らぬが、これで終わりということだな」
塞臥「……」

オムザックは何かを捜すように、空を飛び回る。

塞臥「どこだ……? どこだ!?」
祗鎗「何を捜しているのか!? もはやここは廃墟だ」
塞臥「うるさい!」
ロクフェル「塞臥……? あぁっ!」

大地が割れ、光の柱が立ち昇る。

祗鎗「ゼ、ゼオライマーか!?」

光の中から、マサトの乗ったゼオライマーが出現する。

マサト「生き残りがいくら集まったところで、このゼオライマーに傷一つつけられはせん」
ロクフェル「ほざけ、秋津マサト!」

ロクフェルのディノディロスが、攻撃を加えようとする。
塞臥のオムザックの一撃が、なんと、ディノディロスの片腕を斬り落とす。

ロクフェル「どうして!? どうして、塞臥!?」
塞臥「秋津マサト…… 取引したい」
マサト「何!?」
塞臥「このオムザックのプロトン・サンダーは、ゼオライマーに唯一対抗し得る」
マサト「だから……?」
塞臥「だから逆に、我ら2体が手を組めば、この世に敵はないということだ」
祗鎗「塞臥! それが貴様の策略か!?」
塞臥「それがどうした? ミサイルを撃ち尽くした山など、雷の餌食とわからぬか? ちょうどいい、俺が本気ということを見るがいい、秋津マサト!」

オムザックがバーストンを目がけ、原子核破壊砲プロトン・サンダーを構える。
しかしバーストンの両脚から、大量の核弾頭ミサイルが出現する。

塞臥「それは!?」
祗鎗「これが山のバーストンの切り札、1発でここが跡形もなくなる核弾頭付きだ。どうする、塞臥!? 俺はお前の野望と心中することを厭わぬ!」
塞臥「ふざけろ、祗鎗!! 食らえっ! プロトン・サンダ──ッ!!」
祗鎗「シュートォッ!!」

2体が同時に攻撃を放とうとするも、ディノディロスが間に割って入る。

ロクフェル「もうやめて、祗鎗!! 塞臥を撃つなら、私を!」
祗鎗「愛しているというのか、奴を!? 奴はお前のことを利用しているだけだ!」
ロクフェル「それでも構わない!」
祗鎗「ロクフェル…… 俺は……」
塞臥「ハハハハハ! 口上は終わりか、祗鎗!? 『愛しているぞ、ロクフェル』。何度でも言ってやる! 『愛しているぞ』! ハハハハハ!」
マサト「やめろおおぉぉ──っっ!!」
塞臥「!?」
マサト「やめろ、やめろぉぉ!! 愛だと? ふざけるな、八卦ども! 貴様らは、遺伝子操作で俺が作り上げた一組のクローンだ! 同じ受精卵に手を加えた、言わば貴様らは兄弟どころか、同一人物! 俺は貴様らの造物主にして、冥王なのだ!!」

塞臥と祗鎗はその言葉に衝撃を受けるが、ロクフェルは平然としている。

ロクフェル「それが、どうしたというのだ?」

ディノディロスが、ゼオライマー目がけて突進する。

ロクフェル「たとえ私たちを創ったのがお前だとしても、私は生きてきた。そして虚無の日々の中で、塞臥に出逢い、戦士と尊敬し、愛し──」

ゼオライマーの攻撃で、ディノディロスが次々に砕けてゆく。

ロクフェル「私の意志で…… お前に、この恋心まで否定させない!!」
マサト「それもすべて、プログラムに過ぎない!」

ゼオライマーの放つ次元連結砲で、ついにディノディロスが粉々に砕け散り、大爆発を遂げる。

祗鎗「ロ、ロクフェル……」
マサト「抵抗はやめろ! 同じ姿を晒すことになるぞ!!」
塞臥「マ……マサキィィ!!」
祗鎗「絶対に許さんぞ、ゼオライマー!!」
マサト「はぁ、はぁ…… 造物主に、逆らうとは……! うぅおおぉぉ──っっ!!」

最強武器・メイオウ攻撃が発動。強烈なエネルギー波が放たれる。
オムザックとバーストンが光に飲み込まれ、跡形もなく消滅する。

美久「マサトくん! マサトくん!」
マサト「僕は……!? 僕は……!?」


ルラーン「次元連結システム── 異次元に接続し、無尽蔵の力を得る究極のシステム。マサキ、ついに私はお前に及ばなかったか」


マサキと美久が、ラスト・ガーディアンの基地に帰還する。

美久「マサトくんなのね?」
マサト「僕は、マサトでもマサキでもない」
美久「マサトくん……?」
マサト「わかった…… わかってしまったんだよ。僕はどちらでもない。もう、どちらにもなれはしないんだ。僕は木原マサキのクローンだ。そして、ゼオライマーにはマサキの人格と記憶がインプットされていた。僕はそれを受けることで、木原マサキそのものになったはずだった。そう思っていたんだ。だけど消せなかったんだ、秋津マサトを。15年間平凡な少年として生きてきたもう一つの人格を、木原マサキの野望に引きずられて悲鳴をあげている愚かな少年が、ここに生きているんだ……」
美久「マサトくん……」
マサト「僕は…… 誰だ……?」


鉄甲龍要塞。
幽羅帝が、あるボタンに手をかけるが、そのまま押せずに躊躇っている。

声「押せますまい」

背後を振り向くと、ルラーンがいる。

ルラーン「あなたは優しい気性の方だ。この世を滅ぼすことなど望まない」
幽羅帝「何を、何をしている!? ルラーン!」
ルラーン「あなたを動かしているのは、木原の亡霊なのです!」


マサトが美久に、拳銃を差し出す。

マサト「美久、僕を殺せ」
美久「えぇっ!?」
マサト「ゼオライマーがある限り、僕はまたすぐに木原マサキになる! その前に、殺してくれ!」

美久が震える手で銃を取るものの、それを投げ捨て、涙ぐみながらマサトに泣きつく。

マサト「美久…… 優しいな、君は。君だけじゃない。八卦衆も皆、美しい心を持っていた…… どうして僕の創った君たちだけが優しく、そして、僕だけが薄汚いんだ!?」
美久「違うわ!! あなたの中に綺麗なものがあったから、それを生んだのよ。ゼオライマーから離れて暮しましょう。そうすればきっと、元のマサトくんになる!」

マサトは静かに、首を横に振る。


幽羅帝「なぜだ、ルラーン!? 貴様、私があの木原マサキの細胞から創られた、彼奴の野心の代行者と知って、なぜ今まで生かしておいたのか!?」
ルラーン「私は見たかった…… マサキの生まれ変わりが滅びる様を」
幽羅帝「しかし、お前は私に尽くしてくれた……」

ルラーンが拳銃を抜く。

ルラーン「あなたは、本当に美しい」

ルラーンが自らの頭を撃ち抜き、事切れる。

幽羅帝「今まで私を動かしていたのは、すべて木原マサキの意思か。奴が植えつけた、偽りの野望だったのか…… 耐爬、あなたは何のために……?」


マサトのもとに、幽羅帝からの通信が入る。

幽羅帝「秋津マサト、もはやすべてを知っているであろう!?」
マサト「あぁ……」
幽羅帝「私とお前、その勝者こそが真の冥王。私はこれから全世界を破滅させるスイッチを入れる。もし止められるなら、来るがいい」

通信を終え、マサトは背を向ける。

美久「マサトくん!?」
マサト「僕は逃げられない。もう1人の僕との決着をつけ、たった1人の男の怨念を消さなければならない」
美久「私も行きます!」
マサト「もう、僕だけで十分だ!! あとは、僕だけでいい……」


鉄甲龍要塞。
部下をすべて失った幽羅帝が1人、ゼオライマーを待ち受けている。


格納庫へ向かうマサトの前に、沖がいる。

沖「マサト……」
マサト「沖さん、無事で……」
沖「マサト。俺にできることはないか?」

マサトは笑顔で首を横に振り、ゼオライマーのもとへ向かう。


マサト「お前が僕の宿命ならば、共に消えればいい」

美久が、ゼオライマーの前で待ち構えている。

美久「鉄甲龍要塞の位置は、私の中にメモリーされています。それを辿れば飛べるはずです」
マサト「……」
美久「連れて行って……ください」

マサトは返事の代りに、美久を抱きしめる。


マサトの乗ったゼオライマーが、朝日を浴びつつ、地上に姿を現す。

マサト「行こう、美久!」
美久「はい!」

沖やラスト・ガーディアン一同が、敬礼でゼオライマーをそれを見送る。

ゼオライマーが空高く飛び上がり、光と化して姿を消す。


洋上の鉄甲龍要塞。
各所が火花を散らし、火を吹き、崩壊してゆく。

ブリッジにただ1人で立ち尽くす幽羅帝の前に、光と共にゼオライマーが現れる。
マサトが幽羅帝を見据え、ゼオライマーがメイオウ攻撃の構えに入る。

幽羅帝は抵抗するでもなく、死を望むように、静かに目を閉じる。

メイオウ攻撃が発動する。
巨大な光球が膨れ上がり、鉄甲龍要塞を、ゼオライマーを飲み込んでゆく。

幽羅帝が、美久が、マサキが、光の中へ消えてゆく──


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最終更新:2019年05月14日 17:50